【その12】「日経225オプションのリスク」 【2012年から始める日経225先物とオプション】

マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。

【その12】「日経225オプションのリスク」 【2012年から始める日経225先物とオプション】

マネックスメールをご覧の皆さま、こんばんは、エンジュク株式会社のてっぺん柳橋と申します。まもなく3月も終わりますね。

前回のコラムでは日経225オプションの買いについて、お話をしましたがいかがでしたでしょうか。

さて、今回はオプション取引に重要なリスクについてお話します。

これまでのコラムではオプション取引の概要や取引のイメージをお話しましたが、
オプションを取引するために重要な指標があります。

それがリスクなんですね。

オプション取引には「デルタ・ガンマ・ベガ・シータ・ロー」という5つの指標があります。
そして、それぞれがオプションプレミアムの変化に大きく影響します。

●オプション取引の5つの指標

デルタ:日経平均が1円変動した時、オプション価格がいくら変化するかを示す値
ガンマ:日経平均が1円変動した時、デルタがいくら変化するか示す値

ベガ:ボラティリティ(変動率)が1%変動した時、オプション価格がいくら変化するか示す値

シータ:日付が1日進んだ時、オプション価格がいくら低下するかを示す値
ロー:金利の変化に対するオプション価格の変化を示す値

このリスクはマネックス証券のマーケットステーションでも確認することができます。

こちらにてご覧ください。

例えば、シータの場合は1日経過した場合、プレミアムがいくら減少するか表しています。
オプションを買っている場合、このシータがリスクになります。

このシータとは「タイムディケイ」(時間の経過)ともいわれていますが、オプションの場合は満期(SQ)に向かって、このシータのリスクが発生します。
そのため、シータの値が大きければ大きいほど、せっかく買い建てしたオプションの価値が下がっていきます。

※日経225先物無料講座です。
http://yanagibashi.enjyuku.tv/9rules/

コラム執筆:てっぺん 柳橋
エンジュク株式会社 マネージャー兼講師 株式ディーラーや証券会社において営業、企画などを経て、現在、エンジュク株式会社にて企画責任者兼セミナー講師を担当。プライベートでは日経225先物・日経225オプションを中心に投資しその他、FXや株式などを取引する。

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