マネックスメール 2007年6月19日(火)

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マネックスメール 2007年6月19日(火)

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 マネックスメール<第1934号 2007年6月19日(火)夕方発行>
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  目次
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 1 相場概況
 2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
 3 株式投資−始めの一歩−
 4 土居雅紹のeワラントで覚える投資のコツ
 5 ファンドマネージャー清水毅氏の相場の見方
 6 先週の投信売れ筋ランキング
 7 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
 8 マネックス証券からのお知らせ
 9 勉強会・セミナー情報
 10 思春期証券マンのマネックス日記
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 1 相場概況
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米国株の上げ一服に付き合うかのように方向感なく小動き

日経平均            18,163.61 (△14.09)
日経225先物         18,180 (▼20 )
TOPIX            1,780.49 (▼ 7.90)
単純平均             469.25 (▼ 2.36)
東証二部指数           4,157.17 (△12.68)
日経ジャスダック平均       2,093.99 (△ 3.11)
東証マザーズ指数          938.72 (▼ 8.52)
東証一部
値上がり銘柄数          467銘柄
値下がり銘柄数         1,147銘柄
変わらず             115銘柄
比較できず            3銘柄
騰落レシオ           106.23%  △2.84%
売買高            19億4899万株(概算)
売買代金        2兆5086億5600万円(概算)
時価総額          568兆8898億円(概算)
為替(15時)          123.63円/米ドル

◆市況概況◆

 米国市場が上げ一服となったことから軟調な始まりとなりました。それでも為替が円安に振れていることや外国人の売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が買い越しと伝えられたこと、シカゴ市場(CME)の日経平均先物が堅調であったことなどから、寄り付きの売りが一巡した後は底堅い展開となり、底堅さが確認されると昨日の終値を上回る場面もあるなどしっかりとした動きが続きました。ただ、下値を売り叩くだけの材料がない代わりに、積極的に買い上がるだけの材料もなく、狭い値幅での動きとなりました。

 後場に入ってからも軟調ながらも底堅い、底堅いながらも上値の重い、方向感のない展開が続きました。昼の市場外取引は金額は大きく、やや買い決めが優勢と伝えられて、前場よりも底堅い動きとなったのですが、依然として手掛かり材料難といった感じで方向感はなく、昨日まで堅調であったものは利益確定売りに押され、昨日まで軟調であったものは押し目買いでしっかりしていました。結局、最後まで昨日のようなまとまった売りはなく、ほぼ横ばいながら小幅高、高値引けとなりました。

 本日は小型銘柄もまちまちとなりました。為替に反応したり、M&A(企業の合併・買収)に絡む動きなどで個別に反応する展開となり、二部株指数は堅調、日経ジャスダック平均は小幅高、東証マザーズ指数は軟調と指数もまちまちの展開でした。先物にはまとまった売り買いも散見されましたが目先筋の小掬い商いが主体で、買戻しも利食い売り、見切り売りも早め、早めに出て方向感を出すような展開ではありませんでした。

 方向感のない展開となりましたが、底堅さが確認されたと見て良いのでしょう。今月始めの高値である日経平均18,070円水準、2月の引け値ベースでの高値18,215円の上に抜ければ一気に上昇、割り込むと一気に下落、となって来るのではないかと思います。材料的にも好業績と金利高の綱引きとなって来るのではないかと思います。

(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

◆個別銘柄◆ 

 市況の悪化を嫌気して海運株が軟調、ハイテク銘柄は比較的しっかり

第一三共 (4568) 3,360円 △140 円 :100株単位
 有力新薬による増益予想から、外資系証券が投資判断を引き上げ、薬品株の出遅れ感も手伝い大幅高となりました。

オークマ (6103) 1,879円 △79 円
 航空機や建設機械などの業界に向けた大型工作機械が好調なことから、外資系証券が投資判断を引き上げ、大幅高となりました。

TBS (9401) 3,780円 ▼190 円 :100株単位
 ABCマート(2670)の会長が代表を務める不動産管理会社、イーエム・プランニングが、保有するTBS株の大部分を売却していたことがわかったと報じられ、大幅安となりました。

任天堂 (7974) 43,900円 △800 円 :100株単位
 日米両市場での販売が良好なことから、国内証券が投資判断を引き上げ、好感した買いが入り上場来高値を更新しました。

