第334回 マネックス証券の米国株取引で特定口座が利用可能に!! 特定口座についてここでおさらい

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第334回 マネックス証券の米国株取引で特定口座が利用可能に!! 特定口座についてここでおさらい

<質問>

マネックス証券では、米国株取引でも特定口座が利用できるようになります。利点を教えていただけますでしょうか。

<回答>

平成21年1月から、上場株式の売却や国内公募株式投資信託の売却(解約・買取)あるいは償還によって利益がでた場合は、確定申告が必要となりました。特定口座はこの確定申告の手続きを簡単にしてくれるものです。特定口座は「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」のどちらかを選ぶことができます。

従来通りの口座を「一般口座」と言います。一般口座で取引をする場合、前述の確定申告が必要です。特定口座で「源泉徴収なし」を選択した場合には、特定口座を管理する金融機関から送られてくる「年間取引報告書」を使って比較的簡単に確定申告手続きをすることが可能です。さらに、特定口座で「源泉徴収あり」を選択した場合には、金融機関が源泉徴収をして納税手続きをしてくれるため、確定申告をする必要すらなくなります。源泉徴収ありを選択した場合でも一般口座や複数の金融機関での取引を損益通算する場合、取引による損失を繰越控除する場合など、必要があれば確定申告をすることも可能です。

一般的に言って、ほとんどの人にとって特定口座のデメリットはないと考えていいと思います。よっぽど特殊な事情がない限り、普通の人は特定口座源泉徴収ありを選べばいいと思います。

一方、これまでほとんどの金融機関では外国株の取引については特定口座で行うことができず、外国株の取引をする人にとっては外国株取引分はせっかくの便利な特定口座を活用することができませんでした。米国株取引も特定口座で行うことができるようになるというのは外国株の取引をする人にとって大きな利便性向上になると思います。

コラム執筆:ジョン太郎

金融業界の様々な分野で経験を積んできた現役金融マン。投資・運用・金融・経済など、お金にまつわるトピックをわかりやすく解説しているブログ「ジョン太郎とヴィヴィ子のお金の話」は人気を博し、各種のサイトで紹介されている。著書に「ど素人がはじめる投資信託の本」、「ど素人が読める決算書の本」がある。

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