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マネックスメール<第1783号 2006年11月2日(木)夕方発行>
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≪本日の目次≫
1.相場概況
2.はじめてみよう!商品先物取引(CX)
3.サンプラザ中野の株式ロックンロール
4.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます!
5.投資信託基準価額
6.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
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米国株が大幅安となったわりには底堅い展開
日経平均 16,350.02 (▼25.24)
日経225先物 16,350 (▼40 )
TOPIX 1,619.02 (▼ 3.49)
単純平均 450.93 (▼ 0.59)
東証二部指数 4,181.27 (▼ 1.91)
日経ジャスダック平均 2,150.58 (▼ 8.27)
東証マザーズ指数 1,177.18 (▼19.94)
東証一部
値上がり銘柄数 680銘柄
値下がり銘柄数 896銘柄
変わらず 127銘柄
比較できず 1銘柄
騰落レシオ 93.73% ▼ 8.27%
売買高 15億2606万株(概算)
売買代金 2兆2166億2300万円(概算)
時価総額 516兆5087億円(概算)
為替(15時) 117.27円/米ドル
◆市況概況◆
米国市場が大幅安となったことなどから売り先行で始まったのですが、外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が大幅買い越しとなったことから底堅い動きとなりました。底堅さが確認されると押し目買いも入って戻り歩調となりました。それでも戻りも限定的でもたついた動きとなり、先物へのまとまった売りが出ると一気に下落となる場面もありました。先物のまとまった売りも追随する動きがないと再び底堅い動きとなって前場の取引を終了しました。
後場に入ってももたついた動きは続きました。昼の市場外取引は金額は比較的小さく、売り買いの偏りもないと伝えられたことで寄り付きから大きな動きはなく、前場の安値を意識する水準では押し目買いも入って底堅い動きとなり、底堅さが確認されると目先筋の買戻しで戻り歩調となり、前場の高値を窺うところでは見切売りや戻り売りもかさみもたついた展開になる、といった状況でした。引けを意識した時間帯になると3連休、特に米国で重要な指標(雇用統計)の発表を控えた週末ということで手仕舞い中心の展開となって、手仕舞い売りよりも買い戻しが優勢となって底堅い引けとなりました。
小型銘柄もまちまちの動きとなって、小型銘柄の動きを示す指数は小動きとなりました。方向感や強弱感がはっきりしない感じで目先的な動きで売り買い交錯となりました。東証マザーズ指数は大幅安となりましたが、日経ジャスダック平均や二部株指数は底堅く推移しました。先物へのまとまった売り買いも散見され、その度に動きはあったのですが、追随する動きも少なく、方向感を出すまでには至りませんでした。
米国市場が大幅安の割には底堅い動きとなりましたがここまで堅調となっていた米国市場に比べ、日本市場はさきに下落していたことで週末になって底堅くなって来たものと思います。最後まで戻り切らなかったのですが、それほど悲観的な雰囲気でもなく好調な業績を背景に底堅い動きが続くのではないかと思います。
(投資情報部長 清水洋介)
−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・底堅い(そこがたい)
値が下がり、上がらないまでも、それ以上は下がらない状態をいいます。−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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◆個別銘柄◆
底堅さを確認して、個別に好業績銘柄を買う動きで堅調となる業種が多い
スズキ (7269) 3,420円 △80 円 :100株単位
2007年3月期通期の経常利益予想が上方修正され、また、1月から10月までの総販売台数でホンダを抜き、自動車メーカーで3位となったと報じられ、堅調となりました。
伊藤園 (2593) 3,590円 ▼90 円 :100株単位
大手コンビニエンスストアが独自開発の500ミリリットル入りペットボトル飲料を98円で発売すると報じられたことから、飲料販売の競争激化、利益率の低下などを嫌気して軟調となりました。
マクドナルド (2702) 2,020円 △5 円 :100株単位
2006年12月期通期の上方修正を発表したことから、堅調となりましたが割安感はなく買いも限定的、上値の重さを確認した格好となりました。
