マネックスメール 2007年4月6日(金)

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マネックスメール 2007年4月6日(金)

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 マネックスメール<第1885号 2007年4月6日(金)夕方発行>
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  目次
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 1 相場概況
 2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
 3 だから投資は面白い!
 4 資産設計への道
      その262 本当に知りたい投資信託の情報
 5 チャートの世界
 6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
 7 マネックス証券からのお知らせ
 8 勉強会・セミナー情報
 9 思春期証券マンのマネックス日記
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 1 相場概況
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週末と言うこともあって方向感無く小動き

日経平均            17,484.78 (▼ 6.64)
日経225先物         17,530 (± 0 )
TOPIX            1,717.08 (▼ 3.64)
単純平均             461.11 (▼ 0.75)
東証二部指数           4,154.38 (▼ 8.49)
日経ジャスダック平均       2,103.03 (▼ 5.00)
東証マザーズ指数         1,027.84 (▼23.12)
東証一部
値上がり銘柄数          551銘柄
値下がり銘柄数         1,007銘柄
変わらず             168銘柄
比較できず            2銘柄
騰落レシオ           99.72%  △0.01%
売買高            17億7774万株(概算)
売買代金        2兆0937億8200万円(概算)
時価総額          550兆5521億円(概算)
為替(15時)          118.84円/米ドル

◆市況概況◆

 昨日の米国市場が堅調となったことで堅調な展開が期待されたのですが、外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が売り越しと伝えられたこともあって、もたついた始まりとなりました。戻りの節目ということや週末、米国市場での重要なイベント(雇用統計の発表)を控えていることなどから、積極的な売り買いに乏しく、小動きとなりました。先物にまとまった売りが出て下げ幅を広げる場面でも追随する動きも少なく、方向感無く前場の取引を終了しました。

 後場に入っても大きな動きはなく、昨日と同じように上値の重さと下値の堅さを確認するような動きになりました。昼の市場外取引も金額も小さく、売り買いの偏りもなく、週末の手仕舞い売りと手仕舞いの買戻しとがせめぎ合い、目先筋の売り買いも手控え気味といった感じでした。結局、一昨日の高値・安値を上にも下にも抜けず、方向感が出るのは週が明けてからと言うことになりました。

 小型銘柄も軟調となるものが多く、特にマザーズ指数は昨日の大幅高の反動もあって今度は大幅安となりました。先物にもまとまった売り買いは散見されたのですが、追随する動きもほとんどなく、方向感を出すまでにはいたりませんでした。先物の出来高も少なく、目先筋の売り買いも一服となっていたようです。

 「孕みは放れにつけ」と言う動きを期待したのですが、上にも下にも放れず、昨日とほぼ同じような動きとなりました。引き続き一昨日の高値を抜ければ強気、安値を割り込めば弱気、と言う見方でいいのではないかと思います。米国雇用統計を受けて、為替などが反応するとどちらに放れるか、少し方向性が見えて来るのではないでしょうか。

(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

◆個別銘柄◆ 

 見切り売り、戻り売りに押されて小売り株や不動産株が軟調

沖電気 (6703) 229円 △10 円
 発光ダイオード(LED)を使った高精細な薄型ディスプレーを作るための基盤技術を開発したと報じられたことから、期待した買いが入り大幅高となりました。

関電工 (1942) 828円 △31 円
 電力会社の設備投資増額もあって、外資系証券が投資判断を引き上げたことで、目先筋の買いを集めて賑わい、年初来高値を更新しました。

良品計画 (7453) 6,800円 ▼260 円 :100株単位
 2008年2月期決算の見通しが予想を下回っていることから、外資系証券が投資判断を引き下げ、大幅安となりました。

きんでん (1944) 1,206円 △57 円
 外資系証券が投資判断を引き上げたことから、電力会社の設備投資増額もあって、電気工事関連銘柄が物色されるなかで同社株もご多聞に漏れず物色の対象となり、大幅高となりました。

