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マネックスメール<第1793号 2006年11月17日(金)夕方発行>
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≪本日の目次≫
1.相場概況
2.きょうの「マネいち」
3.資産設計への道 〜その243 貸株金利 来年も0.5%でお願いします! 内藤 忍
4.チャートの世界 −第70回−
5.だから投資は面白い!
6.投資信託基準価額
7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-1.相場概況
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
「今日こそは」という期待もむなしく、軟調
日経平均 16,091.73 (▼ 72.14)
日経225先物 16,070 (▼110 )
TOPIX 1,573.54 (▼ 8.50)
単純平均 433.69 (▼ 3.69)
東証二部指数 4,032.03 (▼ 45.82)
日経ジャスダック平均 2,087.81 (▼ 9.67)
東証マザーズ指数 1,090.11 (▼ 26.35)
東証一部
値上がり銘柄数 395銘柄
値下がり銘柄数 1,227銘柄
変わらず 85銘柄
比較できず 1銘柄
騰落レシオ 83.18% ▼ 2.31%
売買高 17億1543万株(概算)
売買代金 2兆2783億2800万円(概算)
時価総額 503兆4750億円(概算)
為替(15時) 118.43円/米ドル
◆市況概況◆
米国市場は相変わらず堅調となっていたのですが、日本市場は本日も寄り付きこそ堅調な始まりとなったのですが、上値の重さを確認するとすぐに利食い売りや見切り売りがかさみ軟調となりました。外国人売買動向(外資系13社ベース、市場筋推計)が売り越しとなったことも手仕舞い売りを急がせる要因となった面もありそうです。業績の芳しくないものがしっかりと売られ、好業績銘柄も上値が重くなるといった状況で、買い気の乏しい状況が続きました。
後場に入ってからは戻り歩調の始まりとなり、前場の高値を上回る場面も見られたのですが前場の高値を抜けた場面でも買戻しを急ぐ動きにならず、逆に上値の重さが確認されると改めて売り直される展開となりました。昼の市場外取引も金額は大きかったのですが、売り買いの偏りもなく影響はほとんどなく、週末の手仕舞いの買い戻しも限定的となり、買戻しに期待した目先筋の見切り売りがかさみ下げ幅を広げ、盛り上がりに欠ける展開の中で軟調な引けとなりました。
小型銘柄はあいかわらず値動きの悪さを嫌気する展開となり、見切り売りがかさんで軟調となりました。下値をむきになって売り叩く動きもないのですが、買い気に乏しく、ちょっとした売りでずるずると下げるものが多くなっていました。先物へのまとまった売り買いも散発的にあって、その都度指数の水準を動かしはするのですが、追随する動きも少なく、相場の方向性を定めるような展開にはなりませんでした。
それにしても米国市場が堅調、(米国だけではないですが)となっている割にもたついた展開が続きます。これも、センチメントの違いといってしまえばそれまでですが、政府・日銀サイドの方針がはっきりと見えないこと、それだけ市場に対する当局サイドの反応が鈍いことが嫌気されている面もあるのではないかと思います。先行きに対してそれほど心配はないのではないかと思うのですがまだ疑心暗鬼な投資家が多いようです。
(投資情報部長 清水洋介)
−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・手仕舞い(てじまい)
保有している銘柄や信用取引の建て玉などを売却や返済をして現金化するこ とをいう。つまり、保有しているポジションを減らす、もしくは、なくすこ とをいう。手仕舞いが行われる理由は、利益を確定するために「手仕舞い」 をする他、週末などの取引がない日に何が起こるかわからないリスク(政治 的要因やテロなどの「イベントリスク」)を出来るだけとらないようにする ために行われることもある。
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テレビ東京「株式ワイド オープニングベル」毎週月曜日 朝8時45分 → http://www.tv-tokyo.co.jp/biz/
◆個別銘柄◆
主力銘柄が底堅いが特に目立つものもなくまちまちの展開
メルシャン (2536) 342円 △80 円
