マネックスメール 2006年10月26日(木)

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マネックスメール 2006年10月26日(木)

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 マネックスメール<第1778号 2006年10月26日(木)夕方発行>
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≪本日の目次≫
 1.相場概況
 2.きょうの「マネいち」
 3.はじめてみよう!商品先物取引(CX)
 4.サンプラザ中野の株式ロックンロール
 5.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます!
 6.投資信託基準価額
 7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
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米国株高や好業績を好感し、堅調

日経平均            16,811.60 (△112.30)
日経225先物         16,830 (△120 )
TOPIX            1,664.59 (△ 11.21)
単純平均             462.36 (△ 1.46)
東証二部指数           4,194.64 (△ 8.96)
日経ジャスダック平均       2,168.33 (▼ 1.92)
東証マザーズ指数         1,229.05 (△ 9.87)
東証一部
値上がり銘柄数          905銘柄
値下がり銘柄数          662銘柄
変わらず             130銘柄
比較できず            3銘柄
騰落レシオ           104.16%  △6.64%
売買高            17億7832万株(概算)
売買代金        2兆3312億4400万円(概算)
時価総額          529兆4661億円(概算)
為替(15時)          118.88円/米ドル

◆市況概況◆

 引き続き米国株が堅調となり、シカゴ市場(CME)の日経平均先物が堅調となったことなどもあって、買い先行の始まりとなりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が売り越しとなったことで上値の重い場面もありましたが、好業績を発表する銘柄も散見され総じて堅調となりました。押し目での買いもしっかりと入っていたのですが、積極的に上値を追う動きもなく、小動きとなりました。

 昼の市場外取引は金額はそこそこ大きく、やや買いと伝えられたのですが寄り付きはもたついた始まりとなりました。それでも引き続き押し目買いもしっかりと入り底堅い動きとなっていたことで、徐々に下値を切り上げて前場の高値を抜け上値追いとなる場面もありました。ただ、16,900円を意識する水準では目先筋の利食い売りに押されるといった状況でした。その後は下がれば買いという感じでしたが、引け際には目先筋の買戻しも入り一段高となりましたが引き続き上値の重い引けとなりました。

 小型銘柄も堅調なものも多かったのですが、日経ジャスダック平均は軟調、二部株指数も小幅高に留まりました。それでも、会社更生法の申請をしたユニココーポ(8569)がストップ高となるなど目先的な値幅狙いの資金も活発になって、小型銘柄の雰囲気は徐々に良くなっているようです。先物へのまとまった売り買いは比較的少なく、大きく方向感を出す動きとはなりませんでした。むしろ好業績を素直に好感する動きで指数を押し上げた感じです。

 中間決算の発表も続々と行われていますが、予想通り(?)「思ったほど悪くない」ものや「思った以上に良い」銘柄が多く、下値をむきになって売り叩き難いようです。目先筋の利食い売りや材料出尽くし感もあって上値の重い銘柄も散見されますが売り一巡感の出た銘柄から買い直されているのではないかと思います。

 (投資情報部 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・目先筋(めさきすじ)
 言葉どおり、目先の(直近の)利益を狙い頻繁に売買を行う人をいう。特に、 一日のうちに売買を行う証券会社の自己ディーラーや個人投資家のデイトレ ーダーなどを指す。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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◆個別銘柄◆ 

 好調な業績を発表する銘柄には素直に反応する格好

ホンダ (7267) 4,160円 △90 円 :100株単位
 中間期の連結業績が好調だったことなどから、外資系証券などが投資判断を引き上げ、朝方から買いが優勢となって堅調となりました。

新日鉄 (5401) 495円 △2 円 
 取引時間中に通期の連結業績予想を引き上げたことが発表されましたが、既に伝わっていた内容から大きな変化が見られず、材料出尽くしと見る向きもあって利益確定売りなども出て、小幅高にとどまりました。

三井物 (8031) 1,667円 △41 円 
 資源開発事業「サハリン2」について、ロシアの政府高官が事業継続を容認する考えを示したことが伝わり、事態の好転を好感する向きもあって買いが入り、堅調となりました。

エプソン (6724) 3,070円 ▼160 円 :100株単位
 決算発表で電子デバイス事業の伸び悩みが明らかになり、回復へのシナリオが見えないとの見方もあって売りがかさみ、大幅安となりました。