7&I−HD (3382) 3,600円 ▼90 円 :100株単位
 スーパー事業の収益改善などが寄与し、2ケタ増益は確保したものの、2007年2月期決算が会社予想の3050億円に未達となったことから、嫌気した売りが入り軟調となりました。

シンプレクス (4340) 46,150円 △4,000 円 :1株単位
 特に目新しい買い材料は見当たらないようですが、値動きの軽さに着目した短期での値幅取りを狙う資金が流入し、大幅高となりました。

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 2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
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◆新規公開株式(IPO)◆
アジア・メディア・カンパニー・リミテッド (2149)
ニューフレアテクノロジー(6256)、ジェーソン(3080)、
ユニバース(3078)、ケアネット(2150)、アイティメディア(2148)
パシフィックシステム(3847)

◆公募・売出株式(PO)◆
リプラス・レジデンシャル投資法人 (8986・東証)
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・募集価格等決定日 4/18(水)〜4/20(金)のいずれかの日
 ※最短の場合、4/18(水)にブックビルは締切となります。

詳しくはウェブサイトをご覧ください。
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 3 だから投資は面白い!
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 −<銘柄を見ていく・その26>−

 先日発表された日銀短観では大企業小売セクターの業況判断指数の3ヵ月先の見通しが今回の13から20へと改善するとの結果が出たことから小売業の先行きに期待がもたれています。こうしたなか、小売企業の決算発表が本格化しており今回は、そのなかでこの4日に決算発表を行った総合スーパー最大手のイオン(8267)をとりあげます。

■スーパー事業が回復の兆し

 イオンの連結決算は、よくご存知の総合スーパーであるジャスコやコンビニエンスストアーのミニストップをはじめとした総合小売事業、カジュアルファッションなどの専門店事業、商業施設の開発や賃貸運営のデベロッパ事業、そしてクレジットカードのイオンクレジットサービスをはじめとした金融と外食のサービス事業から構成されています。

 こうしたイオンの前2007年2月期の連結決算は営業利益、経常利益ともに7期連続で過去最高益を更新しました。増益を続けるイオンですが今回は、これまでと異なる内容での最高益更新となりました。今回の決算で注目できる点はなんといっても主力であるスーパー事業に回復の兆しがみえたことだといえます。
 スーパー事業のイオン単体の前期の既存店売上高は前期比0.2%増と期初計画の1.0%増に及ばなかったものの、なんと11期振りに前年を上回りました。イオンは7期連続で最高益を更新していたとはいえ、その内容は主力のスーパー事業のイオン単体が苦戦するなかで、それをイオンクレジットサービスの成長が支えるといったものでした。

 それぞれの単体の業績の推移をみると、2003年2月期に322億円だったイオンの営業利益は2005年2月には174億円まで落ち込む一方で、イオンクレジットサービスは227億円から285億円へと拡大しイオン単体を上回る水準までになりました。これが前期にはイオン単体が335億円まで回復するなかイオンクレジットサービスが304億円となり、イオン単体が連結業績に最も貢献するかたちとなっています。

  2007年2月期連結決算
   売上高      4兆8,247億円(前期比8.9%増)
   営業利益       1,897億円(前期比14.2%増)
   当期純利益       576億円(前期比99.3%増)

■既存店の今後の動向に注目

 今2008年2月期のイオン単体の既存店売上高は1.0%増の計画となっています。前期が11期ぶりにプラスに転じたとはいえ、月次ベースの推移をみると最近でも昨年の11月、12月はマイナスで、まだまだプラスとマイナスが交錯する状況です。したがって、既存店の状況が計画通りにいくのかどうかには不透明感が強く、既存店売上高の今後の動向が大きな注目点であると考えられます。
 業績が7期連続で過去最高を更新しているにも関わらず株価は過去の高値の半値以下の水準に止まっています。これは主力のスーパー事業が低迷してきた点がネガティブに受け止められているためだと考えられます。連結業績の最高益更新に貢献してきたイオンクレジットサービスが貸金業の上限金利引き下げ等により、これまでのような成長が困難になるとみられるなか、よりスーパー事業の重要性が高まっているとみられます。仮に既存店売上高でインパクトのある数字が出てくるようであれば、株価も素直に反応すると考えられます。
  2008年2月期連結決算予想(予想は会社側の計画)
   売上高      5兆2,500億円(前期比8.8%増)
   営業利益   2,000〜2,100億円(前期比5.4〜10.7%増)
   当期純利益    700〜760億円(前期比21.4〜31.8%増)

