マネックスメール 2006年12月8日(金)

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2006年12月8日(金)

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 マネックスメール<第1807号 2006年12月8日(金)夕方発行>
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  目次
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 1 相場概況
 2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
 3 だから投資は面白い!
 4 資産設計への道 その246 中国株のもう1つの投資法 内藤忍
 5 チャートの世界
 6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
 7 マネックス証券からのお知らせ
 8 勉強会・セミナー情報
 9 思春期証券マンのマネックス日記
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 1 相場概況
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 SQ、GDP、機械受注に振らされるも底堅い展開

日経平均            16,417.82 (▼ 55.54)
日経225先物         16,400 (▼100 )
TOPIX            1,616.34 (▼ 6.43)
単純平均             447.04 (▼ 1.04)
東証二部指数           4,136.26 (△ 11.88)
日経ジャスダック平均       2,111.94 (△ 8.15)
東証マザーズ指数         1,161.97 (△ 2.17)
東証一部
値上がり銘柄数          572銘柄
値下がり銘柄数         1,011銘柄
変わらず             125銘柄
比較できず            1銘柄
騰落レシオ           91.12%  ▼ 2.87%
売買高            23億9414万株(概算)
売買代金        3兆4559億1100万円(概算)
時価総額          517兆2883億円(概算)
為替(15時)          115.22円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場は軟調となりましたが、外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が買い越しと伝えられたことから昨日と同じような展開になって来るのではないかと思われました。ただ、寄り付き前に発表になったGDP(国内総生産)の改定値が大幅下方修正となったことやSQ(特別清算指数)算出に伴う売りで、売り先行となりました。しかし、寄り付きの売りが一巡したところでは底堅い動きとなり、節目と見られた日経平均の16,400円の水準を割り込まなかったことで、戻り歩調となりました。その後は先物のまとまった売り買いも散発的に出ていたのですが、大きく方向感を出すという感じではなく、「上がれば売り、下がれば買い」といった方向感のないもたついた動きとなりました。

 後場に入ってももたついた動きには変わりありませんでした。昼の市場外取引は金額はそれほど大きくはないのですがやや売りと伝えられたことで売り先行で始まり、節目と見られる日経平均の16,400円を割り込む場面も見られました。それでも下値ではしっかりと買い戻しや押し目買いが入り、底値が確認されると戻り歩調となりました。ただ、機械受注統計の発表までは「戻れば売り」といったような展開となっていました。機械受注統計が予想を大幅に下回ったことで、一気に売られましたが目先筋の売りが一巡すると、買戻しも入り、利上げが遠のいたと好感する動きもあって堅調な引けとなりました。

 小型銘柄は堅調な動きとなりました。主力銘柄が目先筋の売りに押されたり、SQに絡む動きで右往左往している中で小型銘柄全般に底入れ感が出てきており、割安銘柄や好業績銘柄、売られ過ぎの銘柄など買いやすい銘柄を物色する展開となりました。先物にもまとまった売り買いは散発的に見られたのですが、大きく方向感を出すような動きもなく、機械受注統計が発表された後も買い戻しが中心と見られ、相場を牽引するような動きは見られませんでした。
 米国市場だけではなく、日本市場も強弱入り混じる経済指標などの発表となり、利上げの時期をめぐっていろいろな憶測や思惑がうごめいているようです。ただ、仮に利上げが行われても本来であれば気にするほどの水準でもなく、実際に利上げが行われるほど経済の基調が強ければ業績を上方修正するような銘柄が多く、相場上昇要因となって来るのではないかと思います。また、逆に年内利上げがないとなると年明けにでもあるのではないかとの懸念も出てきますが、外国人があわてて円キャリーの資金を手仕舞いに来ることもなく、売り圧迫要因にはなり難いのではないでしょうか。

(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

−<今日の言葉>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・機械受注統計(きかいじゅちゅうとうけい)
 機械受注統計とは機械メーカー280社による生産設備用機械の受注額を集計し たもので、内閣府の経済社会総合研究所から発表されるものである。通常 「船舶・電力を除く民需」という項目が利用され、景気の動向を計る上で重 要な企業の設備投資の先行きを示す指標として注目される。
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◆個別銘柄◆ 

 再編に絡む話題などから食品株、鉄鋼株が高い

ANA (9202) 426円 △5 円 
 国内に保有する全13ホテルの土地、建物を売却し、航空事業に経営資源を集中すると報じられたことから、堅調となりました。

