マネックスメール 2009年09月25日(金)

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マネックスメール 2009年09月25日(金)

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 マネックスメール<第2490号 2009年9月25日(金)夕方発行>
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  目次
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 1 相場概況
 2 今週のレーティング情報
 3 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
 4 スパークス・アセット・マネジメントの「SPARX Way」
 5 資産設計への道
  その387 リーマンショック直前から投資してナゼ利益が出るのか? 6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
 7 マネックス証券からのお知らせ
 8 勉強会・セミナー情報
 9 思春期証券マンのマネックス日記
 10 リスクおよび手数料等の説明
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         ☆グローバル・ウィークリーレポート☆              『 日経平均とTOPIXの乖離に投資機会を見出す 』          (マネックス証券 チーフ・エコノミスト 村上尚己 )
         → http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G903/er/global.htm

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 1 相場概況
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米国株安と大型増資懸念で東京株式市場は大幅反落

日経平均            10,265.98 (▼278.24)

日経225先物         10,310 (▼150 )

TOPIX            922.67 (▼ 27.53)

単純平均             263.49 (▼ 5.02)

東証二部指数           2,259.02 (▼ 15.05)

日経ジャスダック平均       1,244.42 (▼ 4.62)

東証マザーズ指数         460.55 (▼ 5.56)

東証一部

値上がり銘柄数          186銘柄

値下がり銘柄数         1,455銘柄

変わらず             42銘柄

比較できず            1銘柄

騰落レシオ           81.77%  ▼ 4.61%

売買高            19億6525万株(概算)

売買代金        1兆2803億4600万円(概算)

時価総額          303兆9686億円(概算)

為替(15時)          90.66円/米ドル

◆市況概況◆

本日の東京株式市場は、米国市場が続落したことや昨晩発表された野村ホールディングスの大型増資に他の金融機関等も続くのではないかとの連想で大幅に下落しました。もっとも、昨日のニューヨークダウは前日比41ドル安(0.42%)と小幅に下落しただけですから、本日の大幅反落の主たる原因は、野村ホールディングスの大型増資を受けて株式市場の需給悪化懸念が急速に高まったことであると言って良いと思います。日経平均株価は前日比278円安の10,265円で取引を終了しています。

野村ホールディングスの発表した公募増資は、現在の発行済み株式総数の約29%に相当する8億株を新たに発行して約5,000億円を調達する計画であり、それだけ1株当たりの株式価値が希薄化されてしまいます。同社は今年3月に2,779億円(約7億株)の公募増資を実施したばかりで、その際にも約35%の株式価値の希薄化を伴いました。3月と今回の公募増資を合わせると実施前(今年2月)からみて約83%もの希薄化となるため、株主や投資家の厳しい視線を受けていることは間違いありません。

本日の同社株価は、朝から売り気配を切り下げても全く値が付かず、大引けでストップ安比例配分となりました。今年6月に三井住友フィナンシャルグループが29%の希薄化を伴う大型増資を、7月にみずほフィナンシャルグループが34%、大和証券グループ本社が31%の希薄化をそれぞれ伴う大型増資をすでに実施しているため、すぐに同規模の増資が続くとは思いませんが、今回の野村の9月決算直前という発表時期も含め、株主や投資家に対する発行企業側の配慮が望まれるところです。

本日は「野村ショック」とも言える下落相場となりましたが、問題はこれが一過性の下落かどうかです。本日の野村株は大引けの比例配分で891万株の売買が成立したものの、7,178万株の売り物を残しており、来週初も売られる可能性が高いと思います。ただ冷静に考えれば、増資は野村固有の問題であり、銀行がBISの自己資本規制が強化されれば増資可能性大というのは規定路線です。したがって、海外市場の堅調と円高一服という外部環境が続けば、来週は買い直される展開になると考えています。

マネックス証券 チーフ・ストラテジスト  羽賀 誠

◆世界の主要経済指標発表スケジュール◆
⇒ http://www2.monex.co.jp/economicIndicators/calendar.htm

◆個別銘柄◆
野村不HD (3231) 1,494円 ▼ 86 :100株単位
資産運用ビジネスの停滞懸念と来期業績予想を減額したことから、国内大手証券が投資判断を引き下げたことで大きく下落しました。

