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マネックスメール<第2002号 2007年9月26日(水)夕方発行>
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目次
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1 相場概況
2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
3 はじめてみよう!株式投資−企業分析編−
4 10年後に笑う!マネープラン入門
5 ブラックロックが語る、資産運用の全貌
6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
7 マネックス証券からのお知らせ
8 勉強会・セミナー情報
9 思春期証券マンのマネックス日記
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1 相場概況
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主力銘柄は売り買い交錯だが堅調、小型銘柄が出遅れの修正もあって大幅高
日経平均 16,435.74 (△34.01)
日経225先物 16,500 (△70 )
TOPIX 1,576.02 (△ 9.19)
単純平均 415.19 (△ 4.79)
東証二部指数 3,543.82 (△48.68)
日経ジャスダック平均 1,829.19 (△17.18)
東証マザーズ指数 682.78 (△51.33)
東証一部
値上がり銘柄数 1,240銘柄
値下がり銘柄数 385銘柄
変わらず 88銘柄
比較できず 1銘柄
騰落レシオ 93.88% ▼ 0.54%
売買高 17億4993万株(概算)
売買代金 2兆2891億6300万円(概算)
時価総額 503兆6700億円(概算)
為替(15時) 114.90円/米ドル
◆市況概況◆
昨日の米国市場は堅調となり、外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)も買い越しと伝えられたのですが、昨日の堅調な相場の反動などもあって売り先行の始まりとなりました。ただ、寄り付きの売りが一巡した後はすぐに切り返し堅調な動きとなりました。その後も売られ過ぎ銘柄の買い戻しや買い直しでしっかりとした相場展開となりましたが、好業績銘柄を中心に利益確定売りや戻り売りも多く、上値の重さを確認したところで先物にまとまった売りが出ると一転、軟調となりました。
後場に入ってからはしっかりとした動きが続いたのですが、上値を積極的に買い上がる動きもなく、上がれば売られ、下がれば買われるといった方向感のない相場となりました。ただ、主力銘柄を中心に底堅さも垣間見られ、指数は小動きながらも堅調な銘柄が多いような感じでした。手掛かり材料難の中、ここまで売られていたような銘柄が信用収縮懸念が一服、円キャリー取引の解消懸念が一服となる中で買い戻されていました。
売られ過ぎ銘柄の修正と言う意味もあって、小型銘柄は総じて堅調となりました。主力銘柄に上値の重さが見られる中、日経ジャスダック平均、二部株指数、東証マザーズ指数は軒並み大幅高となりました。先物にもまとまった売り買いは散見されましたが、一方向に偏るというよりは目先筋の動きが中心で大きく方向感を出すような動きもなく、値動き自体が小さいものとなっていました。
米国市場でも方向感がなくなっていますが、日本市場も底入れ感は強まっているものの、今一つ確信が持てずに底入れ確認とはいかないようです。サブプライム問題や信用収縮懸念も一服となっているのですが、完全に解決したという確信もなく、疑心暗鬼の中で好業績銘柄や売られ過ぎた銘柄はとりあえず、買える、と言うような状況です。日米の経済指標などから景況感の良さが確認されれば底入れ確認となって来るのではないかと思います。
動画も見られます↓↓↓
http://www2.monex.co.jp/j/flash/douga20070926_03.htm
(マネックス証券 投資情報部長 清水洋介)
◆個別銘柄◆
ここまで相場のなかった建設株など内需関連銘柄が堅調
JSR (4185) 2,740円 △55 円 :100株単位
半導体材料を中心に好調なことから、国内証券が目標株価を引き上げ、堅調となりました。
カプコン (9697) 2,675円 △90 円 :100株単位
業績上ブレ期待から外資系証券が目標株価を引き上げ、大幅高となりました。
国際帝石 (1605) 1,130,000円 ▼70,000 円 :1株単位
昨日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が約1週間ぶりの安値を付けたことから、利益確定の売りが入り大幅安となりました。
上新電 (8173) 830円 △40 円
ヤマダ電機(9831)の株式買い増しを受けて、業界再編の期待が高まり、大幅高となりました。
日野自 (7205) 909円 △35 円
中近東やアジアなど海外のトラック販売が寄与し、2007年9月中間期決算が増益となる見通しから、年初来高値を更新しました。
OSG (6136) 1,259円 ▼189 円 :100株単位
業績下方修正を発表し嫌気した売りに押され、大幅安となりました。
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詳細は
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・・・株式取引に係る、重要事項について・・・・・・・・・・・・・・・・・
