マネックスメール 2007年9月21日(金)

1999年から発行しているマネックス証券の人気メルマガ「マネックスメール」を、ウェブ上で再読できます。

マネックスメール 2007年9月21日(金)

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 マネックスメール<第2000号 2007年9月21日(金)夕方発行>
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  目次
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 1 相場概況
 2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
 3 だから投資は面白い!
 4 資産設計への道
     その285 悩ましい「外国債券」の運用 内藤忍
 5 チャートの世界
 6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
 7 マネックス証券からのお知らせ
 8 勉強会・セミナー情報
 9 思春期証券マンのマネックス日記
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 1 相場概況
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米国株安や円高に加え、3連休前の週末の手仕舞い売りも加わり軟調

日経平均            16,312.61 (▼101.18)
日経225先物         16,270 (▼110 )
TOPIX            1,552.07 (▼ 14.77)
単純平均             408.58 (▼ 3.11)
東証二部指数           3,490.73 (▼ 18.27)
日経ジャスダック平均       1,819.38 (▼ 8.11)
東証マザーズ指数          625.93 (▼ 2.30)
東証一部
値上がり銘柄数          488銘柄
値下がり銘柄数         1,142銘柄
変わらず             94銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           86.68%  △2.56%
売買高            19億3680万株(概算)
売買代金        2兆6320億3500万円(概算)
時価総額          497兆2471億円(概算)
為替(15時)          114.79円/米ドル

◆市況概況◆

 昨日の米国市場が軟調となったことやシカゴ市場(CME)の日経平均先物が大きく下がっていたことなどから売り先行となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)も株数ベースでは買い越しとなっていたのですが、金額ベースでは大幅売り越しと伝えられて、寄り付きの売りが一巡した後も戻りが鈍いものとなりました。週末と言うこともあって、積極的に買い上がる動きもないのですが、一方で慌てて売り急ぐ動きもなく、方向感のない展開となりました。

 後場に入ってからも一段と方向感のない値動きの少ない展開となりました。好業績が期待される銘柄は底堅い、堅調な展開とはなるものの目先筋の利益確定売りや戻り売りも多く上値の重い展開となり、上値の重さが確認されると我慢しきれない見切り売りもかさみ下げ幅を広げるといった状況でした。日経平均は16,200円が近づくと買われ16,300円を超えると売られるといった狭い範囲での方向感のない展開が続きました。

 小型銘柄も軟調ながらも主力銘柄に比べると底堅い展開となり、日経ジャスダック平均、二部株指数、東証マザーズ指数も軟調ながらも底堅い展開となりました。先物にもまとまった売り買いは散見されるのですが、方向感のない相場では目先筋の小掬い商いが中心となっていました。3連休を控えたヘッジ売りなどがあった割には底堅いと言えるのかもしれません。

 「二番底」確認はお預けとなりましたが、引き続き底堅い展開となっています。3連休明けも月末、中間期末と言うことで積極的な売買も期待し難いのですが、逆に底堅さが確認されると底入れ感が強まり、強含みの展開が続き、底入れ確認となるようなことになれば一気に上昇となって来るのでしょう。逆に為替が大きく円高に振れるようなことがあればもう一度下値を確認するような動きになるものと思います。動画も見られます↓↓↓
http://www2.monex.co.jp/j/flash/douga20070921_03.htm

(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

◆個別銘柄◆ 

 好業績を好感して鉄鋼株や商社株が高く、原油価格や貴金属価格の上昇から非鉄銘柄が堅調

JFEHD (5411) 8,000円 △230 円 :100株単位
 事業環境の改善が期待され、2007年度は増益予想とのことから、外資系証券が目標株価を引き上げ、堅調となりました。

オンワードHD (8016) 1,200円 ▼110 円 
 収益の伸びが期待出来ないとして、外資系証券が投資判断を引き下げ、大幅安となりました。

東 映 (9605) 589円 △11 円 
 閉鎖中の2カ所の映画劇場を売却し、売却益を特別利益として計上することから、2008年3月期決算が増益となり、国内証券が新規に投資判断を始め、堅調となりました。

エルピーダ (6665) 3,610円 ▼200 円 :100株単位
 DRAM価格の下落が響き、2007年9月中間期決算が減益になりそうだと報じられたことから、嫌気した売りが入り大幅安となりました。

エスペック (6859) 850円 ▼100 円 :100株単位
 半導体洗浄装置子会社の清算に伴いのれん代約4億3000万円を特別損失として計上し、2007年9月中間期決算が減益になる見通しだと発表したことから、ストップ安となりました。

