マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。今回は、前回事例に取り上げた太陽ホールディングス(4626)の株価のその後についてです。
前回、週足で窓をあけて上昇しているところをご紹介しましたが、その後の株価は上昇を続けたのでしょうか?あるいは伸び悩んでしまったのでしょうか?
では、実際にチャートをご覧いただきましょう。
先週も5月11日(月)までのチャートをご紹介しましたが、今週も18日(月)までの週足チャートになります。
赤い点線の丸で囲んだ部分の1本のローソク足を見ますと、株価は窓をあけて上昇して始まったあと伸び悩んでいるのが分かります。
また先週(2本目)のローソク足を見ますと、1本目のローソク足と同様に上ヒゲを形成して終えているのが分かります。通常上ヒゲを形成して終えると翌週はなかなか買いづらいところですが、窓をあけて上ヒゲを形成した翌週(2本目)とその翌週(3本目)も買い優勢で始まって高値を更新しているのです。
ではここでの週足の特徴を整理してみたいと思います。どういうことかといいますと、週足で上ヒゲを形成しているということは、週末にかけて売られているということになりますね。
すなわち、週前半は買われて週末に利益確定売りが出ると言った中小型株によく表れるパターンを形成していると言えるのではないでしょうか。
そして、前週末の下落で売り圧力が弱まると、翌週スタート時(月曜日)から買い優勢で始まり、前週の高値を更新すると買いが続き、そのまま週半ばにかけて買われて上昇が続くなか、高値を更新したあと、週末に陽線が崩れない程度に売られる、と言った値動きが繰り返されているように思われます。
こうした値動きが継続している間は、陽線が続く形になりますので株を保有し続けることになりますが、週足が固まるまで待っていたのでは売り時を逃してしまうことになりかねませんし、一方で上ヒゲをつけた翌営業日に下落して始まった場合は、売り圧力が弱まっていないことになり、株価も下落基調になることが予想されます。
そこで、日足の値動きが売買タイミングを考える上で重要になってくるわけです。と言うことで来週は、日足の値動きを確認しながらもう少し詳しく売買タイミングを分析したいと思います。
コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役
http://www.itrust.co.jp/recom/index.php
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