マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
マネックスメールをご覧の皆さま、こんばんは。エンジュク株式会社のてっぺん柳橋と申します。
本日は日経225miniや日経225オプションのSQ日でした。来月(3月9日)は日経225先物も清算されるSQです。
さて、前回のコラムでは日経225先物や日経225miniを取引する上で個別銘柄の決算発表時に注目するポイントをお話しました。
今日は決算発表のピークでしたね。
【前回のコラムはこちらにてご覧いただけます。】
さて、本日は私が日経225先物の値動きを読む上で参考にしている「NT倍率」についてお話します。
皆さまは、NT倍率というものをご存知でしょうか?
NT倍率のNは日経平均を指し、TはTOPIX(東証1部株価指数)を指していて、日経平均をTOPIXで割る事で両指数の強弱関係を表しています。
直近のNT倍率をご覧ください。(日経225先物とTOPIX先物の終値で算出)
日付 NT倍率
2012/2/1 11.612
2012/2/2 11.610
2012/2/3 11.624
2012/2/6 11.596
2012/2/7 11.528
2012/2/8 11.496
2012/2/9 11.500
NT倍率が11.61倍から11.50倍へ徐々に低下しています。
グラフにするとこんな感じです。
日経平均もTOPIXも日本を代表する株価指数ですのでそんなに数値は変わらないと思われがちですが、実は日経平均とTOPIXは、それぞれ指数の算出方法が異なるためそれぞれの指数の関係に変化が生じる場合があります。
(日経平均の算出方法は前回のコラムをご参照ください)
日経平均が東証1部銘柄の中から選出された225銘柄に修正を加えた単純平均株価に対して、TOPIXは東証1部の全体を対象にして、時価総額をベースにして算出している株価指数です。
日経平均がTOPIXに対して強ければNT倍率は上昇しますし、日経平均がTOPIXに対して弱ければNT倍率は低下します。
即ち、NT倍率が上昇すると、日経平均のウェイトが高い株が好調の傾向であることが分かり、NT倍率が下降すると、日経平均のウェイトが高い株が軟調の傾向であることが分かります。
そこで、私は直近のNT倍率の推移を見て、今の日経平均のTOPIXに対しての強弱を確認します。
日経平均だけ見ていると偏った見方になりがちですので是非、注目してみて下さい。
※日経225先物無料講座です。
⇒ http://yanagibashi.enjyuku.tv/9rules/
コラム執筆:てっぺん 柳橋
エンジュク株式会社 マネージャー兼講師株式ディーラーや証券会社において営業、企画などを経て、現在、エンジュク株式会社にて企画責任者兼セミナー講師を担当。プライベートでは日経225先物・日経225オプションを中心に投資しその他、FXや株式などを取引する。
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