マネックスメール 2007年3月9日(金)

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マネックスメール 2007年3月9日(金)

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 マネックスメール<第1866号 2007年3月9日(金)夕方発行>
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  目次
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 1 相場概況
 2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
 3 だから投資は面白い!
 4 資産設計への道
      その258 長生きしないリスク、長生きするリスク 内藤忍 5 チャートの世界
 6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
 7 マネックス証券からのお知らせ
 8 勉強会・セミナー情報
 9 思春期証券マンのマネックス日記
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 1 相場概況
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手仕舞い売りに押されるも、あく抜け感があって堅調

日経平均            17,164.04 (△73.73)
日経225先物         17,110 (△90 )
TOPIX            1,730.31 (△ 9.35)
単純平均             468.65 (△ 1.90)
東証二部指数           4,251.10 (△13.55)
日経ジャスダック平均       2,152.69 (▼ 1.26)
東証マザーズ指数         1,057.08 (△ 3.93)
東証一部
値上がり銘柄数          929銘柄
値下がり銘柄数          664銘柄
変わらず             137銘柄
比較できず            3銘柄
騰落レシオ           100.13%  ▼ 3.69%
売買高            31億9080万株(概算)
売買代金        4兆7580億9400万円(概算)
時価総額          554兆1345億円(概算)
為替(15時)          117.39円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が堅調、外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が買い越し、為替も円安と言うことでSQ(特別清算指数)算出の売り買いを交えて買い先行となりました。寄り付きの買いが一巡した後も下押すことなく買い気の旺盛な相場となりました。ただ、さすがに前場中ごろからは上値の重さを嫌気して週末の手仕舞い売りもかさみ上げ幅を縮小する展開となりました。
 後場も売り先行の始まりとなりましたが、昨日の終値を下回ることもなく、寄り付きの売りが一巡すると値を戻し、堅調な動きが続いたのですが、さすがに米国雇用統計の発表を控えていることもあって積極的な買いも少なく、方向感無く小動きとなりました。結局、最後も週末の手仕舞いの売り買いが交錯する格好で動きはなく堅調ながらも上値の重い展開となりました。

 業種別指数を見ても大きく売られるようなものも少なく、利食い売りに押されるものが見られる程度、小型銘柄もまちまちの動きで方向感のない展開となっていました。先物にはまとまった売り買いも散見されましたが、大きく方向感を出すようなこともなく、目先筋の売買が中心となっていたようです。週末と言うことでヘッジ売りも出ていたようですが、下値を売り叩くような売り方も少なく、大きな動きにはなりませんでした。

 為替が落ち着いたことで、週末になってようやく落ち着きを取り戻した感じです。SQ算出の日が落ち着いている、と言うのも不思議な話ですが、逆に言えば週末から来週にかけての相場が不透明で読み難いということなのかもしれません。

(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

◆個別銘柄◆ 

 鉄鋼株は利食い売りに上値が重く、電力株は軟調

ユニチャーム (8113) 6,940円 ±0円 :100株単位
 外資系証券が投資判断を引き上げたことから、買い上がられる場面もあったのですが、週末ということもあってもたついた展開となりました。

OMCカード (8258) 856円 △100 円 :100株単位
 ダイエー(8263)が保有している株式の30%程度を売却する方向で調整に入ったと報じられたことから、経営再建を期待した買いが入りストップ高となりました。

中外薬 (4519) 2,965円 △65 円 :100株単位
 2009年にも、効き目が持続する腎性貧血治療薬の製造販売承認を厚生労働省に申請すると報じられ、今後の収益拡大期待から買いが入り堅調となりました。
大陽日酸 (4091) 1,077円 △7 円 
 半導体や鉄鋼業界向けの工業ガス販売が好調なことから、2007年3月期決算が増益となり、増配すると報じられ、好感した買いが入り堅調となりました。

松 屋 (8237) 2,520円 ▼70 円 :100株単位
 昨日大幅高となったことの反動で利食い売りが入り軟調となりました。 
石川島 (7013) 473円 ▼5 円 
 水門工事を巡る入札談合で、公正取引委員会がメーカー15社に排除措置命令を出し、14社に課徴金納付を命じたことから、軟調となりました。

