マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
本コラムは、複数の投資分析アルゴリズム(以下、「ロボット」と呼びます)の投資判断(シグナル)を、メールで配信するサービスであるマネックスシグナルについて紹介しています。
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(注)本サービスのご利用にあたっては、投資顧問契約が必要になります。ご契約に際しては、投資顧問契約書、契約締結前交付書面および下記「マネックスシグナルに関するご留意事項」をご確認ください。
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前回の本欄の最後にお話ししたこと、覚えていらっしゃいますか?
こう書いて締めくくったと思います。
「新年度入りした国内株式市場は、足許ではやや調整色を見せ始めているのでしょうか?
年度末までの動きが、上昇トレンドだったなら、皆さん、この上昇トレンドは継続するとお考えですか?それとも、このトレンドは変化するとお考えですか?」
2012年2月の日経平均は、10%以上の大幅上昇。そして3月は4%弱の上昇となり、続伸した足許の国内株式市場。ただ、先月末の値動きはそれまでの上げ一辺倒から、やや違った印象を受けた方もいらしたかもしれません。
そこで改めて。
年度末までの動きが、上昇トレンドだったとすると、ここからの株価、この上昇トレンドは継続するとお考えですか?それとも、このトレンドは変化するとお考えですか?
この時、上昇トレンドが継続するとお考えなら、今は、「トレンド継続のタイミング」と判断されている、ということでしょう。逆に、この上昇トレンドは変化するとお考えなら、今は、「トレンド変化のタイミング」と判断されている、ということになると思います。では、其々の「タイミング」と判断したのには、どんな考えがあったのでしょう。
A)トレンド継続のタイミングと判断したケース:
株価の上昇⇒「ここまで上昇したのだから、ここから更に上昇するだろう」
B)トレンド変化のタイミングと判断したケース:
株価の上昇⇒「ここまで上昇したのだから、これ以上は上昇しないだろう」
それぞれの判断の裏にはこんな考えがあるのだと思います。
とすると、それぞれのケースで、次のアクションは異なってきますよね。
A)の場合は、上昇すると判断しているのですから、「買い」の判断をしていくでしょうし、逆にB)の場合ですと、もう上昇しないと判断しているのですから、「売り」の判断をしていく局面といえそうです。
皆さんも良くご存知の、「順張り」と「逆張り」という投資手法。この両者の違いは、上のケースの違いに相当します。
順張りは、それまでのトレンドが継続するタイミングと判断した際の売買手法です。つまり、株価が上昇してきたことから、この先も上昇が継続すると判断して、「買い」出動する。あるいは、株価が下落してきたことから、この先も下落が継続すると判断して、「売り(空売り)」出動する。
一方、逆張りは、それまでのトレンドが変化しそうなタイミングと判断した際の売買手法です。つまり、株価が上昇してきたことから、これ以上の上昇はないと判断して、「売り(空売り)」出動する。あるいは、株価が下落してきたことから、これ以上の下落はないと判断して、「買い」出動する。
今回のお話では、それまで継続してきたとする「トレンド」が、どの程度の期間を基準としているのか、という視点などは省いています。上記の違いは、順張りと逆張りの違いをイメージして頂くための簡単なケースとしてお考え頂くとして、ここからは今回のお話の本題となります。前置き、長いでしょうか?次回以降、気をつけたいと思います。
マネックスシグナルのアウトライト戦略においてこれまで運用されていたロボット、Long 001、002、003とShort 201、202という5体については、以前からご紹介してきたとおり、逆張りに近いタイプのロボットといえます(勿論、其々のロボットがもつ特徴は異なります)。
これまで、私たちは、皆さんの投資成果向上に、マネックスシグナルの各ロボットを様々に活用して頂きたいとお伝えしてきました。相場環境は多様ですので、得意分野の異なる様々なタイプのロボットを利用し、守備範囲を広げて、とも訴えてきました。また、日頃からマネックスシグナルをご利用中の皆さんからも様々なご要望が寄せられてもいます。
今回、マネックスシグナルでは、順張りタイプに近いロボットを1体追加しました。(Long004追加についての詳細はこちら)
今回のロボット追加により、ご利用中の皆さんのさらなる投資成果向上に繋がることを期待しています。
さらに守備範囲を広げたマネックスシグナルの各ロボットを様々に活用されてみては如何でしょうか。
コラム執筆:
マネックスシグナルのサービス開発 トレード・サイエンス株式会社
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マネックスシグナルに関するご留意事項
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マネックスシグナルは、投資の参考情報として、ロボットの判断を提供するものです。銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客さまご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。
本サービスのご利用にあたっては、投資顧問契約が必要になります。ご契約に際しては、投資顧問契約書、契約締結前交付書面および以下のご留意事項をご確認ください。
・マネックスシグナルのご利用にあたっては、月額3,150円(税込)を上限とし
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・取引規制などにより銘柄によってはお取引できない場合があります。
・取引可能な銘柄でも注文条件、マーケットの状況等により、注文が約定しない場合があります。
・マネックスシグナルで利用されているトレード・サイエンス社の投資分析アルゴリズム(ロボット)は、日本株ロボット運用投信(愛称:カブロボファンド)を運用するロボット(カブロボ)とは異なります。そのため、マネックスシグナルで利用されるロボットの投資判断、選定銘柄はカブロボの投資判断、運用銘柄とは異なります。
・アルゴリズム分析の結果、銘柄情報が配信されない場合や新規シグナルが売りまたは買いの一方に片寄る場合があります。
・ロボットはパフォーマンスなどにより対象から外れる場合があります。また、逆にロボットが新規に追加されることもあります。
・受信文字に字数制限がある機種(携帯電話等)でメールを受信される場合は、行がずれたり、全文が表示されない可能性があります。
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