キリンがTOB(株式公開買い付け)で発行済み株式の50%超を取得し、連結子会社化すると発表されたことから、TOB価格にサヤ寄せするようにストップ高となりました。
日 立 (6501) 707円 △4 円
07年3月期に営業赤字となる見通しの薄型テレビ、ハードディスク駆動装置(HDD)などの不採算事業について、一定期間内での業績改善が見られない場合は撤退や売却に踏み切る方針を示したことを好感され、堅調となりました。
若築建 (1888) 121円 ▼50 円
2007年3月期通期の業績予想と配当予想の下方修正を発表しました。連結最終損益は従来予想の11億円の黒字から一転して107億円の赤字に転落する見通しとのことから、年初来安値を更新、ストップ安となりました。
カルピス (2591) 861円 △41 円
キリン(2503)が前日、味の素(2802)が筆頭株主であるメルシャン(2536)に対してTOBを実施し、連結子会社化すると発表したことから、同じ味の素が筆頭株主となっている同社に対しても思惑が働き大幅高となりました。
THK (6481) 2,865円 ▼105 円 :100株単位
2007年3月期通期の連結業績の利益予想の下方修正を発表したことから売られ、一時底堅い動きとなったのですが、地合いの悪さに押され、大幅安となりました。
丸 正 (8105) 80円 ▼27 円
値引き処理に関する売上高の計上などに誤りがあった影響で2006年3月期と2006年4―6月期の業績を訂正すると13日に開示したことについて、東京証券取引所が社内管理体制の重大な不備に起因するもので不適切な開示であると認められるとして「改善報告書」の提出を求めたと前日に発表したことにより、年初来安値を更新しました。
◆ランキング◆
詳細は
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※株式分割銘柄に関してはマネックス証券のウェブサイトにログイン後、 「投資情報」→「株式周辺情報」→「資本異動銘柄」をご覧ください。
本コラムに掲載される内容は、コメント執筆時における筆者の見解・予測であり、情報の正確性について保証するものではありません。また、内容は予告なく変更されることがあります。なお、本コラムは情報提供のみを目的として作成されたもので、有価証券の売買、為替取引の勧誘を目的としたものではありません。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-2.きょうの「マネいち」
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
本日の各世銀債の参考利率
米ドル3年:4.20% (+0.02%)
豪ドル2年:5.30% (+0.02%)
豪ドル3年:5.44% (+0.02%)
◆きょうのなるほど 【アメリカ合衆国】
先日、中間選挙が行なわれました。中間選挙は、大統領の任期(4年)の中間地点で選挙が行なわれるので、このような呼称となっています。この選挙では、任期6年の上院議員が2年ごとに1/3ずつ、下院議員は2年で全員が改選されます。
今回の選挙では、共和党ブッシュ政権の2期目にして民主党が上下両院で多数派を勝ち得ました。これによる影響については様々なメディアでも書かれていますが、アメリカの経済政策などが変わることになれば、株価・金利・為替などを通して投資にも影響が出てくる可能性があります。アメリカの中間選挙は、世界中の投資家からも注目されているのです。
アメリカ合衆国についてもっと詳しく知りたい方は↓
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3220/saiken/info_us.htm
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-3.資産設計への道
〜その243 貸株金利 来年も0.5%でお願いします! 内藤 忍
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-「別冊宝島 本当に役立つ!手帳超活用術」(980円)で手帳活用法を紹介しています。6人の手帳ワザが満載された中身の濃い一冊です。手帳を使っている方は是非ご一読ください。
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−−−−−−−−−−<資産設計への道〜その243>−−−−−−−−−−−−
貸株金利 来年も0.5%でお願いします!
