シブサワ・アンド・カンパニー渋澤健が綴る「オルタナティブ投資」の世界。「オルタナティブ投資」が目指す絶対的収益の根源とは?(現在は更新しておりません)
「短期的に収益チャンスがあるとしても、この戦略は今後、長期的に安定した 運用成果を出せるか?」
「銀行口座を開く権限は誰が持っていて、どのようなチェック体制が整ってい るか?」
「このふたつの戦略は似ているタイプである上、こちらのほうのトラックレコ ード(実績)はやや短いので、両方ともポートフォリオに組み込む意義は何 か?」
先日、シンガポールで行われた会議では、このような質疑に応答するシーンが何回も繰り返しされました。「アジア フォーカス」の運用を担当するマネックス・オルタナティブ・インベストメンツ(MAI)とシンガポールのフルトン・ファンド・マネジメント・カンパニー・リミテッド(FFMC)が投資先のマネジャー候補を共同に選考する最終調整です。
投資担当者が発掘、分析、現場取材などを重ねて作成したデューデリジェンス・レポートを提出し、会議では戦略およびファンドの有望性、バックオフィスの体制、マネジャーの経歴などを確認するために議論が活発に飛び散りました。
この会議の目的は、日本・アジアに特化したヘッジファンドの「承認リスト」を選考することです。このリストから、各ヘッジファンドへの実際の資産配分を定めて、出資するという投資プロセスになります。
ヘッジファンド候補を承認するアロケーション・コミッティは四半期毎に定期的に行いますが、有望なマネジャーが現れた場合とかマネジャーの調子が悪いとか、もちろん状況に応じて臨時的に開催します。
投資のモニタリングなど担当者レベルの会合は毎週の電話会議で行われます。頻度も大切ですが、やはりフェイス・ツウ・フェイスのディスカッションも重要。これは、最低でも年一回は開催します。
いよいよ「アジア・フォーカス」のローンチです。MAIはもちろんのこと、FFMCとしてもこれはお互いの専門性を活かす初めての共同運用プロジェクトになりますので、身が引き締まる想いで前進しています。7月9日・10日の投資家説明会は、海外のため日程が合わなく参加できなくて申し訳ありませんが、投資担当マネジャーの白木が代わりにじっくりと内容を説明いたします。-----
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