(マネックス証券 投資情報部 金山 敏之)

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 4 資産設計への道
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 「その262 本当に知りたい投資信託の情報」

 先週末のマネー検定は午後からのパネルディスカッションに参加させていただきました。1時間があっという間に過ぎてしまう楽しい時間でしたが、今回もご一緒したさわかみ投信の澤上さん、FPの深野さんから多くのことを教えていただきました。資産運用の奥は深いです。

当日の4枚の写真です
http://www.monexuniv.co.jp/news_media/2007/04/1_2.html

 その中で印象的だったのは深野さんが司会の日経マネーの北澤編集長に話していた投資信託の情報が不十分だという指摘です。投資信託の商品選択に必要な情報が個人投資家に充分提供されているとは言えず、その役割をマネー誌も果たすべきだという意見でした。

■投資信託選びの3原則
 投資信託の選択は奥が深いものです。個人的には3つの選択基準、すなわち、哲学、実績、手数料で総合的に判断するのが良いと思っています。

 手数料は販売手数料、信託報酬を比較することで検討できますし、実績はベンチマークとの比較、シャープレシオなどからファンド毎に調べられます。数値化できる定量的なデータというのはネット上でも情報をかなり集めることが可能です。運用会社は毎月運用レポートを作成しており販売しているネット証券の画面で最新データを無料で見ることができます。

しかしこの中の哲学は評価が難しいものだと思います。数値化できない定性的な評価であり、ネット上でもあまり情報が入手できないからです。

■哲学はどうやったらわかるのか
 例えばフィデリティやJPモルガンといった運用会社は自社のホームページに自分たちの運用手法について説明するページを設けています。このような個人投資家に向けて情報提供を積極的に行おうとする運用会社は、個人投資家を大切にする姿勢を持ち、自分たちの運用手法に自信を持っていると言う事もできます。

フィデリティ投信
http://www.fidelity.co.jp/fij/about/philosophy.html

JPモルガン・アセット・マネジメント
http://www.jpmorganasset.co.jp/jpm/jpm_main_03.html

 しかし個人投資家にとって必要なのは複数の運用会社やファンドを同じ尺度で比較して商品を選べるような情報です。1つ1つの会社が情報提供を行ってもそれをまとめて比較するのは手間もかかりますし、現実的には難しいのです。
■機関投資家が実践する運用会社の選び方
 年金基金のような機関投資家が運用会社を選択する際には膨大なデータが運用会社から提供されます。質問リストが届けられ、回答しないと運用会社の候補に入ることができません。

 質問内容は会社の歴史から現在の運用体制、アナリストやファンドマネージャーの数、運用経験年数、経歴、リスク管理体制、今まで発生したトラブル、運用理念、銘柄選択プロセス、運用実績と広くカバーされています。

 さらにそのような運用会社の評価を行う専門のコンサルティング会社も存在します。彼らがアドバイザーになって資産運用をどの運用会社にどのような運用方法でいくら委託するのかアドバイスしているのです。

 このような機関投資家の豊富な情報と比べると個人投資家への運用機関あるいはファンドの情報はまだまだ足りないと思います。

■金融機関と個人投資家の役割
 このような個人投資家向けの情報提供はマネー誌が行うことなのでしょうか。個人的にはマネー誌よりもむしろ、投資信託を販売している証券会社や銀行が行うべきと考えます。しかし現実を見るとそのような情報提供を行っている販売会社は私の知る限り残念ながらありません。