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テレビ東京系の「株式ワイド オープニングベル」に、投資情報部清水洋介が毎週月曜日8:45から出演しています。是非、ご覧ください。
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 2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
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・仮条件(ディスカウント率) 2.0%〜4.0% (申込口数単位:1口)・ブックビルディング期間 3/7(水)0:00〜募集価格等決定日まで
・募集価格等決定日 3/14(水)〜3/16(金)のいずれかの日
 ※最短の場合、3/14(水)にブックビルは締切となります。

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 3 だから投資は面白い!   −第50回−
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 −<銘柄を見ていく・その22>−

 今週は、タカラトミー(7867)を取り上げます。

 “外資系投資ファンドの出資受け入れ”

■会社の概要
 玩具業界の老舗、プラレール、トミカ、ポケモンなどを持つトミーと、リカちゃん、チョロQなどを持つタカラが、トミーを存続会社として2006年3月1日に合併し、誕生しています。
 それぞれが確立されたブランドを持っていたものの、ヒット商品の端境期で業績が伸び悩み、業務提携など次の事業展開を模索していた中で、商品開発力などの相互補完、生産、物流など各部門の効率化によって経営基盤を強化することを主目的とした合併だったようです。
 2006年9月末時点での筆頭株主は、モバイル向けデジタルコンテンツ配信事業に強みを持つ、インデックスHD(4835)です。

 事業は以下の通りです(2006年9月中間期。カッコ内は総売上高に占める比率)。

 ・玩具事業       (52%)                     幼児玩具、男・女児玩具などの企画・製造・販売 など        ・玩具周辺事業     (39%)                     カプセル玩具、家庭用ゲームソフトなどの企画・製造・販売 など   ・アミューズメント事業 ( 8%)                     アミューズメント施設関連事業 など                ・その他の事業     ( 1%)                     デザイン事業、自動車用品の製造・販売、コンテンツ事業 など   
■業績
 2007年3月期第3四半期の業績(連結)は、以下となっています。

  売上高    1,275億 300万円                     営業利益    46億4,800万円                     経常利益    50億2,600万円                     四半期純利益  36億9,200万円                   
 ※前第3四半期単純合算連結業績

  売上高    1,447億8,200万円                     営業利益    24億8,700万円                     経常利益    21億1,200万円                     四半期純利益  33億6,100万円                   
 旧トミー、旧タカラの前第3四半期単純合算連結業績との比較では、グループ企業の再編もあって連結売上高は減収となっていますが、合併によって経営基盤が強化されたこともあり、利益面では前期実績を上回っています。
 玩具事業ではトミカ、プラレールなどの新商品が堅調だったほか、玩具周辺事業で「ポケモン」関連グッズが堅調に
推移したようです。

■今後の戦略と見通し

 会社側は2007年3月期の業績見通し(連結)を、以下としています。

  売上高   1,700億円                         経常利益   42億円                         当期純利益  17億円                       
 3月6日、外資系投資ファンドからの出資を受け入れることが発表されました。投資ファンドは議決権ベースで第2位株主となります。また、投資ファンドの日本代表ほか1名を経営陣に迎え入れるようです。
 タカラとトミーの合併で国内での収益基盤が強化され、徐々に収益にもその合併効果が表れて来ているようです。ただ、少子化が進む中、国内の玩具事業だけでは収益の拡大が望めず、その打開策として北米事業での収益拡大を目指し、投資ファンドの出資を受け入れたのではないかと思われます。投資ファンドの経営ノウハウや北米での事業戦略に期待したいという経営陣の思惑ではないでしょうか。
 筆頭株主のインデックスHD(4835)グループのデジタルコンテンツ事業との相乗効果に加え、北米での玩具事業を磐石なものにすれば少子化の波も乗り切れるという思惑もあるのでしょう。
 今後はこの投資ファンドの果たす役割、その効果がはっきりしてくるものと思います。その効果が会社側の思惑通り表れてくると一段と会社としても飛躍も見込めるのでしょう。
 「三角合併」解禁が喧しく言われるなかで、敵対的な買収や「グリーンメイラー」と言われる短期間で高値での売り抜けを狙うだけの投資ファンドが目立っていますが、別な意味でこのような長い目で会社の拡大を図るような投資ファンドの役割もあり、今後も(これまでも影響力はありましたが)こうした「まともな」投資ファンドの影響力がますます、増してくるかもしれません。このタカラトミーの例ばかりでなく、収益拡大を図る、経営基盤を強化するための投資ファンドの役割も注視してみるといいのではないでしょうか。