□株式取引(ETFやREITを含みます。)にあたっては、取引毎手数料の場合には 約定金額の0.105%〜0.42%(最低105円)、一日定額手数料の場合には約定 金額300万円毎に2,625円の株式売買手数料がかかります。また、株式ミニ投 資(ミニ株)及び夜間取引(マネックスナイター)の場合には、一約定につ き500円の取引手数料がかかります。なお、新規公開株、公募・売出株、立会 外分売の場合には購入手数料は無料(0円)です。
□株式取引には下記のリスクがあり、元本および配当(分配金)が保証されて いるものではありません。
[価格変動リスク]
需給など様々な要因に基づいて株価(ETFやREITの場合は基準価額)が変動することにより、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。(一般に流動性の低い銘柄や新規公開株式は株価変動リスクが大きくなります。)
[その他のリスク]
信用リスク、流動性リスクなどがあります。
※新規公開株、募集・売出株のお申込み/ご購入の際には「目論見書」で内容を ご確認ください。
※数料・リスクなどの詳細につきましては、「上場有価証券等書面」をご覧 ください。
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2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
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◆新規公開株式(IPO)◆
山王(3441)、日本マニュファクチャリングサービス(2162)
エー・ディー・ワークス(3250)、
ソニーフィナンシャルホールディングス(8729)
◆公募・売出株式(PO)◆
只今、公募・売出株式(PO)の募集は行っておりません。
詳しくはウェブサイトをご覧ください。
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・・・新規公開株(IPO)・公募・売出株式(PO)
(以下、新規公開株式等とする)に係る重要事項について・・・・
□新規公開株式等を購入する場合は、購入対価のみをお支払いただきます。 □新規公開株式等取引には下記のリスクがあり、元本および配当(分配金)が 保証されているものではありません。
[価格変動リスク]
需給など様々な要因に基づいて株価(ETFやREITの場合は基準価額)が変動することにより、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。(一般に流動性の低い銘柄や新規公開株式は株価変動リスクが大きくなります。)
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3 はじめてみよう!株式投資−企業分析編− 第46回
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前回はPER(株価収益率)の計算方法などについてみてみました。今回はそのPERの見方や考え方などについてみてみたいと思います。
PERは株価が利益の何倍まで買われているか、つまり企業業績に対して株価がどのような位置ににあるかを判断する投資尺度であることは前回ご説明しました。しかし、PERを活用して株価を判断する場合は、PERが高ければ株価が割高、反対に低ければ割安と単純にいえないということを理解しておく必要があると思われます。なぜなら成長期待の高い企業のPERは低い企業に比べて高いPERが許容されると考えられるからです。
例えばある企業の現在の1株当たり利益(EPS)を100円として今後5年間の平均利益成長率が5%と10%の企業を比べてみると、仮に5%の企業の現在のPERが20倍で株価2,000円、一方10%の企業のPERが25.2倍で2,520円あっても、5年後のEPSは5%の企業で127.6円となっているのに対し10%の企業のEPSは161.1円となることから現在の株価を5年後のEPSで除したPERはともに15.6倍となります。したがって成長性が高い企業のPERは高くてもPERからみて割高ではないと考えることができると考えられるのではないでしょうか。
なお、PERにはいくらなら適正といった絶対的な水準はありません。しかし、主要国のPERはおよそ15倍前後の水準にあります。かつてバブルの時代には日本のPERは60倍程度と国際的にみて異常に高い水準にありました。しかし、その後の株価の調整を受けてPERは大きく低下し、足元の東証1部上場企業ベースで17倍程度と国際的にみても矛盾のない水準となっています。
ただ、PERを用いて株価水準の国際比較を行う場合は注意が必要なケースもあります。それは各国によって会計基準が異なるため、会計上の利益を用いて計算するPERでは単純比較ができないこともあるためです。そのため、海外の企業との株価水準比較を行う場合には会計上の利益でなくキャッシュフローを用いたPCFR(株価キャッシュフロー倍率)などを利用することも考えられます。
(マネックス証券 投資情報部 金山 敏之)
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4 10年後に笑う!マネープラン入門
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「親のこと・介護のこと 2」
誰もが気にしているが、どう考えたらよくわからない「親との関わりにおけるお金のこと」。今回は介護について考えてみよう。
介護は大変、介護にはお金がかかるというのは、多くの人が共通に持っている考えだろう。そこで、よく出てくるのが「親の介護にそなえて、民間(保険会社)の介護保険に入っておいた方がいいか」という疑問だ。
■公的介護保険の自己負担ってどのくらい?
