マネックスメール　2006年9月14日（木）

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≪本日の目次≫
　1.相場概況
　2.きょうの「マネいち」
　3.はじめてみよう！商品先物取引（ＣＸ）
　4.サンプラザ中野の株式ロックンロール
　5.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます！
　6.投資信託基準価額
　7.マネックス証券CEO　松本大のつぶやき

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
米国株高や外国人が買い越し基調で大幅高

日経平均　　　　　　　　　　　　15,942.39 （△192.34）
日経２２５先物　　　　　　　　　15,900 （△150 ）
ＴＯＰＩＸ　　　　　　　　　　　 1,598.13 （△ 14.58）
単純平均　　　　　　　　　　　　 457.00 （△ 3.04）
東証二部指数　　　　　　　　　　 4,235.42 （▼ 2.45）
日経ジャスダック平均　　　　　　 2,224.53 （▼ 13.33）
東証マザーズ指数　　　　　　 　　1,205.83 （▼ 38.46）
東証一部
値上がり銘柄数　　　　　　　　　1,083銘柄
値下がり銘柄数　　　　　　　　　 517銘柄
変わらず　　　　　　　　　　　　 100銘柄
比較できず　　　　　　　　　　　 1銘柄
騰落レシオ　　　　　　　　　　 98.54％ 　△1.09％
売買高　　　　　　　　　　　 15億7776万株（概算）
売買代金　　　　　　　　2兆1297億9800万円（概算）
時価総額　　　　　　　　　　507兆2471億円（概算）
為替（１５時）　　　　　　　　　 117.54円／米ドル

◆市況概況◆

　米国市場が引き続き堅調となっていたことに加え、外国人売買動向（市場筋推計、外資系13社ベース）が買い越しと伝えられたこともあって買い先行となりました。本日は昨日までとは違いまとまった現物株の売りも見られず、しっかりとした動きが続きました。ご多分に漏れず先物への仕掛け的な動きはあったものの追随する動きも限定的となり、底堅さを確認すると買い戻しや押し目買いが入り大幅高となりました。日経平均が16,000円を意識する水準では上値も重くなり、目先筋の利食い売りに押される場面もありましたが、押し目も浅く堅調な動きが続きました。

　昼の市場外取引は金額はかなり大きかったものの売り買いの偏りはないと伝えられ、ここのところの後場になると軟調となる動きを読んでか、後場の寄り付きは売り優勢の始まりとなりました。それでも本日は昨日までとは違い、まとまった売りもほとんどなく底堅さが確認されると逆に目先筋の買戻しもあって一段高となるような感じでした。先物へのまとまった売りもなかったことから、引けを意識した時間帯からは買戻しが優勢となり、一段高となってほぼ高値での引けとなりました。

　小型銘柄は朝方から軟調なものが目立ちました。主力銘柄がしっかりとした展開となり目先的な動きも主力銘柄の値動きの良さについていくような展開となり、値動きの悪さ、戻りの鈍さを嫌気して見切る動きもあったようです。先物へのまとまった売り買いも散発的に見られたのですが、大きく相場を方向付けると言うよりは、底堅さを確認した買戻しが中心という感じでした。業種的には石油関連銘柄の反発とハイテク銘柄を中心とした主力銘柄の反発、続伸が目立っていました。

　市場のセンチメントも短期間でころころ変わっているような感じです。また、目先的な動きに右往左往する向きが多く、相場の方向感が今ひとつつかみにくい感じです。ただ、足元の業績面からは下値を売り叩き難く、逆に方向感もつかみ難いのかもしれません。日経平均も７月の高値をサポートと確認した格好で再び16,000円を抜けてくるかどうかが注目されるところです。

（投資情報室　清水洋介）

−＜今日の言葉＞−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・底堅い（そこがたい）
　値が下がり、上がらないまでも、それ以上は下がらない状態をいいます。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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◆個別銘柄◆　

　ハイテク銘柄を中心に堅調、石油関連銘柄も反発

キヤノン　（7751）　5,920円　△80 円　：100株単位
　前日付けのレポートで外資系証券が投資判断を「買い」に引き上げたことや、
今期の連結純利益が前期比16％増益となる見通しと報じられたこともあって、
買いが集まり堅調となりました。