綜合警備 (2331) 2,225円 △105 円 :100株単位
外資系証券が投資判断を引き上げたことから、堅調となり値動きの良さに目先筋の買いも集まり大幅高となりました。
船井電機 (6839) 10,050円 ▼190 円 :100株単位
ポーランドに欧州向けの液晶テレビ生産拠点を新設すると報じられましたが、市場の反応は鈍く軟調となりました。
ミネベア (6479) 732円 △17 円
好調な業績に加え、国内大手証券が投資判断を引き上げたことから、買い易い材料に飛びつく格好で買いが集まり、堅調となりました。
◆ランキング◆
詳細は
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※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、 「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。
本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.はじめてみよう!商品先物取引(CX)
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第18回 商品市場トピックス <原油>
OPEC。「社会の時間に習った記憶があるけど…。」というような方もいらっしゃるのではないでしょうか。最近の原油相場をチェックしていると頻繁に出てきます。今回は改めてOPECについて確認しておくと共に、OPECを含めた世界の原油を取り巻く情勢を簡単にご説明したいと思います。
■OPECとは
日本語に訳すと「石油輸出国機構」。世界の石油供給の主導権を握っていた国際石油資本(メジャー)に対し、産油国側の利益を守り、生産量、価格などで影響力を保持することを目的に、1960(昭和35)年9月にイラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラの5ヵ国が加盟して設立されました。OPEC加盟国はメジャーによる支配からの脱却を目指し、積極的に石油開発に関与していき、1970年代のオイルショックもあって、石油価格決定におけるOPECの影響力はより一層高まっていきました。
加盟国はアラブ首長国連邦、アルジェリア、インドネシア、カタール、ナイジェリア、リビアと増えて11ヵ国となりましたが、OPEC加盟国だけで世界の原油生産量の約40%を占めます(2005年末時点)。
■メジャー、OPEC、そして原油の動向
かつてのメジャーは合併による規模の拡大を推進し、シェブロン、エクソンモービル、ロイヤルダッチシェル、BPの4社に統合されました。OPEC非加盟国の原油確認埋蔵量が世界合計に占める割合が少なくなっており(2005年末時点で約30%)、メジャーも新規油田の開発から次世代エネルギーの開発に経営資源をシフトする傾向にあります。その中で、加盟国の原油の確認埋蔵量が世界合計の約70%を占めるOPECの影響力は今後も弱くなることはないと思います。
目先的な原油の動きを見てみると、冬場の本格的なエネルギー需要を前に、OPECは10月20日に行われた緊急総会で、OPEC加盟国における生産量を日量120万バレル減産することを決めました。そのニュースを受けて、それまで下落基調にあったニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物価格は下げ渋りましたが、その後、僅か10日前後ながら、原油価格を巡っていろいろな憶測、懸念が生まれており、一進一退の動きとなっています。
図表>>
http://www2.monex.co.jp/j/chart/WTI2006.htm
●米政府機関のNWS(ナショナルウェザーサービス)が、11月の上−中旬 は米国の気温は高くなるとの予報を出している
→ 原油価格の下落材料
●OPEC緊急総会での減産決定後、加盟国の一部が減産に踏み切る様子が ないとの見方が出ている
→ 原油価格の下落材料
○1日発表の米EIA(エネルギー省)が発表した週間石油在庫統計の増加 幅が予想を下回った
→ 原油価格の上昇材料
先進国の経済は原油への依存度が高く、それだけ原油価格動向が世界経済に影響を及ぼすことは言うまでもありません。OPEC加盟国と非加盟国である欧米諸国、メジャーなどの動向を見極めながら、原油価格の動きを把握することが大切ではないでしょうか。
<参考サイト>
石油連盟 石油統計情報
http://www.paj.gr.jp/html/statis/index.html
(投資情報部)
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.サンプラザ中野の株式ロックンロール
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iChatは楽しいぞ。サンプラザ中野だー!
