マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
こんにちは。インベストラストの福永博之です。今回は225先物の活用法についてお話しさせていただきます。
投資をする際に楽しみでもあり、悩みでもあるのが銘柄選びだと思います。東証1部で1,700以上(2013年4月9日現在)の銘柄が上場しているなかで、投資したい銘柄を選ぶわけですが、たくさんあるなかから一つを選ぶのは結構大変です。
ただ、その大変さを厭わない人にとってはそれが楽しみでもあるわけですが、それでも自分の気に入った銘柄を探すまでに時間がかかってしまうようですと、今の相場のように一気に上昇が加速するような相場ではついて行けないことになりかねず、売買タイミングを逃してしまう可能性があると考えられます。
一方、2012年11月13日に安値を付けてから日経平均株価は上昇を続け、当時の8,600円台から一気に13,000円台を回復するところまで上昇し、2012年4月9日現在まで、なんと4,000円以上も値上がりしているわけです。それもおよそ5ヵ月と、短期間で上昇しています。
このように短期間で株価が上昇している時に銘柄をじっくり選ぼうと時間をかけていると、前述のように投資のタイミングを逃しかねません。そのような時に銘柄を選ぶ間だけでも、相場の上昇についていきたいと考えるのであれば、225先物を買うということができるのではないでしょうか。
特にミニ先物は証拠金がおよそ5.4万円(2013年4月9日現在)ですので、現物株を買うまでの間のつなぎとして買うのであれば金額的に多すぎるといった心配もないと言えそうです。
たとえば、じっくり銘柄選びをしている間に、ミニ先物を1枚9,000円で買ったとします。その時の証拠金が5.4万円(ただし、万一のために多めに入れておく必要があります)ですが、13,000円で売却した場合、(13,000円-9,000円)×100倍×1枚=40万円となり、銘柄を選ぶつなぎの間のつもりで、ミニ先物を1枚購入しておいただけで、なんと40万円も投資資金を確保することができたことになります。
仮に、30万円台の投資額の株を買おうとしていた投資家であれば、倍の株数を買えることになります。
また、これまで買いたくても手が届かなかったという銘柄も買えるようになるのではないでしょうか。
ここでのポイントは、ミニ先物の投資額が少額で済むということと、流動性が高くレバレッジが高いために下落しそうになった時にすぐに売却できるということがあります。
したがって、ETFなどを買っている投資家ではこうした効果を享受することはできませんね。先物には追証が発生するリスクがありますが、リスクと上手く付き合うことができる投資家が利益を得られることになると思われますので、先物について先入観を持たずにしっかりと勉強して活用したいところです。
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