マネックスメール 2006年10月17日(火)

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マネックスメール 2006年10月17日(火)

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 マネックスメール<第1771号 2006年10月17日(火)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.きょうの「マネいち」
 3.はじめてみよう!為替保証金取引(FX)
 4.ファンドマネージャー清水毅氏の相場の見方
 5.土居雅紹のeワラントで覚える投資のコツ
 6.先週の投信売れ筋ランキング
 7.投資信託基準価額
 8.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
 9.今週のプレゼントコーナー

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
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米国株高にもかかわらず利食い売りが先行し軟調

日経平均            16,611.59 (▼81.17)
日経225先物         16,620 (▼80 )
TOPIX            1,637.95 (▼ 8.10)
単純平均             455.59 (▼ 1.18)
東証二部指数           4,120.63 (△ 0.49)
日経ジャスダック平均       2,141.42 (△ 9.19)
東証マザーズ指数         1,178.26 (▼ 3.07)
東証一部
値上がり銘柄数          559銘柄
値下がり銘柄数         1,024銘柄
変わらず             110銘柄
比較できず            2銘柄
騰落レシオ           81.95%  ▼ 3.71%
売買高            15億2731万株(概算)
売買代金        2兆1910億9200万円(概算)
時価総額          520兆5519億円(概算)
為替(15時)          119.02円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が堅調であったことや寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が大幅買い越しと伝えられて堅調な始まりとなったものの、ここのところ堅調となっていた銘柄を中心に利食い売りに上値を押さえられる格好となりました。上値の重さが確認されると為替が円高になったこと(といってもまだ119円と言う水準ですが)や中間決算の発表を控えていること、米国市場でも四半期決算の発表が本格化してくることなどから、いったん利益を確保しておこうと言う動きも強く、もたついた動きが続きました。それでも、ここまでの戻り相場に乗り切れなかった向きなどの押し目買いや買戻しもあって底堅い動きにはなりました。

 昼の市場外取引が金額は比較的大きく、やや売り越しと伝えられたこともあって、後場の寄り付きは売り先行となりました。前場の引け値を下回って寄り付いた後は戻り歩調となりましたが、上値は依然として重く、戻り切らないと見ると見切売りが出る、といった状況となりました。ここまで順調に上昇となったいわゆる優良銘柄ほど利食い売りに押される展開となりました。

 小型銘柄は昨日までの地合いを引き継ぎ堅調となるものと、目先筋の利食い売りに押されるものとまちまちとなりました。東証マザーズ指数は戻りが顕著であった分、利食い売りに押され軟調、反対に日経ジャスダック平均は戻りが鈍かった分、堅調となりました。二部株はまちまちとなり、二部株指数は横ばいとなりました。先物へのまとまった売り買いも散見されたのですが、大きく方向感を出すまでには至らず、上がれば売り、下がれば買い、といった目先筋が中心となった相場でした。

 日米共に決算をにらんでの動きとなりましたが、日米で対照的な雰囲気です。米国は「業績がいいだろう」ということで買われ、日本では「決算発表がある」ということで目先的な利食い売りに押される展開となりました。日米の考え方の違いが表れているようでおもしろい現象です。それはさておき、「マーケットメールー朝刊−」の「テクニカルポイント」のところで示したように、強含みで始まった相場も昨日の高値が節目となって、上値の重い展開となりました。目先的な売買をするにしても、中長期の売買をするにしてもこうした「節目」を見ておくこと大切なことなのでしょう。

(投資情報部 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・利食い売り(リグイウリ)
 値上がりなどで利益が生じたときに、その利益を得ようとして、利益を確定 するために売ることをいう。
・見切り売り(ミキリウリ)
 上値が重いなどの理由で、これ以上の値上がりを期待できずに売ることをいう。
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◆個別銘柄◆

