マネックスメール 2006年9月25日(月)

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マネックスメール 2006年9月25日(月)

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 マネックスメール<第1756号 2006年9月25日(月)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.きょうの「マネいち」
 3.はじめてみよう!先物・オプション取引
 4.「やさしいマネー講座」
 5.株式市場アウトルック
 6.投資信託基準価額
 7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

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1.相場概況
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米国株安、外国人投資家が売り越し基調と言う割には底堅い

日経平均            15,633.81 (▼ 0.86)
日経225先物         15,580 (△20 )
TOPIX            1,559.78 (▼ 3.82)
単純平均             449.83 (▼ 0.23)
東証二部指数           4,164.11 (▼24.81)
日経ジャスダック平均       2,174.70 (▼ 5.77)
東証マザーズ指数         1,145.95 (▼29.23)
東証一部
値上がり銘柄数          826銘柄
値下がり銘柄数          746銘柄
変わらず             125銘柄
比較できず            2銘柄
騰落レシオ           75.79%  ▼ 2.85%
売買高            15億5312万株(概算)
売買代金        2兆0736億1500万円(概算)
時価総額          495兆6391億円(概算)
為替(15時)          116.32円/米ドル

◆市況概況◆

 週末の米国市場が軟調となったことや日経平均が節目と見られる水準を割り
込んでしまったこと、寄り付き前に市場筋の推計として伝えられる外国人売買
動向(外資系13社ベース)が大幅売り越しとなったことなどから売り先行の
始まりとなりました。寄り付きの売りが一巡したあとは戻り歩調となる場面も
あったのですが中間配当狙いの買いも相場全体を押し上げるような動きにはな
らず、戻りも限定的となりました。

 昼の市場外取引は金額も小さく売り買いの偏りもなかったことから影響はほ
とんどないと見られられたのですが、後場の寄付きには主力銘柄にまとまった
売りが出て、間違いではないかとの思惑などから買い戻しを期待する動きで一
気に上昇となりました。現物株が売られた割には先物が売られなかったことで
間違いではないかと見られたようです。真偽の程はわかりませんが、その後買
戻しを期待する動きや先物を売り叩いた向きの買戻しなども入り、一気に堅調
な相場となりましたが、思惑が一巡すると再び目先筋の手仕舞い売りや見切売
りに押され軟調となるなどもたついた展開となりました。底堅い動きとなって、
日経平均だけは先週末の終値付近での動きとなりましたが、その他の指標は軒並
み軟調となり、全体としては積極的な買い気の乏しいもたついた動きでした。

 小型銘柄も朝方こそしっかりとした銘柄も散見されたのですが、主力銘柄が
買われる中でもたついた動きとなるものも多く、東証マザーズ指数は大幅安、
日経ジャスダック平均や二部株指数も軟調となりました。先物は前場は目先的
な小掬い商いが中心、後場に入ると現物に追随する動きからまとまって買い上
がる動きなどもありましたが、結局は方向感のない動きが多く、相場を大きく
動かすまでには至りませんでした。

 目先的な動きに振らされる展開は続いていますが心配したほど売り叩く動き
も少なかったようです。ただ、明日からは中間配当落ちとなり配当を取った後
の売りが出る可能性もあり、上値の重い展開は続くのではないかと思います。
外国人投資家も売り基調にあり、中間決算の上方修正の発表に敏感に反応する
ような動きにならないと上値追いもきついのかもしれません。

(投資情報室 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・上値(うわね)
 現在の株価より上の株価を指します。また、株価が上がる方向性を表し、
 「上値が重い」というような表現をすることもあります。株価に限らず、用
 いられます。
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◆個別銘柄◆ 

 中間配当狙いの陸運株やディフェンシブ銘柄の一角が高い

JFEHD (5411) 4,510円 △40 円 :100株単位
 JFEは約2000億ウォン(約246億円)を投じて韓国の東国製鋼の株式を追加
取得し、出資比率を4.09%から15%に引き上げる一方、東国製鋼も100億円を投
じてJFEホールディングスの株式を取得すると報じられたことにより、堅調
となりました。

日産自 (7201) 1,320円 △6 円 :100株単位
 日産が保有している日産ディ(7210)株全株のボルボへの売却を決定したと
報じられ、堅調となりました。

アコム (8572) 4,660円 ▼170 円 :10株単位
 地方銀行などと提携した個人ローンの延滞者に対し、消費者契約法が定めた
上限である年14.6%を上回る利率の遅延損害金を請求していると報じられ、大
幅安となりました。