日電硝 (5214) 911円 △ 27
液晶テレビの販売回復を受けて液晶用基板ガラスの販売量が増えたことで、210億円から270億円としていた上期の営業利益見通しを330億円に上方修正したことから大幅高となりました。

日本CMK (6958) 728円 △ 62 :100株単位
ハイブリッド車向けのプリント配線板の数量増加と高性能化での恩恵が期待されるとして、国内証券が注目銘柄として取り上げたことで大幅上昇しました。
高島屋 (8233) 728円 ▼ 15
夏場の天候不順で来店客数が伸び悩んだことなどから、2009年3-8月期の連結営業利益が従来会社予想を約10億円下回ったようだと報じられたことで、売りが嵩み下げ幅を広げる場面がありました。

アイフル (8515) 119円 △ 17 :50株単位
事業再生ADR申請によって当面の資金繰りの不安が解消される見通しとして、外資系証券が投資判断を引き上げたことで急反発しました。

JAL (9205) 133円 ▼ 11
産業再生法に基づく公的資金の注入を要請したものの、前原国土交通相が経営再建計画案について具体性、実現可能性が不十分と指摘したため、今後の経営再建の難航が懸念され大幅安となりました。

◆ランキング◆
⇒ http://www2.monex.co.jp/j/monex_asa_mail/rank.htm

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 2 今週のレーティング情報
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世界的にも有数の金融機関であるJ.P.Morgan(J.P.モルガン)が作成する個別銘柄のアナリストレポートの中から、最近のもののいくつかをピックアップしてお届けします。

パナソニック (6752) 
・投資判断 Overweight(継続) 
・目標株価 2,000 円(継続) 
・本日終値 1,391円 ▼29円
  
富士通 (6702) 
・投資判断 Overweight(継続) 
・目標株価 770 円(継続) 
・本日終値 613円 ▼30円
  
武富士 (8564) 
・投資判断 Underweight(継続) 
・目標株価  500 円→300 円 
・本日終値 390円 ▼34円
  
アドバンテスト (6857) 
・投資判断 Overweight(継続) 
・目標株価 2,300 円→2,700 円 
・本日終値 2,540円 △50円
  
三菱電機 (6503) 
・投資判断 Neutral(継続) 
・目標株価  500 円→700 円 
・本日終値 688円 ▼13円
  
東京エレクトロン (8035) 
・投資判断 Overweight(継続) 
・目標株価 5,500 円→7,000 円 
・本日終値 5,820円 ▼80円

J.P.モルガンは以下の定義に基づいてレーティングを付与しています
【Overweight】
今後半年~1年以内に、担当アナリスト、あるいはアナリストチームのカバレッジ・ユニバースにおける全銘柄の平均リターンをアウトパフォームすると我々が予想する
【Neutral】
今後半年~1年以内に、担当アナリスト、あるいはアナリストチームのカバレッジ・ユニバースにおける全銘柄の平均リターンと同程度のリターンを実現すると我々が予想する
【Underweight】
今後半年~1年以内に、担当アナリスト、あるいはアナリストチームのカバレッジ・ユニバースにおける全銘柄の平均リターンをアンダーパフォームすると我々が予想する

アナリストレポートはログイン後の画面からご覧ください。
https://www.monex.co.jp/Login/00000000/login/ipan_web/hyoji?pagem=1&url1=InvestmentInformation&url2=/member/M400/morgan/research.html
※ログイン後「投資情報」→「市況概況・レポート」→「リサーチペーパー」画面を表示します。


== ★ What's New ★ =================================================
お客さまがお持ちの銘柄レポートへのリンクが、ログイン後、残高照会画面に表示されるようになりました。
https://www.monex.co.jp/Login/00000000/login/ipan_web/hyoji?pagem=1&url1=AccountManagement&url2=/sisan/zan_sykai/hyji/acc%3FrealJika%3D1
残高照会画面に表示されている現物株式、株式ミニ投資(ミニ株)の銘柄について掲載後90日以内のレポートがある場合、そのレポート(PDF)のリンクが表示されます。

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 3 新規公開株(IPO)・売出し(PO)のお知らせ
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◆新規公開株式(IPO)◆
現在お申込み可能な新規公開株式(IPO)はございません。

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 4 スパークス・アセット・マネジメントの「SPARX Way」
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「日本発のグローバル企業」