スカパー (4795) 69,000円 △3,300 円 :1株単位
 JSAT(9442)と経営統合することが伝わり、事業の効率化が進むことなどへの期待もあって買いが入り、大幅高となりました。

東  レ (3402) 851円 ▼26 円 
 後場の取引時間中に中間期の単独最終損益を下方修正したことが発表され、発表直後に売りがかさんで下げに転じ、軟調となりました。

◆ランキング◆

詳細は
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※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、 「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。

 本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.きょうの「マネいち」
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
本日の世銀債の参考利率

NZドル2年:6.30% (−0.08%)


◆きょうのなるほど 【ニュージーランド】

 ニュージーランドは高いエネルギー自給率を維持しており、とくに石炭、天然ガスなどの資源に恵まれています。
 天然ガスの最も多い使われ方として、全体の半分程度が合成石油などの石油化学製品に使われています。次に多いのは発電用、そして商業・住宅用と続きます。
 また、石炭は依然、ニュージーランドで最大のエネルギー資源で、2004年時点での確認可採埋蔵量は571百万トンと言われています。

ニュージーランドについてもっと詳しく知りたい方は↓
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3220/saiken/info_nz.htm
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.はじめてみよう!商品先物取引(CX)
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 第17回 商品市場トピックス <金>

 図表>>
http://www2.monex.co.jp/j/chart/GOLD2006.htm

 (1)「金ETF」

 「金ETF」をご存知でしょうか。

 「金ETF」は上場投資信託(ETF)でも金価格に連動することを目的に運用される投資信託のことを言います。世界でもまだ一部の取引所でしか取引をすることができず、それほど身近ではありませんが、先日、アジアで初めてシンガポールで取引が始まりました。

 「金ETF」は購入金額に相当する量の金地金が保管され、投資信託として有価証券化する仕組みとなっています。これまでの金現物取引では、金を保管するコストがかかってしまうこともあり、機関投資家が運用対象から除外することも見られたようですが、金ETFの登場によってコストが軽減されることとなり、大きな資金も入ってきていると聞かれます。また、金ETFの取引ができる取引所が増えていることや、それに伴い認知度が高まっていることで、投資残高は増加基調にあるようです。
 今後、金ETFが上場される取引所が増え、機関投資家ばかりでなく将来的には個人投資家にも(?)投資対象として拡がることもあるかもしれません。
 (2)インド

 10−12月が金における年間最大の需要期と云われていますが、金の消費量が世界的に多いと云われるインドで、これからの時期に金の購買意欲が高くなることが理由としてあるようです。
 これからの時期にヒンズー教の行事や祭事が行われることから、婚礼・収穫などの行事や祭事の前に個人による貴金属などの購入が活発になります。行事や祭事前の需要はこれまでは宝石が比較的中心とされていたのが、今年は金の人気も高まっているようで、新年祭直前の金塊輸入量が前年を大きく上回ったとも伝わっています。

 原油価格の上昇も一服となり、インフレヘッジ手段としての金の価格も落ち着きを見せていますが、金の価格を変動させる要因として上記のような材料もあります。金融機関や商品取引会社などが提供しているマーケット情報などで、金を巡る出来事を世界的に把握しておくことも重要かと思います。

(マネックス証券 投資情報部)

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 商品先物取引(CX)の詳細・お申し込みなどはこちら
  口座をお持ちでない方
  http://mail.monex.jp/?4_53168_344758_8
  口座をお持ちの方(リンク先よりログインしてください)
  http://mail.monex.jp/?4_53168_344758_9
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.サンプラザ中野の株式ロックンロール

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 最近「サンプラザ・ホメオパス・中野」である。サンプラザ中野だー!
 今月の16日月曜日からテレ朝系「ワイドスクランブル」という番組のコメンテーターとなった。毎週月曜日のレギュラーである。その番組でコメントをするときは「サンプラザ・ホメオパス・中野」というネーミングで行くことにした。ホメオパスについて説明する。

 ドイツで発祥した比較的新しい医学「クラシカルホメオパシー」。その「いわゆる医師」がホメオパス。つまり俺はクラシカルホメオパシーの「いわゆる医師」なのである。わかりやすく説明するために「医師」という単語を使っている。が、もちろん日本の法律的には「医師」ではないのである。そこの所よろしくお願いします。

