マネックスメール 2009年09月09日(水)

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マネックスメール 2009年09月09日(水)

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 マネックスメール<第2481号 2009年9月9日(水)夕方発行>
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  目次
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 1 相場概況
 2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
 3 先週の投信売れ筋ランキング
 4 岩瀬大輔の 目からウロコの保険塾
 5 ゴールドマン・サックスeワラントの開発者 土居雅紹が語る投資のツボ 6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
 7 マネックス証券からのお知らせ
 8 勉強会・セミナー情報
 9 思春期証券マンのマネックス日記
 10 リスクおよび手数料等の説明
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※リスク・手数料等に関しては、『 10 リスク及び手数料等の説明』をご覧 ください。

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 1 相場概況
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米国株3日続伸も、円が92円台前半では買い進まれず、日経平均は反落

日経平均            10,312.14 (▼81.09)
日経225先物         10,340 (▼70 )
TOPIX            939.84 (▼ 6.56)
単純平均             266.83 (▼ 0.88)
東証二部指数           2,293.35 (▼ 1.68)
日経ジャスダック平均       1,243.18 (△ 0.33)
東証マザーズ指数          447.84 (△ 7.28)
東証一部
値上がり銘柄数          526銘柄
値下がり銘柄数         1,011銘柄
変わらず             154銘柄
比較できず            0銘柄
騰落レシオ           88.90%  ±0%
売買高            20億1267万株(概算)
売買代金        1兆3533億6900万円(概算)
時価総額          309兆0258億円(概算)
為替(15時)          92.32円/米ドル

◆市況概況◆

本日の東京株式市場は、前日の米国市場3日続伸にもかかわらず反落し、日経平均株価は前日比81円安の10,312円で取引を終えました。円相場は1ドル=92円台前半で安定していたのですが、昨日の東京市場に比べて30~50銭円高に振れていることで、自動車や電機など輸出ハイテク株の下げが目立ったほか、自己資本規制強化の動きから増資による株式価値の希薄化リスクが高まってきた銀行株が売られる展開となりました。上海株式市場は小動きだったため、東京市場にはほぼ中立的だったと思います。

業種別に見ますと、昨日の海外市場での原油先物や金先物相場の上昇を受け、鉱業、石油、卸売(商社)、海運が買われたほか、不動産、陸運、小売などの内需関連業種が上昇しました。東証1部の売買高は2,012百万株と、総選挙翌日の8月31日以来7営業日ぶりに20億株台に乗せました。また、今週に入って3日間とも大引けにかけてジリ高となる展開が続いていることから相場の底堅さは確認できつつあり、日経平均10,000円割れを想定する投資家は徐々に減ってきているのではないかと、私は思います。

また、内閣府が午後2時に発表した7月の景気動向指数は、景気の現状を示す一致指数が前月比1.0ポイント上昇の89.6、数カ月後の景気の先行きを示す先行指数も2.1ポイント上昇の83.0となり、期待どおりの改善を示しましたが、事前の市場予想とほぼ同じであったため特に大きな反応は見られませんでした。ただ、大引けにかけて株式市場がジリ高となった背景として、景気に対する安心感が広がったこともあるかもしれません。

3日続伸となった米国株式市場を好感して買い先行で始まると考えていたのですが、予想以上に上値の重い展開となりました。円相場が高値圏にあることが最大の原因と思われますが、米国経済に明るさが見えてきているため、ここから円高が急速に進むことはないと思います。また、対ユーロでは企業の想定レートより円安水準で推移していることをもっと評価すべきではないでしょうか。本日の東京市場は値下がりとなりましたが、昨日同様、底堅さを感じさせる動きであったと考えています。

マネックス証券 チーフ・ストラテジスト  羽賀 誠

◆世界の主要経済指標発表スケジュール◆
⇒ http://www2.monex.co.jp/economicIndicators/calendar.htm

◆個別銘柄◆
綜合警備 (2331) 1,065円 ▼ 40 :100株単位
今期の営業利益は会社計画や市場のコンセンサスを上回ると予想されるものの、これを考慮しても現在の株価は割高な水準にあるとして、外資系証券が投資判断を引き下げたことで大きく下落しました。

