マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。これまで窓について様々なお話ししてきましたが、今回も窓についてお話ししたいと思います。今回はさらに実践的な内容になります。
それでは早速チャートをご覧いただきましょう。銘柄はアサカ理研です。
上記は日足チャートです。アサカ理研は、10月17日に460円だった株価が窓をあけて上昇を続け、460円の安値から高値の8,940円まで、なんと約19倍になるまで値上がりする結果となりました。
ただ一方で、11月21日に高値をつけたあとストップ安になるなど、ここにきて激しい値動きとなっているのが分かります。
ではこうした銘柄はどのように売り時を考えればよいのでしょうか。窓という観点から考えますと、前回お話ししたように5日移動平均線を割り込むかどうかが一つの判断材料になるのではないかと思われます。
たとえば、最初にブレイクアウェイギャップを形成して上昇したあと、5日移動平均線も一緒に上昇してきます。
また、アサカ理研の場合、単なる窓ではなく、ストップ高を繰り返しているため売買がほとんど成立しておらず、需給からみても、買っている人が少ないなか株価だけが上昇していますので、売り物も少ないと考えられます。
そうしたなか、株価と5日移動平均線が並行して上昇している間は上昇トレンドが継続していると考えられることから、売買が成立した場面でも保有し続けると言うのが、一つの考え方になります。
たとえば、11月14日や19日、20日などは売買が成立していていますが、5日移動平均線上を維持していることや、売り時のポイントとなる陰線を形成していないことなどを考えますと、ここでもホールドしておくことができるのではないかと思われます。
では、どこで売るのかですが、チャートをも見てもお分かりのように、11月21日に包み足の大陰線をつけたところで、これまでお話しした、陰線、売買高の増加などから売り時と考えられます。
またこの日の終値が5,940円、一方5日移動平均線は5,999円となっていましいたので、5日移動平均線を割り込んでいることからも売り時と考えられるのです。
ただ、ほとんどのみなさんは、ストップ安する前に売りたいというのが希望だと思われます。そこで、売り時を考えるポイントをもう一つお話ししたいと思います。
次回もお楽しみに!
コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役
http://www.itrust.co.jp/recom/index.php
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