 で、いきなり番組でいじめの話題が出た。俺は、いじめは「教師の資質の問題」とともに「システムの問題」と思う。それは狭い人間関係の中に何年も閉じこめている、現行の学校というシステムのことだ。人間関係の硬直化は腐敗を生む。それは常識だ。福島の政治汚職だってそうだ。だから学校も人間関係をシャッフルすることが当たり前のシステムになればいい。たとえば半年に一度クラス替えをする。クラスをまぜこぜにした授業を増やす。あるいは学年もまぜこぜにした授業を増やす。さらには1年おきに通える学校を選べるようにする。これはバウチャー制ということかな?などなどである。

 世間では教師を責める方向に向かいやすい。それはそうなのだが解決にはならない。交通事故だって運転者に落ち度があるのはもちろんだが、道路の作りの問題もあるではないか。

 さて教師の資質の問題の方も考えた。教師は社会人1年目から「先生」と呼ばれる。常識的には変である。別に新卒を教師として雇わなくても良いのではないだろうか?ある程度社会で過ごした人を雇用した方が良いのではないだろうか?

 それからいじめ防止対策としてシルバーパワーの採用も考えた。授業に3人づつくらい、リタイアした地域の老人に入ってもらうのだ。見守ってもらうのだ。何も言わなくて良い。そこにいていただくのだ。半分クラスメートになってもらえればよい。色々な年代がいれば人間関係が多様になると思う。

 このまま株は年末まで行くのかな?

サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。

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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-5.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます!
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 バイ・アンド・ホールド(2006年10月26日号)

 しっかりとした相場が続いています。

 本日の日経平均株価は、朝方の急反発の後は高値圏でのもみあいになりました。それでも後場からは、昨日の高値16849円を上回ったことで、目先では昨日の安値16697円からの上昇基調も見られます。

 そのため、今週の高値16901円(10月24日)が視野に入るとともに、押し目での買いが期待できる状況になっています。

 本日の未明に注目のFOMCの結果が発表されました。これが予想通りの内容で、米国株式がしっかりとした値動きだったことが、東京市場にも安心感をもたらしました。

 昨日の東京市場は、米国でのFOMCを前にして利益の確定売りに押されましたが、本日はこの下落分を取り戻す動きとなりました。

 ところで、一昨日の米国株式は、FOMCを前にしても、NYダウが史上最高値を更新して取引を終了するなどしっかりとした値動きでした。その意味では、FOMCは売買の手控え材料でしたが、売りの材料ではありませんでした。

 FOMCの事前の見方は、前回9月20日のケースと同じような内容になるとするものが大勢でした。ただ、一部には、同時に発表される声明文の中でインフレ懸念への言及があれば、追加利上げの論議が再燃して株価への売り材料になるとの見方もありました。

 その一方で、一昨日発表されたリッチモンド連銀製造業指数が−2と、前回の9や予想の8よりも大きく落ち込んだことから、景気の減速感を背景に、FOMCでは逆に将来の利下げにつながるヒントがあるのではという声も聞かれました。
 そもそも、米国市場では、利上げが始まった2004年以降、FOMCの結果発表に大きく反応するケースが続きました。それだけに、市場参加者は今回のFOMCは前回と同じ内容になるはずと読みながらも、万が一の結果を警戒して売り買いを控えていました。

 ただし、それは株価に対してはニュートラル(中立)な姿勢であり、FOMC自体はその発表前の段階では売り材料でも買い材料でもありませんでした。
 ところが、東京市場では事情がやや異なりました。日経平均株価は先週まで4週続伸でしたが、その間NYダウも4週続伸し、しかも史上最高値を更新しています。すなわち、最近の東京市場の上昇については、やはり米国株式の上昇に負うところが大きいでしょう。

 それだけに、米国株式のこの強い基調を変える可能性がないとはいえないFOMCの結果を、東京市場は米国市場以上に警戒していました。

 そのため、昨日の市場では、米国のような様子見にとどまらず、利益の確定売り圧力が強まって相場の下落につながりました。FOMCの発表を待つ東京市場の動きは“ニュートラル”ではなく、“売り”でしたね。

 結局、発表されたFOMCが予想通りだったことが安心感をよび、昨日の米国株式は上昇。ただ、事前に動かなかったNYダウは、発表直前の12100ドルの水準から終値の12134ドルまで約30ドル、すなわち0.2%程度の上昇に過ぎません。
 これに対して、シカゴ市場の日経先物の清算値は16840円と、昨日の大阪市場の終値16710円からは0.8%近い反発でした。