よく勘違いされるのですが、私はマネックス証券の社員ではありません。マネックス・ユニバーシティはマネックス証券のセミナーを受託している会社です。つまり厳密に言うとマネックス証券は私にとってはセミナーの発注元のお客様なのです。
マネックス・ユニバーシティのセミナー受託例
http://www.monexuniv.co.jp/invest_customer.html
一方で私の個人金融資産の大半はマネックス証券にあります。つまりマネックス証券にとっては顧客の立場でもあるのです。今回はそんなマネックス証券の1ユーザーとして個人投資家の立場から、このコラムを書いてみたいと思います。
最近、一番気になっているのは貸株サービスの貸株金利です。10月から年末まで貸株金利が0.5%に引き上げられました。これは個人投資家としてとてもうれしいことですが、果たして来年以降はどうなるのでしょうか。
●貸株サービスとは?
貸株サービスを聞いたことが無いという方にサービスの概要を説明しておきましょう。これはマネックス証券に預けている株式を貸出し、貸借料(貸株金利)を受け取れるサービスです。
貸株サービスの説明画面
http://www.monex.co.jp/StockLending/00000000/guest/G1900/lend/index.htm
このサービスを利用しない方の中には仕組みを誤解している人も意外に多いようです。例えば貸株サービスを利用していても売買は通常と同じようにできること、株主優待自動取得サービスを使えば株主優待を逃す恐れが無くなること、配当金についても相当額をマネックス証券が支払うこと・・・。
申込みさえやってしまえば、ほとんどすべての銘柄に同じ貸株金利が日割りで付与されることになります。
●リターンがあるものにはリスクもある
リターンがある金融商品にはリスクが存在します。貸株サービスにもリスクがあり、理解しておく必要があります。このサービスを利用すると通常の保護預りではなく、分別管理の対象外となります。つまり万が一マネックス証券が倒産した場合には投資者保護基金による保護対象にならないということです。したがって短期的にマネックス証券の対する信用リスクを取れる、と思えない方はこのサービスを利用すべきではありません。
また税金についても確認しておきましょう。配当金相当額として受取った金額も含めた貸株金利は雑所得になります。受取り金額が20万円を越えると確定申告が必要になります。
貸株サービスの注意事項
http://www.monex.co.jp/StockLending/00000000/guest/G1900/lend/caution.htm
●1000万円で年間5万円
このようなリスクを認識できるのであれば、この貸株金利0.5%は魅力的です。例えば1,000万円の株券残高があれば年間5万円の金利が株式から発生するのです。貸株金利は毎月MRFに入金されますから、月平均4,000円強の現金が得られます。無視できない金額です。
●残高が増えると金利にもプラスの影響
マネックスの貸株サービスの残高はもうすぐ1,000億円を突破する勢いですが、残高が増えるにしたがって、貸株市場での運用レートをさらに高められる可能性があります。なぜなら、貸株市場でのマネックス証券の存在力が高まれば、貸出先をさらに広げることができ、運用効率を高められるからです。
貸株サービスを利用する人が増えて、残高が積み上がれば、サービスを利用している人全員に貸株金利の引き上げというメリットが出てくる可能性が高まります。自宅に株券が眠っている人、他の証券会社に株式を預けている人、にもっとこのサービスを活用して欲しいと思います。
ちなみに貸株金利を何%に設定するかはマネックス証券が決定して前月末になると発表されるようになっています。
貸株金利情報
http://www.monex.co.jp/StockLending/00000000/guest/G1900/lend/rate_meig.htm
来年の金利は12月になると発表されることでしょう。どんな金利になるのか、発表を待ちたいと思います。
今回の話のまとめ---------
●貸株サービスはリスクを認識した上で活用するか判断すべき
●現状の貸株金利年0.5%は来年も続くかわからない
●貸株残高が増えれば、利用者全員にとってさらに有利になる可能性がある
ではまた来週・・・。
内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長
http://mail.monex.jp/?4_28401_134617_15
資産設計について聞いてみたいことがある方はメール件名「内藤」宛で
feedback@monex.co.jp まで(コラムで紹介させていただく場合があります)
(本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、筆者の所属する組織の意見ではありません。)
