マネックスナイター − 株式売買に使ってみよう

2002年1月11日から2011年8月19日までマネックスメールに連載した マネックス・ユニバーシティ代表取締役(※連載当時)内藤忍の資産設計コラム。(現在は更新しておりません)

マネックスナイター − 株式売買に使ってみよう

マネックス証券では夜間取引マネックスナイターで株式取引を行う場合の手数料を2002年12月末まで一律470円(消費税等別)としました。取引の売買金額にかかわらず一律の手数料となり、株式売買手数料としては業界最低水準です。キャンペーン開始後、注文件数が増えているマネックスナイターの使い方について説明してみます。

● マネックスナイターとは?
マネックスナイターはマネックス取扱いの3000銘柄以上 (マーケットメイク銘柄を除く) の株式を、その日の終値等でお取引いただける私設取引システム (PTS) です。平日の17時から23時59分までお取引いただけます。http://www.monex.co.jp/visitor/shohin/kabushiki/yakan/index.html

● 夜間の注文と何が違う?
夜間の取引と言うと、翌日の注文を出すのと似ていますが、マネックスナイターは夜間に実際に取引が行われます。約定する株価はその日の終値等になります。一方注文を夜間に入れると翌営業日に注文が取引所に出るので約定は明日以降です。

(例)10月11日夜に注文を出した場合
マネックスナイター  11日(金)の夜に取引
夜間に出す通常の注文 15日(火)の日中に取引(3連休をはさんで)(ただしどちらも約定日は15日、受渡日は18日で同じです。)

つまりマネックスナイターなら今晩のうちに買えたか(あるいは売れたか)がわかるので少し安心というわけです。

● マネックスナイター手数料はなぜ安いのでしょうか
マネックスナイターはマネックス証券が運営する取引市場です。参加できるのは、マネックス証券と丸三証券に口座を持つお客様だけです。お客様の注文を画面に表示し買いと売り、両方のお客様がいる場合にその注文同士をマッチングさせるシンプルな仕組みです。取引所に手数料を払う必要もなく、マネックスの中で取引を完結できるからコストを低くできるのです。

● マネックスナイターの制約
手数料が通常取引より安く、早く結果を知ることができるマネックスナイターですが、一方でいくつかの制約もあります。

1つは、マネックスのお客様の中で買い手と売り手をマッチングさせる取引なので、参加者が少ないと約定しない可能性が高まります。売り手と買い手の数が限定され流動性が低くなるわけです。

また、取引の価格は終値等の当日の1つの価格だけになっています。もっと安ければ買うとか、もっと高くても買いたい、と思っても取引価格は1つだけです。

それから、注文できるのはインターネットからだけとなります。携帯からのご注文は取扱いを行っておりません。

● マネックスナイターの使い方
マネックスナイターは通常の株式取引と同じ画面から入力できます。取引ランキングや注文件数などの推移も画面にディスクローズされていますので参考にしてください。

まずは470円キャンペーンの期間中に使ってみましょう。でもマネックスナイターでの注文だけでは約定しない可能性もあります。その場合、翌日の取引所へ成行、あるいは指値注文として自動的に発注をするサービスも用意しています。つまりマネックスナイターの注文方法には

1.今夜間中 
2.今夜間ならずば翌取引所成行
3.今夜間ならずば翌取引所指値

の3通りがあるということです。
夜の帰宅後に通常の注文を入れているお客様なら、マネックスナイターの取引状況を画面で見て、翌日の「ならずば取引所注文」(マネックスナイターで取引できなかったら翌日取引所へ自動注文)を使ってみてはいかがでしょうか。ナイターで売買成立すれば手数料が節約できますし、成立しなくても翌日自動注文で便利です。

今回の話のまとめ−−−−−
株式売買手数料は安い方が良いのは当り前
マネックスナイターのキャンペーン手数料は業界最低水準
マネックスナイターには制約があることも理解し上手に活用しよう

ではまた来週・・・。

(マネックス証券 資産設計部 内藤 忍)

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