カカクコム (2371) 352,000円 △50,000 円 :1株単位
 全般的に買い手がかり材料難の中で、外資系証券が新規に「買い」と判断し
たことを手掛かりにストップ高となりました。

ユニコ・コーポ (8569) 290円 ▼80 円 :500株単位
 同社は不正会計の発覚に伴って過去の決算を再調査した結果、2期連続で債
務超過だったと発表しました。上場を廃止する方針と伝えられ、ストップ安と
なりました。

コマツ (6301) 1,933円 ▼67 円 :100株単位
 米住宅市場の減速などをきっかけとした景気の先行き不透明感から機械株全
般に売りがかさみ、ご多分に漏れず同社株も大幅安となりました。

◆ランキング◆

詳細は
→ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、
「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測で
あり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告
なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として
作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではあ
りません。

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2.きょうの「マネいち」
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本日の各世銀債の参考利率

南ア・ランド3年:7.80% (+0.04%)

◆きょうのなるほど 【南アフリカ共和国】

 南アフリカの国歌は、ネルソン・マンデラ大統領のもと、1997年に制定された
もので、『神よ、アフリカに祝福を』という曲と、『南アフリカの叫び』という2
曲が1曲に編曲され、しかも5種類(コサ語・ズールー語・ソト語・アフリカーン
ス語・英語)の言語で次々とリレーされていくという、とても珍しいものです。
 マンデラ大統領が民族和解・協調のもとに、黒人解放運動の象徴だった『神よ、
アフリカに祝福を』と旧国歌であった『南アフリカの叫び』の両曲をひとつにす
ることで、国家が分裂することを防ぐためだったと考えられています。
 なお、アフリカ人は、自身がアフリカ人であるというアイデンティティがとて
も強いといわれ、『神よ、アフリカに祝福を』はタンザニア、ザンビアなどアフ
リカ各国で同じメロディ、同じ歌詞(訳詩)で国歌として歌われています。

南アフリカ共和国についてもっと詳しく知りたい方は↓
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3220/saiken/info_sa.htm

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3.はじめてみよう!先物・オプション取引
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 第10回 

 図→ http://www2.monex.co.jp/j/chart/pdf/0925.pdf

◇ コールオプション

(1)コールの買い

 日経平均を行使価格で買う権利を買うのですから、日経平均が満期までに
「行使価格 + オプションの買値」を超えれば利益になります。
 図のAのグラフは行使価格15,500円のコールオプションを300円で買い付けた
場合の満期日時点での損益を表したグラフです。日経平均が上昇すればするだ
け利益が増え、日経平均が下落しても「買う権利」を放棄すれば当初支払った
オプション料=プレミアムを失うことになりますが、それ以上の損失は発生し
ません。
 
(2)コールの売り

 (1)の反対になります。コールの「売り手」となり日経平均が上がれば上
がるだけ損失が無限大に膨らむことになります。
 先にオプションを「売って」いる時点でプレミアム=オプションの価格を
「買い手」から受け取り、日経平均が下落して「買い手」が権利を放棄すると
その受け取ったオプション料が利益となります。一方で日経平均が上昇した場
合は「買い手」が「買う権利」を行使することで、コールを売っている「売り
手」はその「買い手」の買いたい値段=行使価格で売ることになり、損失とな
ります。つまり、今は行使価格を大きく上回っていたとしても安い行使価格で
売ってあげなければなならず、そのために逆に売るための「日経平均」(架空
のもの=特別清算指数での日経平均)を買わなければならず、その差額が損失
になる、と言う事です。

 (投資情報室長 清水洋介)

 また、ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛で
 mailto:feedback@monex.co.jp
 までお送りいただければ清水から回答いたします。

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 先物・オプションの詳細・お申し込みなどはこちら
  口座をお持ちでない方
  https://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G1950/fop/index.htm
  口座をお持ちの方(リンク先よりログインしてください)
  https://www.monex.co.jp/Login/00000000/login/ipan_web/hyoji?pagem=1&url1=Etc&url2=/member/M1900/fop/index.htm
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4.「やさしいマネー講座」−第19回−
〜投資の勉強〜
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がサービスを開始しました!詳しくは→
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 皆さんは投資の勉強はどのようにされていますか?