帝国ホテル (9708) 6,590円 △1,000 円 :50株単位
 三井不動産(8801)が帝国ホテルの33%の株式を取得し、傘下に収める方向で最終調整に入ったと報じられたことから、ストップ高となりました。

◆ランキング◆

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テレビ東京系の「株式ワイド オープニングベル」に、投資情報部清水洋介が毎週月曜日8:45から出演しています。是非、ご覧ください。
http://www.tv-tokyo.co.jp/biz/
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 2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
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◆新規公開株式(IPO)◆

山王(3441)、日本マニュファクチャリングサービス(2162)
エー・ディー・ワークス(3250)、
ソニーフィナンシャルホールディングス(8729)、テクノアルファ (3089)
◆公募・売出株式(PO)◆
オリックス不動産投資法人(8954・東証)
・ブックビルディング期間 9/19(水)0:00〜募集価格等決定日まで
・募集価格決定日 9/25(火)〜9/27(木)のいずれかの日
 ※最短の場合、9/25(火)にブックビルは締切となります。

詳しくはウェブサイトをご覧ください。
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 3 だから投資は面白い!   −第77回−
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 −<銘柄を見ていく・その49>−

 今回はこの10日に7月中間決算を発表したSUMCO(3436)を取り上げます。この中間期の業績は大幅増益となり、通期の業績予想も増額修正となりました。しかし、こうした好決算だったにも関わらず決算発表を受けて株価は軟調となり20日にはストップ安となるなど下落基調を強めています。

 中間期の業績は期初予想の550億円を大きく上回り、前中間期の約2倍となる689億円となりました。これは主力の半導体向けシリコンウェーハが好調に推移しているためです。償却費の増加や原材料のポリシリコンの高騰による101億円の減益要因があったものの、これを258億円の増収効果や旧コマツ電子金属(現SUMCO TECHXIV)を買収した効果118億円、さらに73億円のコスト削減で吸収したことで営業利益は急伸となっています。

 こうした好調な業績を牽引しているのが主力のシリコンウェーハのなかでも直径300mmタイプのウェーハです。シリコンウェーハとは半導体の基板となる電子材料で、SUMCOはこのシリコンウェーハで3割程度のシェアを誇るとみられる業界第2位の専業メーカーです。DRAMメモリー価格が急落するなど半導体メーカを取り巻く環境が厳しいにも関わらず300mmウェーハへの需要が旺盛なのは半導体メーカが製造コストの削減を進めているためです。半導体メーカはこれまでの直径200mmのウェーハから300mmのウェーハへの移行を進めています。これは300mmウェーハは200mmウェーハに比べ面積比で2.25倍ですが、一枚のウェーハから取れるチップ数が面積比を上回ることからコスト削減が可能になるためです。このため300mmウェーハは売上高で4割、利益で6割を稼ぐまでになっています。

 中間決算で足元の業績の好調が改めて確認されたものの、マーケットの業績への期待が高いなか上方修正された通期の業績予想からみて、この上期が当面の業績のピークになるとみえたことが株価の下落につながったと考えられます。上方修正された通期の業績予想からみると下期の営業利益は671億円程度となり、上期に比べると下期は若干ですが減益になることとなります。営業利益の半期ベースでの推移をみると、前期上期が340億円、前期下期が504億円、今上期が689億円と順調な伸びをみせていたものが、この下期から減益に転じるとみられ、これがマーケットの失望を招いたとも考えられます。来期は通期でも業績が減益に転じるとの見方も一部にあり、すでに関心は来期以降の業績動向に移ってきているのかもしれません。

(マネックス証券 投資情報部 金山 敏之)

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 4 資産設計への道
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−その285 悩ましい「外国債券」の運用 ★★☆☆☆−

 慶応大学4年生の秋元玲奈さんと毎月連載している「ファイナンシャル ジャパン」の取材で、イボットソン・アソシエイツ社の新しいオフィスにお邪魔しました。いつものようにマネージングパートナーCIOの小松原さんが、取材に応じてくれました。

いつもの取材風景はこんな感じです(写真つき)
http://www.financialjapan.co.jp/school/

 インタビューの全貌は10月21日に発売される12月号で詳しくご覧いただけますが、その中でも外国債券の運用について考えさせられることがありました。
■ 「外国債券」とは?
 外国債券といっても定義はいろいろありますが、資産設計では為替リスクがあって、主に金利収入を受け取る商品を指しています。世銀債などの外国債券はもちろんですが、外貨預金、外貨MMF、為替保証金取引、外債ファンド、なども含めて考えます。為替と金利に影響される資産ということです。