(マネックス証券 投資情報部)

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  ☆「株のがっこう 団塊世代編」 福岡 万葉の湯で3月25日開催☆
    → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news7038.htm

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 4 資産設計への道
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−その258 長生きしないリスク、長生きするリスク −

 もう20年前の新入社員の頃、オフィスに出入りしていた生命保険のセールスウーマンの方に薦められるまま生命保険に入りました。その後何回か契約変更はありましたが、今までに支払った保険料は数百万円になっていると思います。しかし最近契約内容を見直してみたら、どうも自分には必要の無い保険に毎月万単位のお金を支払っていることに気がつきました。

 例えば私のように現状独身という立場では、死亡したら保険料が下りる死亡保険は必要ありません。収入が途絶えても直接困る人はいないからです。つまり私の場合長生きしないリスクに対して保険は現状では必要ない、ということになります(結婚したら変わります)。

 一方で長生きするリスクは立場にかかわりなくこれから考えなければいけないリスクです。男性の平均寿命は約80年ですが、全員が80歳で死んでしまうわけではありません。もし自分が100歳まで生きてしまったら?おめでたい話ではありますが、80歳以降20年間の生活をどうやって成り立たせるのかを考えておかなければいけなくなります。

■ 保険は入りすぎ?年金は入らなすぎ?
 ライフステージや環境などで個人差はありますが、一般的に言えることは20代30代で家族がいる人は長生きできないリスクに備えて保険が必要ですが、それは年齢と共に必要金額が下がってきます。そして逆に必要になってくるのが長生きするリスクへの対応です。これは年金の出番です。

 つまり若い頃のリスクとは年齢と共に段々変わっていくのです。それに対する対応をしっかりしている人は少ないように思います

 保険は亡くなったときのためにあり、年金は生きているときのためにあるという意味で2つは別のものです。例えば病気がちで長生きしそうにない、と自分で思っている人は保険には入るでしょうが、年金には入らないでしょう。逆に健康に自信のある人は逆に年金には入るでしょうが、保険には入らないかもしれません。

 生命保険会社の取り扱っている商品には保険と年金があります。単純に言えば長生きできないリスクを保障するのが保険、長生きするリスクを保障するのが年金となります。しかし2つの商品が組み合わせて販売されているため混同してしまっている人が多く、結果として日本人の保険との付き合い方を歪めているように思います。

 保険と年金のバランスをどう取るかは人によって変わってくると思いますが、全体で見るとどうも保険には入りすぎて年金には入らなすぎ、という人が(私を含めて)多いように思います。それは今までは年金は国や企業が面倒を見てくれるという安心感があったというのが理由でしょう。しかしそんな認識を改めないといけない時期に来ていると思います。

■ 長生きへの備え 
 セカンドライフの資産設計を考える場合、定年までの資産運用によって資産を積み上げ、定年後はそれを取り崩し、公的年金などと共に生活費に充てるのが一般的な考え方です。以前のこのコラムでまずはいくら必要なのかをざっくり計算してみる方法を提案しました。
 
老後は4000万円で安心?その計算根拠
http://www2.monex.co.jp/monex_blog/archives/007393.html

 しかしこの計算方法では予定していた定年後30年よりも長生きしてしまった場合、お金がなくなってしまうという問題があります。このような不安が高齢者の過剰貯蓄をもたらす原因になっているのではないでしょうか。

 その解決方法の1つとして事前に資金を払い込んでおいて、一定の年齢になったら毎月決まった額を亡くなるまでずっともらえる「終身年金」を組んでおけば長生きリスクに対応することができます。