レナウン (3606) 202円 △ 25 :100株単位
赤字が続く連結子会社の英高級衣料品ブランド、アクアスキュータム社の全株式と商標権を売却すると発表したことで、経営再建が進むとの期待が高まり急伸しました。

SUMCO (3436) 2,185円 △ 95 :100株単位
300ミリウエハーの価格が下げ止まり、反転局面に転換したとして、国内大手証券が投資判断を引き上げるなか、このところの半導体関連銘柄物色の流れにも乗り大幅高となりました。

宇部興 (4208) 264円 ▼ 11
経口抗血小板剤の競合薬が臨床試験で既存薬を有効性と安全性で上回る良好な結果を出したことが、長期的な売り上げの減少要因になるとして、外資系証券が投資判断と目標株価を引き下げたことで大幅下落しました。

タクマ (6013) 257円 △ 12
全国の自治体が運営する約1,200のごみ焼却炉のうち約3割の330以上が耐用年数の約20年を超えていると報じられたことで、ごみ焼却炉の建て替えに対する期待が高まり大幅高となりました。

CSK HD (9737) 387円 ▼ 32 :100株単位
資本増強策を発表したものの、優先株の普通株転換や新株引受権がすべて行使されると、発行済み株式数が最大で約6倍超に膨らむことから、株主価値の希薄化懸念が高まり大幅下落しました。

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 マネックス証券に口座をお持ちいただくと、世界有数の金融機関J.P.Morgan
(J.P.モルガン)が作成する個別銘柄・業界等のアナリストレポート、及び、
TIW社作成の個人投資家向けアナリストレポートがご覧いただけます。

ログイン後、「投資情報」→「市況概況・レポート」→「リサーチペーパー」
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◆ランキング◆
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

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  ☆日々の相場のチェックは、マーケットメール-夕刊-(無料)☆
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 2 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
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◆新規公開株式(IPO)◆
現在お申込み可能な新規公開株式(IPO)はございません。

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 3 先週の投信売れ筋ランキング
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 1 ラサール・グローバルREITファンド毎月
 2 日経225ノーロードオープン
 3 三井住友・ニュー・チャイナ・ファンド
 4 STAM新興国株式インデックス・オープン
 5 新光Wブル・日本株オープンII

週間売れ筋ベストテン
→ http://www.monex.co.jp/FundGuide/00000000/guest/G600/trt/ranking.htm

※マネックス証券の先週2009年8月31日(月)~9月4日(金)における約定日
 ベースの販売ランキングです。

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 4 岩瀬大輔の 目からウロコの保険塾
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第27回 生保の運用リスクから身を守るには

 8月28日、金融庁は保険会社の支払い余力を示す「ソルベンシー・マージン
比率(SM比率)」の基準をより厳格にする案を発表しました。保有する金融
商品などのリスクをより大きく見積もることが要求されることで、会社によっ
てはSM比率が半分程度にも縮小するそうで、増資などの資本充実策が求めら
れます。

 SM比率は200%という数字が安全を把握するひとつの目安として掲げられ
ています(この数字を割ってしまうと、金融庁から行政処分が出される)。し
かし、昨年10月に破綻した大和生命の比率は直前の3月期決算でも555%あった
ことから、現行の数値がリスクを正確に反映しているのか、という点について
疑問符がついていました。そこで、今回の案が出されたわけです。

 もっとも、今回の金融危機のように、急激なスピードで資産価格が下落して
くこともあることを考えれば、SM比率の定義をどれだけ精緻化したところで、
開示の頻度をあげない限り(四半期に一回、できれば毎月)、契約者が保険会
社の破綻リスクから自らの身を守るための指標としては十分に機能しない可能
性があります。

 一方で、SM比率は高ければ高いほどいい、ということでもありません。S
M比率が高いということは、資本が厚いということですが、これは株主(相互
会社の場合は契約者)の立場からみると、資本が過大であり、ROE(株主資
本利回り)が低い、資本効率が悪い、ということを意味するからです。