日本には公的介護保険があり、要介護と認定されると一定の介護サービス(在宅または施設に入所して)を受けられる。ただし、サービスを利用した分の費用の1割が自己負担だ。自己負担分が安くない、公的介護だけでは不十分で民間のサービスを利用すると費用がかさむ、というのが民間の介護保険を考えたくなる動機である。この考え、もっともなようだがそうともいえない。
まず、高齢の親を被保険者にして民間の保険を契約しようとすると、保険料はかなり高くなる。しかも保険金が払われる条件が(保険会社によって違うが)「重度の要介護状態が180日以上継続している」などかなり厳しい。高い保険料を払っても、保険金を受け取れないケースが多々考えられるので、現実的ではない。
それから、公的介護保険の自己負担分はそれほど高くない。在宅サービスの1ヶ月あたりの支給限度額の上限は約36万円なので、自己負担は最高でも3万6000円ほどだ。施設に入居すると、居住費や食費は原則として自己負担なので合計額が月10万円を超える場合もあるが、収入が少ない人には軽減措置がある。
健康なときに、ふつうに生活できるだけの公的年金と金融資産がある人なら、公的介護保険の自己負担分は十分に支払えるだろう。
■介護の費用は、本人の収入・資産でまかないたい
本人や家族の状況によっては、公的介護保険だけで必要な支援を得られない可能性もある。そのときに、お金があると助けになる。全額自己負担で、家政婦や介護のサービスを依頼できる。
しかしこの場合も、まずは要介護者本人の収入や資産を使うのが現実的だ。同居したり、遠方から通って実際に介護をした上に、子が金銭的な負担をするのは、経済的にも精神的にもかなり苦しい。
親に収入や資産があるなら、本人の介護費用や、介護する子が必要とする費用(交通費など)にあてられるようにしておきたい。
介護をしている子が親の預金を引き出して介護の費用に使うと「親のお金を使い込んで」「相続分が減る」と兄弟が怒るというのは、珍しくない話らしい。 家族関係を壊さないためにも、早めに「介護関連の費用は本人に負担してもらう」ことを家族全員で話し合い、具体的な金額や方法まで決めておきたい。
■お金よりもノウハウやネットワーク
介護=お金と考えがちだが、実はそれ以外のものも重要だ。介護保険の仕組みや上手な利用法を知っていること、住んでいる地域の公的サービスや民間サービスを知っていて利用できること、近所の人や家族・親戚とうまく連携できることなどが、介護においては大きな意味を持つ。
個人的な意見だが、介護保険は症状が重くなってからより、症状が軽いうちから利用するといいだろう。本人は家族以外の人に手伝ってもらうことに慣れることができ、家族も早いうちからケアマネージャーなどの専門家に相談することができる。適切な対処ができれば、症状が進むのを遅らせながら、家族も症状にあわせた介護の体制を作ることができる。
親が今は元気でも、将来「要介護」になったとき、あなたはどう対処するだろう。どこに相談し、どこでどんな手続きをするか知っているだろうか。親の介護について、家族や夫婦で、話し合いやシミュレーションをしておくと、イザというとき必ず役に立つだろう。
中村芳子
ファイナンシャル・プランナー/アルファ アンド アソシエイツ代表
http://www.al-pha.com/fp/
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5 ブラックロックが語る、資産運用の全貌 Vol.6
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「外国債券投資の魅力 その3(金利はどうして決まるの?)」
前回は外国債券投資に伴う「金利リスク」についてお話しましたが、今回は、「金利はどうして決まるの?」をテーマにお話します。
一口に金利といっても、公定歩合のように政府が政策的に決定する規制金利と、お金に対する需要と供給の大きさで決まる自由金利があります。
自由金利は、物の値段が買い手と売り手の需給バランスで決まるように、資金の借り手(調達側)と貸し手(投資家)の需給バランスで決まります。
