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マネックスメール<第1851号 2007年2月16日(金)夕方発行>
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目次
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1 相場概況
2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
3 だから投資は面白い!
4 資産設計への道
その255 10年後幸せになるためにどうしたら良いですか 内藤忍 5 チャートの世界
6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
7 マネックス証券からのお知らせ
8 勉強会・セミナー情報
9 思春期証券マンのマネックス日記
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1 相場概況
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円高や週末の手仕舞い売りにもかかわらず、買い気も旺盛で底堅い展開
日経平均 17,875.65 (▼21.58)
日経225先物 17,870 (▼20 )
TOPIX 1,774.53 (▼ 2.18)
単純平均 479.12 (▼ 0.12)
東証二部指数 4,234.78 (▼ 1.06)
日経ジャスダック平均 2,199.22 (▼ 1.46)
東証マザーズ指数 1,112.81 (▼19.67)
東証一部
値上がり銘柄数 658銘柄
値下がり銘柄数 882銘柄
変わらず 175銘柄
比較できず 0銘柄
騰落レシオ 120.58% ▼ 0.5%
売買高 21億5857万株(概算)
売買代金 2兆9939億5100万円(概算)
時価総額 567兆4195億円(概算)
為替(15時) 119.34円/米ドル
◆市況概況◆
米国株は引き続き堅調だったのですが、昨日までの上昇の反動や為替が円高に振れたこと、外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が売り越し(金額ベースはトントン)と伝えられたことなどから売り先行の始まりとなりました。寄り付きの売りが一巡した後は下値をむきになって売り叩くような動きはなかったのですが、週末と言うことで手仕舞い売りなどもあってもたついた動きが続きました。昨日大きく上昇した小売り株が目先筋の売りに押され軟調となるなど利食いを急ぐ動きも見られました。
後場に入ってからも軟調ながらも底堅い展開が続きました。昼の市場外取引は金額はかなり大きく、やや売り越しと伝えられたのですが、前場の引け値水準で寄り付いた後も底堅い動きとなり、積極的な買いもあまり見当たらなかったのですが、底堅さが確認されると引けを意識した時間帯には買戻しも入り、前場の高値水準を窺う展開となりました。それでも週末と言うこともあり、戻りも限定的となり、前日の終値を意識したところでは利食い売りや見切り売りに押される展開となりました。
小型銘柄も終始もたついた動きとなるものが多く、東証マザーズ指数は大幅安となりました。食品株が再編の思惑で買われ、銀行株も利上げ期待から堅調となりました。電力株や通信株は利食い売りに押されて軟調、小売り銘柄も昨日の反動もあってもたついた展開となりました。先物へのまとまった売り買いも散発的で追随する動きも少なく、大きく方向感を出すまでにはいたっていません。
前日までの上昇や週末と言うことを考えても「堅調」と言ってもいいのではないかと思います。前日大きく上昇した小売り銘柄も利食い売りに押されながらも底堅く、こうした動きを見ていると「何か買えるものがあれば・・・」といった雰囲気が感じられます。為替が円高に振れながらも振れ幅が広がることもなく、節目を抜けたことでセンチメントも変化しているものと思います。まだ、「下がれば買い」といった雰囲気が強いのではないかと思います。
(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)
◆個別銘柄◆
電力株、通信株は利食い売りに押され、銀行株は利上げ期待でしっかり
サッポロHD (2501) 891円 △100 円
スティール・パートナーズが前日、TOBを実施して66.6%まで買い増すことを提案したと発表し、外資系証券が投資判断を引き上げたことから、業界再編を期待した買いが入り、ストップ高となりました。
沖電気 (6703) 215円 ▼41 円
情報通信機器や半導体の不振が響き、2007年3月期決算が赤字に転落、それと同時に無配にすると発表したことから、嫌気した売りが出て大幅安となりました。
三菱商 (8058) 2,555円 ▼45 円 :100株単位
銀行等保有株式取得機構の保有株の700億円程度の売り出しを実施すると報じられたことから、株式の需給悪化を懸念した売りが出て軟調となりました。
キヤノン (7751) 6,550円 △240 円 :100株単位
1000億円を上限とする自社株買いを実施すると発表したことから、株主還元強化を好感する買いが入り、堅調となりました。
幻冬舍 (7843) 395,000円 ▼50,000 円 :1株単位
2007年3月期決算を下方修正し、国内証券が投資判断を引き下げたことから、ストップ安となりました。
ダイキン (6367) 4,200円 △50 円 :100株単位
2007年3月期決算が好調だったことから、投資判断の引き上げもあって、好感した買いが入り、上場来高値を更新しました。
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テレビ東京系の「株式ワイド オープニングベル」に、投資情報部清水洋介が毎週月曜日8:45から出演しています。是非、ご覧ください。
http://www.tv-tokyo.co.jp/biz/
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2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
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◆新規公開株式(IPO)◆
シスウェーブ (6636)、コムチュア(3844)、フリービット(3843)
寺崎電気産業 (6637)、ネクストジェン (3842)
ユー・エス・ジェイ(2142)、イー・キャッシュ (3840)
FCM(5758)、免疫生物研究所(4570)
詳しくはウェブサイトをご覧ください。
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3 だから投資は面白い!