 さて、昨年10月に破綻した大和生命の例では、最大で受取額が84~87%も削
減される(92年に加入した一時払い終身保険の例)という、戦後最悪の削減率
だったそうです。

 では、契約者の皆さんは、自らの大切な資産を守るために、どのような方策
が考えられるでしょうか。

 SM比率など保険会社の財務の健全性を表す指標を注意深く見守る、という
のはもちろん考えられますが、もう一つの手段としては、「保険と貯蓄は分け
る」ということが考えられます。つまり、生命保険には純粋な「保障」と「貯
蓄」が組み込まれているわけですが、「保障」に特化した定期保険を選び、貯
蓄は他の金融商品(より運用リスクが明確な商品)にする、ということです。

 定期保険についても、保険金額が削減されることはあります。たとえば、大
和生命の例でも、保険金額が2割程度削減されていました。しかし、貯蓄性商
品の2割削減(積み立てていた1千万円が800万円に減ってしまう)ということ
と、保障性商品の2割削減(亡くなったときにもらえる1千万円が800万円に減っ
てしまう)ということでは、意味合いが大きく異なります。

 後者の場合、破綻するまでの期間は1千万円の保障を受けてきたわけですし、
残りの期間は、例えば毎月2千円の保険料で1千万円の保障を受けられたのが
800万円しか受けられないということで、実質的に毎月の保険料が2割高くなっ
ているに過ぎないからです。

 リスクをまったく取らなくては、適正なリターンを期待することはできませ
ん。したがって、ある程度のリスクを取ることは不可欠です。しかし怖いのは、
自分が意図せざるリスク、認識していないリスクを取ることです。

 そして、多くの生命保険契約は営業マン主導で締結されており、一人一人の
契約者が商品に内在するリスクを十分に吟味されたとは言えません。皆さんも、
改めてご自身の生命保険契約が抱えているリスクを棚卸してみたらどうでしょ
うか。そして、貯蓄性の商品は保険から他の金融商品へ移し、保障は定期保険
に特化することを検討されたらいかがでしょうか。

 なお、ライフネット生命のソルベンシー・マージン比率は(まだ契約件数が
少ないということもあるのですが)19,302%。高格付けの公社債を対象とした
運用を行っているため、市場が荒れた2009年3月期決算も、運用成績はプラス
を確保しました。

岩瀬大輔
ライフネット生命保険株式会社 代表取締役副社長
ハーバードMBA留学を経て開業したのは、生命保険会社!
http://www.lifenet-seimei.co.jp/index.html

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 5 ゴールドマン・サックスeワラントの開発者 土居雅紹が語る投資のツボ
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- 第215回 「円・米ドル相場だけでは間違える?」 (難易度 ★☆☆☆☆) 

■円高?円安?
「最近円安が進んだね」というと
「何を馬鹿な。92円~93円/米ドルの円高が続いているじゃない」という声が
返ってきそうです。ところが、もう少し目を広げると見方が違ってきます。

2008年の世界金融危機の際には、ユーロ、豪ドル、カナダドル、英ポンド、ニュ
ージーランドドルなどの主要通貨はおしなべて円と米ドルに対して急落しまし
た。しかしながら
これらの米ドル以外の主要通貨はこのところ円に対して急速に値を上げ、例え
ばユーロ、豪ドル、カナダドルの対円相場は大幅な円安が進展する前の2004年
~2005年初め頃の水準にまで戻っています。つまり、最近の値動きは対米ドル
で見るなら円高ですが、それ以外の通貨に対してみるなら円安となっていると
いえるでしょう。

■ドル安金高
金は金本位制が廃止されていても中央銀行が大量に保有していることでも分か
るように、通貨としての性格を残しているといえます。また、貴金属のなかで
もプラチナやパラジウムなどと比べて工業原料としてよりも代替通貨(広義で
は宝飾品需要を含む)としての需要が大きいことも知られています。仮に金を
通貨として考えた場合、最近のドルベースでの金価格の上昇は、ドルの購買力
が金という"通貨"に対して落ちている、つまり「ドル安金高」と言えるよう
な状況なのではないかと個人的には考えています。同様に円換算の金価格も上
昇しているので「円安金高」ともいえるでしょう。