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-4.チャートの世界 −第70回−
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
−実践編:−節目−
図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/TStp.htm
今週は「トレーリングストップ」について話をしたいと思います。何だか難しい言葉ですが、何度か「マーケットメール−夕刊−」(無料で毎日配信しています。ぜひご利用ください)の中のコラムなどでも取り上げているので、耳にしたことがある人も多いのでしょうが実際にどのように見て行けばいいのか、どう利用すればいいのかを見て行きましょう。
図1.は実際の株価の動きではなく概念図ですが、このようにしっかりと儲かる相場の時に有効になります。少し儲かったからといって売却してしまい、「売った後の方が大きかった!」という事もよくあることです。こうした事態を防ぐためにも「トレーリングストップ」は有効なのです。
図1.でまず、1,000円である銘柄を買ったとします。買った瞬間から「ロスカットポイント」という「いくらになったら、自分の考え(=この株が上がるという考え)が間違っていた」ということで売るかを決めることから始めます。これを決めておかないと損がどんどん膨らむことも多く、また、損を抱えたまま長いこと資金を寝かしてしまうことになるのです。この「ロスカット」のポイントは大体10%とする人が多いのではないかと思います。
そして、順調に上昇を続けた場合にはたとえば1,200円まで上昇、「20%の儲けだから売ってしまおう」という考えも出来ますが、ここで少し考え方を変えて、「今は200円儲かっている、この儲けが20%減ったら売ってしまおう」ということで1,200円の株が1,160円になったら売却するのです。そして1,160円まで下がらなければそのまま持ち続けるのです。それを毎日(あるいは「リアルタイム」で)終値をベースに「儲けがいくらで、その20%引きは・・・」と計算して「逆指値」などを利用して、「下がったら売る」ということにしておけばいいのです。
この図1.の例でも1,200円を越えてもまだ上げ続けて1,360円まで上昇しました。その結果1,200円で売っていればその後1,360円まで上昇したので、「悔しい思い」をしたものでしょう。ただ、ここで1,360円をつけたことで「トレーリングストップ」のポイントが1,288円になり、その水準を割り込んだことで売却することになりました。高値で売った時の儲け、360円よりは少なかったのですが、1,200円で売ろうと思ったよりは5割近く、儲けが多かったことになります。うまく「トレーリングストップ」が機能したということになります。
来週はもう一つ「儲けが何%減ったら売却」と言う例ではなく、先週見たような「節目」で「ストップロス」=「トレーリングストップ」を置くようなやり方を実際のチャートで見て見たいと思います。
(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)
「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/chart/2006.html
また、ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛で
mailto:feedback@monex.co.jp
までお送りいただければ清水から回答いたします。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-5.だから投資は面白い!
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
−第7回 銘柄を見ていく。−
今週は、メルシャン(2536)を取り上げます。
■ワイン業界の“雄”
○会社の概要
創業は1934(昭和9)年ですが、源流と云われる日本最初のワイン会社「大日本山梨葡萄酒会社」が設立されたのが1877(明治10)年。長きに亘って日本でのワインの普及に貢献してきた会社です。
2006年度第3四半期では、ワイン、低アルコール飲料など洋酒部門が総売上高の約41%、焼酎など和酒部門が約36%を占めています。
○業績
2006年9月中間期の連結業績は、売上高は665億円(前年同期比0.4%減)、経常損益は約9億円の赤字となっています。
洋酒部門は前年同期比2.5%増収となりました。「シャトー・メルシャン」が好調だったほか、輸入ワインもしっかりとした推移だったようです。
その一方で、和酒部門が前年同期比で4.7%減収となりました。低価格競争をしない方針に転換したことも、伸び悩みの一因だったと推察されます。
経常損益が赤字となったのは、原材料の高騰や円安の影響、販売促進費負担を吸収しきれなかったことが挙げられます。
○今後の戦略と見通し 〜キリンビールとの提携によるシナジー効果は?
