マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。今回も週足の窓についてお話したいと思いますが、現在、決算発表シーズン真っ只中と言うこともありますので、決算発表を受けて上昇した銘柄を分析してみたいと思います。
それではいつものようにチャートをご覧いただきましょう。まずは週足からです。
太陽ホールディングス(4626)は5月1日の取引終了後、業績の上方修正を発表しましたが、そのことが好感され、翌営業日となる7日に、これまで高値だった4,445円を一気に上回るブレイクアウェイギャップが発生しました。一方その後、5月1日と7日の間にあいた窓を埋めることなく上昇が続き、一気に上げ幅が広がる結果になっているのが分かります。
また連休明けの11日も上昇が続き、上記のような週足チャートになっているわけです。
こうした値動きを見ますと、値動きの軽さから、なんとなくいつも見ている日足チャートのように感じてしまいますが、実は日足ではなく週足で、一週間の値動きが集約された形になっているのです。
ただ、今回ご紹介しているケースでは、ゴールデンウイークと言う特殊な期間であるため、上記のローソク足はたったの3日で作られた、言わばほとんど日足に近い週足だということす。
また、売買高を見ても大きく膨らんでおり、たった2営業日の出来高とは思えないほどです。それでは次に日足をご覧いただきましょう。
いかがでしょうか。右端に3本あるローソク足のうち、最初の2本が5月7日、8日のローソク足で、最後の1本が11日となります。
ただ11日以降はまだ取引がありますので、週足の形が決まる金曜日まで目を離さずにチェックしておく必要があると思われますが、仮に今後ブレイクアウェイギャップに続き、ランナウェイギャップが発生するようですと、週足チャートにある最後のローソク足が、上に長く伸びると考えられますが、一方で上へ長く伸びても、勢いが失速してしまうかもしれません。
そこで今週は、このあと日足がどのように変化して、週足もどのように変化していくのか、みなさんもご覧になってください。
来週、どのような形になっているのか報告し、売買タイミングなどを考えたいと思います。
コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役
http://www.itrust.co.jp/recom/index.php
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