■円・米ドル相場だけをみるリスク
政権交代が起こったとはいえ、日本で抜本的な少子高齢化対策が採られるかど
うかは未だ未知数といえます。また、仮に少子高齢化のトレンドが逆転したと
しても、今年生まれた赤ちゃんが労働力人口に加えられるのは早くて15年後。
トレンド逆転が認識された時点で相場に織り込まれるとしても少なくとも10年
程度先になると個人的には考えています。それまでの期間の財政赤字の増大と
高齢化による貯蓄率低下、それによる恒常的な経常収支赤字を想定すれば、大
幅な円安というシナリオも想定されます。一方、米国も財政赤字の拡大と米ド
ル需要の減少(世界中の投資家が米ドル以外への資産の分散を進めた場合)か
ら、米ドル下落の懸念が残っています。

仮に、米ドルと円がその他の主要通貨や金を含めたコモディティ全般に対して
連れ安となるなら、円・米ドル相場だけをみていると円の価値の大幅な下落に
気が付きにくくなってしまうかもしれません。しかし、そのうち輸入インフレ
という形で実感する可能性が高くなります。

このシナリオに沿って生活を防衛するという観点で投資を考えるのであれば、
以下の様な対策が想定されます。
◎円・米ドル建ての預金やMMFの割合を減らす
◎他の主要国通貨建ての外貨預金や外貨MMFを増やす
◎金トラッカーや金地金、金ETFなどで金に投資する
◎株式やeワラントなどで、各国の資源株やコモディティ相場(原油・銅など)
に投資する
◎相対的に通貨価値の上昇する可能性があるとされるBRICs諸国の株式や債券
に投資する

なお、以上のシナリオが全くの杞憂に終わる可能性もゼロではありません。こ
のため、まず円米ドル相場に加えて、ユーロ、豪ドル、カナダドル、英ポンド
や金の対円相場を定期的にチェックすることからはじめてはいかがでしょうか?

(念のため付言しますと、上記はあくまで筆者の個人的な見解であり、ゴール
ドマン・サックスの見解ではありません。)

◆◆ 本日のポイント:円・米ドル連れ安継続の可能性を考えておく◆◆

土居雅紹(どい まさつぐ)
ゴールドマン・サックス証券 eコマース部長

※本資料は情報の提供を目的としており、本資料によって何らかの行動を勧誘
するものではありません。本資料は信頼できると思われる情報に基づいて作成
されておりますが、ゴールドマン・サックス証券は本資料が正確、完全あるい
は最新のものであることを表明するものではなく、またその責任も負いません。

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eワラントとは?  http://www.gs.com/japan/ewarrant/invest/abc.html
マネックスではじめるeワラント http://www.monex.co.jp/CwrntInformation/0/guest/G1300/cwrnt/index.htm
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 6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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9月9日   <株価と裁判所>

 MBOに於ける株式の買い取り価格について、高裁が会社の決定した価格
(それは地裁は適正だと決定しているのですが)を不当とし、会社が採用した
基準価格よりもかなり過去の株価を基準とし、適当な買い取り価格を決定した
とのニュースを読みました。正確には、会社の提示した価格は、MBO公表前
日までの半年間の平均株価の約2割増しであり、高裁の決定した価格は、MB
O公表の1年前の株価の約2割増しです。概念的には基準価格の設定を9ヶ月
ほど遡らせたことになります。

 これは高裁が、株主の利益を考えて決定したことでしょう。しかしやはり不
安を感じない訳にはいきません。弁護士の方の「企業が公正な手続きで決定し
たMBO価格に裁判所が安易に介入するのは問題だと考える」との意見が出て
いるようですが、もっともな意見だと思います。そもそも株価は変動します。
マーケット全体が上がる時期もあれば下がる時期もあります。或る例では長め
に遡れば株主に有利な価格だったとしても、他の例ではそうなるとは決して限
りません。