前日に、キリンビール(2503)がメルシャンをグループ傘下に入れることを目的に、TOB(株式公開買付)で完全子会社化することが発表されました。ちなみに、メルシャンはキリンビール傘下に入っても、上場は維持されます。 弱点分野であったワイン・焼酎部門を強化して「総合飲料メーカー」としての地盤を強化したいキリンビールと、和酒部門のテコ入れなど収益力の強化や買収防衛など、事業の安定的な運営を目指すメルシャン双方の思惑が一致した形となりました。
それぞれが持つ販売網、インフラ、人材などを活用できるほか、筆頭株主である味の素(2802)がTOBに応じることで創業以来の“しがらみ”も薄まり、効率的かつ自由度の高い事業運営が可能となるのではないでしょうか。また、バランスシートの改善も進んでいくと見られます。
今回のTOBでは、メルシャン・キリンの「WIN・WIN」の面が目立ちます。ただ、チューハイでは両社でシェアが約4割となるスケールメリットを活かして収益力を改善・強化できるかどうか、また、同業他社とのシェアが拮抗しているワインはキリンの販売網の活用でさらにシェアを拡大できるかどうかが、TOBの成否を決めると思います。
同業他社との競争はこれからも激しさが続くと見られ、商品別の販売動向は決算期ごとにチェックしておきましょう。
(投資情報部)
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-6.投資信託基準価額
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-詳しくは
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/0/syohin/tousin/syohnitirhyouji/guest
※マネックス証券の全取扱ファンドが、カテゴリー順、運用会社50音順、騰落 率順に表示できます。
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お申込みの際は、目論見書を事前にご確認ください。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-7.マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
11月17日 <真似る>
人は真似るものです。誰もが知ってるように、赤ん坊は言葉も仕草も、全て周りの人を真似ることによって学んでいきます。考え方も同様でしょう。そしてこれは赤ん坊だけでなく、大人であっても、程度の差こそあれ同様です。国際会議などに出席してきた経験から思うのですが、目に入るもの耳に聞こえるものに、私も大きな影響を受けてきました。何を発言していいのか、何をしていいのか、そして何がタブーなのか。日本人としてのアイデンティティーを失う訳ではないのですが、徐々に周りに合わせた範囲内で行動するようになっていきます。これは恐らく、生き物としての本能で、自分の属する系の中で例外になりたくない、周りに例のない行動は取りにくい、更に云うと、周りの期待に応えたい、と云う事ではないでしょうか。
翻って昨今の日本に於ける報道を鑑みるに、少々疑問に思うことがあります。「真似されるべきでないこと」に関する報道のあり方についてです。例えば子供の自殺の問題。あれは似た環境にいる同世代が自殺を選んだことを知った子供が、「あぁ、そう云うのもありなんだ」と思って安易にその道を選んでしまっていると云うことはないでしょうか。
この件に関しては様々な考え方や論点があると思います。そもそも自殺は決して許されないという考え方から、最も侵しがたい基本的な人権であるという考え方まであるでしょう。或いは、教育に関して減点ゲーム的な風潮があるのではないかとか、子供の周りだけでなく、そもそも多様性を認めにくい社会構造全体に問題があるのではないかとも考えられます。そのような問題の根本を追究することには意味があるように思われますが、自殺の事実とその環境の紹介だけの報道では、更に同様の悲しい事故を増やしてしまわないでしょうか。難しい問題です。しかし大切なものは何かと云うことを、社会はもっと考えるべきではないでしょうか。
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テレビ東京で平日の朝8時45分から放送されている「株式ワイド オープニングベル」に、投資情報部長 清水洋介 が毎週月曜日出演しています。是非、ご覧ください。
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