マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
こんにちは。晋陽FPオフィス代表のカン・チュンドです。米国市場という窓からETFを眺めると、日本とはまったく違った景色が見えてきます。アメリカでは、ETFが株式マーケットの取引量のおよそ3 割を占め、1日の売買代金トップ10のうち、4、5銘柄がETFであることが日常の風景となっています。
米国のケーブルテレビCNBCでは、キャスターが話題のETFを紹介しながら、チャートで解説を行っています。米国上場、香港上場を問わず、海外ETFの魅力はなんといってもその多彩な品揃えにあります。
以下、マネックス証券を通じて購入可能な海外ETFの一部を見てみましょう。皆さんは「バンガード・トータルワールドストックETF」(VT)という名前を聞かれたことがありますか?日本を含む、先進国、新興国の株式、大型株、小型株も網羅した、「ザ・世界株式」と形容できるETFです(信託報酬を含めた年間の総経費率はナント年率0.22%(2012年2月28日現在))。また、国内ETFでは取扱いがない、ヨーロッパ株ETF、ラテンアメリカ株ETF、アジア株ETFなども選択可能です。アジア株ETFでは、香港市場に上場する「iシェアーズ MSCI エマージングアジア・インデックス ETF」(02802)に注目しています。
当該ETFの組入れ国は、中国、韓国、台湾、インド、マレーシア、インドネシア、タイ等となっており、まさに「オール・アジア」の陣容です。その他、国別株式ETFでは、インドネシア、トルコ、ポーランド、フィリピン、ベトナムなど個性豊かな国々に投資が可能です(ベトナムのみ香港市場上場)。特に米国市場には世界中の投資家がひしめき合いますが、皆さんは機関投資家とまったく同じ条件でETFにアクセスできます。
また、視点を変えて、S&Pグローバル1200指数を10の業種で区分した「グローバルセクターETF」があります。グローバルエネルギー、グローバル金融、グローバルヘルスケアETFなどが購入可能です。その他、特化型ETFとしては、クリーンエネルギー、水資源、森林資源、レアアースETFなどが選択可能です。あるいは、中国A株に絞り込んだ13種のセクターETFや、ブラジル小型株ETFなども購入できます(中国A株セクターETFのみ香港市場上場)。なお、海外ETFの売買決済は現地通貨となります(米国市場はUSドル。香港市場は香港ドルです)。マネックス証券では、米国市場に上場するETFの場合、1口単位で売買が可能であり、売買手数料は25.2ドルです。海外ETFは意外と皆さんに近い場所に存在するのです・・。
※上記に記載の銘柄に関しては当コラム筆者の個人的見解であり、この取引を推奨し、勧誘するものではありません。
コラム執筆:カン・チュンド
晋陽FPオフィス代表
2000年にFP事務所を開業以来、資産運用に特化したセミナー、コンサルティング業務を手がける。
マネックスからのご留意事項
「特集1」では、マネックス証券でお取扱している商品・サービス等について言及している部分があります。
マネックス証券でお取引いただく際は、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。お取引いただく各商品等には価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。また、信用取引、先物・オプション取引、外国為替証拠金取引・取引所株価指数証拠金取引をご利用いただく場合は、所定の保証金・証拠金をあらかじめいただく場合がございます。これらの取引には差し入れた保証金・証拠金(当初元本)を上回る損失が生じるおそれがあります。
商品ごとに手数料等及びリスクは異なりますので、詳しくは「契約締結前交付書面」、「上場有価証券等書面」、「目論見書」、「目論見書補完書面」又は当社ウェブサイトの「リスク・手数料などの重要事項に関する説明」をよくお読みください。