■ 外国債券のインデックス
 日本株にTOPIXや日経平均のようなインデックスがあるのと同様に、外国債券にもインデックスがあります。日本の年金基金などが使っている代表的なものはシティグループ世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし円ベース)です。
 これはシティグループが公表している世界主要国の国債の中から日本を除き、時価総額で加重平均したインデックスで、22カ国から構成されています。原則としてエマージング債券やハイイールド債券などは含まれていません。インデックス運用を行うのであればこの指数と比較していくことになります。

■ 外債アクティブファンドの成績
 イボットソン・アソシエイツのデータによると、2006年末現在のアクティブ型外債ファンド全体の過去1年間のリターンをまとめてみると平均でインデックスを4.2%下回ったという結果になりました。インデックス以上のリターンを実現したものは67本中1本もなく、最悪のものはインデックスより15%近いマイナスになっているという結果でした。

 計測する期間によって結果は変わると思いますが、このような過去のデータは、外国債券の運用が日本株に比べ、付加価値をつけることが難しいことを示しています。

■ 外債インデックスファンドの成績
 ではインデックス運用はどうでしょうか。拙書「資産設計塾 外貨投資編」123ページの表に掲載されている3本のインデックスファンドのリターンを同じ2006年末で計測してみると、ファンド毎の多少のバラつきはあるものの、1年ではインデックスマイナス1.5%程度、3年、5年と計測期間が長くなるとさらにインデックスに対するマイナス幅が広がる結果になりました。

■ なぜインデックスに勝てないのか
 アクティブ、インデックスを問わず外債ファンド(投資信託)の運用には様々な困難があります。例えば、ファンドに大量の現金が入ってきた時、債券を組み入れるまで、円金利での運用になってしまう機会損失、逆に解約に備え、ある程度の円キャッシュをファンドにキープしておくことも制約条件になります。

 そして何と言っても、必ずかかってくるコストが信託報酬です。アクティブファンドであれば年間で1%台前半、インデックスファンドでも0.7%前後かかります。金利を中心にした収入の中からのコスト負担は時間の経過と共に大きくなります。また外国債券の売買にもコストがかかります。円で集められた資金を外貨にして各債券の決済をしていくわけですが、為替と債券売買に伴うコストもマイナス要因になります。

■ 悩ましい外国債券の運用
 ファンドがインデックスに勝てない理由ばかり書いてきましたが、他の外国債券型の商品にもそれぞれメリット・デメリットがあります。

 例えば為替保証金取引は為替手数料が低く、外貨の買いポジションを保有すれば、スワップ金利も受け取れますが、円金利の上昇リスクを持ちます。また短期金利に連動していますので、外国債券のような長期金利での運用はできません。また税制が他の金融商品と異なります。

 外貨MMFは1万円から投資できる点が優れていますが、こちらも短期金利に連動する商品です。また為替手数料は為替保証金取引に比べると高めになっています。

 外債を直接購入すれば、信託報酬がかからず長期金利での運用ができます。しかしこの場合も為替手数料はかかりますし、投資単位が大きくなりがちですので、自分で通貨分散を行うにはそれなりの資金と商品ラインアップが必要になります。

 このようにどの商品にもメリットとデメリットがあり、悩ましいものです。外国債券に限らず資産運用で大切なのは、デメリットがあるから何もしないというのではなく、良い面、悪い面を比較しながらベターな選択をしていくことです。

 私自身の外国債券運用は、下記拙書の129ページに比率を掲載していますが、外国為替保証金取引の残高が半分以上とかなり偏っています。上記のメリット・デメリットを認識しながら今後も定期的に見直していくつもりです。

内藤忍の資産設計塾 外貨投資編
http://www.monexuniv.co.jp/book/#credit

今回の話のまとめ---------
■ 「外国債券」とは為替リスクのある金利収入中心の商品 
■ 外債ファンドでインデックスを上回るのは難しい
■ 外国債券の運用商品はベターな選択という視点が特に必要

ではまた来週・・・。

※コラム中の運用実績等の数値は、過去の実績であり、将来について予測、保 証するものではありません。また、本コラムは筆者の個人的意見をまとめた ものであり、筆者の所属する組織の意見とは必ずしも一致しません

内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ 代表取締役社長
http://www.monexuniv.co.jp

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40人増席しましたが、もうすぐ締切です。28日に東京丸の内で・・・
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/396
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 5 チャートの世界   −第112回−
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 −心理編31−「酒田五法 −三法−」