 ここ数年の裁判所の判断に関しては、資本市場への理解度について疑問を持
たざるを得ないケースがままあります。「ルールとは何か?」・・・多くの見
知らぬ人が集まってきて構成される資本市場に於いては、ぶれないルールが必
須です。そうでないと資本市場としての効率性が減少し、その意義を失ってし
まいます。日本の資本市場をしっかりと育てていくのは大変です。私たちも精
一杯のことをしていきたいと思います。

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 7 マネックス証券からのお知らせ
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■■ジャスダック証券取引所のシステム変更について
 → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2009/news9092.htm

■■中国株 チャートでみる注目5銘柄「中国レポート9月号」
8月には上海総合指数が20%近い調整を見せる一方で、ハンセン指数は高値近
辺を維持しています。果たして上海市場の調整の理由はどのようなものなのか?
そしてハンセン指数の今後の展望とは?
 → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2009/news909c.htm

■■【FX PLUS】最大レバレッジを約25倍に変更
マネックス証券の外国為替証拠金取引「FX PLUS」では、2009年9月6日(日)
から必要証拠金を引下げ、最大レバレッジが約25倍のお取引が可能となりまし
た。
 → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2009/news9097.htm

■■人気の個人向けマネックス債 満期1年 新登場!
2009年9月16日(水)14時00分までのお申込み受付となりますが、先着順受付
で販売金額に限りがございますので、どうぞお早めにお申込みください。
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※リスク・手数料等に関しては、『 10 リスク及び手数料等の説明』をご覧
ください。

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 8 勉強会・セミナー情報
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■オンラインセミナー
 9月10日(木)20:30~
eワラントの生みの親、土居雅紹が語るナルホドeワラント活用術
~注目の中国株に追証不要のeワラントで数万円程度から投資~
 → https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/1250

 9月28日(月)19:00~
『松本大とここだけトーク』 オンラインセミナー編
~市場、経済状況、マネックスについて、何でもご質問下さい~
 → https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/1267

■マネックスラウンジ@銀座
 9月25日(金)18:30~
松本大とここだけトーク@銀座
マネックスよろず相談所【ナイター】
 → https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/1255

■■上記以外にも、たくさんのセミナーをご用意して皆様のご参加を
お待ちしております!マネックスならではの勉強会に
是非一度、お立ち寄りくださいませ。
 ★セミナー一覧★
 → http://lounge.monex.co.jp/seminar/

■■お好きな時間にゆっくりとご覧ください。
 ★オンデマンド★
 → http://lounge.monex.co.jp/video/ondemand/list.html

・・・重要事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※本案内に記載のセミナーでは、セミナーでご紹介する商品等の勧誘を行う
ことがあります。これらの商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料
等をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格の変動等によ
る損失を生じるおそれがあります。商品毎に手数料等およびリスクは異なり
ますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書またはお客様向け資
料をよくお読みください。
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 9 思春期証券マンのマネックス日記
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「お子様」

 こんばんは。数々の少子化対策が奏功したか、フランスの出生率がまた上昇。
昨年の数値は2.07、ちょっとしたベビーブームが来てるとか。日本では民主党
が月額2万6千円の子ども手当てを公約していましたが、果たしてその効果は?
今日は10年、20年後の日本を勝手に妄想、近未来SF仕立てでお送りします、
ぼすみんです。

 未来の世界でもうだつの上がらない独身サラリーマンの僕は、いつもの通り
通勤電車へ。そこで信じ難い光景を目の当たりにします。
 「おい、ジジィ。そこをどけっ!」
 なんと途中の駅から乗車してきた小学生が、優先席に座っていたお爺さんに
席を譲るよう強要してるのです。しかもお爺さんは、さもそれが当然のごとく、
あっさり小学生に席を譲ってしまうのです。