J T (2914) 550,000円 △21,000 円 :1株単位
 英たばこ大手のガラハーに対して買収に向け接触したと報じられたことから、分割後高値を更新しました。

Jパワー (9513) 5,710円 △190 円 :100株単位
 堅調な動きが続き過熱感が出ていたのですが、外資系証券が投資判断を引き上げたことから、大幅高となり5日続伸しました。

積水化 (4204) 943円 ▼29 円 
 11月の住宅受注実績(速報)で棟数が前年同月に比べ12%減少したため、収益悪化を懸念され、軟調となりました。

サッポロHD (2501) 703円 △37 円 
 景況感がさえない中、再編絡みやディフェンシブ銘柄として食品株が物色されるなかで、材料株として物色され、堅調となりました。

パラマウント (7960) 1,995円 △80 円 :100株単位
 仏医療ベッドメーカー大手コロナ・メディカルを買収すると発表したことから、海外展開の拡大に期待が入り、大幅高となりました。

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テレビ東京系の「株式ワイド オープニングベル」に、投資情報部清水洋介が毎週月曜日8:45から出演しています。是非、ご覧ください。
http://www.tv-tokyo.co.jp/biz/
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 2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
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◆新規公開株式(IPO)◆
ヒップ(2136)、JBイレブン(3066)、WDI(3068)、
eBASE(3835)、朝日ネット(3834)、マルマエ(6264)

◆公募・売出株式(PO)◆

株式会社SUMCO(3436・東証1部)
・仮条件(ディスカウント率) 2.0%〜4.0% (申込株数単位100株)・ブックビルディング期間 12/6(水)0:00〜募集価格等決定日まで
・募集価格等決定日 12/11(月)〜12/14(木)のいずれかの日
 ※最短の場合、12/11(月)にブックビルは締切となります。

昭和シェル石油株式会社(5002・東証1部)
・仮条件(ディスカウント率) 2.0%〜4.0% (申込株数単位100株)・ブックビルディング期間 12/11(月)0:00〜募集価格等決定日まで
・募集価格等決定日 12/12(火)〜12/14(木)のいずれかの日
 ※最短の場合、12/12(火)にブックビルは締切となります。

株式会社名古屋銀行(8522・東証1部)
・仮条件(ディスカウント率) 3.0%〜4.5% (申込株数単位1000株)・ブックビルディング期間 12/11(月)0:00〜募集価格等決定日まで
・募集価格等決定日 12/12(火)〜12/15(金)のいずれかの日
 ※最短の場合、12/12(火)にブックビルは締切となります。

詳しくはウェブサイトをご覧ください。
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 3 だから投資は面白い!
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 「銘柄を見ていく・その10」

 今週は、任天堂(7974)を取り上げます。

“Wii”

■会社の概要
 創業されたのは大日本帝国憲法が公布された1889(明治22)年、花札の製造などが主な事業でした。1947(昭和22)年に株式会社となり、その後「ゲームウォッチ」、「ファミリーコンピュータ(ファミコン)」で、世界的な家庭用ゲーム機メーカーとしての地位を確立しました。花札やトランプ、ファミコンなど同社製の玩具や家庭用ゲーム機には、日本国内のかなりの方が懐かしい記憶をお持ちなのではないのでしょうか。
 2006年9月中間期の決算発表時点で、連結子会社20社を含む関係会社29社を世界中に有しており、イチロー選手、城島健司選手が所属する、米大リーグのシアトル・マリナーズの運営会社もその中に含まれています。

 事業は以下の通りです(2006年3月期。カッコ内は総売上高に占める比率)。  ・レジャー機器事業(99.6%)
   家庭用ゲーム機本体、家庭用ゲーム機用ソフトウェアなどの販売
  ・その他     ( 0.4%)
   トランプ、かるたなどの販売

■業績
 2006年9月中間期の連結業績は、売上高は2,988億円(前年同期比69.4%増)、経常利益は946億円(同66.6%増)となっています。
 大幅な増収増益となっています。携帯型ゲーム機「ニンテンドーDSLite」が好調を持続し、「ニンテンドーDS」本体の2006年9月中間期の全世界販売台数も1,000万台を超えました。また、それに対応するソフトウェアも「Newスーパーマリオブラザーズ」、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」などが好調に推移しました。為替が円安基調で推移したことも、収益の押し上げ要因となっています。