 株式を長期保有するのは、リターンの複利効果を最大限に享受することと、売買に伴うコストを最小限に抑えるためです。これが株式投資で成功するための秘訣のひとつであると考えます(*)(**)。そして株式の長期保有には、それに耐えうる息の長い投資テーマが必要となります。

 私どもは、世界に飛躍できる日本発のグローバル企業こそが魅力的な投資対象であると常に考えています。これは、約1億2000万人の人口しか持たない日本国内でのみ事業活動をしている企業よりも、全世界の人口60億人以上を相手にビジネスを展開している企業のほうが、長期にわたって成長し続ける可能性が高いと考えるからです。加えて、現在の日本は少子高齢化という構造的な問題に直面しています。経済の潜在成長力を決定する3大要素は、1)労働力、2)資本ストック、3)技術進歩なので、人口減少は労働供給力を弱めるという点において将来の経済成長の足かせ要因になるでしょう。日本は出生率が今後劇的に上昇するか、移民を本格的に受け入れない限り、持続的な内需拡大は難しいと思われます。一方、日本には素晴らしい国際優良企業が沢山あるのも事実です。トヨタ自動車はいい例でしょう。80年代から始まった同社のグローバル展開の成功は周知の事実であります。実際もしある投資家が、バブルがピークを迎えた1989年末にトヨタ自動車1銘柄だけ株式ポートフォリオに組み入れていたとしたら、今日その価値はほぼ倍(1989年12月末株価2,060円―>2009年8月末株価3,990円)、受け取った配当金も含めれば倍以上になります。同じ期間に日経平均が大幅な下落(38,915円―>10,356円)を経験していることから考えると、成功した株式投資であると言えるでしょう。このように、日本がいくら成熟した国であろうとも、世界を舞台にビジネスを行う優良企業であれば、株価は大きく上昇する可能性を秘めていると考えます。ちょうど、ヨーロッパの小国であるスイス(人口わずか750万人)に、ネスレやノバルティスファーマといったグローバル企業が育っていることを考えれば、日本にも多くの投資チャンスがあると言えるのではないでしょうか。

 私どもは、世界経済は今後も引き続きアメリカのGDPが大きな割合を占めますが、その比率は長期的に漸減していくと考えています。昨年の金融危機をきっかけに、アメリカの覇権国家としての立場は次第に弱まり、代わって中国やインドといった国々が台頭するというのが、私どもの投資仮説です。こういった国々における経済成長の恩恵を受けられるような日本発の次世代のグローバル企業に今後も投資を続けていきたいと考えております。

*株式投資における売買コストとリターンの関係および複利効果については、 08年7月4日および18日付け「SPARX Way」を参照

**株式長期投資の有効性については、08年6月20日および27日付け 「SPARX Way」を参照

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スパークス・アセット・マネジメントは、日本株式投資に特化した独立系の資産運用会社として1989年7月に創業し、「世界で最も信頼、尊敬されるインベストメント・ カンパニーになる」というビジョンのもと、一貫した投資哲学と運用プロセスを背景にグローバルに展開している運用会社です。
http://www.sparx.co.jp/

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※リスク・手数料等に関しては、『10 リスクおよび手数料等の説明』の「スパークス・新・国際優良日本株ファンドの重要事項」をご覧ください。
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 5 資産設計への道
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- その387 リーマンショック直前から投資してナゼ利益が出るのか?
 最初にお知らせです。本コラムのテーマでもある、長期でゆっくりとお金を殖やしたい人のための本「内藤忍式10万円から始めるお金の育て方講座」が来週発売になります。プレゼントもありますので、ご応募ください。
 
新刊書籍のプレゼント
http://www.monexuniv.co.jp/new/2009/103.html

■ ドルコスト平均法は知っていても計算したことがある人は少ない
 8月のコラムでマネックス資産設計ファンドを積立していたら損益がプラスになっていたという話題を取り上げました。

積立の威力は相場が回復してからジワっと実感できる(バックナンバー)http://lounge.monex.co.jp/column/shisan/

 これは、ご存知の通り、ドルコスト平均法を使った投資ということになるのですが、ドルコスト平均法は知っていても、実際に計算してみたことのある人はあまりいないのではないでしょうか?