パーク24 (4666) 1,283円 ▼54 円 :100株単位
 14日に大幅増益を発表したことで上昇から、利益確定売りが入り大幅安となりました。

特種東海 (3708) 321円 △6 円
 王子製紙(3861)と資本提携すると発表したことから、好感した買いが入り大幅高となりました。

◆ランキング◆

詳細は
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 2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
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◆新規公開株式(IPO)◆
ナインユー・インターナショナル・リミテッド (3855)

◆公募・売出株式(PO)◆
DAオフィス投資法人 (8976・東証)
・ブックビルディング期間 6/27(水)0:00〜募集価格等決定日まで
・募集価格決定日 7/2(月)〜7/4(水)のいずれかの日
 ※最短の場合、7/2(月)にブックビルは締切となります。

ジャパンエクセレント投資法人 (8987・東証)
・ブックビルディング期間 6/27(水)0:00〜募集価格等決定日まで
・募集価格決定日 7/3(火)〜7/5(木)のいずれかの日
 ※最短の場合、7/3(火)にブックビルは締切となります。


詳しくはウェブサイトをご覧ください。
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 3 株式投資−始めの一歩− −第12回−
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 「タイミング−買い−」

 ここまで銘柄選びをして来ましたが、買う銘柄が決まったら次に、買う「タイミング」を考えなくてはなりません。株を買ったのはいいがその後ほとんどいいところなく下がってしまった、とか「高値掴み」(高値で買ってしまうこと)をしてしまうこともあります。

 こうした人の多くは銘柄選びにも関連するのですが、ちょっとしたニュースなどに飛びついてしまうケースが多いようです。現在、月曜日のテレビ出演のなかで、「相場格言」について解説をしていますが、「相場格言」のなかで、最も多い部類がこうした「飛びつき買い」を戒めるようなものです。

 「知ったら終い」とか「噂で買って真実で売れ」(噂のうちはいいのだが、ニュースとなって皆に知れ渡ってしまうと「材料出尽くし」ということで売られてしまう)というようなことがよく言われるのです。実際に具体的な例を挙げると昨年のナンバーポータビリティーの際のソフトバンク(9984)やつい最近でNTTドコモ(9437)などの例があります。

 ソフトバンクはナンバーポータビリティー解禁の際に新料金プラン「0(ゼロ)円」を大々的に打ち出しましたがそのときがピークになり、NTTドコモもテレビCMなどで「逆襲をする」ようなことをさんざん流しておいて、2in1などが出て来たところで「出尽くし」となってしまったのです。

 企業業績の発表などにおいてもそうしたケースは多く見られます。期待した部分が実際に発表となることで失望感に変わる、というケースも多いのですが、「噂通り」であったとしても、任天堂(7974)のゲーム機のように発売したところがいったん株価のピークとなってしまうことも多いのです。

 「人の行く裏に道あり花の山」と言う格言や「幽霊と相場は淋しい方に出る」などという格言もこうしたものに近いのではないかと思います。「人の思いもよらないこと」をする必要もないのですが、人と同じタイミングで売買していてもなかなかうまくいかないのではないでしょうか。

(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

 また、ご意見・ご質問はメール件名「清水」宛で
 mailto:feedback@monex.co.jp
 までお送りいただければ清水から回答いたします。

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今週の「覚えておこう!」

 −会社の情報をどう活用するか−

 決算短信などの基本的な情報を得て、いったい何を見ればいいのでしょうか。その中で「損益計算書」「貸借対照表」が基本的なものです。基本的な項目は株式投資の大切な判断材料になりますので、その見方は理解しておきたいものです。

損益計算書
 損益計算書は、一定期間内の企業活動がどれだけの収入を上げたか、経費がかかったかを示したもので、いわばその期間の収支報告です。

 会計用語が並び難しそうですが、売上高から当期利益までその使途に至る計算の順に記載されています。仕組みがわかれば理解しやすいものです。損益計算書には、売上高・営業利益・経常利益・当期利益などの重要なデータが記載され、とくに企業の収益性の分析に役立つデータとなります。

・売上高
 通常の企業活動で得られた収入です。企業の利益の源ですから、売上高推移のチェックがまず必要です。

・営業利益
 売上高から「売上原価」と人件費・広告費等などの「販売費及び一般管理費」を引いたものが営業利益です。営業利益は、その企業の「本業」の利益で、本業収益が好調かどうか、本業を行うための活動の中で種々のコストダウンなど合理化が進んでいるかなどを見ることができます。