 例えば、40歳の男性が80歳から死ぬまで毎月10万円受け取る終身年金に加入しようとすると現時点での支払い金額は約750万円だそうです。4月から数字は改定されるので目安にしかなりませんが、これで80歳以降は10万円の収入を生涯にわたり追加で得ることができるのです。

■ 年金商品の活用を
 残念ながらこのような終身年金のような商品は日本の生命保険会社ではあまり宣伝されていません。病気やケガの保障をする保険は派手に宣伝されているのに何だか不思議です(保険会社の方、理由を教えてください)。

 長生きするリスクに対応した年金型の商品がきめ細かく開発されれば、お金の不安から開放される可能性が出てきます。そもそも長生きするのが不安、というのは考えてみれば不思議な感覚です。

 過剰な不安から過剰な貯蓄をして人生を豊かにできないのは勿体無いと思います。長生きする不安を取り除く具体的な方法を実行し、人生をエンジョイできる方法を私自身も真剣に追求していこうと思っています。

今回の話のまとめ---------
● 保険と年金の役割の違いを確認しておこう
● 年齢とともに保険から年金へのシフトを考えよう
● お金の不安が解消されれば長生きはリスクではなく楽しみになる

ではまた来週・・・。

(本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、筆者の所属する組織の意見ではありません。)

内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ 代表取締役社長
http://www.monexuniv.co.jp/

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実は私も出演します。3月13日に丸善丸の内本店でトークショー・イベントhttp://www.maruzen.co.jp/home/tenpo/maruhon-saiji.html#20070313shiawase−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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      ☆「株のがっこう」第2弾 卒業レポート発表 ☆
         → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news7039.htm

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 5 チャートの世界   −第85回−
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−心理編4−「首吊り線は何処で売る?」

 図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/Sh4.htm

 先週は「首吊り足」で高値をつけるケースを検証してみましたが、今週は実際に「首吊り足」のような形となったときにどのように対処して行けばいいのか、過去の例から検証して見ましょう。

 図1.は先週と同じ図ですが、A〜Eまで赤い丸で囲んだ部分に「首吊り足」が含まれています。Aでは急騰後に下ヒゲの長い足を出し、次の日からもたついた展開となって「首吊り足」となったケースです。「首吊り足」となったのですが、急落とはならず、それでも「首吊り足」が高値となったパターンです。
 Bは大きく上昇した相場が急落、その後急反発して下ヒゲの長い足となったケースです。この場合は直前の高値を抜けきれず、「毛抜き天井」のような形で「首吊り足」が急落後の高値になったパターンです。「首吊り足」を引いて次の日に軟調となったことで「首吊り足」(戻り高値)が決定的となった形です。

 Cはちょっと微妙な線ですがXで天井を確認その後の急落の反発後の戻ったところで下ヒゲの線が出現、これを「首吊り足」というかどうかがちょっと難しいところです。ただ、戻ってきたところで下ヒゲ線が出現、次の日に下落となっていることで「首吊り足」と考えてもいいのかもしれません。むしろ、X(青い四角)の始めのところで実体は比較的大きいものの下ヒゲ線が2日連続して出現しており、この時点で「天井」を意識しなければならないところでしょう。こちらの方を「首吊り足」としてもいいのかもしれません。

 Dは戻り高値を窺うところで「かぶせ線」(詳細は来週)を引きその次の日に下ヒゲ線を引いたケースです。「戻りもここまで」と言う観点からするとこれも「首吊り足」とひとまず考えて次の日に安くなったところで確定することとなります。

 Eはもみ合いの中で何度か下ヒゲの長い足をひいているケースです。下ヒゲを引いた時点ではまだ「首吊り足かもしれない」といった段階で、その後上に放れれば「首吊り足」ではなかったと考え、もし売っていたら買い直す
(戻す)、下に放れたら「首吊り足」と考えて売りのポジションは維持する、と言うことになるのでしょう。

 実際に「首吊り足」が出現するときは買い方が目一杯伸びきっているようなところであるということが見えるかどうかが問題となって来るということです。
 投資情報部長の清水に聞きたいこと、株のこと、投資のこと、先物やオプションについての疑問点、等々、ございましたら、メール件名「清水」宛でmailto:feedback@monex.co.jpまで。

