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目次
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1 相場概況
2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
3 だから投資は面白い!
4 資産設計への道資産設計への道
その263 外貨投資をはじめるべき3つの理由 内藤忍
5 チャートの世界
6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
7 マネックス証券からのお知らせ
8 勉強会・セミナー情報
9 思春期証券マンのマネックス日記
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1 相場概況
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買い手控え気分の強いなか、週末のヘッジ売りや見切り売りで大幅安
日経平均 17,363.95 (▼176.47)
日経225先物 17,400 (▼120 )
TOPIX 1,705.50 (▼ 20.68)
単純平均 458.70 (▼ 5.23)
東証二部指数 4,124.29 (▼ 23.65)
日経ジャスダック平均 2,078.75 (▼ 13.56)
東証マザーズ指数 1,012.26 (▼ 11.90)
東証一部
値上がり銘柄数 204銘柄
値下がり銘柄数 1,439銘柄
変わらず 84銘柄
比較できず 1銘柄
騰落レシオ 92.50% ▼ 12.65%
売買高 20億3472万株(概算)
売買代金 3兆0079億9400万円(概算)
時価総額 546兆0773億円(概算)
為替(15時) 118.74円/米ドル
◆市況概況◆
オプションSQ(特別清算指数)でしたが、米国市場が堅調となったこともあって買い先行となりました。ただ、週末と言うことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が売り越しと伝えられたこともあって、寄り付きの買いが一巡した後は徐々に売り物がかさみじりじりと上げ幅を縮小する展開となりました。それでも日経平均の17,500円を意識する水準では底堅くなりました。
後場に入ってからは一段安、軟調となりました。昼の市場外取引が金額もかなり大きく売り越しと伝えられたことで寄り付き直後から先物にまとまった売りが出て、その後も週末と言うことで積極的な買いも押し目買いも入らず、戻りらしい戻りもなくもたついた展開となり、値動きの悪さを見て買い手控え気分がますます募り、先物主導で大幅安となりました。為替も円高方向に振れたことでますます買い手控え気分が強まったようです。
小型銘柄も軟調となるものが多く、ここのところ下げ渋っていた日経ジャスダック平均も軟調、東証マザーズ指数は大幅安となりました。先物にも、特に後場に入ってからは週末のヘッジ売りも多く、まとまった売りが断続的に出ており、指数を押し下げるような動きとなりました。
予想以上に週末のイベントや海外市場の動向が気になるような感じです。機関投資家と見られるまとまった売りが出たとされたこともますますヘッジ売りを急がせる動きとなったようです。海外市場、特に米国市場が大きく下げるようなことにならなければ、また、円高が伸展するようなことが無ければ週明けは買い戻しや押し目買いが優勢となって来るのかもしれません。逆に米国市場が軟調となってもある程度は織り込み済みとなって来るのではないかと思います。
(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)
◆個別銘柄◆
運賃の値上げを囃し、海運株がしっかり、鉄鋼株、自動車株は見切り売りで大幅安
ソニー (6758) 6,510円 △170 円 :100株単位
北米での液晶テレビの販売が好調で、ゲーム事業の損益改善が響き、2008年3月期決算の前期推定(600億円)の6倍強にあたる4000億円を上回りそうだと報じられ、好感した買いが入り大幅高となりました。
ファーストリテイ (9983) 8,750円 ▼480 円 :100株単位
暖冬の影響で冬物の在庫処分に伴う値引き販売が増加し、一部子会社の業績悪化も影響し、2007年8月期決算を下方修正したことから、失望売りが入り大幅安となりました。
ケンウッド (6765) 202円 △16 円
国内証券が新規にやや強気な投資判断を始めたことから、目先筋の買いを集め大幅高となりました。
PGGIH (2466) 111,000円 ▼6,000 円 :1株単位
海外円建て新株予約権付社債(転換社債=CB)の発行を決定したことから、一株利益の希薄化や潜在的な既存株主の権利希薄化、株式需給の悪化を懸念した売りが入り大幅安となりました。
ケミプロ (4960) 359円 △80 円
有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)用の薬剤を製造しており、ソニー(6758)が有機ELを使った次世代薄型テレビの量産に乗り出すと報じられたことをきっかけに、買いが入り大幅高となりました。
7&I−HD (3382) 3,460円 ▼90 円 :100株単位
12日に発表した、2007年2月期決算の営業利益が上場来初の減益とされたこと、また2008年2月期決算が市場予想を下回る見通しとされたことから、失望売りが入り軟調となりました。
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2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
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◆新規公開株式(IPO)◆
アジア・メディア・カンパニー・リミテッド (2149)
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3 だから投資は面白い!