 なにやら宣伝のようになってしまいますが、お許しください。

 私のおります「マネックス・ユニバーシティ」という会社は投資教育を専門に
行う会社です。具体的にいうと、お金に関する勉強会やセミナーなどを通して個
人投資家の皆さんの投資力をアップしてもらい、その結果皆さんが豊かになって
いただくことが目標です。

 今でこそ、日本にも「個人投資家」という言葉が一般の方になじまれるように
なりましたが、少し前までは株式投資を行うのは「投機家」でリスクを好む人々
だと思われていました。
 欧米の市場においてはしっかりと個人投資家が根付き、市場に厚みと流動性を
与える存在であったのと大きな違いでした。
 バブル崩壊後、株市場を活況化するには個人投資家を育てる必要がある!とい
う政策の下、さまざまな優遇制度など証券税制も改正され、ネット証券の参入に
より手数料引き下げも行われ、個人が株式投資をすることのハードルはずいぶん
と低くなりました。

 ですが、せっかくハードルが低くなっても、多くの日本人には意識の中に「リ
スクが高く、投機的」というイメージが浸透してしまっていて、かつそういうイ
メージ(「額に汗しないでお金を得ることは邪道・・・!」)から学校教育など
で株式投資を含む投資についての教育が行われてこなかったことから「投資の方
法を知らない!」人がたくさんいるのが、残念ながら日本の現状なのです。

 いきなり投資してみて、ビギナーズ・ラックというように「まぐれ当たり」す
ることはあるかもしれません。でも本当に「実力」をつけなければ「安定的」に
運用することは難しいものです。
 投資は勉強しなければ、真の「投資力」とはなりません。「投機家」ではなく
真の「投資家」が増えることで、市場そのものも活性化し、「投資家」となった
方は、夢や目標を実現する資金を得ることになり、その結果心も豊かになるわけ
ですね!

 さて、心も懐も豊かになるための投資ですが、勉強する方法として、書籍や雑
誌を読む、セミナーに出かける、などいろいろと方法があると思います。これも
気をつけないと「投機家」に誘導する書籍やセミナーがたくさんありますので、
「投資家」を目指されているのであればご注意ください。
 マネックス・ユニバーシティでは「投資家」のための書籍やセミナーのご案内
をしておりますので、ぜひHPを覗いてみてください。

 そしてもう1つの投資の勉強の柱としてご案内したいのが、このたびサービスを
開始したeラーニング<マネックス・キャンパス>です。大学(ユニバーシティ)
のキャンパスという名のごとく、投資を学びたい方が自由に活発に学習できる場
を提供したいという願いをこめたネーミングです。

 勉強会やセミナーに行きたいけれど、なかなか場所と時間の都合がつかない、
という方は多く、そうした声も多く寄せられていました。
 自分のお好きな時間に、自分の納得できるペースで学びたい、そんな方に満足
していただけるように開発をしてまいりました。初心者から「投資家」に育って
いただくためにはきちんと基礎から体系的に学んでいただくことが大切と私たち
は考えました。
 そこで必修のレベル1(これは大学の教養課程のようなものです)、専門課程
にあたる選択コースのレベル2というように、いやでも基本が学べる仕組みとし
ました。
 投資経験のある方には「こんな簡単なことは知っているから飛ばしたい」と思
われるところもあるかもしれません。でも意外と基本を知らずに経験だけ積んで
いることもあるものです。

 「投資を勉強したいけれど機会がなかった」という方、「投資経験はあるけれ
ど学んだことはない」という方、<マネックス・キャンパス>で体系的に学習し
てみてはいかがでしょうか?

★廣澤 知子
株式会社マネックス・ユニバーシティ 取締役副社長
http://www.monexuniv.co.jp/
ファイナンシャル・プランナー(CFP(R)) 、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
著書「金利をやさしく教えてくれる本」発売中。
http://mail.monex.jp/?4_37126_298095_9

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5.株式市場アウトルック(提供:フィスコ)
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 国際優良株上昇、投信設定ジンクス重なり、
アイランド形成拒否できるかが焦点に
 
 NT倍率は05年1月以来の10倍乗せ

 日経平均は調整色の強い相場展開が続き、22日には一時8月14日以来の15600円
を割り込んでいる。週初こそ連休中のNY市場、特にナスダックの強い動きや、
国土交通省が19日付けで発表した06年の基準地価が3大都市圏で16年ぶりに上昇し
たことを手掛りに、一時16096.18円と16000円台を回復している。しかし、先物市
場での仕掛け的な売買の影響が強く、その後は膠着感の強い相場展開が続いてい
た。また、週を通じても、225、TOPIXともに先物市場での大口の売買に振ら
される場面が多くみられていた。