(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

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「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/chart/2007.html
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 3月9日     「寿司屋の酒」

 私の愛する寿司が復活し、早や1ヶ月が過ぎました。この間、何度か顔を出し、押しかけマネージャーのようにあれこれと気を遣い、より良い寿司屋となるために、微力ながら協力しています。

 私に出来ることは限られていますが、ひとつはその寿司によく合う酒を選ぶことだと、勝手に考えています。酒の肴ではなく寿司に合わせるので、北陸などの甘い酒は、とても美味しくて私も好きなのですが、少なくとも仕事の効いたここの寿司には、今一つな気がします。香りの強い酒も、寿司は鼻に抜ける香りが肝心なので、やはりちょっと問題があります。辛口だが味も強過ぎず、香りはかなり抑え目。そんな酒がいいと思います。近畿辺りの酒が狙い目な気がしています。店で使っていく酒ですから、安定的に供給され、かつ高価でないものでないといけないとも思います。こんな条件を全て充たしているような酒を考え、買ってみて、持ち込んで、試します。

 ひとつ目星を付けているのですが、店の主人に気に入ってもらわなければ意味がありませんので、店の人にも飲んでもらいます。酒好き用の辛口のものと、ぐっとアッサリしたものと、2種類用意するのがいいかも知れません。押し過ぎず、遠慮し過ぎず、楽しく探していこう思っています。

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 3月17日(土)10:00〜
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   → https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/105

 3月17日(土)13:00〜
 はじめてのテクニカル分析 チャートを使ってみよう!
   → https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/106

 3月17日(土)16:00〜
 山口揚平氏が語る株式投資セミナー(入門編)
   → https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/107

■@オンライン
 3月13日(火)20:15〜 株を貸して「貸株金利」をもらおう 
 貸株サービス 正しい使い方教えます
   → https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/117


■@マネックスラウンジ@銀座
 3月12日(月) 12:15〜13:00  「今週の相場見通し」
 マネックス証券 投資情報部 清水洋介
   → http://www2.monex.co.jp/lounge/lounge/seminar/index.html

 3月13日(火) 12:00〜13:00
 ウォール街の投資家たちに学ぶこれからの資産運用(仮)
 マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ代表取締役社長 水田茂夫   → http://www2.monex.co.jp/lounge/lounge/seminar/index.html
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     → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news609d.htm

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 9 思春期証券マンのマネックス日記
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 「銭湯」

 こんばんは。学生の頃は家賃3万円の四畳半に住んでいました、ぼすみんです。
 都内でこのお値段ですから、当然部屋にお風呂はありません。近所に銭湯はあるものの、入浴料は400円。広いお風呂は大好きですが、貧乏学生だった僕にとってこの400円は非常に大きく、普段はやはり近所にあったコインシャワー(5分間100円)で我慢せざるをえない毎日でした。

 コインシャワーで困るのは、頭を洗っている最中のタイムアップ。そういう時に限って追加投入する小銭がありません。シャンプーだらけの頭で部屋に帰るぼすみん、すれ違う人の視線がどーにも気になります。僕はそんな時、「・・・今はこんな惨めな姿だけど、バイト代が入ったら思いっきり贅沢してやる!まずは贅沢に銭湯に行ってやる!」
と星空を見上げて誓うのでした。シャンプーの泡にまみれた頭のままで・・・
 そんな暮らしだったので、400円払って銭湯に行くときの高揚感、広々とした湯船に心ゆくまで浸かっていられる満足感は筆舌に尽くしがたく、当時の僕にとってそれはまさに至福の一時。

 社会人になり、今は狭いユニットバスとはいえ風呂付きの部屋で暮らすようになった僕ですが、バスタブではかなり窮屈な体育座りを余儀なくされるので、今でも時々、広い銭湯へ出かけて贅沢気分を満喫してます。

※追伸:3月25日(日)、福岡の「博多 由布院・武雄温泉 万葉の湯」を会場 に「株のがっこう 団塊世代編 in 福岡」を開催します。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news7038.htm
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