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−<銘柄を見ていく・その27>−
前回は総合スーパー最大手のイオンをとりあげましたが、今回はこの9月に松坂屋ホールディングスと経営統合により百貨店業界トップとなる大丸(8234)についてみてみたいと思います。
■前期は最高益更新
先日発表となった大丸の前2007年2月期の決算は引き続き好調な内容でした。主力の百貨店事業は暖冬の影響等もあり僅かながら減収となりましたが、販売管理費の減少から同事業の営業利益は二桁近い増益を確保しました。その他、スーパーマーケット事業、卸売事業(電子部品やホームセンター向け資材)、その他事業も増益を達成しています。その結果、全体の営業利益は期初予想を6億円程度上回り4期連続の増益、経常利益は6期連続での最高益更新となりました。
2007年2月期連結決算
売上高 8,370億円(前期比1.8%増)
営業利益 346億円(前期比13.0%増)
当期純利益 173億円(前期比8.0%増)
■従来ベースで今期も増収増益を見込む
今2008年2月期は、持株会社(J.フロント リテイリング株式会社)としての決算となるため会社側は予想を発表していません。しかし、参考データとして従来ベースでは、売上高で3.0%増の8,610億円、営業利益で6.7%増の370億円、当期利益で8.1%増の187億円を見込むとしています。
事業別にみると、前期に微減となった百貨店事業の売上高が今期は増益に転じる見込みです。東京店の移転・増床効果等により既存店売上げが3%伸びるほか、ららぽーと横浜店などの新店出店が寄与します。その結果として同事業では7.4%の営業増益を見込んでいます。また、スーパーマーケット事業でも既存店の伸び等から営業利益で11.5%の二桁増益を見込んでいます。さらに、卸売事業は前期の高い伸びの反動から減益となるものの、クレジット事業の貢献等からその他事業は2割を超える営業増益となる見通しです。
■経営統合はポジティブに評価
9月に松坂屋HDと経営統合することに関して市場ではポジティブに評価する声が多いとみられます。これはお互いの不足している部分を補完する経営統合だとみられているためです。ただ、株価は経営統合の発表を好感して一時急伸しましたが、株式交換比率(大丸1.4株に対し松坂屋HD1株)にサヤ寄せする動きもあり報道前の水準まで戻っています。
それぞれの特徴についてみてみると、営業エリアに関しては大丸が関西地区に強いのに対し、松坂屋HDは中部地区に強く店舗立地での競合がありません。百貨店事業の利益率に関しては大丸の4.6%に対し、松坂屋HDが1.9%と倍以上の開きがあり、大丸が高効率運営に優れています。一方、松坂屋HDは優良な資産を多く保有しているとみられています。このため、松坂屋HDの持つ資産を大丸の高効率運営で有効活用することにより単純合算したもの以上の効果が得られると期待されています。2007年2月期の両社の営業利益の単純合計は419億円ですが、会社側はこれを2011年2月期に600億円にまで伸ばす計画です。
レポートはこちら
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/repo/200704138234.pdf
(マネックス証券 投資情報部 金山 敏之)
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4 資産設計への道
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「その263 外貨投資をはじめるべき3つの理由」
今週ユーロが対円で160円を超え史上最高値を更新しました。今年の後半にヨーロッパに行こうと思っているのですが、このままだとかなり節約の旅になりそうです。
実は「資産設計塾 外貨運用編」の制作が佳境に入ってきています。膨大なデータと幅広い投資対象をまとめあげるのに時間がかかり随分予定が遅れましたが、どうやら6月には書店に並ぶことになりそうです(3月完成予定が随分遅れてしまいお待ちいただいている方には申し訳ございません)。
今回は外貨運用に焦点を当てていますが、ナゼ外貨運用が重要なのかについて書籍のプロローグに書く予定です。出版前ではありますが先に少しだけご紹介したいと思います。日本の個人投資家が外貨運用をすべき3つの理由です。
外貨投資をすべき3つの理由
1.投資のフロンティアを広げることができる
2.高成長を続ける新しい市場へ投資ができる
3.円安リスクの回避
<理由1> 投資のフロンティアを広げることができる
現代投資理論によるとリスク・リターンの異なる投資対象に資産を分散していくことによって「有効フロンティア」が拡大し、より低いリスクで高いリターンが期待できるような投資が可能になることが数学的に証明されています。
日本株だけではなく外国株、さらに債券や不動産など多くの資産への投資を組み合わせることで理論的にも投資対象を広げることができます。
実際に長期で資産運用をしてみると、投資対象を広げて分散投資をしているとリスクをコントロールしていても意外にリターンが実現できる感覚に驚きます。これこそ資産設計が目指す「ストレスのかからない運用」の実現なのです。
