第28回 窓について その4 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

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第28回 窓について その4 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。今回も窓についてのお話です。これまで「買ってよい窓」と「買ってはいけない窓」があるという話をしました。また窓をあいて上昇や下落を続ける時、どこでトレンドが止まるのか確認した方が良いという話しもしました。
一方でここまで紹介した窓は株価を動かす材料が発表されたことなどが原因で上昇して始まっていたわけですが、窓はニュースが発表されたときだけ発生するわけではありません。ではいつものようにチャートをご覧いただきましょう。

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上記はホンダ(7267)の日足チャートです。ホンダのチャートを見ますとたくさん窓があいているのが分かります。ざっと数えたところ、半年の間に14日もの窓があいていました。
窓をあけるときの要因として、株価を動かす材料が発表されることなどが挙げられるとしましたが、この窓の数だけニュースが発表されたのかと言いますとそうではありません。
というのも、これまで見てきた「買ってよい窓」や「買ってはいけない窓」はどちらも売買高が大きく膨らむ傾向にありましたが、今回のホンダの窓をあけたところを見ても、必ずしも売買高が膨らんでいるとは言えないところがたくさんあるのです。
このように売買高を伴わないであいた窓をたくさん見ますと、材料が発表された時だけ窓をあけるというわけではない、というのがお分かりいただけるのではないでしょうか。
こうしたことから、窓を詳しく分析してみると分類ができそうですね。実は私たち特別意識せずに、価格が飛んだところを窓と呼んでいますが、何気なく見ているこの窓には、いくつかの種類があるのです。
そこで次回から窓の種類について詳しくお話したいと思います。お楽しみに!

コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役

http://www.itrust.co.jp/recom/index.php

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