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マネックスウィークエンドメール<第87号 2006年9月23日(土)発行> http://www.monex.co.jp/
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≪本日の目次≫
1.マネックス相場テクニカル分析
2.来週のトピック
3.《リレー連載》 マネックスな人々
4.だから投資は面白い!◆番外編◆
5.マネックス証券からのお知らせ
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.マネックス相場テクニカル分析
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☆☆ 来週の相場展望 ☆☆
− 米国市場 −
今週の米国市場は原油価格の下落を好感する動きから堅調となりました。景況感の悪化を示す指数も多かったのですが、原油価格が下落しているうちはインフレ懸念がなく、利下げ気分が強まり、景況感が悪い中で原油価格が上昇するととたんにスタグフレーションの懸念から売られる、という感じです。
来週も引き続き足元の景況感とインフレ懸念の綱引きとなって来そうです。週明けの中古住宅販売動向を皮切りに消費者信頼感指数、耐久財受注、新築住宅販売、4〜6月のGDP確定値など景況感を占う上で重要な経済指標が続々と発表になり、その景況感と原油価格動向などを見ながら一喜一憂する展開となってくるのでしょう。その間にFRB(連邦準備理事会)高官のコメントなどにも敏感に反応するような場面もあるのかもしれません。株式相場自体は高値圏にあり、買い方の回転は効いてはいるものの目先的な過熱感も否めず、どちらかと言うと悲観的なニュースに敏感に反応するような展開となって来るのかもしれません。
− 日本市場 −
今週の日本市場は米国市場が堅調となっている割りに軟調となりました。日経平均でも下値のサポートを確認するような展開になり、中間業績の上方修正が見られるなかでもたついた上値の重い展開となりました。
来週の日本市場は月末、中間期末ということでディーラー連中の動きも鈍くなって来そうで、ますます外国人動向などに振り回される展開となって来そうです。外国人動向や先物の仕掛け的な動きに右往左往する展開が続くものと思われます。週末は月末、中間期末ということに加え、経済指標の発表も多く、本格的に動き出すのは月が替わってということになり、来週は米国市場や先物の動きに振らされながら主体性のない展開となって来るのではないかと思います。中間決算の上方修正はまだまだ出てくるのでしょうが、その発表にどこまで反応してくるのかは注目され、上方修正にもかかわらず割安感の強いものを物色する動きも早めに出てくるのかもしれません。
☆☆☆ テクニカルコメント ☆☆☆
☆☆ 日経平均 ☆☆
節目と見られた水準を割り込み、来週は底値を探る展開となって来そうです。日々線は雲にサポートされるのではないかと思われ、RSIに底入れ感が出てくると反発となって来るのでしょう。
来週の予想レンジ 15,500円〜16,400円
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200609/20060922/Nikkei.htm
☆☆ TOPIX ☆☆
日経平均よりも弱含みで動いています。日々線が雲にサポートされず、雲を割り込んでしまっていますが、遅行線が基準線にサポートされて底堅い動きとなって来るのではないかと思います。遅行線が基準線を割り込んでも日々線が雲の下限にサポートされるものと思われ、底堅い動きにはなって来るのでしょう。
来週の予想レンジ 1,540〜1,600ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200609/20060922/Topix.htm
☆☆ JASDAQ ☆☆
今週も軟調な動きが続きましたが、ようやく底入れ感も出て来ました。RSIやストキャスティックスも底値圏にあって、ローソク足も「たくり足」となったことで底入れとなったと考えてもいいのではないかと思います。
来週の予想レンジ 2,180〜2,250ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200609/20060922/Jasdaq.htm
☆☆ 債券先物 ☆☆
もう少し、遅行線が日々線に絡むまでもみあいが続くと思ったのですが、思ったよりも早く上に抜けて来た感じです。ストキャスティックスは高値圏にあるものの、RSIには上値余地があり、来週は一気に8月の高値を抜ける可能性も高いものと思います。
来週の予想レンジ 133.40円〜135.50円
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200609/20060922/Jgb.htm
☆☆ 為替 ☆☆
遅行線が日々線の押し目に合わせるように調整となって来ました。基準線でのサポートをあっさりと割り込んで来週は雲がしっかりとサポートとなることを確認し、その間にRSIやストキャスティックスが落ち着いて、反発となってくるのでしょう。また、遅行線が日々線にサポートされて底堅い動きとなってくるのかもしれません。
来週の予想レンジ 115.80円〜118.00円
→ http://www2.monex.co.jp/market_mail/yukan/chart/page1/200609/20060922/Jpy.htm
☆☆ NYダウ ☆☆