石油関連銘柄、非鉄株が高く、自動車株など優良銘柄が利食い売りに押され軟調
武 田(4502) 7,700円 △ 10円:100株単位
 今期の連結経常利益が2期連続で過去最高を更新する見通しであることが伝わり、利益確定売りに押される場面もありましたが、しっかりと押し目買いも入って売りをこなし、堅調な引けとなりました。

ピクセラ(6731) 1,208円 △ 200円:100株単位
 アナログテレビが地デジ(地上波デジタル放送)対応テレビになる部品を開発したことが伝わり、目先筋の買いが集まりストップ高比例配分となりました。
NTT(9432) 609,000円 ▲ 15,000円:1株単位
 政府が都市部の固定電話基本料を引き下げるように要請する方針であることが伝わり、収益悪化を懸念する向きもあって売りがかさみ、軟調となりました。
住友不(8830) 3,830円 △ 20円
 首都圏の新築マンション発売戸数(9月)が前年同月比で減少したことが取引時間中に発表されましたが、デベロッパーが供給戸数を抑制していることが主因との見方や都心部の空室率が減少していることなどから、しっかりとした動きが続きました。

林兼産(2286) 167円 △ 12円
 ミナミマグロの漁獲割り当てが半減するとのニュースでマグロ養殖の飼料の開発を蒸し返し、目先筋が注目して朝方から買いが入り、大幅高となりました。
日本ハム(2282) 1,278円 ▲ 17円
 朝方は値を上げる場面も見られましたが、子牛の仕入価格が前年比で大きく上昇していることで収益下振れを懸念する向きもあって売りが出て、軟調となりました。

◆ランキング◆

詳細は
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※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.きょうの「マネいち」
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
本日の各世銀債の参考利率

英ポンド2年:4.18% (−0.02%)
豪ドル2年 :5.36% (+0.02%)
NZドル2年 :6.36% (+0.04%)


◆きょうのなるほど 【イギリス】
 イギリスの通貨、スターリング・ポンド通貨は主にイングランド銀行で発券されています。ここで発券されるポンド通貨はイングランド、ウェールズで法定通貨と認められているものです。
 一方で、スコットランドでは王立スコットランド銀行や、クライズデール銀行など、また北アイルランドではアイルランド銀行など、さらにはマン島や、チャンネル諸島などでも独自にポンド通貨は発券されているものの、それらはそれぞれの地方でしか流通していない、もしくはイギリス領域内のほかの地方で流通していても法定通貨とは認められていない、というようにポンド通貨の発券銀行と流通の関係は少し特殊です。ただし、イングランド銀行以外で発券されたポンド通貨は、イングランドやウェールズで法定通貨と認められてはいないものの、もちろん非合法なものというわけではありません。

イギリスについてもっと詳しく知りたい方は↓
http://mail.monex.jp/?4_54226_4_7

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.はじめてみよう!為替保証金取引(FX)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
 第十四回 −通貨の特徴を知る−

 <その5−スイスフラン>

■「スイスフラン」について

 「スイスフラン」はスイスとリヒテンシュタイン公国、永世中立国としても有名な2カ国で使われている通貨です。
 スイスはIMF(国際通貨基金)が創設された当初から加盟しており、固定相場制の時代から西ヨーロッパの通貨でも英ポンド、フランスフラン、ドイツマルクなどと並ぶ強い通貨として投機筋の対象とされていた時期もありました。ただ最近では、かつてのような“勢い”が後退していると見る向きも多いようです。1990年代において、世界で影響力の大きかったスイス系金融機関も吸収・合併を繰り返すなどスイス経済が伸び悩んでいたこと、ユーロの登場で“基軸通貨”である米ドルとユーロの存在感が高まってきたことなどが、理由として挙げられます。
 ただ、現在でも通貨としての安定感は世界屈指と云われています。ちなみに、スイスは欧州連合(EU)に加盟していませんが、加盟しなかった理由としては賃金や貯蓄も世界最高水準と言われている中で、欧州連合に加盟してもいいことは少ないとする意見が国民に多かったようです。