 前週同様、値がさハイテクを中心とした国際優良株の強い動きがみられる一方、
大手銀行などが弱含んでいるため、NT倍率(日経平均÷TOPIX)は05年1月
以来の10倍に乗せている。日経平均は20日に一時15622.28円、21日に15674.84円
と、12日の直近安値15675.37円を何度もタッチするものの、国際優良株の強い動
きが下支えした格好である。週後半に関しては、10月2日に予定されている日銀短
観の前哨戦とされる法人企業景気予測調査で、7−9月大企業景況感判断指数が3四
半期ぶりに改善となったことから、売り込まれていた銀行株がリバウンドをみせ
た。しかし、米ナスダックが高止まりした影響もあって国際優良株は軒並み利食
い優勢となったため、日経平均は直近安値を割り込んでいる。

 今週は25日が3・9月期決算企業の権利付き最終売買日となる。このところの軟
調地合いから、配当取りと言うよりはその後の株価調整を警戒して、利益確定の
動きが優勢となりそうである。また、現物株ディーラーなどは、売りからの売買
が停止となったり、午前中に限っての売買といった制約が出されるところもある。
26日は、3・9月期決算企業は実質10月相場入りとなるが、他の決算月企業は9月最
終となるため、経理上の観点から商いを手控える動きもありそう。また、ラマダ
ン入りにより、これから1ヶ月間はオイルマネーによる資金流入が期待できない。
さらに4月高値期日接近による需給懸念が次第にクローズアップされてくる可能性
もある。22日のNY市場も弱い動きをみせているため、週末利食いに押されてい
た国際優良株のリバウンドも期待しづらい。

 一方、投資信託の設定が大量に予定されている。先週末には、新興市場の主力
処の一角が動意づいていたが、25日に設定される野村の中小型株ファンドによる
買いを期待した、先回り的な動きもあったと考えられる。そのほか今週は20本以
上の設定が予定されていることから、投信の買いが全体を下支えすることが期待
される。とは言っても、積極的にポジションを取りづらい環境の中であるため、
短期値幅取りの資金が中心と考えられる。投信の買いが下支えするといっても、
このところの投資意欲の後退から25日の野村のファンド以外は、資金の集まり具
合に関して過度の期待は禁物と考えられる。そのため、先回り的な短期資金がロ
ングに大きく傾き、投信の買いと相殺されてしまうリスクはある。3月以来の大量
設定であり、月末高というジンクスもあるようだが、今週も手掛けづらい1週間と
なりそうである。

 スケジュールでは、25日に自民党総裁に選出された安倍氏による党3役の人事が
発表され、26日の臨時国会召集で安倍氏が首相に選ばれ、日中にも安倍政権が発
足する。閣僚人事などによって政策関連を手掛りにした物色がありそう。同26日
に8月の企業向けサービス価格、8月の消費者心理調査、28日に8月の商業販売統計、
8月の半導体製造装置受注・販売統計、29日に全国8月と東京都区部9月中旬の消費
者物価指数、8月の完全失業率、8月の有効求人倍率、8月の家計調査、8月の鉱工
業生産、8月の住宅着工、8月の建設工事受注の発表が予定されている。また、28
日にはソフトバンク孫社長による記者会見が予定されている。ボーダフォンから
「ソフトバンクモバイル」への社名変更のほかに、番号継続制度を控え顧客獲得
など今後の戦略などが出る可能性もあり、思惑的な動きをみせる公算はある。

 米国では、25日に8月の中古住宅販売、27日にMBA住宅ローン申請指数、8月
の耐久財受注、8月の新築住宅販売件数、28日に4−6月GDP(確報)、29日に8
月の個人所得・消費支出、9月のミシガン大消費者信頼感指数、9月のシカゴ購買
部協会景気指数、などが予定されている。21日のNY市場は、フィラデルフィア
連銀指数の予想を上回る低下によって利下げ観測が出てくるなど、景気減速が予
想以上に厳しいとの見方から株式市場は下落している。悪化の続く住宅指標や各
景気指標の内容次第では、上昇基調が続いているNYダウ、ナスダックに水を差
すことになる。