・営業外損益
 「本業」の事業活動とは別に算入したり出ていった金額です。受取利息や支払利息などの金融収支が主な内容です。つまり、金融資産が多い会社はプラス額が多くなり、反対に有利子負債の多い会社はマイナス額が多くなります。
・経常利益
 営業利益に財務活動の営業外損益を加減したもので、期間内の企業の総合的な経営成果を表しています。

・特別利益
 臨時に発生した損益で、土地・株式などの資産売却などによる今期のみの臨時収入、災害などによる損失、不良債権処理のための損失計上などがあります。
・当期純利益
 税引前当期利益から法人税・住民税・事業税を引いた最終的な利益です。
貸借対照表
 貸借対照表は企業の決算期の「一定の日」の財政状態を表しています。 負債と資本は、資金の調達手段、資産は資金の使途を示しています。
 貸借対照表は資産・負債・資本が一覧表になっており、決算時点での企業の財政状態を示したものです。左側の資産の合計と右側の負債・資本の合計は等しく、会社は株主からの資本と他者からの負債とを有形・無形の資産に変え、事業活動を行っていることを示しています。

負債の部
 返済義務のあるもの(借入金など)、対価を払わなければいけないもの(買掛金)のほか、将来、支出が見込まれるものに対しての準備(引当金)が含まれます。

・流動負債
 1年以内に返済または支払をしなければいけない「短期の」負債などで、支払手形、買掛金、未払金、短期借入金などが含まれます。

・固定負債
 返済日・支払日が2年を超える「長期の」負債などで、社債、転換社債、長期借入金などが含まれます。

資本の部
 株主から預かった資本を意味します。また資産から、返済・支払義務のある負債合計を差し引いた額に相当するので「純資産」と同じになります。株主の持分である資本という意味で「株主資本」、あるいは他人からの資本(負債)ではなくその会社の資本であることから「自己資本」とも言います。

・資本金
 株主が払い込んだ出資金のうち、「資本金」として組み入れた金額のことです。

・法定準備金
 法律で積立が義務付けられているものです。内訳は資本準備金(時価発行増資などで調達した資金のうち、資本金に組み入れなかった資金)と利益準備金(当期利益の中から積立が義務付けられている額の累計)になります。

・剰余金
 企業が過去においてあげてきた利益のうち、配当金、役員賞与などが支払われた残りが「内部留保」として、再投資される資産となります。この累計が剰余金で、当期利益が( )で内書きされています。

資産の部
 一般的に流動性の高い順(現金化しやすい順)や現金として支払っていかなければならない順番に各項目が並べられることになっています。また、資産が大きければ会社の規模が大きいと言えるでしょう。ただ、その資産規模が大きい小さいだけでなくその資産の内容によって(資産として「在庫」を抱えてしまっている場合や、現預金や有価証券で持っている場合、土地で持っている場合など)財務状況の違いが出てくるので注意が必要です。

・流動資産
 現金・預金、受取手形、売掛金、有価証券(一時保有のもの)、製品、原材料等で、現金および短期に(1年以内に)現金化できる資産です。

・固定資産
 土地、建物、機械、営業権などで、1年を超える長期にわたって利用・活用・運用するものです。

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 4 土居雅紹のeワラントで覚える投資のコツ
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 「ニアピンeワラントに見る投資心理」 
                       (難易度 ★☆☆☆☆) 

■満期日の2営業日前に手仕舞い急増
 6月20日に20銘柄が初めて満期を迎えます。満期日2営業日前には満期に向けてポジションを取る動きに加えて、手仕舞い売りも目立ちました。ニアピンeワラントは、従来のeワラントに比べて日中の短期売買が少ないようですが、満期日にまで保有するよりも満期日直前に売却する点は似ているようです。

 18日の日経平均終値(15:00)は18,149円だったので、この時点でもっとも近いピン価格をもつ銘柄は14回(ピン価格18,200、6月20日満期)でした。単純に確率を考えれば、この銘柄がもっとも購入されても不思議ではありません。ところが15時以降に購入されたのは、もっぱら18,000円と18,400円のピン価格を持つ銘柄でした。その理由を考えてみると以下の様な考え方ができるかもしれません。

・日経平均のチャートを見ると酒田五法でいう3空が出現したので下落を予想し て、ピン価格18,000円を購入
・全く同じチャートから強気と判断し、ピン価格18,400円を購入した方も多かった
・多くの方が、18200円ピン価格の銘柄と比べて両隣の銘柄の購入単価を割安と 考えた