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−<銘柄を見ていく・その19>−
今週は、松屋(8237)を取り上げます。
“実質GDP(季節調整済)で個人消費が2四半期ぶりにプラス”
■会社の概要
創業は1869(明治2)年。初代古屋徳兵衛が横浜・石川町に創業した「鶴屋呉服店」です。その後、1889(明治22)年、東京・神田の松屋呉服店を買収・継承して東京に進出するなど事業拡大を図り、1919(大正8)年、株式会社化されました。
かつては横浜・伊勢佐木町、千葉・船橋などにも店舗を構えていましたが、現在は銀座、浅草の2店舗体制となっています。
事業は以下の通りです(2006年2月期。カッコ内は総売上高に占める比率)。 ・百貨店業 (85%) 百貨店の運営、通信販売業、それらに関連する輸出入業 など ・飲食業 ( 8%) 飲食業、結婚式場の運営 ・ビル総合管理業 ( 4%) 警備、清掃、設備の保守・工事 など ・輸入商品卸売業 ( 2%) 輸入商品の卸売 ・その他事業 ( 1%) 広告・宣伝制作請負、マーケティング情報提供 など
■業績
2007年2月期第3四半期の業績(連結)は、以下となっています。
売上高 704億 700万円(前年同期比 2.9%増) 営業利益 14億5,100万円(前年同期比107.8%増) 経常利益 14億8,300万円(前年同期比128.2%増) 四半期純利益 ▲14億5,600万円(−)
売上高は小幅増収となりました。銀座本店では食品・婦人部門を中心としたリニューアル、浅草店ではイベントを実施し、衣料品、食料品を中心に比較的好調な動きだったようです。また、百貨店業以外の事業も、前年同期を上回る売り上げとなっています。
四半期純損益は減損損失、セカンドキャリア支援制度・特別プランの実施、退職給付制度の改定に伴う特別損失を計上したことから損失となりましたが、営業・経常利益は大幅増益となりました。経費構造改革などの効果が出てきているものと見られます。
■今後の戦略と見通し 〜 個人消費の動向、中期経営計画の進捗に注目
会社側は通期の業績見通し(連結)を、以下としています。
売上高 968億円 (前期比 2.2%増) 営業利益 24億円 (前期比44.0%増) 経常利益 22億5,000万円 (前期比32.8%増) 当期純利益 ▲7億5,000万円 (−)
2月15日に発表された2006年10−12月期の実質GDP(国内総生産)速報値(季節調整済)で、個人消費が2四半期ぶりにプラスに転じました。
このこともあって百貨店株に買いが集まり、同日の東証1部値上がり率ランキング(約定ベース)で、同社が第4位に入ったほか、高島屋(8233)、大丸(8234)、三越(2779)など百貨店大手が軒並みベスト10に入りました。 これが今後続くかどうかが注目されますが、百貨店大手各社は、個人消費が伸び悩む中でも店舗のリニューアルなどに取り組んできており、集客力は強化されているのではないかと思います。
駐車場の混み具合で店舗の盛況ぶりを測り売り上げ動向を推測する、あるいは、百貨店売上高をチェックするなどいろいろな見方がありますが、店舗に足を運んでご自身の目で確認し、集客力、売り上げ動向を分析するということも大切ではないでしょうか。
今後、個人消費が回復軌道に乗ってくるかどうかを見極めたいですが、その軌道にうまく乗るための、稼げる店舗、財務基盤などが整備されているかどうかが百貨店業界の勝ち組、負け組を分けるのではないかと思います。
前期(2006年2月期)から「成長基盤確立3ヵ年計画」として、経営体制の強化を図っています。個人消費の回復軌道にうまく乗れるかどうかに注目しましょう。
(マネックス証券 投資情報部)
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4 資産設計への道
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「その255 10年後幸せになるためにどうしたら良いですか」
先週のコラム「資産設計手帳を作ろう」には今までにないたくさんの方からのメールをいただきました(いただいたメールにはすべて回答させていただきました。ありがとうございます。)残念ながらまだ商品化したい、という企業からの連絡は一社もありませんが(笑)、手帳のデザインをしたいというグラフィックデザイナーの方、制作に参加したいというファイナンシャル・プランナーの方からもメールをいただき、本件への個人投資家の皆様の関心の高さに驚きました。
先週提案した資産設計手帳の構想はこんな感じです
http://www2.monex.co.jp/monex_blog/archives/007700.html
資産設計手帳というアイディアは投資を短期のギャンブルのようなものではなく、計画的にプランを立てて自分の人生設計と連動させた科学的な方法にすべきでは、という考えからうまれたものです。これから10年後、20年後といった長期的な未来に向けて今から準備をするためにこのような手帳が必要なツールであると思っているのです。
■ 将来を予想できますか?