 「君、座りたいのは分かるけど、そういうのは良くないよ。むしろ逆に、電車の
座席はお年寄りに譲るのが常識で・・・」
 見かねた僕が小学生を諭そうとしたところ、当のお爺さんがこれを制します。
 「いや、いいんですよ。なんせお子様は国の宝じゃて・・・」

 座席に座った小学生は僕を睨みつけてこう言います。
 「おい、お前。ずいぶん生意気だけど何様のつもりだ?オレ、お子様だけど。
これからの日本を少ない人数で支えて税金納めたり、お前たちの将来の年金を
捻出してやるのはオレ達の世代だってことを忘れんなよ!」

 かつて導入された子ども手当ては幾度にもわたり金額が引き上げられ、今や
家計にとってお子様は大金をもたらしてくれる「金のなる木」。ゆえにこの時代の
お父さん、お母さんは子どもに対して頭が上がらず、ろくなしつけをしてないよう
です。

 「ちょっとアンタ、国の未来を担ってくれるお子様にいちゃもんつけるなんて、
どういうつもりッ!?こんなに賢そうで可愛らしいお坊ちゃんに、非常識ねぇ」
 僕と小学生のやり取りを見ていたおばさんが僕を咎めてきました。
 「お子様に逆らうなんて、バチあたりな・・・」
 「どうせお子様のいない、独身男のひがみだろ?」
 「未だにこんな頑固オヤジみたいな人もいたのねぇ」
 周りの乗客もみんな小学生の味方の様子。どうやらこの時代のお子様は、
生類憐みの令でおなじみ将軍・綱吉時代の「お犬様」的な扱いの様子。

 何かおかしい、何かが狂ってる。そう思った僕は・・・
<編集注:続きも更につまらなかったので省略しました>

(追伸)
未来の話、極端にしすぎて大失敗しました、スイマセン。未来といえば、未来に
備えて毎月コツコツと投資信託のつみたてなどはいかがでしょうか?
『デジカメなどが当たる!投信つみたてキャンペーン』
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2009/news9094.htm

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 10 リスクおよび手数料等の説明
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 各商品の取引手数料や諸費用は、取引ツールやチャネル、執行条件等により
異なる場合があります。また、ツールやチャネルによってはご利用いただけな
い商品・取引がございます。また、商品毎に投資のリスクは異なりますので詳
しくは当社ウェブサイト、「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、
「目論見書」等を十分にお読み下さい。

・・・・・・・・・・・・・・投資リスクについて・・・・・・・・・・・・

 ご案内の商品・取引は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品
相場等の変動に伴い、価格や基準価額が変動することにより、投資元本を割り
込み、損失が生じるおそれがあります。
 また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等
により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。
 信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場
合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合があり、取引額が保証
金・証拠金額を上回る可能性があります(取引額の証拠金額に対する比率は取
引により異なります)。これらの取引では、価格変動、金利変動、為替変動等
により、差し入れた保証金・証拠金(当初元本)の額を割り込み、損失(元本
欠損)が生じるおそれがあり、さらにその損失の額が、差し入れた保証金・証
拠金(当初元本)の額を上回るおそれがあります。