■最近のスイスフラン、今後のスイスフラン

 スイス経済はユーロ圏の景気動向に影響を受けると云われています。とくにドイツ経済との連動性が顕著に見られます。
 スイス国立銀行(SNB)が決定する政策金利に注目しておく必要があります。景気の回復基調が続いていることや、原油価格が上昇していることもあって、2005年末から今年にかけては政策金利も上昇基調となっているのです。先月にも0.25%の利上げを行いましたが、引き続きインフレ懸念も強く、政府高官の発言でも緩やかな利上げ継続を示唆する発言も多いようです。
 スイスは原油をほぼ100%輸入に依存していることもあり、原油価格が上昇すればインフレ圧力が高まり、金利の上昇も見込まれて高金利通貨として買われ、また、貿易収支の悪化を嫌気する動きなどから売られることなどが予想され、直接的、間接的に原油価格動向などもスイスフランの変動要因となって来ます。
 目先的には、スイス経済に関して注意を払うのはもちろんのこと、ドイツやフランスなどユーロ圏の景気動向、原油価格、消費者物価指数(CPI)などをチェックしておくと、スイスフランの動きも見えやすくなってくるかもしれません。

(マネックス証券 投資情報部)

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.ファンドマネージャー清水毅氏の相場の見方
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 最近の新興市場について

 ジャスダック、マザーズ、ヘラクレスなど、新興市場の株価が大きく下落しました。先週末には底打ちの兆しを見せていますが、これから本格反騰に向かうか、テクニカルリバウンドに終わるか、投資家により判断が分かれやすい局面です。まず、これまで新興市場が低迷し、TOPIXなどとのパフォーマンス格差が大きくなった背景を考えますと、

1.米国を始めとした金融引締めの効果で世界的にリスクマネーが縮小し、投資家のリスク許容度が低下したため、相対的にハイリスクの新興市場が敬遠されたこと。

2.大型株が時間の経過とともに上方修正含みで推移しているのに対し、新興市場は、期初に高い収益見通しを立て、後に下方修正する企業が目立ったこと。またこうした中で、TOPIXに比べ、相対的に高い株価バリュエーションの修正が起こったこと。

3.直近の株式相場は、堅調な米国株式市場を背景に、国際優良株など外需大型株主導で上昇している中で、内需小型株の多い新興市場は物色対象外となったと見られること。

4.ライブドアショック以降、粉飾決算など新興市場の会計方針に対する不信感が高まったこと。などがあげられます。

 上記の懸念材料を個別に見ますと、

 1については、米国の金融引締めは一旦休止され、市場の関心はいつ利下げが行われるかに移りつつあります。また、一時期懸念された米国経済のハードランディングシナリオの実現性は低下し、ソフトランディングシナリオの実現性が高まりつつあります。このような環境でNYダウ30種平均が6年9ヵ月ぶりに高値を更新していることもあり、徐々に投資家のリスク許容度は高まるのではないかと見ています。

 2については、今後、3月期決算企業の中間決算の発表が本格化しますが、新興市場の企業業績は、時価総額上位の銘柄にも業績の先行き不透明感が強い銘柄も散見され、注意を要する局面であると認識しています。ただし、既に下方修正された企業も多く、業績面での悪材料は此処もとの株価下落で概ね株価に織り込まれたと考えられる上に、PERで見た株価バリュエーションは魅力的な水準まで低下しつつあります。新興市場の今期予想PERの推移を見ると、JASDAQ INDEXは既にTOPIXのPERを下回る水準まで低下しています。株価
の調整でファンダメンタルズ的な価値から乖離して上昇した部分は剥落し、高い成長性を加味すれば、TOPIXより割安と判断できる水準に低下しています。
 3については、国内マクロ景気を見ると、今後悪化するとの判断材料は乏しく、旺盛な設備投資に支えられた民需主導の景気拡大は継続すると考えています。従いまして、内需関連株の収益環境は概ね良好であり、株価につきましても、好調な収益を反映して上昇すると予想しています。新興企業は、企業のライフサイクルが若い企業が多く、外需に頼らなくても成長できる企業が多くを占めることから、内需関連株の上昇局面では、同様に堅調な展開になると見ています。