■満期日前日に売るかどうかも思案のしどころ
 仮に、満期日前日の日経平均が18,150円で、ピン価格18,200円のニアピンeワラントの買取価格が50円であった場合、多くの方はどういった投資行動をとるのでしょうか?
 翌日に日経平均が同じ18,150円で1,000ワラント保有していれば7万5000円受け取ることができます。また、日経平均が18,200円なら10万円ですが、18,000円なら0円になってしまいます。実際の行動を見ると、満期日前日にはピン価格18,200円の銘柄を売却する動きが目立っているようです。ご自分の購入コストと実際の受取金額をイメージした結果、多くの方は今日受け取れる5万円を選んでいるのかもしれません。

 次回のニアピンeワラントの満期は7月18日。こちらは数時間後の結果を待つだけとなった6月満期銘柄と異なり、まだまだどこに落ち着いても不思議ではない状況です。
http://www.gs.com/japan/ewarrant/nearpin/market/index_search.html
◆◆ 本日のポイント:ニアピンeワラントで投資家心理を考える ◆◆

(ゴールドマン・サックス証券 eコマース部長 土居 雅紹 (どい まさつぐ))
※ニアピンeワラント利用上の注意点
ニアピンeワラントは対象原資産に直接投資するよりもリスクが高い投資となります。また、投資元本のすべてを失うことがあり、手数料・税金等を考慮する必要があります。実際のお取引の際には、商品およびリスクに関する詳細について最新の「外国証券内容説明書」にて必ずご確認ください。

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eワラントとは ?  http://www.gs.com/japan/ewarrant/invest/abc.html−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
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 5 ファンドマネージャー清水毅氏の相場の見方
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 世界的に金利上昇が進み、株式市場への影響が懸念されています。米国10年債利回りは、6月12日には約5年振りとなる5.29%台を付けています。米国景気の底堅さを反映していると見られていますが、これだけ急速に金利が上昇した背景には、市場に利下げ期待が高まっていた中で、経済指標が好転し、FRB議長の発言からも利下げは当面なさそうだと市場心理が急変化したことがあると見られます。
 金利上昇が単に景気拡大によるものであれば、大きな心配は要らないのでしょうが、中期的なインフレシナリオを反映したものであれば、世界的なリスクマネーの流れに変化をもたらす可能性があり注意が必要です。特に世界的な過剰流動性の一端を支えている円に買戻しが入るようだと、輸出主導の景気拡大を享受している我が国にとって悪影響が出る可能性があります。

 このグローバルな金利上昇を受け、日本の長期債も売られ、14日には10年国債の利回りが1.985%まで上昇しました。その後は日銀の利上げ慎重姿勢などから落ち着いた動きとなっていますが、物価情勢が消費者物価を見る限り、ゼロ近辺で推移するなど、国内要因では金利上昇要因は乏しいにもかかわらず、世界的な金利上昇の流れには逆らえず、当面は金利上昇圧力がかかりそうです。
 日本においては、金利水準が低いことから国内経済、企業収益への影響は限定的との見方が大勢のようですが、株式のバリュエーションを考えるときに、金利上昇は割引率の上昇を通じてネガティブに働きます。
 金利の上昇以上に収益が拡大するのであれば必ずしもマイナスとはならない可能性がありますが、足元の金利(1.9%)、株式益利回り、株式のリスクプレミアム、長期成長率(2.0%と仮定)の単純化したモデルで考えると、仮に0.25%金利が上昇した場合で他の要素を一定とした場合、現状のPER水準を維持するには5%近いEPSの上方修正が必要で、0.5%金利が上昇した場合には10%近いEPSの上昇が必要になるという試算になります。
 今期の企業収益予想は現状、慎重な見通しが多いことから上方修正は期待できると見られていますが、今期で6期連続経常増益となる中で、さらに2ケタ以上の上方修正は決して楽なものではなく、金利水準が0.5%以上上昇するようだと、株式市場にとっても警戒が必要になるのではないかと考えています。
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 6 先週の投信売れ筋ランキング
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 1 三井住友ニューチャイナファンド
 2 損保ジャパン―F・トルコ株式オープン
 3 朝日Nvestグローバル
 4 トヨタ・バンガード海外株式
 5 マネックス資産設計ファンド 育成型