 過去1年間のデータを使って実際に計算してみるとどんな結果になるのか、説明してみたいと思います。

■ 定額積立で買える口数は毎回変化する
 昨年の8月末から今年の7月末までの12ヶ月の間毎月1万円投資をしていたらどうなっているか?まず過去の基準価額の推移を時系列データから拾ってみます。
マネックス資産設計ファンド(育成型)(時系列基準価額 月次)
http://www.monex.co.jp/FundGuide/00000000/syohin/tousin/kijunlist/guest?MeigCd=++0035020000&monthly=1

 これは1万口当たりの基準価額です。基準価額というのは、ファンドの設定時に通常1万口当たり10,000円ではじまり、その後は基準価額の変動に伴い、下がると多くの口数が、上がると少ない口数を購入することになります。1万円で購入できる口数は次の計算式で算出できます。

 購入口数(1万円購入時)=10,000÷基準価額*10,000

 これで計算したのが下記の購入口数の推移になります。

     基準価額   購入口数
2008年8月 8,560円   11,682口
2008年9月 7,816円   12,794口
2008年10月 6,666円   15,002口
2008年11月 6,502円   15,380口
2008年12月 6,605円   15,140口
2009年1月 6,278円   15,929口
2009年2月 6,247円   16,008口
2009年3月 6,397円   15,632口
2009年4月 6,674円   14,984口
2009年5月 6,849円   14,601口
2009年6月 7,003円   14,280口
2009年7月 7,126円   14,033口

 1年間毎月1万円を積み立てしたとすると、投資金額は合計で12万円になりますから、12ヶ月合計の口数(175,463口)で割れば、1万口当たりの平均購入基準価額が計算できます。

175,463÷12=6,839円

 つまり175,463口を平均6,839円で購入できたことになります。今年の7月末には基準価額が7,126円になっていますから、積立で投資した12万円は、

175,463口×7,126円÷10,000=125,035円

と5000円程度の利益になっていることがわかります。ちなみにこの平均購入単価は単純に12ヶ月の基準価額を平均した数字よりも低くなります。基準価額が下がっている今年の前半に多くの口数を買付けることができたからです。

 マーケットが大混乱の1年間で結果的にプラスのリターンになっているのが不思議かもしれませんが、これこそ時間分散の効果なのです。

 これが積立投資をおススメしている理由なのです。

マネックス投信つみたてクラブ
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2009/news906c.htm
■ 新興国株式投信でも同じ結果にはなるが・・・
 今回のようなマーケットの急落から回復の局面では、バランス型ファンドでなくても、積立によって同じような効果を享受することができます。計算してみるとわかりますが、中国株やインド株のような新興国株式のファンドでも同じ期間に積立投資すれば利益が出ることがわかります。

 しかし、このような新興国のファンドの中には半年足らずの間に基準価額が半分以下まで急落したものもあり、積立をしている個人投資家の中にもあまりに急激な変動に耐えられず、途中で積立を中止してしまったケースが多いのです。
 せっかく時間の分散をしていても、下落局面で損失が大きくなると続けられなくなってしまうのでは意味がありません。これは、明らかにリスクの取り過ぎです。このような失敗を避けるために、投資対象の分散が必要になるのです。
■ リバランスも自動的に
 バランス型ファンドがもう1つ便利なところは、資産配分比率の見直し(リバランス)も自動的にファンド内で調整してくれることです。自分でいくつかの商品を組み合わせて投資する場合、価格変動によって歪んだ比率を定期的に調整する必要がありますが、その手間がかからないのです。

 資産配分の比率はファンドによって決まっていますから勝手に変えられないというデメリットはありますが、バランス型ファンドを積立していく、という方法は手間のかからない究極の投資法だと思います。

 リーマンショックから一年が経過し、マーケット環境は変わりつつありますが相場の急落はこれからもまた繰り返されると思います。今年の前半のような悲観的なマーケットの中、冷静に底値で投資できるという自信が無い人は、積立投資を早速はじめてみてください。

※文中の計算数値は概算値であり、実際の数値と端数処理によって異なる場合があります。ご了承ください。

今回の話のまとめ---------

■ 金融危機でも積立によってプラスのリターンを実現できた

■ 時間を分散しても投資対象が分散されていないと途中でやめる可能性がある
■ バランス型ファンドには自動リバランスというメリットもある

では、また来週・・・。

(本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、筆者の所属する組織の意見ではありません。)

内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ 代表取締役社長
http://www.monexuniv.co.jp/