エルピーダ　（6665）　5,410円　▼250 円　：100株単位
　米フィラデルフィア証券取引所の半導体株指数（ＳＯＸ）が下落したにも係
わらず、為替が円安基調なこともあって半導体関連銘柄は堅調となるものも見
られましたが、同社株は目新しい材料も見られない中で利益確定売りなどに押
され、軟調となりました。

ＪＡＬ　（9205）　239円　△6 円　
　再生への期待から外資系証券が投資判断を新規に３段階評価の最上位で開始
したことが囃されて買いが集まり、堅調となりました。

住友不　（8830）　3,320円　▼50 円　
　８月の首都圏マンション市場動向調査で新規販売戸数が減少したことが囃さ
れ、同社など不動産株はさえない動きとなり、小幅安となりました。

カゴメ　（2811）　1,778円　△25 円　：100株単位
　８月末に今期の業績予想を上方修正したこともあり、収益拡大への期待が膨
らんで買いが入り、堅調となりました。

東　芝　（6502）　801円　▼8 円　
　米半導体大手・マイクロンテクノロジーが大型設備投資を行うことが報じら
れ、ＮＡＮＤ型フラッシュメモリーの競争激化を懸念する向きもあって売りが
出て、さえない動きとなりました。

日経平均や外国為替などのテクニカル分析が「マーケットメール−夕刊−」に
詳しく解説されています。是非、日々の投資にご活用ください。
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1800/form/toshi_mail_form.htm

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詳細は
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※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

　本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測で
あり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告
なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として
作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではあ
りません。

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2.きょうの「マネいち」
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本日の各世銀債の参考利率

英ポンド3年　　：4.20% (−0.02%)
豪ドル3年　　　：5.38% (−0.02%)
南ア・ランド3年：7.94% (＋0.02%)

◆きょうのなるほど　【イギリス】
イギリスの通貨は、ポンドですが、正式名称はスターリング・ポンドと言います。
ポンドはご存知の通り、重さの単位でもあります。なぜ重さの単位と同じものを
使うようになったのでしょう？
これには諸説あるものの、イギリスが昔、銀本位制を採用していたころ1ポンドか
ら240枚のペニー銀貨が作られていたことの名残である、というのがいちばん有力
な説といわれています。現在では計算上の混乱を避けるため、1971年2月13日（デ
シマル・デー/10進法の日）に1ポンド＝100ペンスへと変更されています。なお、
スターリングには、「正真正銘の」「純銀の」と言った意味合いがあるそうです。
また、ポンドを表す記号である「£」は古代ローマにおける重さの単位、「Libra
Pounds（リブラ・ポンド）」のLを記号化したものだと言われています。

イギリスにについてもっと詳しく知りたい方は↓
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3220/saiken/info_uk.htm

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3.はじめてみよう！商品先物取引（ＣＸ）
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第11回　商品の特徴を知る　＜その参−白金＞

　商品の特徴を知る、第３回目は「白金（はっきん）」です。

　「白金」というと縁遠い言葉のように感じますが、「プラチナ」であれば、
馴染みのあるものになってくるのではないでしょうか。
　装飾品として使われているほか、自動車の排気ガスを浄化する装置、ペース
メーカーなど、工業品、医療器具などに幅広く使用されている商品です。
　日本は世界的にもプラチナの需要が多く、東京工業品取引所での取引も活発
に行われていますが、世界指標としてはニューヨーク・マーカンタイル取引所
（ＮＹＭＥＸ）の値動きが注目されています。

　ちなみに、マネックスＣＸでは、東京工業品取引所の白金先物市場で取引を
することができます。
　詳細については、こちらをご覧ください　＞＞
https://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1700/cx/rule_platinum.htm