※現代投資理論の理論的な説明をわかりやすく知りたい方は「株式投資 長期投 資で成功するための完全ガイド」(ジェレミー・シーゲル著)175ページが参 考になると思います。お奨め書籍リストに入っています。
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<理由2> 高成長を続ける新しい市場へ投資ができる
外貨運用をするということは先進国だけではなくBRICsをはじめとする新興国への投資も含まれます。これらの国への投資はリスクも高く、資金を集中させるのは危険です。しかし一方で10年単位で見た投資の魅力もあると考えられます。経済成長に伴うリスクはありますが、成長率は日本を含む先進諸国よりも高く、高い経済成長がもたらす大きなリターンも期待できます。
日本株のような国内投資だけではこのような新しい投資対象への投資を行うことは難しいのが実情です。投資先を分散できるというだけではなく、資本主義社会にこれから新しく登場してくる世界にも投資対象が広がるのは大きな魅力です。
<理由3> 円安リスクの回避
為替がこれから円安なのか円高なのかは残念ながらわかりません。しかし円安と円高でどちらが困るかはわかります。円安は円の価値が下がること。世界的に見て円が他の通貨より価値を下げることですから、日本の個人投資家の円が相対的に目減りすることになるのです。逆に円高になれば円の価値が世界的に評価されることですから日本にある円資産は価値が上がります。
つまり為替リスクについてはなったら困る円安への対策をしっかり立てておく必要があるのです。円安になっても困らないようにするには資産の一部を外貨で保有するしかありません。
日本の個人金融資産は約1500兆円と発表されていますが、外貨資産はそのうちのわずか3%程度と推定されます。私は自分の運用資産の40%を外貨で保有することを目標にしていますが、それから比較すると現状の外貨投資はまだまだ少ないのです。
■いつ投資をしたら良いのか
さてこのような外貨運用をはじめるべき理由が理解できたとして、次に問題になるのはいつから投資をはじめたらよいかという現実的な問題です。最近の円安傾向を見ていると「今更外貨投資をはじめても・・・」という声が聞こえてきそうです。
確かにここから外貨資産への投資を始めるのは勇気が必要です。逆にそろそろ外貨運用は天井だから円高になるのを待ってから始めた方が良いのでは、と考える気持ちも理解できます。
しかし為替というのは株式のように理論的な水準が計算できるものではありません。ユーロは対円で現時点では160円台ですが、この水準が適正なのかそれともまだ円安の余地があるのかを説明できる根拠はありません。購買力平価のような計算をしてもその通りになることは残念ながらあまりないのです。
とすればここは外貨のドルコスト平均法の出番です。投資対象だけではなく時間も分散できる方法であれば長期的な視点で外貨運用を少しずつ始めることができるのです。
ドルコスト平均法 ナンピンとは異なる投資法
http://www2.monex.co.jp/monex_blog/archives/006968.html
この水準で外貨運用をはじめるのはちょっと、という方には外貨MMFを使った1万円からの投信積立を始めることをお奨めしたいと思います。少額で始めてみて、これから円高になって自分が本格的に投資しても良いという水準になったらその時にはある程度まとまった金額を追加すれば良いのです。
ただし円高になると怖くなって手が出ないのでやめてしまうという行動心理的な障害を乗り越えられることが前提です。多くの個人投資家はせっかく割安に買うことができる「バーゲンセール」になると投資をやめてしまう傾向にあるからです。
追伸:資産運用の極意についてはこちらのインタビューもご覧ください。http://www.monexuniv.co.jp/news_media/2007/04/post_79.html
今回の話のまとめ---------
●外貨運用を行うべき理由は3つある
●円安になっているからといって始めない理由にはならない
●時間の分散を考えて早く外貨への資産の分散をはじめよう
ではまた来週・・・。
(本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、筆者の所属する組織の意見ではありません。)
内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ 代表取締役社長
http://www.monexuniv.co.jp/
※投資信託を購入される際は事前に目論見書で内容をご確認ください。
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投資でナゼか資産を殖やせない人に共通する3つの理由とその対策を教えますhttps://www.waseda-extension.com/o2004s/index.php?action=list&jcode=09−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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5 チャートの世界
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−心理編9−「前の安値を割り込まないと・・・」