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 6 マネックス証券CEO 松本大のつぶやき
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9月25日   <私の税金はどこへ行く?>

 マネックスを創り、やがて黒字化して法人税を払い始めた時、私はとても嬉しい・誇らしい気持ちがしました。個人的にも、私は進んで税金を払う方です-と云うと当たり前のことですが、より正確に云うと、節税をしないで多めに払う方です。私はマゾではありませんが、個人としても税金を払うことには満足感と云うか、社会人としての責任が果たされている実感があります。

 しかしそれは国のため、社会のため、延いては自分のため、或いは未来のためであり、決して特定の他人のためではありません。その他人が、やむを得ない事情にある場合はもちろん格別です。社会の一員として扶け合っていくのは当然のことです。しかし例えば怠けている人のために、自分で工夫して努力して利益を上げて(或いは収入を確保し)、そこから払った税金が使われることは不本意です。

 最近のいくつかの動きは、この観点から、不安を感じます。国と云う巨大な装置を通して、お金の再分配が行われます。それはもちろん国に期待されている機能であり、今回の選挙でも有権者の意識の中にあったのでしょう。然しながら、この再分配の仕方はひとつ間違えると、頑張っている人たちのモチベーションを下げ、社会の活力、延いては国力を落としかねません。今後の行方を注目したいと思います。

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 7 マネックス証券からのお知らせ
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■■毎月分配型の海外債券ETF(東証:1677)を取り扱い開始
 → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2009/news9103.htm

■■【中国株】香港籍ETFの名称変更について
 → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2009/news909q.htm

■■【New投信】原油&金の先物ファンド ブルベア型そろって登場!
今月は原油先物と金先物に投資するファンドが、それぞれブルベア型そろって新登場!
 → http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2009/news909f.htm?scid=mail_news909f

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■---◇ この一週間で一番取引された米国株銘柄とは? ■----◇
米国株のトップページもリニューアルし、ランキングや最新情報が見やすくなりました。マネー誌でも注目のETFランキングも要チェック!
http://www.monex.co.jp/ServiceInformation/00000000/guest/G2700/gaikstk/index.ht

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※リスク・手数料等に関しては、『 10 リスク及び手数料等の説明』をご覧 ください。

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 8 勉強会・セミナー情報
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■オンラインセミナー
 9月28日(月)19:00~
『松本大とここだけトーク』 オンラインセミナー編
~市場、経済状況、マネックスについて、何でもご質問下さい~
 → https://seminar.monex.co.jp/public/seminar/view/1267

 9月30日(水)18:30~
マネックス『チャット駆け込み寺』【金山】
~マネックス証券 マーケット・アナリスト 金山 敏之~
 → http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G100/seminar/refuge_temple.htm

■■上記以外にも、たくさんのセミナーをご用意して皆様のご参加を
お待ちしております!マネックスならではの勉強会に
是非一度、お立ち寄りくださいませ。
 ★セミナー一覧★
 → http://lounge.monex.co.jp/seminar/

■■お好きな時間にゆっくりとご覧ください。
 ★オンデマンド★
 → http://lounge.monex.co.jp/video/ondemand/list.html

・・・重要事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※本案内に記載のセミナーでは、セミナーでご紹介する商品等の勧誘を行うことがあります。これらの商品等へのご投資には、各商品等に所定の手数料等をご負担いただく場合があります。また、各商品等には価格の変動等による損失を生じるおそれがあります。商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書またはお客様向け資料をよくお読みください。
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 9 思春期証券マンのマネックス日記
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「鉄人28号と正太郎」

 こんばんは。お台場の原寸大ガンダムが人気を博したのは記憶に新しいとこですが、今度は神戸・JR新長田駅近くで原寸大の鉄人28号を建設中
とか。現在、横山光輝さんの『鉄人28号』を読んでるところ、ぼすみんです。
 昭和30年代に連載されていたという『鉄人28号』ですが、読んでみるとストーリーが非常に新鮮で、逆転・逆転・どんでん返しの連続にハラハラドキドキ!
 読む前は「鉄人=無敵の正義ロボット」という勝手な先入観があったんですが、いざ読んでみると敵に腕をもがれたり、妨害電波でコントロール不能になったり、更には操縦機を悪者に奪われたせいで最強・最悪の敵として立ちはだかってきたり・・・と、意外に厄介。
 タイトルこそ『鉄人28号』ですけど、鉄人が登場、活躍するシーンは意外と少なく、あくまでこの漫画の主人公は鉄人を操縦する少年・正太郎くんなのです。