今回の「米国のサブプライムローン問題」での一連の動きの中で、規制金利と自由金利についてのさまざまな事象が起こりましたので、これを例にとって説明します。
皆様もご存知のとおり、米国のサブプライムローン問題で世界の金融・株式市場が混乱しています。その際に米国の短期金融市場で金利が急上昇しましたが、これは、資金の出し手が、「サブプライムローン問題で巨額損失を抱え資金繰りに困っている銀行がある」との噂で、借り手の金融機関に対して信用不安を抱いたことから資金の供給を渋った結果、借り手としては高い金利を提示しなければならなくなりました。そこで各国の中央銀行は、短期金融市場に大量の資金を供給し、需給のバランスをとることによって金利の上昇を抑えようとしました。
これは、本来、自由金利は需給によって決まるのですが、中央銀行が意図的に需給のバランスをとって金利上昇を抑えた事例といえます。
次に、サブプライムローン問題で景気の先行きに懸念を抱いた投資家が、株式を売却して国債の買いに向かった(質への逃避といいます)ことから、長期金利は急低下しました。これも国債への需給要因によって金利水準が決まった事例です。
そして米国の金融当局は8月17日、金融市場の混乱に歯止めをかけるために「公定歩合」を0.5%引き下げました。さらに9月18日「公定歩合」「FFレート」を0.5%引き下げました。これらの引き下げは、自由金利のように資金の需給によって決まったものではなく、金融当局の政策的な意図に基づいていますので、規制金利といわれる所以です。
実際の経済活動の中では、企業の経営者は物を作って売れると判断すると、新たに工場を作ったり、増産して在庫を持とうとしたりしますので、そのための資金が必要となります。
その際に、資金を借りる方としては少しでも安い金利で借りたいと思いますし、資金を貸す方としては少しでも高い金利を得たいと思いますので、金利は借り手と貸し手どちらが優勢かによって決まります。
したがって、一般的に、先行き景気が良くなると判断する経営者が多いと、お金の借り手が増え金利が上昇する傾向があります。一方、先行き景気が悪くなると判断する経営者が多いと、お金の借り手が減り金利が低下する傾向があります。
このように金利動向は景気に左右されますので、債券の運用には景気見通しが重要な要素になり、景気の見通しが外れると、債券の運用パフォーマンスに影響が出る場合があります。
そこでブラックロックの「US・ユーロ債券ファンド」では、相場見通しに過度に依存せず、利回りカーブ、セクター間、個別銘柄間の相対的な価格の歪みに注目し、これが収斂される過程を収益機会とする戦略を採用しています。
皆さんの資産運用に、こうしたブラックロックの外国債券運用のノウハウがお役に立てればと考えています。
次回は、外国債券投資の魅力 その4(信用リスク)です。
※「ブラックロック・US・ユーロ債券ファンド」はマネックス証券でお申込みいただけます。
http://www.monex.co.jp/FundGuide/00000000/syohin/tousin/kihon/guest?MeigCd=++0035070000
投資信託をお申込みの際には、「目論見書」にて詳細をご確認ください。
・・・ファンドのリスクについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
□当ファンドの基準価額は、組入れられている有価証券の値動きの他、為替変 動による影響を受けます。したがってファンドの投資目的が確実に達成され るものではなく、元金および元金からの収益の確保が保証されているもので はありません。
□当ファンドの基準価額の変動要因としては、「固定利付債および変動利付債 投資のリスク」「為替変動リスク」「期限前償還リスク」「オプション、先 物、その他投資手法のリスク」「ファンド運営上のリスク」などがあります。
【ファンドの費用について】
[申込手数料]
約定日の翌営業日の基準価額に1.05%(税込)以内で当社が独自に定める率 を乗じて得た額とします。
