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<質問>
また、世界的に株価が下落しています。リーマンショック後の相場をみていると、行ったり来たりで一向に上昇の気配がありません。もう株式投資はやめてしまった方が良いと思い始めているのですが、内藤さんはどう思いますか?
<回答>
ご質問ありがとうございます。今週はマネックス・ユニバーシティの内藤が回答いたします。
今週は年初来安値を更新する株式市場が世界各地で続出しています。今までの株価を支えていた世界的な景気回復期待が後退し、市場のセンチメントが悪化しているのが、下落の要因です。日本の投資家にとっては、株安に加え円高によって外貨投資のリターンもマイナスになり、ダブルで運用成績が悪化する結果につながっています。
確かにリーマンショック以降の株価は、最安値に比べれば上昇しているものの、株価は頭打ちでここ数カ月ジグザグな動きをしており、悲観的になる気持ちもわかります。
しかし、ここで考えなければいけないのは、目先の株価見通しではありません。自分の投資資金の運用期間を再確認してみることです。
もし運用期間が短期ということであれば、目先の株価を気にする必要がありますが、10年以上の長期投資を考えているのであればどうでしょうか?
例えば、積立を続けて10年後、20年後を目標に資産形成したいという人であれば、気にしなければならないのは、目先の株価ではなくその10年後、20年後の株価です。自分の目標地点で今より株価が上がっていると想定しているのなら慌てる必要はありません。むしろポジティブなことと言えるからです。
なぜなら、積立をしている場合、最終的な価格が同じであれば、その途中では株価が下がった方がリターンは良くなるからです。これは毎月定額でドルコスト平均法を続けていると、下がったときにはたくさん買うことができるからです。
相談者の方は、投資をやめようと決める前に、自分自身に2つの問いかけをしてみてください。
1.自分の投資期間は何年を想定しているのか
2.目標時点においては今より株価は上昇していると思えるか
長期で上昇すると考えるなら、今までのやり方を変える必要は無いのです。ピンチはやり方次第でチャンスに変えられるのです。
コラム執筆:内藤 忍
1964年生まれ 株式会社マネックス・ユニバーシティ 代表取締役社長
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