 で、この正太郎くんがカッコいい!大人以上に機転が利くし、度胸も満点、子供のくせにピストルまでバンバン撃ってます。
 正太郎くんの服装がまた秀逸。上半身はお堅いサラリーマン同様、背広にネクタイでビシッ!と決めてるんですけど、下半身は半ズボン。

 かつて省エネルックということで羽田首相が半袖のジャケット着ていたり、近年はクール・ビズということでネクタイしないのが流行したりしてますけど、これからはこの正太郎くんスタイル!やっぱ上半身はフォーマルに決めて、下半身は涼しく半ズボンだな、と。
 「さぁ、これで僕も今日から正太郎!」
 昨晩、僕はこの正太郎くんスタイルになって、鏡の前に立ってみました。
 ・・・・・うーん。なんと言うか、ちょっとこの正太郎くんスタイルはダメだな。
だって、もう秋、半ズボンって季節じゃないし。
<編集注:そーいう問題じゃないだろ!>

(追伸)
秋といえば、「秋の個人向け国債」お申込みを受付中です。お申込みは
9月30日(水)まで!
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2009/news9096.htm
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 10 リスクおよび手数料等の説明
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 各商品の取引手数料や諸費用は、取引ツールやチャネル、執行条件等により異なる場合があります。また、ツールやチャネルによってはご利用いただけない商品・取引がございます。また、商品毎に投資のリスクは異なりますので詳しくは当社ウェブサイト、「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」等を十分にお読み下さい。


・・・スパークス・新・国際優良日本株ファンドの重要事項・・・・・・・・
□リスク
当ファンドは、主にわが国の株式を投資対象としますので、組入株式の価格下落や、組入株式の発行会社の倒産や財務状況の悪化等の影響により、基準価額が下落し、損失を被ることがあります。したがって、ご投資家の皆様の投資元金は保証されているものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元金が割り込むことがあります。当ファンドの基準価額の変動の変動要因としては、主に組入株式の「価格変動リスク」、「集中投資リスク」等があります。※詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)の「投資リスク(5頁)」をご覧 ください。」

□手数料等
・ 申込手数料(税込):一律1.05%
・ 信託財産留保額:解約請求受付日の基準価額に0.3%の率を乗じた金額 ・ 信託報酬(年率):純資産総額に対して年率1.722%(税抜1.64%) ※その他の費用・手数料として、下記の費用が当ファンドの信託財産から支払 われます。
(1) 監査報酬、目論見書や運用報告書等の作成費用などの諸費用〔純資産総   額に対し上限年率0.105%(税込)〕
(2) 有価証券売買時の売買委託手数料(ファンドの運用による取引量に応じ   て異なりますので、事前に料率や上限額等を表示することができません。)
※ 詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)本文の「手数料等および税金」に関する項目をご覧ください。

・・・・・・・・・・・・・・投資リスクについて・・・・・・・・・・・・
 ご案内の商品・取引は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の変動に伴い、価格や基準価額が変動することにより、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。
 また、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込み、損失が生じるおそれがあります。
 信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合があり、取引額が保証金・証拠金額を上回る可能性があります(取引額の証拠金額に対する比率は取引により異なります)。これらの取引では、価格変動、金利変動、為替変動等により、差し入れた保証金・証拠金(当初元本)の額を割り込み、損失(元本欠損)が生じるおそれがあり、さらにその損失の額が、差し入れた保証金・証拠金(当初元本)の額を上回るおそれがあります。

・・・・・・・・・・・・・その他費用等について・・・・・・・・・・・・
<国内株式売買手数料>

[インターネット]

【取引毎手数料】約定金額に対し最大0.1575%、最低手数料:指値1,575円、成行1,050円、携帯電話取引の場合、約定金額の0.105%、最低手数料105円。
【定額手数料】1日何回取引しても2,625円(約定金額300万円ごとにかかります)
[コールセンター]