　白金先物の価格動向を見る上で、ポイントがいくつかあります。

　○日本など需要国の景気動向
　　日本は装飾品需要も多いほか、自動車大国でもあります。自動車の生産・
　販売動向、個人消費の動向などは白金価格に影響を及ぼしてきます。
　　また、最近は中国の動向も見逃せなくなってきています。自動車、装飾品
　ともに、経済規模の拡大に伴って需要拡大が顕著となっており、近年の白金
　価格上昇の一因にもなっているのではないでしょうか。

　○供給国の動向
　　白金は南アフリカやロシアなどが供給国として有名です。絶えず一定数量
　が供給されることはなく、経済動向などを勘案した上で供給量も調整される
　ため、白金価格は変動してきます。

　○技術革新による需要の変化
　　環境への配慮が各方面に求められる中、自動車業界でも環境に優しい技術
　が次々に生まれてきます。排気ガス浄化装置に白金が使われ、旺盛な需要も
　発生していますが、白金を使わないで済む革新的な技術が生まれてくれば、
　需要の落ち込みも予測され、白金価格は変動してきます。

（マネックス証券　投資情報室）

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　商品先物取引（ＣＸ）の詳細・お申し込みなどはこちら
　　口座をお持ちでない方
　 https://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1700/cx/index.htm
　　口座をお持ちの方（リンク先よりログインしてください）
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4.サンプラザ中野の株式ロックンロール
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　ロンドンに行っている。サンプラザ中野だー！

　俺は今ロンドンにいる、はず。なのでこれは火曜日に書いている。パソコン
を持って行くつもりだが、通信事情が上手くないと株式ロックンロールを落と
してしまう。だから書いておくのだ。オマケにロンドンはテロの標的になりや
すい。だから書いておくのだ。さらにさらに、先月タロット占いをやったら海
外旅行が危険と出た。だから書いておくのだ。みなさん、今までありがとうご
ざいました。って、死なないよ俺は。125歳まで生きるのだからね。

　ロンドンにはミュージカルを観に行く。仕事である。2泊4日の強行スケジュ
ールだ。きつそうだが、久しぶりの海外なので楽しみである。観るのは「We
will rock you」「シナトラ」の2本。前者はロックバンド「クイーン」の曲が
全編で使用されている。後者はかの「フランク・シナトラ」の曲が使われてい
るとのこと。本人の出演もあるらしい。資料をもらったが観ていないらしい。
俺が。すいません。

　ハンカチ王子は大学に行くことにした。たぶん早稲田大学だ。俺の母校だ。
嬉しい。しかし、なんでだろう。なんでプロに行かなかったのだろう？とも思
う。プロ野球人気のこともあるし、本人のお金のことも考える。詳しくは知ら
ないが、関係者の発言を読むと「4年後に大リーグに行く」つもりなのかな。今
すぐに大リーグというと大変である。4年間それを目標に精進するなら、それは
とても楽しいと思う。プロに入ると、それよりも長い間大リーグの夢は封印さ
れてしまうから。そういうことでこの選択なのだな、きっと。とにかく早稲田
で、神宮で、大活躍して欲しい。肩を壊したりしない程度に頑張って欲しい。
優勝したら俺が作った歌を歌って欲しい。「わせだー　わせだー　 しあわせだ
ー！」ってやつ。

　話は戻るが、久々のロンドン。ロンドンといえばご飯がいまいち。ベジタリ
アンになったので、たぶんそれ用のレストランに行く。そこはどうだろう？そ
こは普通であって欲しいぞ。ちなみに飛行機の機内食もベジタリアンだ。これ
は事前に予約さえすれば、世界中の飛行機会社が対応可能なのだ。だって世界
には宗教的な食事規制もあるから。欧米ではベジタリアンもまあ普通だから。
今回はJALなのだが、どんなベジタリアン機内食か楽しみである。

　俺がいない間に暴落がないことだけを祈る。

サンプラザ中野：数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で
活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。

http://www.sunplazanakano.com/

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5.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます！
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　先物主導（2006年9月14日号）

　本日の日経平均株価は、しっかりとした値動きになっていきました。

　朝方は、米国株式の上昇に追随して買い先行のスタート。日経平均株価はすぐ
に15800円台を回復します。ただ、戻り売りを警戒してそれ以上の上値追いには慎
重でした。