アップルコンピュータに付属のソフト「iChat」だ。ビデオチャットのソフトなのだ。昨夜初めて使用した。長野の友人宅と鳥取のご実家、そして俺だ。長野と鳥取の間でしていたiChatに俺が中途参入した。長野の友人宅は訪ねたことがある。部屋の作りも把握している。コンピュータが置いてあるところも知っている。飼い犬も知っている。それらが音声とともにコンピュータ画面に現れた。不思議である。わかっているのだが、不思議である。そしてかなりスムースである。操作も画像も。
さて3カ所のチャット。画面には同時に長野と鳥取の映像が映っている。俺の顔も小さく真ん中の下にある。全部カラーである。鳥取のご実家では友人のご両親と妹が入れ替わり立ち替わり参加した。お父上は尺八を取り出して吹いて見せてくれた。長野の友人が「お父さんもう良いから」と父の暴走をたしなめる。3カ所でそれぞれに男は飲んでいたのだが、モニターに向かって乾杯を繰り返す。あー、なんとも団らんな夜なのであった。長野の友人はiChatをつけっぱなしにしているそうだ。鳥取と。そしてNYの妹の家とも。彼女曰く「隣の部屋状態」なのだそうだ。俺も実家の母に導入するように仕向けたい。母とつけっぱなしは何だけど。
さて冬がやってくる。夏の初めくらいには、来るなんて予想もつかなかったのだが。やっぱりちゃんとやってくる。夏にはクーラーを使わない俺だが、冬には暖房を使う。でもチーム・マイナス30%くらいの勢いで、省エネには貢献したい。厚手の服を着るのである。厚手の靴下もはくのである。そして温冷浴をして皮膚を鍛えるのである。これは一年中しているが。
特に気持ちを新たにしたのは映画を観たからだ。「不都合な真実」。これは凄い。わかってはいたのだが見せつけられた。「元」アメリカ大統領アル・ゴア氏が温暖化の恐怖を説明している。ドキュメンタリー映画だ。日本では2007年1月20日に封切り予定。話題作である。鬼気迫るものがある。必ず観て欲しい。不都合なことに目を向け、ちょっとずつでも対策を取っていく。これは「トイレ掃除で金運アップ」と同じように、心に働き世の中に伝わる祈りのようなものだろう。そして不都合でない未来がやってくるはず。
株価が下がっている。今月は年末ラリーの前の一服だろうか。
サンプラザ中野:数々の爆発的ヒット曲を生み出してきた「爆風スランプ」で活躍。自身のホームページでも意外な側面を見ることができる。
http://www.sunplazanakano.com/
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.相場の花道−先物・オプションも演歌同様歌えます!
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続落のケース(2006年11月2日号)
調整局面が続いています。
日経平均株価は、本日も下値模索になりました。先週の金曜日以降は前日の安値を更新する流れが続き、短期では10月の高値16901円(10月24日)からの下落トレンドが見られます。
本日は3連休前であることに加えて、今後のイベントを考えると、そもそも手控え気分が強まりやすい日でした。まず、米国では今週末には注目される雇用統計の発表、また7日には中間選挙があります。
国内では、来週末には11月限オプションのSQがあり、さらに翌週14日には注目されるGDPの発表もあります。そのため、積極的にポジションを傾けることが躊躇されるタイミングでした。
これに加えて、昨日の米国株式が売られたことが、今日の相場の大きな重石となりました。NYダウは先週末から軟調な値動きを続けていますが、S&P500とナスダックが今週月曜日・火曜日と上昇したことがひとまずは安心感を誘っていました。
しかし、昨日は朝方からじり安の展開となり、いずれの指数もこの日のほぼ安値圏で取引を終了しています。そして、この米国株式の弱い流れがそのまま東京市場にも引き継がれた格好です。
ところで、昨日の米国株式の下落には伏線がありました。すなわち、ここにきて景気の減速感を強める経済指標の発表が続いていることです。これが、これまでの相場の強い上昇基調に水を差すかたちになりました。その結果として、史上最高値を更新し、米国株式の上昇をリードしてきたNYダウは、先週末以降は4日続落になっています。
まず、先週の木曜日に発表された9月の新築住宅販売件数は、前月比5.3%増となったものの、販売価格の中央値は前年同月比で9.7%低下と、1970年12月以来35年ぶりの急低下となりました。
つぎに、先週の金曜日に発表された第3四半期のGDPは、前期比年率+1.6%と、市場予想の+2.0%を下回っていました。また、第1四半期が+5.6%、第2四半期が+2.6%でしたから、今回の結果を受けて米国景気の減速感が一段と強まりました。
これを受けて、先週月曜日〜木曜日まで連日史上最高値を更新していたNYダウも、GDPの発表のあった金曜日を境に下落に転じました。
その後も、弱い指標の発表が続いています。先週末にウォルマートが発表した10月の既存店売上高は、前年同月比で0.5%増にとどまり、過去約6年間で最も低調な伸びでした。これも個人消費の減退への懸念を強めることになりました。
また、今週火曜日に発表された消費者信頼感指数、シカゴ購買部協会景気指数ともに予想を下回りました。さらに、昨日発表されたISM製造業景況指数も予想を下回るだけでなく、2003年6月以来の低水準になりました。
この一連の経済指標に反応して、利益の確定売りが相場の上値を押さえ、NYダウは昨日まで4日続落となっています。ですので、原油相場の大幅下落や長期金利の低下を下値支えにして続伸していたS&P500やナスダックも、先週末からの景気指標の流れには逆らうことはできず、昨日はついに下落に転じました。
そうなると、次の重要な経済指標、すなわち今週末に発表される米雇用統計がより一層注目されてきます。そして、この発表を前に連休入りする東京市場では、どうしても利益の確定売りが先行します。