 図表一覧
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/chart/Sh31.htm

 「酒田五法」の考え方を確立させたとされる、本間宗久は「相場(当時は『米相場』)はのべつ幕なしに売り買いをすれば良いと言うものではなく、『売り』『買い』、そして『休む』ことがとても大切だ」というようなことを述べています。つまり、もみ合い相場は簡単に儲かりそうで、実は値動きが少なく、往々にして高値で買い、安値で売ってしまう。あるいは、高値で売れたと思った途端にもみ合いを放れて大きく上昇してしまうものなのです。

 つまり、この考え方をチャートで表したものが、ここで言う「三法」というのです。(違う説もあります)図2.に簡単に図式化したように大きな陰線や陽線を引いたあとにその大きな陽線や陰線の中でもみ合いとなるとがあり、その場合、そのもみ合いを放れたかどうかは高値・安値、あるいは始値・終値をどちらに抜けたか、で決まり、その後は「抜けた方=放れた方」に大きく動くことが多いのです。

 図1.を見てみましょう。上段は先週と同じでHOYA(7741)の今年の動きです。図の真ん中のところで大きな陰線を引き、底値をつけました。その後は13日間もの間、その大きな陰線の中での動きとなり、上に抜けそうで抜けず、かといって安値を更新するようなこともなく、もみ合いとなっていました。そして、赤い丸で示したところで一気に上に抜けて、その後も上昇となったのです。

 同じように下段を見ると、これは武田薬品(4502)の動きですが、底値をつけたあとの戻りの過程で大きな陽線を引き、一気に上昇となるのかとも思われたのですが、その大きな陽線を抜け切れず、もみ合いとなったケースです。これも5日間もみ合ったあと、赤い丸のところで一気に上に抜けてその後の上昇につながったということなのです。おまけにこの抜けた水準(上の赤い点線)がその後はしっかりと「サポート(支持線)」となっています。

 なお、この大きな陽線というのも、その前のもみ合い水準(青い点線)と同じ水準となっており、このもみ合いもこのチャートの一番前にある大きな陰線の範囲となっているのです。つまり、最後まで、この赤や青の点線で示した水準が「節目」となり、もみ合いの水準となっているのです。

 次週は「移動平均線」を意識したところでの心理状態を考えて見たいと思います。

 投資情報部長の清水に聞きたいこと、株のこと、投資のこと、先物やオプションについての疑問点、等々、ございましたら、メール件名「清水」宛でmailto:feedback@monex.co.jpまで。

(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)

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「チャートの世界」のバックナンバーは以下でご覧頂けます。
http://www2.monex.co.jp/forum/chart/2007.html
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 6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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 9月21日     「2000回」

 なんと、遂に、マネックスメールは2000号を迎えました。創刊号は1999年8月10日。以来8年以上、一営業日も休まずにマネックスメールは書かれ、送られてきました。そしてこのつぶやきも創刊号以来、一営業日も休まずに、書き続けてきました。書きだめは一切せず、出張の日も、休暇中も、必ずその日に書いて送ってきました。我ながら良く書いてきたものだと思います。千夜一夜物語の倍の回数です。書きたくない日もありました。書くことがない日もありました。

 しかし一日の頭の整理として、自分自身のデータベースとして、そして何よりも、私と云う経営者のディスクロージャーとして、頑張って書いてきました。「今日こそ遂に投了か!?」と思われた日も何度もありましたが、恥を曝し続けるように、それでも駄文を垂れ流して参りました。大体のアイデアは書いてしまった気もするので、大きな流れとしてはこのつぶやきは段々つまらなくなっていくでしょう(もう、つまらないかも知れませんが・・・)。

 しかし牽制を受けるためには、先ずは私から考えていることを開示しなければいけないと思いますので、お目汚しだとは思いますが、これからも書いていこうと思います。野球では2000本安打で名球会入り。一番多かったのは張本勲の3085安打。そこまで頑張りますかぁ〜???

    ■■2000回記念 松本 大 推奨書籍プレゼント!■■
つぶやき続けてとうとう2000回・・・つぶファンの皆様に感謝の気持ちを込めて松本 大 推奨書籍「へんなほうりつ のり・たまみ(扶桑社)」を5名様にプレゼントいたします。どうぞ、ふるってご応募ください!

