2002年1月11日から2011年8月19日までマネックスメールに連載した マネックス・ユニバーシティ代表取締役(※連載当時)内藤忍の資産設計コラム。(現在は更新しておりません)
<お知らせ>
幻冬舎新書「60歳までに1億円つくる術」を5分の動画でわかりやすく解説する動画が2本アップされています。本をお持ちの方も、お持ちで無い方もどうぞご覧ください(今後順次アップされていきます)。
第1話
http://camp.monex.co.jp/disclaimer/3_1_007/disclaimer.html
第2話
http://camp.monex.co.jp/disclaimer/3_1_008/disclaimer.html
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昨晩は「1億売るオンナの8つの習慣」の著者でキャリアの専門家である
太田彩子さんと一緒にセミナーを開催しました。太田さんは、年間100回以上の講演・セミナーをこなすという、プレゼンテーションの達人。今すぐできるキャリアアップの方法について、お話いただきました。
テーマは「キャリアとお金」でしたが、受講者の方の関心が高かったのが、セミナーの中でご紹介した「100のTo-doリストを作る」という話でした。ちょっと、ご紹介したいと思います。
これは、年初に私個人のブログに書いたもので、1年でやるべき100のことを決めて手帳に書いておくという方法です。リストの作り方は、自分のやりたいことをどんどん書き出していくだけ。シンプルです。
私の場合、これを家族、仕事、人間関係、趣味、健康、社会貢献、と分類し、それを今年の手帳の一番最初にまとめて書いてあります。
■ 「目標は紙にかけば達成できる」はオカルト?
「目標は紙にかけば達成できる」と言うと、スピリチュアルとかオカルトと批判する人がいます。紙に書けば実現するのであれば、誰でも簡単に目標が実現するではないか、という訳です。
確かに、私も紙に書きさえすれば何でも夢がかなうとは思っていません。しかし、頭の中で考えているだけなのと、紙に書いてみるのとでは、結果に大きな違いがあると思います。
それは、人間が感情的で忘れやすい動物だからです。
■ 紙に書くとどうなるか?
紙に書くことには2つのメリットがあります。
1つはやりたいことを忘れないようにできる、ということです。人間にはやりたいことがたくさんあります。スケジュール管理に手帳を使うように、自分のやりたいことも管理しなければ、忘れてしまったり見落としてしまうことが出てしまうのです。紙に書いて定期的に眺めるようにすれば忘れません。
そして、もう1つがアンテナ機能です。自分のやりたいこと、目標への意識を高めることで、情報に対する感性が高まるのです。
例えば、漠然と頭の中でマイホームが欲しいな、と思っているよりも、具体的にどんな家なのか紙に書いてみる。最寄駅はどこ?徒歩何分?築年数は?広さは?間取りは?・・・というように具体的に目標が明確化していると、同じ不動産広告を見ても反応が変わります。
自分の目標が明確化すれば、それを実現するために必要な情報が目に入りやすくなるのです。
■ 投資で成功するためには、投資する前に2つのことをやる
投資において、投資理論を学んだり、銘柄分析の方法を知っておいたり、マクロ経済の正しい知識を持つことは大切です。しかし、その前に大切なのは、現状認識と目標設定です。資産の現状を知らなければ、自分が今どこにいるのか把握できていないことになりますし、目標が明確になっていないと、どこに向かえば良いのかわからないのです。
100のリストを作ることは、この目標を明確化する誰でもできる方法です。年初に、1年の目標としてこのような計画を立てる人は多いのですが、今からでも遅くはありません。早速、はじめてみてはどうでしょうか。
この週末にリストを作り、来週からリストを見ながら日々を過ごしてみる。今までと何かが変わったことを感じると思います。
今回の話のまとめ---------
■ 人間は機械ではなく、感情的で忘れやすい動物である
■ 「目標は紙にかけば達成できる」には根拠がある
■ 投資で成功するためには、投資の前に現状認識と目標設定を
では、また再来週・・・。
(本コラムは筆者の個人的意見をまとめたものであり、筆者の所属する組織の意見ではありません。)
内藤 忍
株式会社マネックス・ユニバーシティ 代表取締役社長
ツイッター: http://twitter.com/Shinoby7110
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