第1回 エンベロープについて1 【福永博之の今さら聞けないトレンド分析講座】

マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。

第1回 エンベロープについて1 【福永博之の今さら聞けないトレンド分析講座】

みなさん、新年明けましておめでとうございます。インベストラストの福永博之です。本年もよろしくお願いいたします。
さて、昨年の株式市場は2年連続で高値を更新して取引を終えるなど、投資家にとってとても良い環境だったのではないかと思います。
一方で、年明けから株式市場、為替市場ともにこれまでの流れが逆転したかのような状況でのスタートとなっています。
そうしたなか、「いまさら聞けないテクニカル分析」でどのような話しをしようかと考えるなかで、今年はトレンド分析からスタートしたいと思います。
一言でトレンド分析と言っても、さまざまな指標があります。もっとも有名なものは移動平均線分析ですが、今日お話しするのは、エンベロープと呼ばれるものです。以下のチャートをご覧ください。


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上記はNYダウのローソク足とエンベロープを示したものです。エンベロープは3本の線から作られていますが、その3本線は、中心に移動平均線を表示してその上下に一定かい離の平行線を引いたものです。
このように説明すると、移動平均線かい離率を思い浮かべる方がいらっしゃるかもしれませんね。移動平均線かい離率は、株価と切り離して表示されるのに対して、エンベロープは、上記のチャートのようにローソク足に絡むように表示されるのがその特徴です。
また、このエンベロープを表示して確認する意味ですが、移動平均線とのかい離を示すことで、株価の過熱感が一目でわかることになり、過熱感から反落するタイミングをはかったり、反発するタイミングをはかったりする判断材料になるのです。
それでは次回からNYダウのエンベロープを使って詳しい見方をお話ししていきます。

コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役

http://www.itrust.co.jp/recom/index.php

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