  ◎プレゼント応募要領・・・下記の応募フォームからお申込みください。  https://seminar.monex.co.jp/public/application/add/528
  (締切日:2007年9月26日、抽選日:2007年9月27日)

※当選の発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます。
※プレゼントにご応募いただいたお客様より取得した情報に基づき、当社のサ ービス等についてのご案内を行う場合があります。当社の個人情報の利用目 的等については、以下のページをご参照ください。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/1/guest/G909/privacy/index.htm

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 7 マネックス証券からのお知らせ
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■マネックスメール 2000回記念プレゼント!!
マネックスメールはおかげさまで本日の配信で2000回を迎えることになりました。この配信2000回を記念し、読者の皆様に感謝の意を込めて下記をプレゼントいたします。ふるってご応募ください。

   ☆国産 松茸(5名様)
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◎プレゼント応募要領・・・下記の応募フォームからお申込みください。  https://seminar.monex.co.jp/public/application/add/524
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尚、予告なく同等の商品に変更する場合があります。また、来週27日宅急便にて発送になります。生物につきご自宅にいらっしゃる方の応募に限ります。
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 (マネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社 2007年10月29日満期 米ドル償還条件付円建社債)お申込は10万円から。     
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※途中売却の場合、 売却時の債券市況の変動により、投資元本を割り込むこと があります。当債券は、為替リスクがあり償還判定為替レートによって、償 還の通貨が変わり、円換算での投資元本を割り込むことがあります。お申し 込みの際は、目論見書の内容をご確認ください。


■投資情報の一部サービス終了のご案内
 この度、当社の都合により、投資情報サービスの一部を終了させていただく こととなりました。マネックス証券では引き続きお客様にとって有益な情報 をご提供できるよう努めてまいる所存ですので、何卒ご理解賜りますようお 願い申し上げます。
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 8 勉強会・セミナー情報
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■@マネックスラウンジ@銀座
 9月25日(火)12:15〜 清水洋介の今週の相場動向を語る!!
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/459

■@東京
 9月28日(金)19:00〜
 内藤忍のマネー運用を学ぶ@マネックス・ユニバーシティ
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/396

 9月29日(土)14:00〜 証券学習協会主催 時局講演
 「日本の株式市場をどうみるか」
http://www.npo-shoken.or.jp/course/reception.html/1149

 10月14日(日)13:00〜 イーバンク銀行・マネックス証券共催
 「秋の資産運用セミナー」
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news7095.htm
 10月25日(木)19:00〜
 「マネックス・ビーンズ・ホールディングス中間決算説明会」
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/466

■@オンライン
 9月25日(火)20:30〜 チャートフォリオ使い方実践編その2
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/442

 9月26日(水)11:15〜 中国経済の現状と見通し
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/451

 9月26日(水)16:00〜
 FX(外国為替保証金取引)を始めよう!初心者向けトレード入門
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/463

 9月26日(水)18:00〜 FXにおけるリスク管理の実際
https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/464

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  ☆100%の人が投資の実践に役立つと回答!投資信託丸分かり講座☆
   → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news707w.htm

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 9 思春期証券マンのマネックス日記
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 「2000号記念プレゼント」

 こんばんは。本日のマネックスメールは、記念すべき2000号!これも一重に、日頃ご愛読くださる皆さまのおかげです。心より御礼申し上げます、ぼすみんです。

 このマネックスメール、第1号が発行されたのは1999年8月10日。僕がマネックスに入社するよりもズッと前、まだ20世紀の頃のお話です。
 駄文・思春期証券マンのコーナーが始まったのは昨年の12月。ずいぶんと長いこと書いてきたつもりでしたが、こちらはようやく200回といったところ。それを考えると、2000号のマネックスメールに歴史アリ・・・と思います。
 本日は2000号を記念して、ぼすみんのオススメ書籍をプレゼント!
 『詳説世界史研究』(山川出版社)を抽選で3名の方に差し上げます。この本、僕が大学受験でお世話になった一冊なんですが、文字どおり世界の歴史が小さな文字で、五百数十ページの長きにわたって綴られていて、読み物としても楽しめる一冊!

 ・・・投資関連の本じゃなくって恐縮ですが、マネックスにも、マネックスメールにも歴史アリ、今後も歴史を紡げるように頑張ります、という事でご了承ください。
 これからもマネックス証券ならびにマネックスメールをよろしくお願いいたします。

(追伸)『詳説世界史研究』(山川出版社)を3名様にプレゼント!皆さまふるってご応募ください。
 
◎プレゼント応募要領・・・下記の応募フォームからお申込みください。  https://seminar.monex.co.jp/public/application/add/529
  (締切日:2007年9月26日、抽選日:2007年9月27日)

※当選の発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます。
※プレゼントにご応募いただいたお客様より取得した情報に基づき、当社のサ ービス等についてのご案内を行う場合があります。当社の個人情報の利用目 的等については、以下のページをご参照ください。
http://www.monex.co.jp/AboutUs/1/guest/G909/privacy/index.htm

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