お金のドクター、中村芳子がお金にまつわるさまざまな悩みに、専門家としてアドバイスします。(現在は更新しておりません)
■50代での医療保障の見直しについて、考えている。
見直しのポイントは以下の7つだ。
1 保障期間はいつまでか。
2 入院給付金額は、1日あたりいくらか。
3 どんな特約がついているか。
4 1入院で何日まで支払われるか。
5 保険料はいくらか。
6 保険料の支払いはいつまでか。
7 給付金の支払いにはどんな条件があるか。
前回の続きで、入院給付金の額について見てみよう。以前は入院1日5000円が相場だったが、最近はテレビCMの影響か、1日1万円以上ないと不安と感じる人が多いようだ。
健康保険には「高額療養費制度」があって、健康保険を利用して、1つの医療機関に支払った治療費などが、1ヶ月あたり8万円強を超えると超えた分が払い戻される。入院費もこの制度の対象だ。
とすると30日間入院した場合の自己負担額は最高は16万円あまりとなる(2ヶ月間にまたがって入院し1ヶ月あたり8万円強の自己負担をした場合)。とすれば、1日5000円の入院給付金が30日分払われれば、15万円で、ほぼその費用をカバーできる。
なので1日5000円の保障があればまず安心だ。
ただし、健康保険の対象にならない個室や少人数部屋を利用した場合の「差額ベッド代」や交通費、入院にまつわる治療費以外の費用は、自己負担になる。「入院するなら個室以外はイヤだ」というなら、1日1万円手当てしてもいいだろう。
入院給付金の日額を大きくすると、当然保険料も上がる。保険料と保障内容をじっくり見比べ、複数の商品を比べ、自分が納得できるものを選ぼう。
(ファイナンシャル・プランナー 中村芳子)
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