第14回 新制度とマネックスシグナル② 【福永博之の信用取引講座 ~制度変更について~】

マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。

第14回 新制度とマネックスシグナル② 【福永博之の信用取引講座 ~制度変更について~】

みなさんこんにちは。インベストラストの福永博之です。

さて、前回から信用取引の新制度とマネックスシグナルについてお話ししていますが、今回は信用取引の制度変更に伴い、どのロボットを選択するとより成績が上がりそうかについて考えてみたいと思います。

すべてのロボットの特徴はこちらをご覧いただくとして、

信用取引制度の変更がマーケットに与えた影響を考えてみますと、今回のテーマの答えに近付けるのではないかと思われます。

まず、最初の影響は売買高の増加だと思います。売買高の増加に加え、株価の値上がりが目立っていますので、時価総額が多くなった銘柄が相当数増えているでしょう。ちなみに、2013年2月3日付けの日経新聞朝刊では、「昨年11月中旬からの株高で、株式時価総額が1兆円以上の企業の数が急増している。1日時点では15兆円台のトヨタ自動車を筆頭に71社と、2ヵ月半前(47社)から5割増えた」と報じています。

そのほかの副産物と私が考えているのは、株価の連騰です。これには安倍首相が掲げるアベノミクスや、追加金融緩和期待による円安など、期待先行の部分があるのも否定できませんが、日経平均株価が2012年11月16日の週から2013年2月1日の週までおよそ54年ぶりの12週連続の上昇となりました。

またこの上昇局面の終盤で、1月11日申し込み時点での信用取引の評価損益が+1.45%とおよそ5年11ヵ月ぶりの水準に達するなど、信用取引が活況となっていることがはっきりわかります。

こうした状況を整理しますと、信用取引制度の変更と政府の政策がうまくかみ合って下記のような効果が生まれたと考えられます。

1.売買高の増加
2.時価総額の増加
3.連騰傾向
4.評価損益率の改善

このように現状分析をしたうえで、上記の状況が今後も続くと仮定してマッチするプログラムを選べばよいわけです。

そうなりますと、私ならば、ロボットの中から、「Long002」または「Long005」を選ぶと思います。
みなさんならば、どのロボットを選ばれるでしょうか?

次回ですが、なぜ私が、「Long002」、「Long005」を選んだのかを、詳しくお話ししたいと思います。


コラム執筆:福永 博之

株式会社インベストラスト代表取締役。IFTA国際検定テクニカルアナリスト。ビジネス・ブレークスルー大学 オープンカレッジ 株式・資産形成講座 講師。勧角証券(現みずほインベスターズ証券)、DLJdirectSFG証券(現楽天証券)、同証券経済研究所チーフストラテジストを経て、現職。現在、投資教育サイト《アイトラスト》の総監修を務める。ラジオNIKKEI、テレビ東京、TOKYO MXテレビ、CS日テレなどの株式関連番組にレギュラー出演。マネー雑誌の連載のほか、執筆多数。最新刊『めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った「株」チャートらくらく航海術』(ダイヤモンド社刊)では、チャート分析の基本中の基本、ローソク足に徹底的にこだわって騰がる株を見つける方法をわかりやすく解説し、好評を博している。

ダイヤモンド社からテクニカル分析の本を出版しました。『FX一目均衡表 ベーシックマスターブック』(2月10日発売)一目均衡表の書き方から分析手法まで、これまでにないくらい詳しく書かれた本です。中には「一目均衡表は分足トレードでも有効か?」とか、一目均衡表を「座標軸で考える」などという、私なりの分析も書いてありますので初心者の方から実際に一目均衡表を活用されている方まで、読みごたえのある本になっています。


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