■今後の戦略と見通し 〜 商品は出揃った。あとは供給量と為替次第か 会社側は通期の連結業績見通しを売上高7,400億円(前期比約45%増)、経常利益1,700億円(前期比約6%増)としています。
 据置型ゲーム機「Wii」については、12月2日の国内発売開始は過熱していました。初回出荷台数の40万台弱は即完売で、ソニー・コンピュータエンタテインメントの「PS3」などと並んで、次世代ゲーム機がクリスマス商戦の目玉となっています。
 「Wii」への注目度が高いのは周知の通りで、安定的に「Wii」を供給できるかどうかがこれからの課題となってくるでしょう。手頃な価格、操作性の良さなどライバルの「PS3」にない“売り”が消費者に受け容れられて、ライバルに差をつけられるかどうか、また、携帯型ゲーム機の好調さが続くかどうかにも注目していきたいと思います。

(マネックス証券 投資情報部)

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 4 資産設計への道
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 「その246 中国株のもう1つの投資法」

 3年前のマネックスメールに投資には3つの運用方法がある、と書きました。
自分でやる、人にやらせる、市場に合わせる
http://www2.monex.co.jp/monex_blog/archives/004457.html

 今回は中国株に投資をしようとする場合、どの運用手法を使ったらよいのかを考えてみたいと思います。

 個人的には中国株の個別銘柄を日本の個人投資家が売買して市場平均を上回る実績をあげることは難しい、と思っています。とすれば3つの運用方法の中で残る選択肢はアクティブファンドを活用して人にやってもらうか、あるいは市場平均を狙うインデックス運用です。

 香港株式市場のETFを使えば中国株のインデックス運用ができます。2つの運用手法を具体的商品で比較してみましょう。

■投資信託を使ったアクティブ運用
 市場の効率性があまり高くない市場ではインデックス運用より運用実績のあるアクティブファンドを活用するのが賢明だということになります。アクティブ運用の投資信託の代表商品としてHSBCチャイナオープンがあります。
 運用実績は過去1年で59.41%(10月末現在、信託報酬控除後)、設定来では178.8%で、参考インデックスと比較しても高い運用成績を実現しています。
運用レポート(PDFファイル形式)
http://www.monex.co.jp/pdf/fund2/M632.pdf

 ただし年間の保有コストにあたる信託報酬が年1.89%、また販売手数料は12月29日までは実質無料のキャンペーン中ですが通常は3.15%かかります。
■香港上場のETFを使ったインデックス運用
 一方のETFを使ったインデックス運用を見てみましょう。これは香港籍オープンエンド型ユニットトラスト(契約型)です。ユニットトラストとは投資信託とほぼ同じと考えてよいものです。マネックス証券で取引可能な商品としては次のようなものがあります。
 
02828 ハンセンH株指数ETF
02800 トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン
02801 iシェアーズMSCI / チャイナ・トラッカー
02823 iシェアーズFTSE/新華A50チャイナ・トラッカー

 その中でハンセンH株指数ETFを例に取ってみますと、取引単位は200口、香港ドル建で、時価は約90香港ドルですから日本円で30万円弱が最低投資金額になります。

 国内取引手数料は約定代金の0.2999%(税込、ただし最低手数料は70香港ドル)、それ以外にも印紙税や決済費用などがかかります。マネックス証券のWebに掲載されている具体例では、約定金額84万円に対して3,463円という手数料になっていますがこれだと売買手数料は比率にして0.5%弱です。また配当などの権利取得には大きな金額ではありませんが別途費用がかかります。

 また年間の管理コストはマネジメントフィーとトラスティーフィーで運用会社であるハンセンインベストメントのWebに掲載されていますが0.6%となっています。

月次レポート(PDFファイル形式)
http://www.hangseng.com/hsb/eng/per/invs/hsss/etf2/home/hshare_japdoc.html

 ETFにかかるコストは項目が多くわかりにくいですが、ざっくり言うと手数料は投資信託の3分の1程度といえるでしょう。

 運用実績は香港ドルで過去1年のリターンが34.59%。H株インデックスにほぼ連動した数字です。この数字は香港ドル建てです。過去1年で見ると1香港ドル=約15円でほぼ横ばいですから円ベースのリターンもほぼ
同じになります。ただし投資対象やリスクが違うので投資信託のリターンと単純比較はできません。