　昨日で米国株式は4日続伸。しかし、この上昇を受けた過去3日の東京市場の値
動きは、寄り付き後に上値を伸ばせませんでした。その結果、寄り付きがその日
の高値圏にあり、終値がその日の安値圏にある状態、すなわちチャートで表すと
大きな陰線になりました。

　ですので、本日も市場参加者が朝方の上昇を見ても、手控え気分を強めていた
ことは無理もないところです。

　特に、9月も半ばに近づき、機関投資家が中間決算期末にむけたポジションの整
理売りを出してくるとの見方が上値を押さえました。また、過去20年では、9月の
月間パフォーマンスが12ヶ月で最も悪いというデータがあることも、需給面での
懸念を強めています。

　実際、昨日のTOPIXは、大幅な買いにより朝方は1600ポイント台を回復しながら
も、最終的には3日続落になりました。TOPIXは市場全体を対象とする指数です。
そのため、多くの銘柄を売り買いの対象とする機関投資家の動きはTOPIXに反映さ
れやすいために、この指数の続落は機関投資家の売り観測を裏付ける結果となり
ました。

　本日も朝方はこの売りをたしかめるべくもみあいになっていました。しかし、
下値まで売り急ぐ動きもなかったことから逆に買い戻し圧力が強まり、前場半ば
からは上値を追う動きになりました。

　たしかに、今週の株価の下落には、行き過ぎた国内景気への楽観的な見通しを
修正する部分もあるでしょう。週初に発表されたGDPの改訂値は市場の期待に届か
ず、また機械受注統計も予想よりも大きく落ち込んでいました。

　これを見て月曜日の相場は大きく下落。そうなると、昨日発表された首都圏マ
ンションの発売戸数が急減といった材料に対しても、相場は神経質な反応をする
ようになっていました。

　そのため、一時は118円台まで入った円相場に対する反応も限定的。日本の景気
がそこに反映されているとすれば、円安を企業の増益要因と単純に受け取るわけ
にはいきません。さらに、自民党総裁選挙とその後の政策運営を見極めたいとの
慎重な動きもあります。

　しかし、これとは裏腹に米国株式は堅調。しかも、一部の銘柄だけではなく全
面的にしっかりなのです。そうなると、日本国内にこういった問題があるからと
いって、いつまでも米国株式の動きを無視することはできないでしょう。

　その米国株式の底固さの背景には、景気の減速によるインフレ懸念の後退によ
り、利上げの再開が遠のいたとの観測があります。長期金利が低下傾向にあるこ
とが、その期待を反映していると見ているのです。

　また、原油相場の下落を受けた個人消費の回復への期待もあります。ガソリン
価格の高騰が、家計の可処分所得を奪っているとすれば、8月からのその価格の下
落は、消費の拡大につながるはず。とりわけ、住宅市場の減速感が強まり、これ
による景気の失速さえも懸念されていただけに、原油相場の下落はその助け舟と
して好感されています。実際、発表される小売企業などの業績が良いことから、
ますますこの思惑が強まっています。

　そうなると、今晩発表される米国の8月の小売売上高、そして明日発表の消費者
物価指数が大きく注目されてきます。

　とりわけ、昨日のNYダウは11543ドルと、年初来高値をつけた5月10日以来の高
値で引けています。そして、昨日の高値11567ドルは、ITバブル時代の最高値
11750ドルまで、あと183ドル（1.6％）の距離に迫っています。

　現状では、この上昇についても冷ややかな見方が多いのもたしか。ただ、それ
だけにかえって今晩からの統計発表後の米国株式には予断を許さないでしょう。
そのことへのリスクを感じる売り方から買戻しが入り、今日の相場を押し上げた
部分は大きいでしょうね。

　さて、今日の前場半ばからの急上昇に対しては、「先物主導の上昇」というコ
メントもありました。日中の取引で相場がどちらかの方向に動き始めると、この
フレーズがよく使われます。あたかも誰かが先物に大口の売り買いを入れること
で、相場が大きく動いているといった印象を受けます。しかし、現実には、多く
の場合そうではありません。それを解くひとつのカギは流動性です。

