マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
複数の投資分析アルゴリズム(以下、「ロボット」と呼びます)の投資判断(シグナル)を、日々メールで配信するサービスであるマネックスシグナル。詳細はこちらからご確認ください。
(注)本サービスのご利用にあたっては、投資顧問契約が必要になります。ご契約に際しては、投資顧問契約書、契約締結前交付書面および下記「マネックスシグナルに関するご留意事項」をご確認ください。
前回は、現在提供中のマネックスシグナルの2つの戦略のなかでも、1回の取引の際、Aという銘柄を買う一方、Bという銘柄を売る、という2銘柄での取引を、セットで同時に行う「ペア・トレード戦略」とこの戦略を採用している、ロボットL/S301について、ご紹介しました。
一方、各銘柄を単独で、買う・売るという一方方向での取引をするのが、「アウトライト戦略」です。これについては皆さんもイメージし易いのではないでしょうか。
マネックスシグナルの「ペア・トレード戦略」のロボットL/S301が、全体相場の値動きの影響を最小限にしながら、また継続的な収益機会を得られるように、継続的な運用を想定している一方で、「アウトライト戦略」は、取引をするタイミングをより重視した戦略となっています。
では、このタイミングとは、どんなタイミングをいうのでしょうか。
これについては、マネックスシグナルのサービス概要を掲載しているウェブサイトや、動画説明などで、既に紹介していますが、「割安(売られ過ぎ)と判断されるタイミングで買い(=Longのロボット)、割高(買われ過ぎ)と判断されるタイミングで売り(=Shortのロボット)」としている、といってよいでしょう。(当初、サービス開始時点で採用されているLong001~003、Short201~202の5体がこれに当てはまります。)
勿論、モニターサービスから継続して採用されているLong001~003、Short201~202の5体は、其々に特徴があり、異なるルール(シグナル発生条件)により、シグナルが発生する訳ですが、そこで重要となるタイミングは概ね、所謂「逆張り」タイプの手法ともいえるかもしれません。よって、株式市場全体の相場環境によっては、シグナルの発生にもバラつきや偏りがでてくることがあり得る訳です。特に、日経平均株価で、月次での騰落率が+10%以上という、一方に偏った相場環境となった2012年2月のような月では、月間を通して、割安と判断される銘柄が限定的となった結果、買いシグナルの発生頻度が平均以下となる一方、割高と判断される銘柄が多くなった結果、売りシグナルの発生頻度が、平均以上となっています。
相場環境は日々異なり、また多様です。と同時に、どのロボットにも、特徴があり、従って得意・不得意な領域があることをご理解頂いた上で、特徴の異なる、複数の戦略を、従来までのご自身の投資方針に加えることで、より守備範囲の広い運用が可能になることでしょう。
最後に、最近実施された利用者の声には、所謂「順張り」タイプのロボット投入へのご要望が大変多くなっているようです。
一般的に、「順張り」タイプの取引手法は、「逆張り」タイプの取引手法に比べると、高勝率が期待できないとされます。よって、例えば、「順張り」タイプと逆張り」タイプの取引手法の評価を、単に勝率の高さという観点だけから、比較することも難しいことになります。
こうしたポイントもまた、ご自身の投資方針を確認される際には重要なことかもしれません。
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マネックスシグナルに関するご留意事項
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マネックスシグナルは、投資の参考情報として、ロボットの判断を提供するものです。銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客さまご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。
本サービスのご利用にあたっては、投資顧問契約が必要になります。ご契約に際しては、投資顧問契約書、契約締結前交付書面および以下のご留意事項をご確認ください。
・マネックスシグナルのご利用にあたっては、月額3,150円(税込)を上限としたご利用料がかかります。
・新規売り注文を行う場合には、証券総合取引口座とは別途、信用取引口座の開設が必要になります。信用取引はリスクの高い商品のため、お客さまの投資方針によっては適合しない場合があります。また、信用取引口座の開設には審査があり、審査の結果によって口座開設申込をお受けできない場合があります。
・取引規制などにより銘柄によってはお取引できない場合があります。
・取引可能な銘柄でも注文条件、マーケットの状況等により、注文が約定しない場合があります。
・マネックスシグナルで利用されているトレード・サイエンス社の投資分析アルゴリズム(ロボット)は、日本株ロボット運用投信(愛称:カブロボファンド)を運用するロボット(カブロボ)とは異なります。そのため、マネックスシグナルで利用されるロボットの投資判断、選定銘柄はカブロボの投資判断、運用銘柄とは異なります。
・アルゴリズム分析の結果、銘柄情報が配信されない場合や新規シグナルが売りまたは買いの一方に片寄る場合があります。
・ロボットはパフォーマンスなどにより対象から外れる場合があります。また、逆にロボットが新規に追加されることもあります。
・受信文字に字数制限がある機種(携帯電話等)でメールを受信される場合は、行がずれたり、全文が表示されない可能性があります。
・メールの配信停止、配信先の設定に数日程度かかる場合があります。
マネックスからのご留意事項
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