週間売れ筋ベストテン
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/00000000/guest/G600/trt/index.htm
※マネックス証券の先週2007年6月11日(月)〜6月15日(金)における約定日ベ ースの販売ランキングです。
 当ランキングには、 公社債型の投資信託(MRF含む)、外貨建てMMF、 及びマネーポートフォリオは含めておりません。

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 7 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 6月19日    「ミュージック」

 今晩、久し振りにライブ・ハウスに行きます。気の置けない友人達と出掛けるのですが、今から楽しみです。しかしこれがひょんないきさつなのです。去年の秋にニューヨークで或る会議に参加したのですが、その時たまたま隣に座った人と仲良くなり、夜のレセプションでも話をしたら、この方のパートナーが或る著名なミュージシャンで、それは私も聴いたことがある人だったので、話が弾みました。その時はそれで終わりだったのですが、半年も経った先日、このミュージシャンである彼とそのバンドが来日すると云うメールが来て、そして今晩はそのステージをエンジョイしに行くこととなったのです。

 私はそもそも音楽が好きで、自分の部屋にいる時は大体音楽を流していますし、ちょっと前はよくライブ・ハウスなどにも行ったものです。しばしの間仕事を忘れ、大音響の中で右脳を掻き回すのは、中々の快感で、身体がリセットされるような気がします。しかし最近忙しくて、暫く足を運んでいなかったので、久し振りに行けるのが嬉しいですし、何よりも「ひょんないきさつ」で行くというのが、得も云われぬ趣を演出してくれます。さぁーてと、今日は楽しむぞと!

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 ☆明日20日、20:15〜 オンラインセミナー 資産設計のための分散投資☆  → https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/274

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 8 マネックス証券からのお知らせ
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☆明日20日、19:00〜 ブラックロック・US・ユーロ債券ファンドセミナー☆ → https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/277

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 9 勉強会・セミナー情報
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■@オンライン
 6月19日(火)20:15〜 「欧州新成長国株式ファンド」 ファンド説明会https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/275

 6月20日(水)17:30〜 カブロボJava開発者向けセミナー(中級編)
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/263

 6月20日(水) 19:00〜
 「ブラックロック・US・ユーロ債券ファンド」セミナー
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/277

 6月20日(水) 20:15〜 資産設計のための分散投資
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/274

 6月21日(木)11:15〜 株のがっこう オンラインセミナー編
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/267

 6月21日(木) 17:30〜
 外国為替保証金取引を始めよう マネックスFXプロ編
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/273

 6月21日(木) 21:00〜
内藤忍のマネー運用を学ぶ@マネックス・ユニバーシティ オンライン特別編https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/270

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     ☆自分に合った銘柄選びができる!初心者コーナー☆
       → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news705m.htm

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 10 思春期証券マンのマネックス日記
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 「海外出張」

 こんばんは。マネックスでは、海外出張に出かける社員も結構います。実際に出かける社員は大変なんでしょうが、「会社のお金で外国に行けるなんて!」とついつい羨望してしまう、ぼすみんです。

 久しく海外旅行に行っていない僕ですが、最近は円安が進行、ますます行きづらくなりました。もうどこの国でもいいし、仕事でも何でもいいから海外行きたい!とか思います。
 英語ペラペラの留学経験者が多いマネックス。僕はと言えば英語ダメダメ、留学どころか駅前留学の経験すらありません。語学堪能な社員の方が海外出張のチャンスに恵まれるのは自明の理。ここは一つ、英語特訓するべきか? しかし、他の社員に今から英語で追いつくのは大変です。努力の末に英語ペラペラになれたとしても、競争相手はたくさんいるわけで、海外に行けるとは限りません。では、どうすればいいか?

 世はまさにグローバル化の時代、最近はBRICsの躍進なんかも著しいですし、これからは出張先も多岐に渡ってくるのではないでしょうか。これまでは英語圏への出張がメイン、何はなくともまず英語でしたけど、これからは他の外国語に需要があるかもしれません。そうです!他の社員が喋れないような外国語をマスターすればいいのです!これなら海外出張のチャンスはグッと広がるはず。

 中国語ペラペラの社員は既にいるので、使ってる国も多いスペイン語あたりが狙い目かな?と思っていたら、いみじくも同僚が一言。
 「でも、中学からやってる英語がダメで、大学から始めたロシア語も諦めたワケだろ?根性なかったら、何語習ってもダメだよ。」
 ・・・・・・ごもっとも。根性なしでスイマセン。

※追伸:外国語にチャレンジ中の皆さま、外国為替にもチャレンジしてみては いかがでしょうか?
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