マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
マネックスメールをご覧の皆さま、こんばんは、エンジュク株式会社のてっぺん柳橋と申します。
前回のコラムでは日経225先物や日経225miniの取引に関係するSQ(特別清算指数)についてお話致しましたがいかがでしたでしょうか。
2月10日(金)はSQ日ですので注目してみてください。
さて、株式市場はただいま上場企業の決算発表が集中しています。
以下をご覧ください。今後、決算を発表する銘柄数ですが、企業の数を見るだけでも集中しているのが一目瞭然です。
2月3日 358件
2月6日 166社
2月7日 204社
2月8日 170社
2月9日 224社
2月10日 461社
(IFIS株予報より)
上記の日程の中には日経平均株価指数に採用されている銘柄が多数含まれている場合があります。
例えば、2月3日は三菱地所(8802)、国際石油開発帝石(1605)、パナソニック(6752)、JXH(5020)などがあげられます。
この採用銘柄の決算の結果によっては日経平均に影響を与える場合がありますので、
決算発表が集中する今のような時期は注意が必要です。
といいますのも、日経平均の算出方法ですが日経平均は構成銘柄の株価をみなし額面換算した上で合計し、その後、「除数」で割って計算していきます。
日経平均株価の計算式
1・日経平均採用銘柄の株価: 株価 × (50/みなし額面(円))
2・日経平均株価 : 採用銘柄の株価合計/除数
いかがでしょう。
実は上記の計算式の他に大切なことがあるんですね。それがウェイトです。このウェイトが高い銘柄と低い銘柄では日経平均への影響度も違います。
以下はウェイトの計算式です。
ウェイト=株価×(50/みなし額面)/(日経平均×除数)×100
※参考程度にご覧ください。
ちなみに最近ではウェイトが高い銘柄としては、ファーストリテイリング(9983)、
ファナック(6954)、京セラ(6971)などがあげられます。
また、ウェイトの低い銘柄では双日ホールディングス(2768)、スカパーJASTHD(9412)、
りそなホールディングス(8308)などがあります。
ウェイトが高いからといって、日経平均株価指数に必ず影響するというわけではありません。しかし、日経平均225先物取引をするならば、今のような決算が多い時期は日経平均株価指数への寄与度が高い銘柄は注目しておくとよいでしょう。
※日経225先物無料講座です。
⇒ http://yanagibashi.enjyuku.tv/9rules/
コラム執筆:てっぺん 柳橋
エンジュク株式会社 マネージャー兼講師株式ディーラーや証券会社において営業、企画などを経て、現在、エンジュク株式会社にて企画責任者兼セミナー講師を担当。プライベートでは日経225先物・日経225オプションを中心に投資しその他、FXや株式などを取引する。
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