・・・・・・・・・・・・・その他費用等について・・・・・・・・・・・・

<国内株式売買手数料>
[インターネット]
【取引毎手数料】約定金額に対し最大0.1575%、最低手数料:指値1,575円、
成行1,050円、携帯電話取引の場合、約定金額の0.105%、最低手数料105円。
【定額手数料】1日何回取引しても2,625円(約定金額300万円ごとにかかります)
[コールセンター]
【オペレーター注文】約定金額に対し最大0.42%、最低手数料4,200円
【自動音声注文】約定金額に対し最大0.1575%、最低手数料:指値1,575円、
成行1,050円。
※夜間取引(マネックスナイター)と株式ミニ投資(ミニ株)は一約定につき
500円。
※単元未満株の売買手数料 
インターネットの場合は、約定金額に対し1.05%(最低手数料52円)。
コールセンターの場合は、約定金額に対し2.1%(最低手数料105円)。
※新規公開株、公募・売出株、立会外分売は購入対価のみとなります。
※信用取引(インターネットのみ)には売買代金の30%以上でかつ30万円以上
の委託保証金が必要で、取引額の当該保証金に対する比率は最大約3倍程度
となります。諸経費として、「信用金利」「信用取引貸株料」「品貸料(逆
日歩)」「管理費」などがかかります。
<中国上場有価証券等>
【取引手数料】約定金額に対し0.2999%(最低手数料73.5香港ドル)
【現地手数料】取引所手数料(約定金額×0.005%)、CCASS決済費用(約定金
額×0.002%、最低2香港ドル)、税金などのその他諸費用がかかる場合があり
ます。他の現地諸費用額はその時々の市場状況、現地情勢等に応じて決定され
ますので、金額等をあらかじめ記載することはできません。
<米国上場有価証券等>
【国内取引手数料】一約定につき25.2米ドル(上限)
その他、売却時のみ現地取引手数料(SEC Fee)が約定代金1米ドルにつき
0.0000257米ドル(最低0.01米ドル、小数点以下第3位切上げ)かかります。
<債券>
債券をお取引される場合には、購入対価のみをお支払いいただきます。取引手
数料はかかりません。外貨建て外国債券を日本円で購入、または元利金を受領
される場合には別途為替手数料がかかります。
個人向け国債は中途換金に制約があり、中途換金される場合には調整額の負担
が発生します。
<カバードワラント>
【取引手数料】約定金額に応じて、最大1,575円。カバードワラントの権利を
行使できる期間は限定されており、設定期間を経過すると、その価値はなくな
り、投資元本全額が損失となるおそれがあります。
<投資信託>
【申込手数料】申込金額に対して最大3.675%
【信託財産留保額】基準価額に最大2.0%を乗じた価額
【信託報酬】純資産総額に対して最大2.197%(年率)
運用成績に応じた成功報酬やその他の費用を間接的にご負担いただく場合もあ
ります。
<株価指数先物取引>
【取引手数料】日経225先物は1枚あたり525円、ミニ日経225先物は1枚あたり
105円。なお、日計りの場合には返済手数料無料。SQ決済時には当該手数料が
かかります。
<株価指数オプション取引>
【取引手数料】売買代金の0.189%(最低手数料189円)
株価指数先物・オプション取引には「SPAN(R)に基づき当社が計算する証拠
金額×当社が定めた掛け目(※)-ネットオプション価値の総額」の証拠金を
担保として差し入れまたは預託していただきます。
※指数の変動状況などを考慮の上、証拠金額に対する掛け目は1.4倍を上限に
当社の任意で変更することがあります。
株価指数先物・オプション取引は取引額の当該証拠金に対する比率は証拠金の
額がSPAN(R)により、先物・オプション取引全体の建玉から生じるリスクに
応じて計算されることから、常に一定ではありません。
株価指数オプションは期限商品であり、買方が期日までに転売または権利行使
を行わない場合には権利は消滅し、買方は投資資金の全額を失うことになりま
す。
<外国為替証拠金取引>
【FXPLUS取引手数料】かかりません。取引通貨の為替レートに応じて1,000通
貨あたり360円~25,000円の為替証拠金が必要となります。
※各通貨ペアごとにオファー価格とビッド価格を同時に提示し、お客さまはオ
ファー価格で買い付け、ビッド価格で売り付けることができます。オファー
価格とビッド価格には差額(スプレッド)があり、オファー価格はビッド価
格よりも高くなっています。
※取引額の当該証拠金に対する比率は最大約25倍程度となります。
※売却している通貨と買い付けている通貨の金利差調整額(スワップポイント)
の受払いが日々発生しており、スワップポイントを支払うことにより損失
(元本欠損)が生じるおそれがあります。
※損失を一定の範囲に抑えるための措置(ロスカットルール)を設けています
が、外国為替相場の急激な変動により、差し入れた証拠金を上回る損失が生
じることがあります。
※当社及びカバー取引先の業務又は財産状況の変化により、元本欠損が生ずる
おそれがあり、差し入れた証拠金を上回る損失が生じるおそれがあります。
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