シブサワ・アンド・カンパニー渋澤健が綴る「オルタナティブ投資」の世界。「オルタナティブ投資」が目指す絶対的収益の根源とは?(現在は更新しておりません)

先週の金曜日に「マネックス ラウンジ@銀座」のオープニングの「ミニ・セミナー」に参加しましたが、ご出席いただいた皆様と対話ができる機会をいただき、とてもうれしかったです。どうもありがとうございました。

 やはり、メルマガなどで一方的に語るより、数千人の人々に会場で講演するより、こじんまりした空間で10〜20人ぐらいの方々と対話できるほうが、距離が縮まって楽しいですね。時間が30分と短く申し訳ありませんでした。また、ラウンジでお会いしましょう。

 さて、ラウンジにて今回の最後のご質問、「関心がある有望な市場はどこですか」に、私は「関心がある」という意味ではベトナムとモンゴルとお答えしました。

 ベトナムについては、政府・民間関係者ら主導で日越外交関係を深めるかなり大規模のイベントをちょうど一年後に開催する予定があるそうですが、その中でベトナム投資のセッションについて参画する依頼を最近受けました。
 自分はベトナム投資情勢について疎いのですが、アジアの中では「後進国の前進者」という面白い経済的位置付けであります。面積は日本の9割ぐらい、人口は6〜7割と、実はかなりの規模の国なんです。市場経済システムの導入と対外開放化し、外資導入に向けた構造改革や国際競争力強化に取り組んでいる社会主義共和国です。公開株式市場は存在しますが、上場している企業は7社ぐらいと聞いています。従って、直接投資(市場を通さず、企業へ直接出資)が主たる外資導入の手段です。

 一方、モンゴルについては、ある縁で知り合った日本の有名アパレル会社に勤めていた若手モンゴル人の影響がありました。モンゴルは92年に国憲法を施行し、国名をモンゴル人民共和国からモンゴル国に変更しました。政体はまだ共和制ですが、新選挙制度の下で実施された総選挙では、1921年以来政権の座にあった人民革命党は野党となって、新しい民主連合政権が誕生し、エネルギー価格の自由化、民営化、銀行改革等経済改革がより急速に進展しているようです。

 モンゴルの面積は日本の4倍以上で鉱物資源が豊かな国、そして、地域は中国とロシアにはさまれて存在するというユニークな位置付けです。ただ、人口は3億人にも満たなく、日本の2%ぐらいの経済的に小規模な国です。ただ、この若手モンゴル人曰く、「今のモンゴルは、日本の明治時代のよう。自分はモンゴルの明治時代実業家みたいになりたい。」という帰国した際に残してくれた熱い言葉に動かされて関心が高まりました。

 ラウンジではお話しませんでしたが、トルコという東西文化の微妙にミックスしている国に関心があります。ところが、私が個人的に「関心」を持っているといっても、マネックス・ビーンズのお客様がオンラインでアクセスできる市場ではないので、後になってから反省しました。(まあ、マネックス・ビーンズのことですから、いずれこのような国の投資もオンラインでアクセスできるような商品を提供することになってもビックリしませんが。。。)

 そういう意味で、マネックス・ビーンズのお客様にとって、現在、行動が取れる範囲という意味での「有望がある」市場という観点であれば、私の答えは「間違いなく、それは、日本」であります。特に、マイクロ株・小型株の領域です。これは、ヘッジファンドらも注目しているところですが、この話は次回に持ち越しましょう。それでは、have a nice week.

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