[換金(解約)手数料]
当ファンドには、換金(解約)手数料はありません。
[信託報酬]
日々の純資産総額に対して年率1.0395%(税込)を乗じて得た額とします。[信託財産留保額]
当ファンドには、信託財産留保額はありません
[その他]
組入有価証券の売買委託手数料、信託事務の処理に要する諸費用等がかかり ます。(これらの費用については、運用状況等により変動するものですので、 事前に料率、上限額等を記載することができません。)
※詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
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→ http://www.monex.co.jp/ServiceInformation/00000000/guest/G100/srv/e_stock.htm
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6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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9月26日 「ネック」
ネック、即ち律速段階は、思い掛けない所に潜んでいたりします。例えば東京→NY。飛んでいる時間は、技術の進歩と共にぐんぐん縮められてきた訳ですが、入国管理を通る時間は、いつになっても殆ど変わりません。あれだけの技術とお金を、空を短く飛ぶことに使いながら、空港内のほんの数メートルを移動することに関しては、恰も殆ど興味がないようです。
或いは、並列に数多くのブースを作ることによって律速段階を取り除いているようでも、肝心の入国管理官の数が全く足りなかったり、或いは入国管理官の処理速度が、それまでのジェットに対していきなり尺取り虫級になったり、まぁそんな感じで律速段階となる訳です。そう云えば曾て米系投資銀行に勤めていた頃、NYでのビジネス・ディナーに間に合わせるために敢えて1本早い便で東京から飛んだ時は、入国管理に数百人のアフリカ人が居て、通過した時は既にデザートも終わり、ディナーどころか顔を見ることすら逃したこともありましたし、やはり同様に重要なビジネス・ディナーがNYにあるので、出張先のロンドンからコンコルド(!)で移動しようとした時には、空港に向かう渋滞で遅れ、最後は機体を数メートル目の前にしたカウンターで、「もうダメよ」と云う驚愕の発言によって遮られ、結局NYに着くのが7時間ほど遅れてしまったり、常にネックは最もローテクな場所に隠されているものです(因みにこのせいで、私の一生に一度のコンコルド体験は、幻に終わりました)。
友人の結婚式に出るために一日早い便でNYから東京に帰ろうとしたら、やはり機体数メートル前のカウンター近くで電話をしていたら、なんと置いて行かれてしまったこともあります。これはネックは私の中にあったと云うべきでしょうか。このような「ネック」は、移動だけでなく、組織の運営や、朝出動するまでの間の一連の作業の中など、日々の動作の中に、常に、そして多く、放置されています。入管に文句を持つよりも、他山の石としなければいけませんね。
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☆ついに完結!マネックスお金のゼミナール☆
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7 マネックス証券からのお知らせ
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■今週28日(金)、東京・丸の内で開催!内藤忍のマネー運用を学ぶ
9月28日(金) 19:00より、『内藤忍のマネー運用を学ぶ@マネックス・ユニ バーシティ 10万円から始める日本一やさしいお金のふやし方講座』を 開催します。これからマネー運用をはじめようという方、必見!
