マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
マネックスメールをご覧の皆さま、こんばんは、エンジュク株式会社のてっぺん柳橋と申します。前回のコラムでは日経225オプション取引についてお話しましたがいかがでしたでしょうか。
繰り返しになりますがオプション取引の種類は以下の4つに分類されます。
【1】コールの買い【2】コールの売り【3】プットの買い【4】プットの売り以下にオプション取引の概要が書かれているのでご覧ください。
前回、この4つの中で私はコールの買いとプットの買いを行うことが多いとお話しました。
利用方法としては、日経平均先物が値上がりすると思えばコールを買い、値下がりすると思えばプットを買うわけです。
具体例として、2012年3月22日の日経225先物と4月限10000円コールの15分足を見てみましょう。
※日経225先物 15分足四本値
Date Time Open High Low Close
2012/3/22 9:15 10000 10020 9980 10010
2012/3/22 9:30 10010 10030 10010 10010
2012/3/22 9:45 10020 10040 10020 10030
2012/3/22 10:00 10030 10040 10020 10030
2012/3/22 10:15 10030 10040 10020 10040
2012/3/22 10:30 10040 10070 10040 10060
2012/3/22 10:45 10050 10070 10050 10060
2012/3/22 11:00 10060 10060 10040 10050
2012/3/22 11:15 10060 10070 10050 10070
※日経225オプション 4月限10000円コール15分足四本値
Date Time Open High Low Close
2012/3/22 9:15 165 180 160 180
2012/3/22 9:30 180 180 175 180
2012/3/22 9:45 180 185 180 185
2012/3/22 10:00 185 185 180 185
2012/3/22 10:15 185 185 185 185
2012/3/22 10:30 190 205 190 200
2012/3/22 10:45 200 200 195 195
2012/3/22 11:00 200 200 195 195
2012/3/22 11:15 200 200 200 200
いかがでしょうか。
日経225先物の値上がりに対して「買う権利」のコールオプションも値上がりしています。
このように私はコールとプットの特徴に注目して投資をしています。
さて、前回のコラムでは、
「オプションを買う場合は日経平均に近い権利行使価格のオプションを選びます」とお話しました。
オプションはその時の日経平均の値からそれぞれの権利行使価格が、イン・ザ・マネー、アット・ザ・マネー、アウト・オブ・ザ・マネーとそれぞれ分類されます。
●イン・ザ・マネー
原資産(日経平均)が権利行使価格を超えている状態を「イン・ザ・マネー」といいます。
例:原資産が9,500円の場合、9,250円のコールはイン・ザ・マネーになります。また、原資産が10,000円の場合、10,250円のプットはイン・ザ・マネーになります。
●アット・ザ・マネー
原資産が権利行使価格付近にある状態を「アット・ザ・マネー」 といいます。
例:原資産が9,500円の時の9,500円のコールやプットをアット・ザ・マネーのオプションといいます。
●アウト・オブ・ザ・マネー
権利行使価格が原資産から超えている場合を「アウト・オブ・ザ・マネー」 といいます。
例:原資産が9,500円の場合、10,000円のコールはアウト・オブ・ザ・マネーになります。
また、原資産が10,000円の場合、9,750円のプットはアウト・オブ・ザ・マネーになります。
私は買いを行う場合、日経平均に近い権利行使価格のオプションを選びますので、
上記の中ではアット・ザ・マネーになります。
(本コラムは3月22日(木)に執筆いたしました。)
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