【オペレーター注文】約定金額に対し最大0.42%、最低手数料4,200円

【自動音声注文】約定金額に対し最大0.1575%、最低手数料:指値1,575円、成行1,050円。
※夜間取引(マネックスナイター)と株式ミニ投資(ミニ株)は一約定につき 500円。
※単元未満株の売買手数料 
インターネットの場合は、約定金額に対し1.05%(最低手数料52円)。
コールセンターの場合は、約定金額に対し2.1%(最低手数料105円)。
※新規公開株、公募・売出株、立会外分売は購入対価のみとなります。
※信用取引(インターネットのみ)には売買代金の30%以上でかつ30万円以上 の委託保証金が必要で、取引額の当該保証金に対する比率は最大約3倍程度 となります。諸経費として、「信用金利」「信用取引貸株料」「品貸料(逆 日歩)」「管理費」などがかかります。

<中国上場有価証券等>

【取引手数料】約定金額に対し0.2999%(最低手数料73.5香港ドル)

【現地手数料】取引所手数料(約定金額×0.005%)、CCASS決済費用(約定金額×0.002%、最低2香港ドル)、税金などのその他諸費用がかかる場合があります。他の現地諸費用額はその時々の市場状況、現地情勢等に応じて決定されますので、金額等をあらかじめ記載することはできません。

<米国上場有価証券等>

【国内取引手数料】一約定につき25.2米ドル(上限)
その他、売却時のみ現地取引手数料(SEC Fee)が約定代金1米ドルにつき0.0000257米ドル(最低0.01米ドル、小数点以下第3位切上げ)かかります。
<債券>

債券をお取引される場合には、購入対価のみをお支払いいただきます。取引手数料はかかりません。外貨建て外国債券を日本円で購入、または元利金を受領される場合には別途為替手数料がかかります。
個人向け国債は中途換金に制約があり、中途換金される場合には調整額の負担が発生します。

<カバードワラント>

【取引手数料】約定金額に応じて、最大1,575円。カバードワラントの権利を行使できる期間は限定されており、設定期間を経過すると、その価値はなくなり、投資元本全額が損失となるおそれがあります。

<投資信託>

【申込手数料】申込金額に対して最大3.675%

【信託財産留保額】基準価額に最大2.0%を乗じた価額

【信託報酬】純資産総額に対して最大2.197%(年率)
運用成績に応じた成功報酬やその他の費用を間接的にご負担いただく場合もあります。

<株価指数先物取引>

【取引手数料】日経225先物は1枚あたり525円、ミニ日経225先物は1枚あたり105円。なお、日計りの場合には返済手数料無料。SQ決済時には当該手数料がかかります。

<株価指数オプション取引>

【取引手数料】売買代金の0.189%(最低手数料189円)
株価指数先物・オプション取引には「SPAN(R)に基づき当社が計算する証拠金額×当社が定めた掛け目(※)-ネットオプション価値の総額」の証拠金を担保として差し入れまたは預託していただきます。
※指数の変動状況などを考慮の上、証拠金額に対する掛け目は1.4倍を上限に 当社の任意で変更することがあります。
株価指数先物・オプション取引は取引額の当該証拠金に対する比率は証拠金の額がSPAN(R)により、先物・オプション取引全体の建玉から生じるリスクに応じて計算されることから、常に一定ではありません。
株価指数オプションは期限商品であり、買方が期日までに転売または権利行使を行わない場合には権利は消滅し、買方は投資資金の全額を失うことになります。

<外国為替証拠金取引>

【FXPLUS取引手数料】かかりません。取引通貨の為替レートに応じて1,000通貨あたり360円~25,000円の為替証拠金が必要となります。
※各通貨ペアごとにオファー価格とビッド価格を同時に提示し、お客さまはオ ファー価格で買い付け、ビッド価格で売り付けることができます。オファー 価格とビッド価格には差額(スプレッド)があり、オファー価格はビッド価 格よりも高くなっています。
※取引額の当該証拠金に対する比率は最大約25倍程度となります。
※売却している通貨と買い付けている通貨の金利差調整額(スワップポイント) の受払いが日々発生しており、スワップポイントを支払うことにより損失 (元本欠損)が生じるおそれがあります。
※損失を一定の範囲に抑えるための措置(ロスカットルール)を設けています が、外国為替相場の急激な変動により、差し入れた証拠金を上回る損失が生 じることがあります。
※当社及びカバー取引先の業務又は財産状況の変化により、元本欠損が生ずる おそれがあり、差し入れた証拠金を上回る損失が生じるおそれがあります。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。

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