マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。今月はエンベロープについてお話ししていますが、今回はエンベロープで売買判断を行う場合の注意点についてです。前回のチャートをご覧ください。
前回お話ししましたように、エンベロープは中心線である移動平均線(日足は25日)に対して一定のかい離率の平行線を引いたものでした。また、NYダウのチャートをご覧いただくとわかりますが、プラスマイナスどちらかのエンベロープに達したあと、株価が反転しており、売買判断に役立つことがわかります。
ただ、ここからが今日のテーマになりますが、エンベロープで株価の上昇や下落で止まったところで売買判断を行うと、そのあと上昇したり下落したりしていることから、+エンベロープにタッチしたところで売り、‐エンベロープに達したところで買いというふうに判断すれば、数日や数週で売買する、いわゆるスイングトレードの売買判断に役立つ反面、よく見てみると、株価の上昇トレンド自体は変わっていないため、売ってしまったあとそのままにしておくと、高値を更新してしまい、その後の利益をとり損ねることになってしまっています。
したがって、エンベロープで売買する場合に注意しなければならないことは、エンベロープが示しているトレンドをしっかり確認することと、トレンドに沿って売買することが重要だということになりますね。
上手くトレンドに乗って売り買いができれば、単純に保有し続けた場合よりも、パフォーマンスが良くなることが考えられます。
次回もエンベロープについてお話しします。
コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役
http://www.itrust.co.jp/recom/index.php
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