 特にナスダックはこれまでの上昇で抵抗レベルの2200ポイントおよび26週線を
突破してきている。また、週足ベースでの一目均衡表では先行スパン(雲)上限
を捉えている状況である。ただし、7月の2200ポイントを窺う場面では雲上限に跳
ね返されており、21日、22日の下げで今回も不安感が漂っている。日経平均につ
いては重要な支持線を割り込んでいる状況であり、引き続き下へのバイアスが強
いとみている。週足ベースの一目均衡表では、6月以降、雲上限をサポートとした
値動きが継続しているため、反転の可能性は残されているが、依然警戒ムードは
高まってきている。

 その中でナスダックが強い動きをみせるようなら、引き続き、値がさハイテク
を中心とした国際優良株が相場のけん引役となる。そうなると、需給懸念が高ま
る大手銀行や不動産など内需関連が需給整理を行う間の資金の受け皿として、日
経平均を下支えするとの期待も高まる。しかし、ナスダックが下振れるようだと、
高値レベルで推移している優良株などは利益確定の流れが強まることになり、指
数へのインパクトの高さから結果的には日経平均の4日〜6日のアイランド形成を
確実にさせてしまう可能性はある。米ナスダックの上昇に連動した国際優良株の
上昇と、投信設定による下支えが重なり、警戒が強まるアイランド形成を拒否で
きるかが焦点になろう。

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6.投資信託基準価額
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詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest

※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ
画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。

★☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本はお金持ちの国なのに、日本人がお金の話にうといのはなぜだろう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★

 昨日の朝日新聞の1面をご覧いただけましたでしょうか。

 2006年10月1日(日)に開講する「マネックスお金のゼミナール」の予告編
 が6ページに掲載されました。内容はマネックス証券のHPでも掲載していま
 すので、ぜひご覧ください。

 ■「マネックスお金のゼミナール」
 http://www.monex.co.jp/AboutUs/0/guest/G800/m_seminar/20060924.htm
  
 ■コンテンツ作成:マネックス・ユニバーシティ
 http://www.monexuniv.co.jp/


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 ※外貨建て債券は、金利の上昇等による債券価格の下落や発行者の信用
  状況の悪化等、また外国為替の変動により、損失を被ることがあります。


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7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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9月25日    <国際会議・続報>

国際会議で新たに気が付いたことが一つあります。日本人が殆ど居ないことは
既に述べた通りですが、よく見るとドイツ人も殆ど居ないのです。

日本とドイツは、共通点が多くあります。そもそも明治時代にドイツの諸制度
を採り入れようとしたことから見ても、元来共通点があり、かつその性質が助
長されたのでしょう。国際会議にあまり出席しないだけでなく、外国企業に対
する事実上の参入障壁が高い、即ち法律的にはオープンなのですが、外国企業
がビジネスを拡げにくいこと、ディテールに強く、精度の高い工業製品を作る
ことに長けていること−自動車産業などはその最たる例です−など、様々な共
通点を見いだすことが出来ます。そして二国とも、極めて強力な経済を誇って
います。

或る意味で閉鎖的なことと、安定した経済成長には、微妙ですが重要な関係が
あると思います。保護的になり過ぎることは危険ですが、防波堤が必要な場合
もあります。年齢と共に保守的な考え方に傾倒することに意識的に注意しなが
らも、”保護”の効能について慎重に考えてみたいと思います。

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【 10 月 4 日】為替保証金取引 「マネックスFX」勉強会 開催決定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

 為替保証金取引「マネックスFX」は、手数料が他の外貨取引に比べ安かった
 り、「売り」からも始められるので、円高時にも利益を上げるチャンスがあ
 るなどのメリットがありますが、「仕組みがよくわからないので始められな
 い」 「操作方法がわからない」 「多様な注文方法をしっかり理解したい」
 というお客様の声にお応えして、『マネックスFX』の取引に関して基礎から
 学ぶ勉強会を開催いたします。

 10月4日(水) 18:30開場 19:00開演 21:00終了(大手町サンケイプラザ) 
 詳しくはこちら≫ http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/fx.html


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 今回ご紹介するのは、auの携帯電話でパソコンのようにリアルタイムの
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 ※必ず対応機種をご確認ください。
 ※au以外のキャリアではご利用いただけません。
 ※携帯電話の通信料(パケット料)は、かかります。
 ※ご利用には口座開設が必要です。
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創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから
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マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”
の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索すること
も可能です。ぜひ一度お試しください。
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