図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/Sh9.htm
今週は「毛抜き底(ダブルボトム)」について検証してみようと思います。「毛抜き底」となるときの心理状況というのは比較的考え易く、「前のときもこの水準までしか下がらなかったのだから、この水準さえ割り込まなければまた反発するだろう」と考える人が多く、下げ止まるものなのです。そして下げ止まったのを見てますます底入れ感が強まって、買いが入り底入れとなる、と言うパターンで大底となることが多いということです。
図1.先週の「上ヒゲ」で底入れとなったパターンのところで見たチャートですが、Aのところで直前の安値を割り込まず、ちょうど「上ヒゲ」となったことで底入れ感が強まったものと思います。「上ヒゲ線」自体も「もうこれ以上売らない」と言うことで底入れとなるパターンでしたが、それに加え、その「これ以上売らない」水準が直前の安値であったということです。
図1.のVのところでも「毛抜き底」となっているように、底と底の間隔は短いものであれば1分や5分から、長いものであれば半年、1年と間隔をあけて「毛抜き底」となるケースなど数多く見られます。近いものからいくつか「前の安値はいくらだった?」と株価が下がってきたときは検証して見るのもいいのではないかと思います。
図2.で説明をしてありますが、図1.の赤い矢印で示したように、「毛抜き底」が完成されたと確認されるのは底と底の間の高値(戻り高値=赤い点線)を抜けたところと考えられます。この水準を抜けて初めて「毛抜き底」と確認されるのです。また、「毛抜き底」となるケースは厳密に言えば「同じ価格」と言うことになるのですが、「何故、『毛抜き底』で大底となるのか?」を考えて見ると分かるのですが、図1.のVのところのように「ほぼ同じ」水準であるとか、「直前の安値を割り込まなかった」と言うことで多少直前の安値より高くても「毛抜き底」と考えていいのです。
来週はいくつか具体的な例を検証してみましょう。
投資情報部長の清水に聞きたいこと、株のこと、投資のこと、先物やオプションについての疑問点、等々、ございましたら、メール件名「清水」宛でmailto:feedback@monex.co.jpまで。
(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)
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「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/chart/2007.html
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☆まだはじめてない?自分なりの資産設計手法を確立するため方法 ☆ → http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G800/mu/mc_index.htm
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6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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4月13日 <祈り>
愛するボス、今はアメリカの某州の知事をしているJCが昨晩、車の事故に遭いました。かなり大きな事故だったようですが、現状では一命を取り留めているようです。
JCは海兵隊出身であり、とても堅牢な体を持ち、同時にとても強い意志を持った人です。かつて米系投資銀行の会長を務めた後に、彼は上院議員になりました。その頃に一度だけ、ワシントンの議員会館に訪ねたことがあります。一年生の彼の部屋は地下にあり、お世辞にもいい部屋ではありませんでした。しかしJCは目をキラキラとさせて、「僕もここでは一年生だからね。やりたいことが一杯あって、学ばなきゃいけないことも一杯あるんだよ。」と諭すように話してくれました。
そこに先輩上院議員から電話があり、急いで自らそれを取って対応していた様子を、今でも鮮明に憶えています。JCは強い意志を持ち、その後も自ら選んだ新しい道を邁進して来ました。そんなJCですから、きっとこの事故も、無事乗り越えることと信じています。JCの意志が、妨げられることがないように、祈ります。
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7 マネックス証券からのお知らせ
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■来週16日(月)は「投資の日」!松本大の推薦書籍が当たります
来週4月16日(月)は「投資の日」。株取引をいただいたお客さまの中から抽選で松本大も推薦の書籍「株で成功するための『会社四季報』徹底活用法」を100名様にプレゼントいたします。
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■きょうのマネいち [各世銀債の参考利率]
本日の各銘柄の参考利率は以下の通りです。