例えばこれから10年後を想像してみましょう。1ドルは120円より円高になっているでしょうか、それとも円安でしょうか。日経平均は2万円を超えているでしょうか。
もしこのような予測をしようとすれば、そこにはシナリオが必要です。世界経済そしてその中の日本経済がどのようになっているかを考え、その中で株価や為替、金利などを予想するのが正しいアプローチになるからです。
例えば、BRICsが台頭して日本経済は地盤沈下していく。為替は円安、日経平均も下がるといったシナリオ。あるいは円が暴落して日本にもインフレがやってくる。円安、株安で金利が上昇するシナリオ。さらには日本経済は再び高度経済成長に戻るという別のシナリオ。この場合、株価は上昇、円高になっていく。そしてもう1つ、日本は高福祉高負担の国になるというシナリオ。この場合は金融市場は大きく変化しないかもしれませんが、消費税は大きく引き上げられる。・・・無数の可能性が考えられます。
■ 大切なのは予想を的中させることではない
他にもシナリオは考えられると思いますが、大切なのはこのような10年後の予想を的中させることではありません。このような無数の可能性に対応して自分の人生を豊かで満足できるものにするための資産をどうやって確保できるかを考えておくことです。なぜなら現実問題としては将来どうなるかを予想するのは意外に難しいものだからです。
長期で資産を堅実に殖やそうとすれば、世の中の方向性の予測をするよりもどのような将来になっても対応できる「負けない投資戦略」が重要になると思います。円安になっても円高になっても、株や不動産が上下どちらに振れても、良いような全天候型の資産運用方法を目指すべきなのです。
■ 幸せになるためには学習することが必要
そういえば最近「バブルへGO!!〜タイムマシンはドラム式」という映画が話題になっています。仕掛け人は「見栄講座」で一世を風靡したホイチョイプロダクション。バブルなんて20年前の過去の話、と思っているかもしれませんが、そんなバブルが再燃する可能性が無いとは言えません。人間とは同じ間違えを繰り返す動物だからです。そうならないためには過去から学ぶことが必要です。
資産運用は幸せになるための手段に過ぎません。お金自体が目的ではないからです。10年後がどんな世の中になっているかを考えるよりも、どんな世の中になっても自分の理想を実現できるようにするにはどうしたら良いかを考えてみましょう。
そんな考え方を誰でも直感的に理解できる新しい投資の本ができないか、と考え、もうすぐ発売される作品があります。正式な発表は2月21日ですが、内容の一部をご覧いただけます。
マネックス・ユニバーシティの書籍コーナー
http://www.monexuniv.co.jp/book/
これからの変化の激しい時代にお金の面でどう対応していくのが良いのか。その具体的なイメージをつかむヒントになれば、制作にかかわったものとしてたいへんうれしく思います。
お読みになった方は是非感想をお寄せください。
mailto:feedback@monex.co.jp
今回の話のまとめ---------
● 資産運用は長期的視点が必要
● 将来の経済予測をするより、自分がどうしたら良いかを考える方が合理的● 過去から学ぶことによって同じ過ちを繰り返す失敗を避けられる
ではまた来週・・・。
(本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、筆者の所属する組織の意見ではありません。)
内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ 代表取締役社長
http://www.monexuniv.co.jp/
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3月17日(土)週末の東京で「資産設計セミナー」を開催します!