 最近当局から警告や排除命令などを受けて、金融商品のリスク説明により力を入れる金融機関が増えました。もちろんリスクをしっかり説明することは必要ですが、それだけでは資産運用のリターンにはつながりません。その先のサービスを提供できる金融機関が早く現われて欲しいと思います。

 一方で個人投資家の商品選択方法も変わる必要があります。投資信託でも売れている(=皆が買っている)から買う、という横並び意識が強いようですが、自分で判断できるような個人投資家自身の選択眼が必要になってくるのです。
 そんな真面目な個人投資家が報われる資産運用のインフラ整備が日本でも進むためにマネックス・ユニバーシティにもできることがあると思っています。
今回の話のまとめ---------
●投資信託の選択に必要な情報は不十分
●情報提供すべきなのは投資信託を販売している金融機関
●個人投資家の意識改革も同時に必要

ではまた来週・・・。

(本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、筆者の所属する組織の意見ではありません。)

内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ 代表取締役社長
http://www.monexuniv.co.jp/

※投資信託を購入される際は事前に目論見書で内容をご確認ください。

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 5 チャートの世界
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 −心理編8−「底値を示す上ヒゲ線」

 図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/Sh8.htm

 先週は底値で「上ヒゲ線」となるケースを考えて見ました。図1.は先週の図1.と同じで、この安値圏と見られるところで「上ヒゲ線」となっているのが本当に底値となるのかどうか検証して見ましょう。このように底値圏で出ている場合でも次の日に寄付きから軟調となるような場面では中々底値となりにくいのではないかと思います。と言うのも図2.に見られるように、引けにかけて軟調となった相場も寄り付きの値段=安値圏では下げ止まり、「これ以上下値は売り叩かない」と言う状況であった、と言うことなのです。

 「これ以上下値は売り叩く人がいなかった」状況であったはずが次の日にその安値や始値を割り込むようであれば、新たな売り手が現れたか、新たに売りたくなるような材料が現れたということに他ならないのです。つまり、いったん安値圏で上ヒゲが出現したところでは「底値」と仮定し、その上ヒゲ線をつけた時の安値を割り込んだら「損きり(ロスカット)」をするつもりで買えばいいのではないかと思います。

 実際に、そのような戦略を図1.のパターンに当てはめて検証して見ましょう。(図2.は図1.の実際の『その後』をプロットしたものです)

 Aのケースでは直前にも赤い矢印で示したように、上ヒゲ線でいったん底値をつけています。その際にもその直前の安値の水準(赤い点線矢印で示した水準)を割り込まずに上ヒゲ線を示現したことで「底値」となったのです。従ってAを見てもこの先Aのところの安値を下回らない限り、「買い」が正解となってくるのです。図3、を見ても分かるように綺麗に上ヒゲ線で底値をつけたケースとなったのです。

 Bのあるチャートでは青い丸のところでもいったん「上ヒゲ線」が現れているのですが、「底」とはならず、Bで再び「上ヒゲ線」が現れています。答えを見るとBでしっかりと底値を付けているのですが、青い丸とBとの違いは何なのでしょうか?青い丸の方は上ヒゲ線をつけた次の日にも反発となることはなく軟調となり、その次の日に下に放れてしまったのです。Bは直前の安値を下回っての上ヒゲとなったものの、次の日にしっかりと上昇、大底となったのです。

 C、D、Eは底値圏で連続して「上ヒゲ線」が出現しました。どれも決定的な足とはならず、安値圏でのもみ合いを下に放れて、大幅下落となってしまったパターンです。E以外は超短期で見るといったんは底になったケースですが、実際に売買をしようと思うと難しいところです。ここでは、「上ヒゲ線」で買いついて、下に放れたところで「投げた(損をして売ること)」ということになるのでしょう。

