2002年1月11日から2011年8月19日までマネックスメールに連載した マネックス・ユニバーシティ代表取締役(※連載当時)内藤忍の資産設計コラム。(現在は更新しておりません)
ご存知の方もいるかもしれませんが、4月26日付けでマネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社(MAI)の代表取締役を辞任しました。引き続き取締役として活動は行いますが、今後はもう一つ代表取締役を務めている株式会社マネックス・ユニバーシティ(MU)が中心になっていくと思います。
プレスリリースはこちら
http://www.monexbeans.net/pdf/press/mbh/press2006_04_26_2.pdf
●MAIがやってきたこと
MAIはマネックス・ビーンズ・ホールディングスとあすかアセットマネジメントの共同出資で設立された投資顧問会社です。2年前に設立されたときはゼロからのスタートでしたが、最初に匿名組合形式のマネックス・キャピタル・パートナーズIを約20億円で設定し、個人投資家向けに100万円からのオルタナティブ投資商品を提供することができました。本ファンドは現在は募集を行っていませんが、運用は順調で、投資家の方には4半期毎に運用状況をレポートしています。
そして昨年の7月に設定されたのが50万円から誰でもいつでも購入できる国内投資信託型のヘッジファンド投資商品、アジアフォーカスです。
●アジアフォーカスの運用
アジアフォーカスは日本とアジアのヘッジファンドに分散投資するのが特徴です。全体の資産の配分については2社で定期的な電話会議を行い議論して決定していくことになりますが、アジア部分の運用はシンガポールにあるアジア最大級の運用会社フルトンが、日本部分の運用はMAIが担当しています。約30本のファンドに分散投資されており、リスクを抑えながら着実にリターンを積み上げることを目標に運用を行ってきました。
ファンドマネージャーとしてポートフォリオを管理しているのはマネージング・ディレクターの白木です。運用責任者として具体的な銘柄の選択、投資先のモニタリングを担当しています。
代表取締役が交代してもこの運用体制には何も変化はありません。運用方針も変わりはなく一貫した投資哲学での運用が続けられます。
●今までの実績
基準価額は昨日現在で10,698円となっており、年間で10%前後のリターンを実現するという当初の想定シナリオを現時点ではほぼ達成しています。フルトンのアジアの銘柄選択能力とMAIの日本のファンドの目利きによって、実現された数字です。
アジアフォーカスは順調に残高も増え、3月末でファンドの残高が100億円を超えました。商品特性と運用実績をご評価いただいた結果と自負しています。
●新しい代表取締役
私の後任となる水田は金融業界の大ベテランです。ソロモン、モルガンスタンレー、野村ブラックロックと経験豊富でMAIのこれからのセカンドステップに欠かせない人材です。今後投資家の皆様にお会いする機会もあるかと思います。
オルタナティブ投資、MAIに関する最新情報はマネックス<オルタナティブ>メール(無料のメールマガジン)でお届けしています。隔週の金曜日に配信され、マネックスメールとはまた一味違ったエッジの効いた情報とコラムが満載です。
マネックス<オルタナティブ>メールの詳細はこちら
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G3210/alternative/mail.htm
●変わるものと変わらないもの
アジアフォーカスの運用は変わりませんが、MAIの体制も変わり、近いうちにきっと3つ目のファンドも提供されることになるでしょう。第2ステージに入ったこれからのMAIにご期待ください。
今回の話のまとめ---------
●MAIの代表取締役が交代した
●運用体制には何も変化はない
●第2ステージに入ったMAIのこれからに注目
ではまた再来週・・・(楽しいGWをお過ごしください)。
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