→ https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/396
※本案内に記載のセミナーでは、セミナーでご紹介する商品等の勧誘を行うことがあります。これらの商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格の変動等による損失を生じるおそれがあります。商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書またはお客様向け資料をよくお読みください。
■秋の個人向け国債 お申込受付中!
変動・10年 初回利率 年0.85%(税引前)
固定・ 5年 固定利率 年1.15%(税引前)
お申込はどちらも1万円から!
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・・・債券取引に関する重要事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
□リスク
【価格変動リスク】
・途中売却の場合、市場金利の上昇等による債券価格の下落など売却時の債券 市況の変動により、購入価格に比べ売却価格が下落し、投資元本を割り込み、 損失(元本欠損)が生じるおそれがあります。また、購入価格が額面を越え ている場合、償還時に償還差損が発生し、投資元本を割り込み、損失(元本 欠損)が生じるおそれがあります。
【信用リスク】
・発行者の経営、財務状況の変化およびそれらに対する外部評価の変化などに より、元本や利息の支払い能力(信用度)が変化し、投資元本を割り込み、 損失(元本欠損)が生じるおそれがあります。
□手数料等
・債券をお取引される場合には、購入対価がかかりますが、取引手数料はかか りません。
□その他
・個人向け国債については、本人が死亡した場合などを除き、変動金利タイプ (10年満期)は1年以内、固定金利タイプ(5年満期)は2年以内は中途換 金ができません。なお、中途換金時には変動金利タイプは直前2回分、固定 金利タイプは4回分の税引前利子相当額をお支払いいただきますので、受取 金額が投資元本を下回ることがあります。
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■投資情報の一部サービス終了のご案内
この度、当社の都合により、投資情報サービスの一部を終了させていただく こととなりました。マネックス証券では引き続きお客様にとって有益な情報 をご提供できるよう努めてまいる所存ですので、何卒ご理解賜りますようお 願い申し上げます。
→ http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2007/news709k.htm
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☆株価や取引状況をメールでお知らせ アラートメール☆
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8 勉強会・セミナー情報
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マネックスでは、各種勉強会・セミナーを随時開催しております。
ご自宅にいながらご参加いただける「オンラインセミナー」も多数開催!
今後のスケジュールにつきましては、こちらをご覧ください。
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9 思春期証券マンのマネックス日記
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「新首相」
史上初、親子二代にわたる総理が誕生!福田康夫・新首相、政界入りの前は石油業界にお勤めだったとか。福田さんとはずいぶんキャラが違いますが、「親子二代」「石油業界出身」と聞き、どこかの国の大統領を思い出してしまった、ぼすみんです。
その福田親子、父・赳夫が首相を勤めたのは昭和51年〜53年。当時の内閣の顔触れを調べてみると・・・おっと、環境庁長官に石原慎太郎(現・東京都知事)が!まさかこの芥川賞作家に影響されたわけでもないのでしょうが、父・赳夫は「狂乱物価」「日々是反省」「人命は地球よりも重い」などの名言、「天の声にも変な声もたまにはある」との迷言(?)を残すなど、なかなか詩人。
そんな父・赳夫が自らの内閣に命名したのが、『さあ働こう内閣』。うーん、・・・これも傑出した詩的センス、卓越した言語感覚というべきか、はたまたシュール、もしくは単にヘンテコというべきか。首相を勤めるほどの人が考える事は、やっぱりよく分かりません。
かたや息子・康夫は、自らの内閣を『背水の陣内閣』と命名。こちらは「まんまやないけ!」と思わずツッコミを入れたくなるほどストレート、何とも短絡的なネーミング。
でも、課題・宿題が山積みの内閣だけに、平凡なネーミングに似合わない、非凡な活躍を期待します。ハイ。
(追伸)
やはり胸に期するものがあるのでしょう、福田新首相。その初心を忘れずに頑張って欲しいですね。「初心に返る」意味でも活用いただける(?)初心者コーナー、どうぞお立ち寄りください。
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