ただ、本日の日経平均株価は9月〜10月までの1ヶ月間の上昇に対する半値押し水準にまで一旦下げました。すなわち、現状は9月安値15513円(9月25日)〜10月高値16901円までの上昇トレンドに対する調整局面でもありますが、この上昇トレンドの値幅の50%押しは16200円。本日の安値は16209円ですから、ほぼここに届きました。
そのため、逆に米国の経済発表を前に買戻しを入れる動きもあり、これが下値支えとなって、日経平均株価は取引時間の終盤になると下落幅を縮めていきました。
さて、米国市場に目を転じますと、NYダウの4日続落は、8月4日〜9日のケース以来のことです。実は、昨年の11月〜昨日までの1年間では、5日以上の続落は1度もありません。ただし、4日続落が今回を入れて5回、3日続落が4回あります。
しかも昨年12月〜今年1月の保ち合いの時期と、5月〜8月の乱高下の時期という2つの期間に3日以上の続落のケースが集まっています。ここから見ると、昨日4日続落が現れたことで、相場の大きな上昇は峠を越えて、保ち合い期に入った可能性はありそうです。
次に、過去3年のデータで見ると、3日続落は16回、そして4日続落は今回のケースを入れて13回あります。これに対して、5日以上の続落となったのはわずか5回にとどまります。
しかも昨年の6月20日〜27日の6日続落以降、1年4ヶ月の間は5日以上の続落はありませんでした。したがって、昨日まですでに4日続落になっているNYダウを考えると、逆に今晩の反発への思惑が強まります。これも東京市場での終盤の買い戻しの要因かもしれません。
なお、昨日までの4日続落の間に、NYダウはすでに132ドルの下落になっています(終値ベース)。ただし、過去3年間で5日続落となったケースでは、3つのデータだけながらこの間の下落幅の最小は148ドル、最大は252ドル、平均では202ドルの下落でした。
今回のケースにこの下落の平均202ドルを当てはめると、仮に5日続落になるとすれば、続落直前の10月26日終値12163ドルから202ドルを引いた11961ドルも1つのターゲットということになります。ちなみに、過去3年間で6日続落のケースは2回だけでしたが、続落の間の下落幅は、小さい方が256ドル、大きい方が332ドル、そして平均は294ドルでした。
さらに、NYダウの続落については、5日以上の続落が現れた局面に1つの特徴があります。2004年2月の5日続落、2004年12月の6日続落、2005年6月の6日続落はいずれも中期的なピーク(天井)からの下落局面です。一方、2004年3月の5日続落、2004年10月の5日続落は中期的なボトム(底)を入れる局面に現れています。
すなわち、5日以上の続落は、中期的なピークとボトムの近くで見られる現象ともいえます。
だからこそ、今晩のNYダウがその5日続落のケースになるのかが注目されてきます。NYダウが、中期的なピークをすでに打ったのかどうかを見極めるための材料ですから。
(トレーダーズ・アンド・カンパニー 廣重勝彦)
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(注)本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予 測であり、情報の正確性について保証するものではありません。投資等 にあたっては、ご自身のご判断と責任においてされますようお願いいた します。
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-6.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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11月2日 <海産物>
最近の九州での降雨量が、例年に比べて極端に少ないそうです。これは少なからず様々な影響を海産物に与えるでしょう。例えば熊本産の牡蠣(かき)。小振りで美味しいのですが、牡蠣は川から流れ出る森のエキスを吸い込んで味が作られるので、雨が降らないとエキス不足になるでしょう。
有明の海苔にも影響がありそうです。温暖化に伴う環境の変化が、色々な影響をあちこちで与えていることでしょう。海流の変化による漁場の移動や、エチゼンクラゲの大量発生のような異常現象が供給を減らし、一方で中国の発展に伴う需要の増大などが、海産物の市場価格にも影響を与えています。
マグロなどは顕著な例です。日本では人気がありすぎて、皮肉なことに大安売りのお寿司屋さんが乱立し、その結果世界のマグロ市場に於ける購買力が低下しているようです。即ち日本以外の国の方がより高い値段を払うようになり、日本への供給が減ってきているそうです。近海の高級食材は格別です。インド洋などからのマス・マーケットの話です。過ぎたるは及ばざるが如し。何事にも戦略が必要です。海産物の値段の中にも、マーケットやビジネスの奥深さを見る気がします。
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『新しい株の本』山口揚平氏が語る株式投資セミナー(中級編)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
ベストセラー『新しい株の本』の山口揚平氏が語る株式投資セミナーの中級編を開催いたします。
日時:11 月 22 日(水)18:30開場 19:00開演 21:00終了
場所:大手町サンケイプラザ
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/13
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