第 178 回 家計簿なしでお金を殖やす!内藤忍が実践しているお金管理術

今知りたい!投資の悩みやお金に関する質問に資産運用の熟練講師がお応えします。

第 178 回 家計簿なしでお金を殖やす!内藤忍が実践しているお金管理術


<質問>
家計簿もつけられないアバウトな性格なので、なかなかお金が貯まりません。内藤さんは、毎月のお金の管理をどのようにしていますか?参考にできることがあれば教えてください。

<回答>
ご質問ありがとうございます。今週はマネックス・ユニバーシティの内藤が回答いたします。

お金の管理はフローとストックに分けられます。このコーナーは資産運用の話、つまりストックをテーマにしています。しかし、今回のご質問のような、お金の流れ、つまりフローを管理することが、ストックのベースになるのです。

では、フローのお金をプラスにするにはどうしたら良いのでしょうか?参考になるかわかりませんが、私の方法をまとめるとこうなります。

・毎日の小さなフローは厳密に管理しない
・大きな支出はしっかり把握し、それ以外は現金引き出しの回数をチェック・1つの銀行口座にお金の出入りをまとめ、その残高でフローをチェック
私は、大きな買い物をする時以外はフローに関してあまり神経質にならないようにしています。例えば旅行に出かけたり、5万円を超えるような商品を購入したりといった時は、支出がどの位になるのか、金額をしっかり把握しますが、それ以外は、日々の個別の支出は意識しません。

ただATMで現金を引き出す回数は意識します。私は、お財布の現金が5万円を下回ったら、新たに5万円を下ろすのを習慣にしています(お財布に常に5万円以上入っているようにしています)。この引き出す回数が月に何回あるかを意識しているのです。というのは、カードなどの現金以外の出費は特別な時以外はあまり変動しないので、現金支出のブレを見ていれば全体の支出が大体つかめるからです。

家計簿はつけていませんが、こんな方法でお金の管理は出来ています。大事なことは、毎月ベースではなく、もう少し長いスパンで収入と支出の差であるフローをプラスにすることです。それは銀行口座を1つにまとめ、その残高の推移によって把握できるのです。

フローの管理で大切なのは、家計簿を完璧にすることではなく、お金の使い方にメリハリをつけて、大きな支出に目を光らせることです。そして、フロー以上にストックの活用法についてよく考えてみることです。

コラム執筆:内藤 忍
1964年生まれ 株式会社マネックス・ユニバーシティ 代表取締役社長

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