今週も堅調となっています。5月の高値を意識したところではさすがに上値も重くなった感はありますが、基準線も上昇を続け、基調は強含みとなっています。RSIには上値余地もあるものの、ストキャスティックスは高値圏にあり、基準線や移動平均との乖離も大きく5月の高値を一気に抜けないとなるといったん調整となってくる可能性も高いのでしょう。
来週の予想レンジ 11,450ドル〜11,700ドル
→ http://www2.monex.co.jp/j/weekly/200609/Dji.htm
☆☆ SP500 ☆☆
5月の高値を抜ける場面もあったようですが、さすがに上値も重くなっているようです。一気に抜けてくればこの水準(5月の高値の水準)が今度はサポートとなって来るのでしょうが抜けないとなると調整気分も強まって来るのではないかと思います。RSIやストキャスティックスも高値圏にあり、いったんは押し目を作ることになって来るのかもしれません。
来週の予想レンジ 1,300〜1,330ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/j/weekly/200609/Spc.htm
☆☆ NASDAQ ☆☆
ダウやS&P500とはちょっと違った格好となっていますが今の水準は5月の急落場面で「真空地帯」となったところであり、移動平均との乖離も大きく、RSIやストキャスティックスでも過熱感があるのですが、一気にもう一段の上昇となってくる可能性もあるのではないかと思います。
来週の予想レンジ 2,200〜2,300ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/j/weekly/200609/Nas.htm
☆☆ CRB指数 ☆☆
なかなか下げ止まりません。それでも心理的な節目となる300と言うポイントでは下げ止まった感もあり、RSIやストキャスティックスも底値圏にあることから、そろそろ反発となって来る可能性も高いのではないかと思います。少なくとも自立反発として転換線までの戻りは見ておいてもいいのではないかと思います。
来週の予想レンジ 300.0〜312.0ポイント
→ http://www2.monex.co.jp/j/weekly/200609/Crb.htm
(2006・9・22 17:00記 投資情報室 清水洋介)
本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.来週のトピック
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消費者物価指数
来週の金曜日に全国消費者物価指数が発表になります。消費者物価指数というのは日常的に購入する商品とサービスの小売段階での値段の動きを表す指数で毎月12日を含む週の水〜金までのいずれか1日を選んで580の指数採用品目の値段を調査し、毎月総務省統計局から発表されているものです。物価の変動を把握するための指数です。前月比などがプラスになれば物価が上昇し、逆に、マイナスになれば物価は下落していると捉えられます。ちなみに、市場関係者は、物価の変動が激しい生鮮食品を除いた「生鮮食品を除く総合指数」という指数を最も注目しています。
物価は、経済において最も重要な要素の一つで、経済を安定させ成長させるためには物価の調整が必要となります。そこで、日本銀行が金融政策等でその調整機能を担い、そこで参考とされる重要な指標の一つが、この消費者物価指数なのです。
また、単純に、景気の動向を判断する上でも参考になります。消費者物価指数が良好な結果であれば、消費意欲が向上していると判断することができ、景気の牽引役が企業の設備投資から個人消費に広がってきたとも考えられ、さらなる企業業績の回復にも期待が持てるかもしれません。また、景気が過熱してくると短期金利の引き上げなども取りざたされ、ひいては債券市場などへの影響も出てきます。以上のことから、最も注目されるトピックの一つと言えるでしょう。是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
詳細については総務省統計局のホームページをご参照ください。
→ http://www.stat.go.jp/data/cpi/
(投資情報室)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.《リレー連載》 マネックスな人々
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前回の紹介が「親ばか貸株トレーダー」ということだったので、今回は「親ばか」について書いてみたいと思います。
親は子供に対してはバカであるべきだと思っています。
結婚して子供が産まれるまで、特に子供に対して何か考えたことは無かったのですが、お産の際、たまたま(運良く?)立会い出産になってしまい、たまたま(運良く?)産まれたばかりの娘を分娩室で最初に抱くことになり、その抱いた温もり、震えている身体、手の感触、何とも言えない空間力に、ただただ感無量になった自分がいました。
その時から、「この娘には自分たちが出来うるだけのことをしてあげたい」と思うようになり、親バカコースを歩むことになりました。
そう思ってから今まで、育児や子供の医学、食育、右脳からリトミックまで幅広く本を読んで自分の知識を高め、また花や空や海など自然を吸収してもらいたいと、いろいろな場所に連れて行きました。
いま我が娘は1歳半になったのですが、一番好きな場所は近所の「サティ」というお店の中にある子供の遊び場で、一番好きな人は「しまじろう」というベネッ
セのキャラクターで、一番好きな遊びは下り坂を走って下りることだそうです。
うーん??