ちなみに為替レートはサーチナ社の画面で過去のレートを参照できます。http://yahoo.searchina.ne.jp/exchange/index.cgi

■どちらを買うべきか
 アクティブ運用の投資信託は平均よりも高いリターンが期待できる半面コストが高い、インデックス運用のETFはコストは下げられるが、リターンは市場平均になります。市場の効率性の低さを考えるのであればアクティブファンドという選択ですが、インデックスを常に上回れるとは限りません。その点ではETFの方がベータを狙う堅実な投資と言えます。

 一方でETFは日本と同様最低投資金額が投資信託よりも大きくなってしまう欠点があります。また積立で1万円ずつ買っていくようなドルコスト平均法も使うことができません。

 どちらにも一長一短がありますが、ETFは中国株の口座開設、買付金額入金など手間がかかります。また注文方法も香港市場独自のものがあり、ある程度投資経験のある方でないと取引しにくい商品です。投資にある程度経験があり、まとまった資金の一部として中国株への投資をされるのであればETFは選択肢として検討できるでしょう。

 個人的には中国株式投資はHSBCチャイナオープンで行っていますが、中国株口座を開設し、自分でETFの運用も並行してみることにしました。2つの運用方法を併用して、将来の結果を比較してみたいと思います。

■どちらにしてもエマージング株式はハイリスク
 早いもので2006年も残り1ヶ月を切りました。今年は外国株その中でもBRICsをはじめとする新興国の株式市場が好調に推移しました。日本株が良いパフォーマンスだった去年とは様変わりです。

 このような好調な市場を見て新興国の株式市場への投資を検討されている方も多いと思いますが、日本株以上にリスクの高いマーケットであることを認識しておきましょう。また急激な相場の上昇は株式の割安感が薄れていくことでもあります。こんな格言があります。

 「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福の中に消えていく・・・」

 投資は皆が始めてブームになった頃ピークを迎えることが多いのです。
今回の話のまとめ---------
●香港市場のETFを使えば中国株式のインデックス運用が可能
●インデックス運用は低コストであるが、初心者向きではない
●どちらの運用であっても新興国の株式市場はハイリスク・ハイリターン
ではまた来週・・・。

※本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、筆者の所属する組織の 意見ではありません。
※コラム中の運用実績は、過去の実績であり、将来の運用成果等を保証する ものではありません。
※投資信託のお申込みの際は、目論見書の内容をご確認ください。

(株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長 内藤 忍)

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 5 チャートの世界 −第73回−
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 「テクニカル分析」

 チャート教室も回を重ねてきましたが、ここでもう一度「テクニカル分析」とは何か、ということについて考えて見たいと思います。「ローソク足」のパターンを見て自分は何をすれば良いのか、あるいはRSIを見て買い場を探ったりして来ました。そしてそれを実践的に実際の相場で通用するものかどうかを見て来ました。

 「テクニカル分析」はあくまでも過去の結果であり、将来を予測するものではなく、全くあてにならないものだという見方をする人もありますが、本当にそうなのでしょうか?ただ、単純にRSIが30%を割り込んだところで買って70%を超えたところで売る、ということで儲かることもあることは既に検証して来ました。「相場次第」という考え方も出来ますが実際にここまでいろいろなチャート、テクニカル分析が出ては消え、している中で長い間培われた経験を元に使われているものも多いものと思います。そういうものは古くからこの時代まで伝わったこと自体が「当る」とか「はずれる」といった次元ではなく少なくとも「使える」ということではないかと思います。

 「使える」からこそ今の時代まで改良されながらも残って来たのではないかと思うのです。「ローソク足」一つを採ってみても、たった一つのものでその日の、あるいはその週の、月の、その瞬間の動きを確認することが出来るというのは非常にすばらしいのではないかと思います。また、その中に「売りたい人」「買いたい人」の心理をも見出せるとすればこれはとても投資をする上で「役に立つ」ことになるのではないかと思います。セミナー(勉強会)などでもいつも言うのですが、「チャートというものは人間心理、相場の心理を表しているもので、その形をあれやこれや覚えるのではなく、この形の時は『誰が』『何を考えて』売り買いしているのかを考えると次に自分が採らなければならない行動が見えて来る」のではないかと思います。

 株式投資にあたっては比較的「こうしたときはどうなる」といった類の話が多く、巷のノウハウ本も「こうしなさい」「あ〜しなさい」と書いてある、あるいは「○○はしてはいけない」というようなものが多いのではないかと思います。実際には投資をする人の立場も投資の目的も手段もまた、金額の多寡も全く同じ人はいないわけです。唯一共通しているのは「買う」「売る」という行動に出るかどうかといったところだけなのです。したがって、皆が何を考え、行動しているから株価が動き、その株価の動きを見て皆が行動するだろうことを予測して自分がいかに有利に、自分の都合に合わせて行動するかを見なければならないのではないかと思います。