豪ドル3年:5.76% (±0.02%) NZドル3年:6.96% (+0.10%)
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■信用取引にかかる金利変更に関するご案内
4月2日と3日、日本証券金融、大阪証券金融および中部証券金融において貸借融資金利の改定が発表されました。これに伴い当社の買方金利を新規建玉は4月16日(月)約定分、既存建玉は4月19日(木)より改定いたします。
→ http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news7045.htm
■システムメンテナンスに伴うサービス停止のご案内
システムメンテナンスのため、中国株取引を4月14日(土)午前10時〜午後2時、先物・オプション取引を4月14日(土)午前9時〜午後7時、サービスを一時停止させていただきます。ご不便をおかけしますが、何卒ご了承ください。 → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/sys/sys_maint.htm?sys_maint_date=20070414
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8 勉強会・セミナー情報
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4月17日(火)19:00〜
投資信託ではじめるロシア投資セミナー(HSBC投信、マネックス証券共催) → https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/139
4月18日(水)19:00〜
「ヘラクレス上場会社 個人投資家向け会社説明会in秋葉原」
→ http://hercules.ose.or.jp/topics/ir_rounge20070418.html
■@オンライン
4月13日(金)19:15〜 バリュー株を求めて、いざ出発!
→ https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/168
4月13日(金)20:15〜 資産設計のための分散投資
→ https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/169
4月16日(月)19:00〜 松本大ここだけトーク オンラインセミナー編
→ https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/163
4月17日(火)20:00〜 債券投資入門
→ https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/167
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☆信用取引口座開設時の収入印紙代(4,000円)は無料です!☆
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9 思春期証券マンのマネックス日記
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「お化け屋敷」
こんばんは。今日は「13日の金曜日」ですが、続々とシリーズ化された同名のホラー映画は一度も観た事がありません。代わりに今日は「お化け屋敷」の話をさせていただきます、ぼすみんです。
何年か前、僕の若気の至りパワーが最も暴走していた頃の話です。短絡的発想で恐縮ですが、気になる女の子との距離を縮めるべく、彼女を某アミューズメントパークのお化け屋敷に誘ったぼすみん。いや、古典的ではありますけど、「お化けにも全然動じないぼすみん、頼りになる!」って具合にポイントアップのチャンスだし、運が良かったら「キャッ!」なんて彼女が手とか握ってきたりしてくれるかもしれないじゃないですか。
ところが。僕の満々の下心を裏切るかのように、そのお化け屋敷は怖くも何ともない代物で、ゾンビの人形が機械仕掛けでぎこちなく動く程度の、とにかく「ぬるい」お化け屋敷。歩けども歩けども、出来の悪い人形が出てくるばかり。これでは僕の男らしく頼りになる一面を見せる事はおろか、驚いた彼女が手をつないできてくれる事も期待できません。期待が大きかっただけに失望も大きかった僕は、彼女と一緒に出口へと差し掛かりました。
その時です。大きな足音をたて、一体のゾンビが全力疾走で僕たちを追いかけて来たのです。これまで人形につぐ人形ばかりだったので完全に油断してたのですが、人形に紛れて1人だけ本物の人間が潜んでて、僕たちを驚かすチャンスを伺っていたのです。「キャーーーーーーーーーッ!!!」
お化け屋敷の外にまで聞こえたであろう悲鳴を上げたのは、彼女ではなく、不覚にも僕でした・・・。
それまでコツコツ地道に好感度ポイントを稼いでおきながら、一瞬にして全てのポイントを失ってしまった僕。半ば軽蔑というか、呆れた表情の彼女。あの時、ゾンビ役の青年が僕に同情と憐れみの視線を送ってくれているかのように思ったのは、果たして僕の錯覚だったのでしょうか。
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