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☆信用取引口座開設時の収入印紙代(4,000円)は無料です!☆
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5 チャートの世界
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−心理編1−「売る人が売ってしまうと下がらない?」
図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/Sh1.htm
チャートで相場の底値を表す、と言うものに「たくり足」と言われる足型があります(図1.、図2.)。いつもテクニカル分析のセミナーなどでも述べているのですが、「たくり足」とは、と形を覚えるのではなく、「何故こうした形になったか、そのときにその株を売買していた人たちはどんな心境だったか、そしてその動きを見た人は何を思うか?」を考えて、「だからどうなるか、自分はどうすればいいのか、」ということで「次に上がったら買う」とか「とりあえず買ってみて安値を割り込んだら売る」と言うような使い方をすればいいのです。
巷でよく言われるのは「たくり足なら買い」とか「十字足は転換」と言うことだけで「だからどうする」と言うことを述べているものは少ないのではないかと思います。実際にチャートを見て、天井や底値を当てても何の足しにもならず、しっかりとそのチャートを読んで、売買の行動が取れなければ意味がありません。この点に関しては実践編で述べてきたつもりですが、もう少しここでその相場心理の読み方や取らなければならない行動を考えて見ましょう。
図1.の矢印で示したような下落局面の場合、毎日毎日下値を切り下げるように下がり続けるときに、もしこの株を保有していたらなんと考えるでしょうか?ある人は「もういい加減に下げ止まってくれないかな?」と半分あきらめに似た境地で相場を眺め、またある人は「そろそろ買い場が来るのではないか」と手薬煉を引いてまっているのかもしれません。そして、ある人は「そろそろ売らないと資金が必要になる」とか、「他の銘柄で儲かったからもういくらでも良いから売ってしまおう」と考えているかもしれません。
こんなときに痺れを切らした人が「もうだめだ」といくらでもいいから、と売りに出したとします。その売りを見て「また悪材料が出た」とか「やっぱりもっと下がるな」と言うことで売る人がどんどん増えます。そして、売りたい人が売り切ってしまったところで、「大きく下がってきたから少し買ってみるか」と言う人が出たとします。売る人が売ってしまったことで売り物が少ないので、ちょっと買っただけでするすると値を戻し、値段が戻るのを見て手薬煉を引いていた人たちが「あれ?」と思って今度はどんどん買いをいれて、一気に値を戻す、と言うことになり、形としては「たくり足」となってくるのです。
ここで重要なことは「たくり足」の細かい形、つまり実体が陽線でなければいけない、とか陰線でなければだめだ、とか「ヒゲ」が実体の3倍なければならない、などと言うことではなく、「売るべき人、売ろうと思っている人が売り切ったかどうか」と言うことと、「手薬煉を引いて買い場を待っている人が多いかどうか」なのです。このことが一番確認し易い形が「たくり足」である、と言うことなのです。
同じような考えで細かく「ローソク足」の形を見ていくと、相場の先行きが読み易くなって来るのではないかと思います。来週は「たくり足」で見事に正解となったケースと失敗したときにどうすればいいかと言うことについて考えて見ましょう。
投資情報部長の清水に聞きたいこと、株のこと、投資のこと、先物やオプションについての疑問点、等々、ございましたら、メール件名「清水」宛でmailto:feedback@monex.co.jpまで。
(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)
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「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/chart/2007.html
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☆初心者向けコンテンツがいっぱいマネックスラウンジ
→ http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G2004/lounge/index.htm
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6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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2月16日 「ルビ」
私は「新聞は総ルビにすべし」と思っています。理由は後で述べるとして、ルビはRUBYであることを今日知りました。日本の明治時代の頃のイギリスでは、いくつか違う活字の大きさを宝石の名前を付けて呼んでいたそうで、小さい順にダイヤモンド、パール、ルビー、エメラルドとあり、そこからふりがな用の小さな活字をルビー、即ち「ルビ」と呼ぶようになったとのことです。久し振りに「へぇ〜」と思いました。
さて本題に戻ります。インターネットの繁栄と共に、活字文化・活字メディアの衰退が叫ばれていますが、私は活字は好きな方です。新聞などは記事の置かれている面数、位置、見出しの大きさ、見出しが寝ているか起きているかなどで、テキスト情報に加えて、作り手が意識しているその記事の重要性などの付加情報が掴めるので、インテリジェンスを構築する際の大切な情報源だと考えています。
ところが読み手が減れば、結局いずれはそこに投入される投資・人材が減少し、情報源としての価値は下がっていくでしょう。これは惜しいことです。ではどうすれば読み手を減らさずに済むか?これは長期的に考えると、「将来の読み手」をきちんと育成していくべきだと思うのです。子供はマンガが大好きです。マンガは基本的に総ルビです。私も総ルビの本や、かつてはルビの振られていた新聞を読んで、色々な知識を吸収し、様々なことに興味を持ちました。そういう「未来育成」を、もっとすべきではないでしょうか?新聞に限らず、世の中にルビが溢れて、宝石のように未来を輝かせることになるといいですね。
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7 マネックス証券からのお知らせ
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■オンラインセミナー オンデマンドをご用意しました
皆さまからのご要望に応え、人気のオンラインセミナーを、お客様のお好きな時間に、自由に視聴できるように、オンデマンド化いたしました。
→ http://www2.monex.co.jp/lounge/benkyo/ondemand.html
■投資、資産運用のeラーニング、「マネックス・キャンパス」
動画や資料もあり、楽しく分かりやすく投資について学べる「マネックス・ キャンパス」。ライフプランニングから株式投資まで、バランスの良いラインナップです。今なら、一定条件を満たせば実質無料で受講可能!
