2002年1月11日から2011年8月19日までマネックスメールに連載した マネックス・ユニバーシティ代表取締役(※連載当時)内藤忍の資産設計コラム。(現在は更新しておりません)
私のいるマネックス・ユニバーシティは個人投資家の方に投資教育のコンテンツを提供する会社です。セミナーや講演会といったイベントを企画・運営したり、書籍やメールマガジンなども使って情報提供を行っていますが、ネット上でいつでも学べるEラーニングも昨年から提供を開始しました。
ネットで学べる投資塾(無料の体験入学もあります)
https://monexuniv.wbt.ne.jp/mu/index2.html
モニター版も含めて既に4000人近い受講者の方にご利用いただき、こんなご意見をいただいています(一部を抜粋)。
・今までの自分が行っていた投資行動が正にケーススタディーにハマっていて、 自身の投資を見直すキッカケとなった。
・独学にありがちな知識のムラをこの単元でなくしてくれた。
・これまでの自分の投資スタイルの間違いに気づきました。
・「10年で1000万貯める」というと不可能な気がするけれど、十分可能なこと だと分かった。
・だんだん理解度が深まり、「負け組みの自分に光明が差してきた」
・投資家の心理や陥りやすい失敗が自分の経験と似ていたので参考になった。・具体的な資産配分方法の勉強は、大変役に立ちました。
一方で「難しくてわからなかった」「書き込めるワークシートが欲しい」と言った改善要望も頂いています。そこで今後コンテンツをバージョンアップすることにしました。では、どんな改善を行えばさらに多くの方に満足いただけるのか?自分なりに考えてみました。
<案1> 人気講師に登場してもらう
わかりやすい、という評価と共に難しい、面倒だという声もいただいています。ネット上で楽しく学べ、親しみやすい画面にするためにはどうしたら良いでしょうか。
例えば、マネー誌などでお馴染みの金融のプロの方に出演いただいて、資産運用のポイントについて動画でわかりやすく解説していただくようなサービスも検討しています。どんな方からお話を聞きたいでしょうか?やはり人気は澤上さん?それとも・・・?
<案2> 新しい名前をつける
ネット上の投資教育教材と言っても、使ってもらわないと良さが実感できないというのも事実です。実は今ならマネックス証券に口座をお持ちの方には実質無料で受講できる方法があります。しかしこれもあまり知られていません。
5250円の受講料が実質無料になる方法
http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G800/mu/mc_price.htm
そもそも「マネックス・キャンパス」という名称からネットで投資教育というイメージがわきにくいというのもあるかもしれません。「ネット投資塾」「オンライン投資の学校」といった具体的名称の方が良いのかもしれません。
<案3> 受講者の投資の改善実績を体験談で確認する
投資教育をやってみようと思う最大のインセンティブは、受講したら投資のリターンが改善すること、です。実際、勉強すれば投資リターンには好影響があるとは思いますが、実際には相場の変動が大きく効果を数値化することは困難なのです。
しかし受講後何が変わったか、について先輩としての体験を話す人が増えてくれば、成功体験を真似したいという人が出てくるはずです。既に受講した方たちの成功体験を紹介するのも有効ではないかと思っています。
<案4> 「投資成功ノート」を教材に追加
ネットとリアルの融合も必要かもしれません。例えばインターネットで学習しながら、書き込むことのできる「投資成功ノート」を使えるようにして、見るだけではなく手を動かしながら学べる方法も考えられます。
■お客様の声が一番
先月このコラムでお願いした皆様から澤上さんへの質問、で実感したこと。それは、お客様の声が一番、という当たり前のことでした。作り手が勝手に想像することより使う側の人の意見の方が正しいのです。
今回はネットで行う投資教育を今以上に広げる方法を色々考えてみましたが、これも最終的には個人投資家の皆様からの評価が無ければ価値はありません。どんな改善をしたら良いのでしょうか。
マネックスメールを読んでいる一歩進んだ個人投資家の方の鋭いご意見をいただければ幸いです。
ご意見はこちらまで(既に受講された方でも歓迎です)
mailto:feedback@monex.co.jp
今回の話のまとめ---------
●ネットで学べる投資教育は使ってみないと実感できない
●多くの人に使ってもらうためには継続的な改善が必要
●実際に使う人の意見に素直に耳を傾けるのが一番
ではまた来週・・・。
マネックスからのご留意事項
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