描いていた青写真が崩れていきそうで怖いのですが、子供は元気が一番です。当初抱いた親バカ宣言は今も変わっていないのですが、子供の興味のあるものを子供と一緒に共有するということを真剣に考えるということも、親バカとしては大事なんだと思うようになりました。
「子は親の鏡」といいますが、「親も子の鏡」なのです。
坂道を重力に任せて、無心で下りたことはありますか?
案外、地球の中の自分の存在を発見できますよ。
次回は、お客様サービス部が担当します。
(財務部 松本 好史)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.だから投資は面白い!◆番外編◆
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−第7回 中間期は上方修正、通期では…!?−
米国では景気減速への懸念がくすぶっているなかで原油価格が下落基調となっており、インフレに対する懸念が薄らぎ、FRB(連邦準備理事会)で利上げが打ち止めになるなど株式市場、債券市場は堅調となっています。一方、日本市場は上値の重い、さえない展開が続いています。
そのような中で、今週もいくつかニュースが報じられましたが、東証1部の主力企業でも、中間期の見通しを上方修正すところも多くなって来ました。4〜6月期の決算が好調でも中間期の予想を上方修正してこなかったようなところもここへ来て上方修正してくるような動きも見られます。それでもまだ、通期業績ではあくまで慎重な見通しを示しているところが目立ちます。欧米への収益依存度が高い日本企業は、米国の景気減速への懸念は無視できるものではなく、どうしても通期の見通しは控えめにせざるを得ないと言うことなのでしょう。
読者の皆さまは、このような時期にどのような投資スタイルを取られているのでしょうか。短期的な売買で利益を稼いでいるのか、目先的な値動きの悪さに嫌気していったんポジションを整理してしまったのか、それとも目先的な値動きの悪さに目をつぶり、保有銘柄には手をつけずに静観しているのか…。これから投資を始めてみようかと思っている方々もいることでしょう。
どのようなスタイルをとったにしてもこうした上方修正の発表、その発表後の株価の動きはしっかりと見ておきたいものです。昨年の今頃は同じように中間業績の上方修正が発表され、今年とは違って大きく反応、堅調な相場となるものが多かったように記憶しています。
好業績が期待される銘柄が多いということは、個人投資家だけでなく、内外の機関投資家なども日本株に対する期待が強いのではないかとも思われるのですが、なかなか積極的な投資に結びついていないようです。今後もこうした様子見気分が続くのか、あるいは徐々に米国の景気動向や日本の景気動向を見ながら投資を増やしていくのか、ということが注目され、米国でのいわゆる「ソフトランディング」がはっきりとしてくれば、日本の企業も通期業績も上方修正してくる可能性も高く、さすがに通期業績を上方修正してくる銘柄が多くなれば内外の機関投資家も動き出して来るのではないかと思います。
中間決算を控え、配当や株主優待ばかりが気になるところですが、冷静に通期業績が上方修正となる可能性が高いのか、それとも米国景気の減速から下期は減速となってしまうのか、朝夕がめっきり涼しくなったところで秋の夜長に思いにふけって見るのもいいのかもしれません。
(マネックス証券 投資情報室)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-5.マネックス証券からのお知らせ
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