　先物市場では、証券ディーラー、機関投資家、そして外国人投資家が大量の売
り買いを行っています。さらに、ここにきて個人投資家の参加にも目覚しいもの
があります。その結果、プロフェッショナルの投資家から個人投資家まで、極め
て多くの人が先物市場で形成される1つの価格を追っかけています。

　そうなると、世の中で起こるあらゆる材料がその価格に織り込まれていきます。
そして、それを株価が瞬時に織り込む仕掛けが「流動性」です。
流動性がある・・・すなわち、市場に常に十分な売り注文と買い注文があれば、
何かの材料で売りたい・買いたいというニーズに直ちにこたえることができます。
その結果、その材料を織り込んだ株価が瞬時につくのです。

　これに対し、流動性のない、すなわち売り注文・買い注文が乏しい市場では、
ある材料があって売りたいと思ってもすぐには売れません。売りを呼びかけて、
それにこたえる買いが出てきて初めて約定。そこで、やっと株価が更新されるわ
けです。

　ということで、株価に影響しそうな何かの材料があった場合、流動性の最も高
い商品（銘柄）が最初にそれに反応します。そして、それに遅れてより流動性の
低い銘柄が反応してくることになります。ただ、それを外から見ると、（流動性
が極めて高い）先物が相場を動かしているように見えるのです。

　また、「先物市場に大口商いが・・・」というはなしも、結局は、大きな注文
を即座に消化できる市場が先物市場なので、多くの場合、そこに大口商いが持ち
込まれるに過ぎません。

　それ以外にも、日経225先物は日経平均株価という株式相場全体を示すために、
個別株式の取引ではあまり気にとめないようなマクロ経済的な材料に敏感な面も、
その変動要因がわかりにくい理由のひとつかもしれません。また、日経平均株価
の表示が1分ごとの更新なので、瞬時に価格の表示が動く先物が、先行して動いて
いるような印象を受けてしまう部分もあるでしょう。

　もちろん、先物市場内部での投機家同士のせめぎあいの部分もありますから、
ごく狭い範囲ではその影響がゼロとは言いません。ただ、これは相場自体のトレ
ンドに影響を与えるものではありません。

　ということで、相場の動きを「先物主導」とひと言で片付けてしまうのはもっ
たいないはなし。先物価格がどのように動いているのかを素直に見て、その背後
にあるマクロ経済要因や市場の心理を推測していく姿勢が、相場で生き残るため
には大事です。

（トレーダーズ・アンド・カンパニー 廣重勝彦）

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（注）本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予
　　　測であり、情報の正確性について保証するものではありません。投資等
　　　にあたっては、ご自身のご判断と責任においてされますようお願いいた
　　　します。

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6.投資信託基準価額
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詳しくは
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7.マネックス証券CEO　松本大のつぶやき
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９月１４日　　　　＜人の能力＞
人の能力は無限でしょうか、有限でしょうか。若い頃、私は無限だと思うこと
がありました。今ではそれは錯覚であると信じています。人間も最終的には物
理的な構造物です。人間の持つどんなものでも、無限である由がないと思って
います。「デザートは別腹」と云う人が居ますが、これも腹八分目程度にしか
食べていないからで、本当にギリギリまで食べたら、「別腹」など悠長なこと
は云ってられない筈です。胃は有限の領域だからです。脳も物理的な作用です
から、その活動も有限でしょう。

心も脳の中にあると考えると、やはり有限でしょうか。能力が有限であるとす
ると、或る「コト」−例えば仕事−にどれだけその能力を割り当てるかによっ
て、その人にとってのその仕事の達成可能性、達成品質の高さなどが決まるで
しょう。要は「フォーカス」がとても大切だと思うのです。仕事をしていくた
めに一番大切なことは「好奇心」であると常に思っているのですが、それはた
だ単に好奇心旺盛であることが大切であると云う意味ではなく、「仕事に対す
る」好奇心が大切であると云うことです。人の能力に限らず、世の中の殆どの
ものは有限です。有限なものをどう使うかを、ちゃんと考えていきたいと思い
ます。