 さらに、本日の日経225先物は16800円台後半にまで上昇する場面もあり、FOMCの結果とそれによる米国株式の上昇に対して敏感に反応しています。そして、日経平均株価も、後場からは昨日の高値を一旦上回るなど、週初に見られた上昇基調をようやく取り戻し始めています。

 さて、先週はNYダウの動きについて書きましたが、その中で、年の終値でNYダウが初めて1000ドルを超えたのは1982年としましたが、これは1972年の誤りでした。お詫びの上訂正させてください。ご迷惑をかけ、大変申し訳ありませんでした。

 先週のはなしの続きですが、NYダウが日々発表され始めたのは1896年のことです。このときはまだ工業株12種平均でした。そして、この年の終値は29ドルでしたが、その後上昇して100ドルに乗せたのが、第1次世界大戦が終わった翌年の1919年でした。

 なお、現在と同じ工業株30種平均となったのは1928年、世界大恐慌の前の年です。ちなみに大恐慌は、後に「暗黒の木曜日」といわれた1929年10月24日の木曜日の株価大暴落が始まりです。本日は10月の26日ですから、77年と2日前のことです。

 そして、1000ドルになったのが1972年でしたので、100ドル乗せから53年目のことでした。ただ、その後株価は低迷して、次に1000ドル台に載せたのが10年後の1982年。長い低迷を経てようやく浮上しました。レーガン大統領の時代です。サプライサイドの経済学、レーガノミックスという言葉が流行りました。
 次に、NYダウが10000ドルを突破したのは1999年。クリントン政権時代であり、ニューエコノミー論の真っ盛り。1000ドルから10000ドル台乗せまでは27年です。
 すなわち、1000ドルから10000ドルの10倍になるのにかかった時間は、100ドルから1000ドルの10倍になる期間のほぼ半分でした。株価の上昇は加速しています。ダウの100年以上のチャートを見ますと、2000ドルに乗せた1988年あたりから、急上昇しているかんじです。

 1896年の29ドルから昨日の12134ドルまで110年で418倍になっていますが、年複利では5.64%です。5%台の利回りに過ぎませんが、それでも110年という長い時間が大きな成果をもたらしています。

 となると、やっぱり株は長く持つものでしょうか??

 ただ、NYダウの構成銘柄は入れ替えがあります。すなわち、100年前のNYダウは今のNYダウとは中身が異なるということ。その当時の構成銘柄であっても、とっくにそこからはずれて消えていった銘柄もあるでしょう。

 ですので、このNYダウの上昇は、バイ・アンド・ホールド(長期での買い持ち戦略)が成功するということの証明にはなりません。

 それでも、NYダウの上昇は、長い時間と低水準でも着実な運用が、大きな富をもたらすということを表しているのは確かです。

(トレーダーズ・アンド・カンパニー 廣重勝彦)

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(注)本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予   測であり、情報の正確性について保証するものではありません。投資等   にあたっては、ご自身のご判断と責任においてされますようお願いいた   します。

=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-6.投資信託基準価額
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 10月26日      <記憶>

 最近アメリカで発表された日本人の学者チームの研究結果によると、帰宅する道順を記憶している特定の脳細胞があるそうです。そのため仮に酔っ払っていても、その細胞が活動してちゃんと家に帰れるようです。

 原文を読んでないので定かではありませんが、と云うことはこの脳細胞は酔っ払わないのでしょうか?しかしよく考えると、どんな動作でも最初は考えたり訓練しなければ出来ないことが、一旦慣れると、無意識に出来るようになります。自転車に乗る、そんな簡単なことでも、最初は誰でもこげない訳ですが、一旦憶えると、少しぐらい酔っ払っていても問題なくこげるようになります(注:仮の話であって、自転車でも酔っ払い運転はいけません)。

 縁石の上を仮に歩いていてバランスを崩すと、誰でも無意識のうちに車道側ではなく歩道側に倒れます。形状記憶メタルのように、脳細胞は定型パターンを記憶するものなのでしょうか?仕事などにおいても同様に、いざという時に反射的に正しい動作が出来るようになるまで、繰り返し修練することが大切だと思っています。

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場所:大手町サンケイプラザ
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