 4については、投資家の信認を得るまでに今暫くの時間が必要と考えますが、新興市場が投資家に信頼されるマーケットとなるために一度は通らなければならない道であると考えます。今回高い代償を払った企業もありますが、全体を見れば少数であり、このことによってマーケットが健全化に向かうと確信しています。

以上のことから、厳しい株価推移が続く新興市場ですが、今後につきましては、徐々に落ち着きを取り戻し、下値を切り上げる展開を予想しています。ただし、企業収益動向によって銘柄間で跛行色が強まる可能性があり、個別企業の決算動向については十分注意を払う必要があると考えます。

清水毅氏のプロフィール
1988年 現DKA入社。株式アナリスト暦5年を経て
1993年より現在まで株式投信のファンドマネジャー。
新興企業(上場10年以内、創業25年以内)を主要投資対象とした
「DKA新興成長株オープン」(愛称:J-フロンティア)の運用担当として、中小型成長株の発掘に注力。

*詳細は当社ウェブサイトをご覧ください。投資信託をお申込みの際には、「目論見書」をご確認ください。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-5.土居雅紹のeワラントで覚える投資のコツ
             第71回−BRICsとインド株eワラント
(難易度 ★☆☆☆☆)
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 今年もあと2ヵ月半となり、日本株は今のところ足元固めといった展開となっています。一方、海外に目を向けると、NYダウだけではなく、香港株は高値更新、インド株は急速な戻し、と少し違った年に見えます。そこで今回はBRICsへの投資について考えて見ましょう。

■まずBRICsツアー(オンデマンドビデオ)を見てみる

 「百聞は一見に如かず」といっても、投資の対象国を見て回るのは時間とコストの面で容易ではありません。そこで、今週、便利なアイテムが用意されました。「BRICs」という概念の生みの親であるゴールドマン・サックスのジム・オニールが監修したBRICsツアービデオ(日本語吹き替え版:視聴無料)です。まずは、BRICs諸国の映像の美しさを堪能し、その後に続く、ジム・オニールの解説を聞いて見てください。BRICsレポートの主要な部分を短時間で理解することができると思います。

BRICs ツアー オンデマンド説明資料(日本語吹き替え版)
http://mail.monex.jp/?4_54226_4_10
(“The BRICs Dream ジム・オニール” と表記されたBOXをクリックしてください)

■長期トレンドを理解したら投資コストを考える

 仮に、BRICsの成長ストーリーが実現すると考えるなら、次はいかにコストを抑えて上手に投資を行うかという点が重要です。長期トレンドの予測が当たっても、割高な手数料や保有コストがかかる投資商品を使っていては投資成果も大きく影響を受けてしまいます。

運用結果試算例:

投資商品A:当初コスト3%、保有コスト2%/年

投資商品B:売買スプレッド0.4%、売買手数料片道1,575円、1年ごとに乗り換え
 仮に、100万円の資金を投資利回り5%で3年間運用できたとするとコスト控除後の利回りは、

投資商品A
    (100万円-当初コスト3万円)×(1+(5%−保有コスト2%))^3    = 97万円×1.092727 = 105万9945円

投資商品B
1年目:(100万円×0.996-手数料1,575円)×1.05-手数料1,575円
   = 104万2571円
2年目:(104万円2571円×0.996-手数料1,575円)×1.05-手数料1,575円
   = 108万7092円
3年目:(108万円7092円×0.0.996-手数料1,575円)×1.05-手数料1,575円   = 113万3652円