 来週からは実際の株価を見ながら皆がどのように行動したのかを具体的な事例、チャートを用いて検証して見たいと思います。

(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛でmailto:feedback@monex.co.jpまで
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「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/chart/2006.html
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 6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 12月8日    「転び方」

 人は誰でも転びます。転ぶことを完全に避けることは出来ません。問題は転び方だと思います。前にも書いたことがありますが、縁石の上を歩いている人が転ぶ時、車道側に倒れる人はまずいません。無意識のうちに、ちゃんと歩道側に倒れます。それは日頃から繰り返し繰り返し車道と歩道のイメージが頭に刷り込まれているので、いざという時に、考えなくても体が正しく反応するのでしょう。

 しかし体を動かしているのは脳ですから、考えていないようで、きちんと指示は出ている筈です。何度も何度も反復して意識してきたことなので、その瞬間には、一切の思考をしていないように感じますが、実際には一瞬の間にきちんと分析し、正しい動作を指示しているのでしょう。反復練習が、思考スピードを恐ろしく速くし、また思考の際の脳への負担を極端に小さくしているのでしょう。

 このことは、ビジネスなどでも全く同じことが云えると思います。経験値、と云う言葉で表現されることもありますが、厖大な回数の反復こそが、緊急時の正しい反応を、瞬時に導いてくれるのだと思います。この仕組みを集団で共有したり他人に移転する方策。一つの経験をなるべく大勢で疑似体験する仕組み。文書化だけでは足りないでしょう。簡単な答えは決してないことだけは分かっていますが、重大なテーマとして、常に考えていきたいと思います。
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 7 マネックス証券からのお知らせ
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 → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news6129.htm ※投資信託は、値動きのある有価証券等に投資しますので、投資元本および運 用成果が保証されるものではありません。お申込みの際は、目論見書を事前 にご確認ください。

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 自由なスタイルで投資の勉強ができる《マネックス・キャンパス》は、「備えるリスクマネジメント」の新コース「知ってて得する社会保険のイロハ」のの申し込み受付を開始いたしました。ご提供価格は、¥2,100(税込み)です。 コース紹介はこちら→ https://monexuniv.wbt.ne.jp/mu/intro2_1.html
■システムメンテナンスに伴うサービス停止のご案内
 データベースサーバ構成変更に伴うシステムメンテナンスのため、12月10日午前3時〜午後9時、為替保証金取引、中国株取引を除く全てのサービスを一時停止させていただきます。ご不便をおかけしますが、何とぞご了承ください。 → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/sys/sys_maint.htm?sys_maint_date=20061210

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 8 勉強会・セミナー情報
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■@オンラインセミナー
 12月13日(水) 20:00〜21:30
 「マネックス証券の投資情報 徹底活用術 株で儲けるニュースの読み方」 → https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/42

 12月14日(木) 20:30〜22:00
 「アジア フォーカス&チャイナ フォーカス 説明会」
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 9 思春期証券マンのマネックス日記
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 「情報格差」

 朝、日経新聞の記事について話をしていて、他の社員と話題が噛み合わない事がたまにあります。都心に住んでいる彼らが読んでいるのは、最新の14版。僕の住んでいる地域は13版で、僕のだけ最新記事が掲載されてない場合があるのです。同じ日経を購読してても、こうして生じる情報格差。周りのみんなが知ってる事を自分一人だけが知らなかったりすると、非常に不安になります。
 あと、分かる方には分かっていただけると思うんですけど、残業している間にいつのまにか周りの社員がいなくなってて、自分一人を置いてみんなで飲みに行ってるのが分かった時。あれも色々な意味で不安になります。

(追伸)
 情報社会はこれで乗り切る!無料配信の『マーケットメール−朝刊−』。お忙しい朝、投資に必要不可欠な情報をコンパクトにまとめて配信。
携帯端末での受信を想定した構成なので、通勤途中でのチェックもバッチリ。http://www.monex.co.jp/ServiceInformation/00000000/guest/G100/srv/srv15_2.htm
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■創刊号からのマネックスメールバックナンバー(マネログ)はこちらから → http://www2.monex.co.jp/monex_blog/index.html
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