第384回 キュレーションアプリを投資に活かそう!

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第384回 キュレーションアプリを投資に活かそう!

<質問>

色々なキュレーションアプリが登場しています。投資に役立つオススメのアプリはありますか?こんな使い方がいい!というものもあればぜひ教えてください。

<回答>

特定のおすすめアプリというのは特にありません。使いやすさ、は人によってそれぞれでしょうし、どういったニュースを集めてくるものを良いアプリとするか、は求めているものが違ってくれば当然違ってくることでしょう。

ちなみに私自身はキュレーションアプリを使用していません。金融や経済に関するニュースやトピック、情報などは、それこそ溢れるほど世の中に氾濫していますが、私が必要としている情報や、信頼できると考えられるソースは一部に偏って存在しているのでキュレーションアプリを必要としていないのです。これは私自身が読むため、に限らず、私が知人に聞かれた場合も同様です。薦めたい、チェックしたほうがいい・読んでおいたほうがいいとアドバイスしたいものというものはインターネットの世界に溢れる情報の中のごくごく僅かなのです。

もちろん、話題作りやきっかけづくり、金融や経済について議論を交わしたい、意見を言いたい、そのためのネタを探したい、ということであれば人気のある情報、多くの人の関心のある内容を集めてくるキュレーションアプリは大いに役に立つと思います。しかし、投資について学び、投資に役立つ金融や経済に関する情報を得たい、ということであれば、キュレーションアプリはあまり必要ないように重いおマス思います。

金融や経済についての話というのはとても専門的で、基本的なことを理解していない人や大きな勘違いや誤解をしている人も多くいます。インターネット上にはこうした人によって発信されている情報が星の数ほど存在しているというのが残念ながら現実です。また、そうした人によって伝えられる内容というのは、役に立たないばかりか、誤解をしてしまう可能性があるマイナス面すら持っています。

ですから、この話題に関して私がおすすめしたいことは3つで、

①信頼できる内容なのか、正確な内容なのか、を見極める力をつけましょう
②幅広い金融経済の分野で、自分が必要としている情報かどうかを判別する力をつけましょう

③信頼できるソースを選びましょう


ちなみに私が主に読んでいるニュースソース、皆さんにおすすめするニュースソース、はBloomberg、ロイター、WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)、FT(フィナンシャル・タイムズ)で、後半の2つは難点があり、WSJはインターネットでも一部内容を除き有料、FTは日本語されているものがごく限られているため、とりあえずこれ、ということであればBloombergとロイターをおすすめします。

コラム執筆:ジョン太郎

金融業界の様々な分野で経験を積んできた現役金融マン。投資・運用・金融・経済など、お金にまつわるトピックをわかりやすく解説しているブログ「ジョン太郎とヴィヴィ子のお金の話」は人気を博し、各種のサイトで紹介されている。著書に「外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話」、「ど素人がはじめる投資信託の本」、「ど素人が読める決算書の本」がある。

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