追伸：本日、マネックス証券は重要な発表を３つ、行いました。詳しくはホー
ムページで御確認頂きたいのですが、簡単に御案内致します。

１．アジアフォーカスに関して、運用会社（第一勧業アセットマネジメント株
式会社）から基準価額の相違について連絡があり、運用会社による補填によっ
て公表基準価格が維持されるなどの件。本件につきましては、販売会社といた
しましても大変残念であり、皆様に御心配をお掛けしますことを深くお詫び申
し上げます。また、当社といたしましては、お客様と共に当ファンドを長期的
な視点から育んでいければと心から願う次第であり、運用会社に対し、今後、
二度と同様の問題が生じないよう管理体制の整備を強く求めて参りたいと存じ
ます。尚、今回の件は、基準価額の算出における誤りによるものであり、当フ
ァンドの運用に影響を与えるものではございませ
ん。

２．マネックスナイターの売買手数料を明日金曜日１５日から１０月末まで無
料とする件。マネックスナイターは、個人投資家の皆様の利益を考え抜いて作
られた全く新しい仕組みとして、２００１年１月２６日にサービス開始以来、
今まで５年８ヶ月、合併時など特別な時を除いて基本的に一日も休まず継続し
て安定的にサービスを提供して参りました。直近一年間の月間平均約定件数は
約３万３千件と御好評を頂いています。昨年７月にはチャンス銘柄の取り扱い
を始めるなど、サービスの改善に努めて参りました。これからも更にパワー
アップしていきたいと思います。

３．ニンテンドーＤＳ用ゲームソフト「株式売買トレーナー　カブトレ！」へ
の制作協力の件。当社が株式会社コナミデジタルエンタテインメントに制作協
力しましたＤＳソフト「カブトレ！」が１２月に発売されます。見本が手元に
あるのですが、手前味噌で恐縮ですがサイコーの出来です。今月２２日から
２４日までの東京ゲームショウ２００６にも出展されます。
コナミ様とは「ときメモファンド」以来のコラボレーションになります。
マネックス・ユニバーシティの活動も併せて、楽しく株式取引について基礎知
識やノウハウを習得して頂くことは、私たちの願いです。これからも新しく楽
しくて内容のある商品・サービスの開発に努めて参ります。

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　　　　　9月24日（日）　人気の3セミナーを新潟で初開催！
　　http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/index20060924.html
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　　◆具体的に投資家の心理をからめての説明で非常に分かりやすかった
　　　です。ありがとうございました。また、福岡での開催をお願いします。
　　　　　（7月29日　福岡「はじめてのテクニカル分析　チャートを
　　　　　　使ってみよう！」にご参加いただいた方の声）

　　◆とても分かり易く良かったです。分散投資の重要さを理解できました。
　　　資産の運用の仕方を見直したいと思います。ありがとうございました。
　　　　　（8月20日　金沢「内藤忍のマネー運用を学ぶ＠マネックス・ユニ
　　　　　　バーシティ」にご参加いただいた方の声）

　　◆目からウロコ！！銘柄探しのコツに幅が出来そうです。株の売買ルール
　　　を明確に出来そうです！！。
　　　　　（7月30日　名古屋「株のがっこう」にご参加いただいた方の声）

　ご参加いただいた方から続々と、嬉しい声を頂戴しておりますマネックスの
　人気3セミナーを9月24日に新潟で開催いたします。
　是非、ご参加ください。現在、お申込み受付中です！

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　　　　オモシロくて、タメになる！
　　　　　　投資のテレビ局　『マネテレ』　9月分を放送中
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　　投資のツボを動画でご紹介、見るマネックス『マネテレ』。
　　今月は「TOB」、「為替保証金取引（FX）に挑戦！」、更に新発売の
　　オルタナティブ投信「プレミアム・ハイブリッド2006」について等、
　　旬の話題で盛りだくさん！松本大らマネックスの面々に加え、佐藤
　　まり江さんも登場！

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の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索すること
も可能です。ぜひ一度お試しください。
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