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■システムメンテナンスに伴うサービス停止のご案内
システムメンテナンスのため、2月17日(土)午前9時〜午後3時、先物・オプション取引のサービスを一時停止させていただきます。ご不便をおかけしますが、何とぞご了承ください。
→ http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/sys/sys_maint.htm?sys_maint_date=20070217
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☆ケータイからの新手数料を設定、最低は105円(税込)!☆
→ http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news701m.htm
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8 勉強会・セミナー情報
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■@東京
2月23日(金) 19:00〜
東保裕之の【株式投資 これだけは やれ】
→ https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/87
2月24日(土) 14:00〜 時局講演「日本の株式市場をどうみるか」
主催:NPO証券学習協会、後援:マネックス証券他
→ http://www.npo-shoken.or.jp/kouza_annai/kabushiki_kisokouza/frm_H18_autumn_kisokouza_4kai.htm
2月26日(月) 19:00〜
ジャパンインベスト 個人投資家向けIRセミナー
→ https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/88
■@オンライン
2月20日(火) 19:15〜
マネックス証券の投資情報 徹底活用術 超初心者編
→ https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/96
2月20日(火) 20:30〜
初登場!株を貸して貸株金利をもらおう 貸株サービス
→ https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/97
2月21日(水) 20:15〜 グレーターチャイナ(中国および台湾など中国周辺 国)の魅力 チャイナ フォーカス 説明会
→ https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/100
■@マネックスラウンジ@銀座
2月20日(火) 12:15〜13:00 「今週の相場見通し」
マネックス証券 投資情報部 清水洋介
→ http://www2.monex.co.jp/lounge/lounge/seminar/index.html
2月21日(水) 17:30〜18:30 オムロン会社説明会
オムロン株式会社 経営IR部 中垣内 桂子
→ http://www2.monex.co.jp/lounge/lounge/seminar/index.html
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☆2月21日(水)より販売開始!トヨタモーターCC 豪ドル建て社債☆ → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news7026.htm
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9 思春期証券マンのマネックス日記
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「夏休み」
こんばんは。3月末までに「夏休み」を取得するよう、上司に言われました。自分でも完全に忘れてましたけど、去年の夏休みをまだ消化していなかったぼすみんです。
夏休み万歳!夏休み最高!もう立春も過ぎてるのに果たしてそれを夏休みと呼べるのか、そのへんは素朴に疑問だったりするわけですが、やはり連続休暇は嬉しいです。
季節外れの夏休み、ひとつゴージャスに海外旅行・・・と行きたい所ですが、これは懐具合の関係で断念。ならば、気分だけでも世界一周・・・と世界の有名建築物を25分の1サイズで展示してる「東武ワールドスクウェア」を考えましたが、ここはもう毎年行っているので却下。結局、国内旅行に落ち着きそうです。
でも、せっかくの休みなんだから、思いっきり贅沢に!ここはひとつ、壁に貼った日本地図にエイヤ!とばかりダーツを投げつけ、矢の刺さった街に行ってこようと思うんですよ。勝手気ままな一人旅、時間に追われる現代人にとって、これ以上の贅沢はありません!負け惜しみに聞こえるかもしれませんけど、これも彼女や奥さんのいない独身貴族ならではの特権です!
さぁ、目的地はどこになるかな?・・・って、これで埼玉とか千葉とか、すぐ隣の県だったらイヤだなぁ。
※追伸:旅行好きの方は、ついでにマイレージを貯めるのもお好きな方が多い ようです。お取引に応じて貯まるマネックスポイントは、ANAマイレージクラ ブのマイルとポイント交換が可能です。
http://www.monex.co.jp/ServiceInformation/00000000/guest/G100/srv/srv07_ana.htm
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