 と、同じ投資対象に投資する場合にも、投資商品Aでは3年で約6.0%しか増えなかったのに対し、投資商品Bでは13.4%も上昇しています。よく見ると、投資商品Bは既に2年目で投資商品Aの3年目よりも良い結果となっています。その差は3年後には更に開きます。このように、投資コストが高い商品と投資コストが低い商品では運用期間が長くなればなるほどその差は大きくなります。

 一般に、インド株投資は日本国内からインド国内の株式に直接投資できないという制約からか、投資信託の中でもコストが高くなる傾向があります。ここで挙げた例は、投資商品Aは一般的なインド株投資信託、投資商品Bは長期間の保有に向いているNIFTY12回コールに現時点でのレバレッジを換算して3分の1の資金を投資し、以後同様の商品に乗り換える例を想定しています*。ただし、eワラントは一般に時間経過によりマイナスの影響を受けるものが多く、上記の例のように用いるには、原資産価格が権利行使価格を大幅に上回り時間経過の影響をほとんど受けないコール型のNIFTYeワラントを利用する必要があります。
 *計算を簡単にするため3分の1全額投資できる計算にしています。実際には数万円単位の投資となるため端数分の差が生じます。また、ここでいう売買スプレッドはレバレッジ調整後のもので、eワラントのスプレッドを実効ギアリングで除した数値です。

■分散投資にはインデックス投資

 日本国内から外国株に投資する場合、どうしても情報量が少なくなりがちです。あるいは、同じ情報を得ることができても、銘柄に関する知識が現地の投資家よりも多いということはあまりないでしょう。また、一般に、ある年にパフォーマンスが良かった投資信託や個別株式が次の年も良い成果を収める可能性は必ずしも高いとはいえないと考えられています。そうであれば、はじめから株価指数に低コストで投資できれば、投資パフォーマンスを向上できる可能性が高くなります。この意味では、S&P CNX NIFTY (エスアンドピー シーエヌエックス ニフティー)というインドの代表的な株価指数に投資することができるNIFTYeワラントに大きな投資メリットがあると思われます。

 以上のように、インド株への投資の際に投資コストの重要性とインデックス投資の有利さを考えるなら、NIFTYeワラントの利用を検討してみてはいかがでしょうか?

■eワラント利用上の注意点

 eワラントの価格形成には対象原資産の価格変動に加えて時間経過など様々な要因が影響を与えます。また、eワラントの価格が極端に低い場合には、対象原資産の値動きにほとんど反応しない場合があるので注意が必要です。なお、多くの場合eワラントの価格は、時間の経過に伴い、営業日であるか否かに関わらず暦日上(カレンダーベース)の1日単位で減少していきます。(土日祝も含みます。また、極端なイン・ザ・マネー状態にあるものや一部の為替eワラント等の例外があります。)

本日のポイント:BRICsツアーをまず見る。その後NIFTYeワラントでのインド株投資を考えてみる。

ゴールドマン・サックス証券 eコマース部長 土居 雅紹 (どい まさつぐ)
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上記はあくまでも投資事例であり、何らかの行動を勧誘するものではなく、予
想した通りの将来の値動きを保証するものでもありません。また、投資元本の
すべてを失うことがあり、手数料・税金等を考慮する必要があります。最終的
な投資の判断は、ご自身の責任で行ってください。上記内容はゴールドマン・
サックス証券の税務上の意見、見解、解釈を述べたものではありません。また、
上記内容は、将来変更されることもあります。税制に関する個別的事情は各投
資家が自己の責任で判断する必要があります。

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6.先週の投信売れ筋ランキング ベスト5
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 1.マネックス・フルトンチャイナファンド
 2.HSBCインドオープン
 3.朝日Nvestグローバル バリュー株オープン
 4.トヨタアセット・バンガード海外株式ファンド
 5.日経225ノーロードオープン

 ※マネックス証券の先週2006年10月10日(火)〜10月13日(金)における
  約定日ベースの販売ランキングです。
  当ランキングには、公社債型の投資信託(MRF含む)、外貨建てMMF、
  及びマネーポートフォリオは含めておりません。