 Fでも直前の安値水準(赤い点線の矢印で挟まれた水準)まで急落したところで「上ヒゲ線」が出ています。この場合でも、「前回の安値圏」と言うことで大底となる可能性が高く、「前回の安値さえ割り込まなければ」と言う見方のところで「上ヒゲ線」が出現、しっかりと大底になったと言えるのでしょう。
 このように見ていくと、確かに「上ヒゲ線」でもいったんは底になるケースが多く、特に上ヒゲ線の翌日に堅調となるとその後上昇に転じるケースが多いと見ていいのではないかと思います。投資戦略としては「十分下落したところで上ヒゲ線が出現、次の日にも高いと底値になる可能性が高い」と言うことになりそうです。

 投資情報部長の清水に聞きたいこと、株のこと、投資のこと、先物やオプションについての疑問点、等々、ございましたら、メール件名「清水」宛でmailto:feedback@monex.co.jpまで。

(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

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「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/chart/2007.html
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 6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 4月6日    「仲間」

 今晩は古い仲間の集まりがあります。かつて働いた会社のオールド・タイマー達が一堂に会する同窓パーティです。仲間の一人は勤続25周年とのことで、本人に内緒でいきなりお祝いするサプライズ・パーティを兼ねています。遠くアメリカや香港からも数人駆けつけるとのことで、懐かしくも華やかな集まりとなることでしょう。

 歳を取るにつれ、このような「昔を思い出す」系の集まりが増えますが、人間の(少なくとも私の)交友範囲の限界を感ぜずにはいられません。星の数ほど人はいて、ほぼ無限に出会いはありますが、継続的に長い期間会う人の数は、本当に限られたものです。だからこそ思うのですが、私は「誰と付き合うか」よりも「誰と付き合わないか」の方が、人生の中でより重要であると考えています。

 無限に本を買えるならば、ちょっとでも面白そうな本は買えばいいでしょう。しかし例えば10冊しか買えないならば、買うべきではない本、買わなくてもいい本を、極力買わないことが肝要です。人付き合いも同様だと考えています。そして限られた仲間を、大切に大切にしていきたいと思います。

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 7 マネックス証券からのお知らせ
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 4月11日(水)20:15〜 ヘッジファンドの魅力 投資目的は“絶対リターン”   → https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/155

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 9 思春期証券マンのマネックス日記
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「グリーン」

 こんばんは。サッポロホールディングスと米系投資ファンド、スティールの攻防戦から目が離せないぼすみんです。

 一連の報道の中では、「スティールはグリーンメーラー的」といった主旨のコメントが頻繁に登場します。「グリーンメーラー」とは、買い集めた株を高値で買い取ってもらうことを目的とした買占め屋の事。まぁ、実際に買収して経営権を取得する意図はないのに「ホラホラ、俺たちが買い占めたおたくの株、高値で買い取ってくれないとホントに買収しちゃうよ♪」とか迫ってくるようなイメージでしょうか。

 このグリーンメーラー、恐喝を意味する「ブラックメール」とドル紙幣が緑色である事をかけた造語らしいのですが、マネックス社内でもひときわ英語が堪能な帰国子女・Kさんによると、アメリカではスラング表現で「グリーン」がズバリ「お金」そのものを意味する場合もあるとか。
 グリーン=お金!これは新鮮な驚きです。グリーン=お金と考えると、若手を評する「グリーンボーイ」も瞬時に「お金少年」になってしまいます。 緑色のユニフォームをまとい、「グリーン軍団」と呼ばれていたのは往年の南海ホークス。この球団、お金にシビアな事で有名で、グリーン軍団だというのに移動はグリーン車でなく普通車だったとか・・・。グリーン=お金だけに、お金の使い方にも慎重だったという事でしょうか。

 そういえば小学校の頃、音楽で「グリーングリーン」という曲を習いました。        ♪ある日 パパとふたりで 語り合ったさ
 ・・・も、もしやパパと語り合ったのはお金の話!?(※編集注:違います)
※追伸:マネックスでは、親子でお金の大切さや経済について学ぶ「株のがっ こう」を開催しています。昨年末に開催の第2弾のレポートはこちら
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new/news7039.htm
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