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7.投資信託基準価額
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詳しくは
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※マネックス証券の全取扱いファンドが騰落率順に表示できます。
※外国投信を売買する際の適用為替レートは、ログイン後「投資信託」トップ
画面の「適用為替レート」でご確認いただけます。

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ファンドを組入れる『プレミアム・ハイブリッド 2006(愛称)』のオンライ
ン説明会を本日21:30より開催します。もちろん無料、事前申込も不要です。
冒頭にはマネックス証券CEO、松本大も登場。

10月17日(火)21:30〜23:00
(※事前申込不要 セミナー当日21:10より先着500名様が入出可能です)
 
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 10月17日      <消えるメール>

 アメリカでの研究によると、Eメールは1%が「自然と」消えてしまうそうで
す。スパムフィルターやIPアドレスフィルターの所為でこのような現象が起き
るようですが、類型によっては、送信者から見ても受信者から見ても、ただ単に
「消えて」しまうものがあるようです。

 果たしてこれは困ったことでしょうか、都合のいいことでしょうか?大切なメ
ールがなくなってしまうリスクを考えると困ったことですが、大切なメールを見
ていなかった人に対しては、言い訳をする余地を与えるかも知れません。

 ただこのような問題は郵便でも全く同様に起こる訳で、何も特別なことではあ
りません。しかし1%と云うと、恐らく郵便に比べると遙かに高い確率で「消え
て」いることになるでしょう。自分にコピーするとか、返信がない場合にはフォ
ロウするとか、インターネットを利用する時には色々なリスク管理手段を自ら考
えることが大切ですね。

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下記の要領にてEメールでご応募ください

 件名:世界一簡単な株の本 プレゼント係

 宛先:present@monex.co.jp
本文:お名前、郵便番号、ご住所を記載

締切日:2006年10月23日
抽選日:2006年10月24日

※当選の発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます。
※電子メール(Eメール)は、機密保持が保証されない公衆回線を使用し送信
 されるため、第三者により傍受、改ざん等が行われる可能性があります。あ
 らかじめご了承ください。
※プレゼントにご応募いただいたお客様より取得した情報に基づき、当社のサ
 ービス等についてのご案内を行う場合があります。当社の個人情報の利用目
 的等については、以下のページをご参照ください。
http://mail.monex.jp/?4_54226_4_17

●書籍の紹介

マネックスが今年初めに開催し、テレビや新聞、雑誌などで話題となった小・
中学生への株式投資の授業「株のがっこう」が待望の書籍化! 
松本大の 「開校のあいさつ」に始まり、内藤忍、藤本誠之、廣澤知子など、
マネックス講師陣による授業内容を収録。更に7名の子どもたちの3ヶ月間に
わたる投資レポートを録しています。大人も「基本のキ」がわかり、知識ゼロ
から親子で学べるマネー入門。教育関係者からも熱い注目を浴びている一冊で
す。A5判ソフトカバー・184ページ。

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創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから
→ http://mail.monex.jp/?4_54226_4_18

マネックスメール全文を過去にさかのぼって読むことはもちろん、“つぶやき”
の部分だけをさかのぼることや、キーワードで過去のある部分を検索すること
も可能です。ぜひ一度お試しください。
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ご意見や、皆様の身近な投資情報は、こちらまでお寄せ下さい。
マネックス証券へ  mailto:feedback@monex.co.jp

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信先アドレスは変更されません。上記のページより変更のお手続をお願いし
ます。
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マネックスメールでは、ご登録いただいたメールアドレスに間違いがありメー
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ルが配送されない場合、その他弊社がやむを得ないと判断した場合には、登録
メールアドレスを解除させていただくことがございます。予めご了承下さい。
マネックスメールへのご登録にあたりましては、正しいメールアドレスが入力
されていることをご確認下さい。
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ルマガジンです。マネックスメールの著作権は当社に属し当社の許可なく複製・
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