マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。今週も引き続きと売買タイミングについてお話ししたいと思います。
それでは、早速前回の太陽ホールディングス(4626)日足チャートをご覧いただきましょう。
赤い枠で囲まれた部分が1週間の動きですが、窓あけは上放れのサインとなりますから、これまで買いのタイミングについてのお話しをしてきました。
また上昇が続くケースでは、短期で売買するよりも値幅が取れますので、上昇トレンドが継続している間は、保有し続けると言うのがセオリーになりますが、一方で、チャート上、どのようなパターンになった場合に危険信号になるのでしょうか。
一般的には、危険信号と考えられるのが、上方かい離率の拡大です。短期的な売買タイミングで考えますと、窓をあけて上昇した場合、勢いがあるわけですから、短期的に買われ過ぎになるケースが多いのが特徴として挙げられるわけですが、上記のチャートを見ますと、上ヒゲをつけている部分が買われ過ぎたと投資家が考え、売りを出したところになります。
では、かい離率を算出する時に、どの移動平均線と比較するのが良いのでしょうか?
私は、今回のように短期的に上昇しているケースでは、5日移動平均線とのかい離率が参考になるのではないかと考えています。
例えば、日経平均株価などは5日移動平均線とのかい離率が2%を上回ると伸び悩む傾向が見られますが、個別株の場合、2%から5%が目安になるのではないかと思います。
また、かい離率が5%などに拡大したあとに伸び悩むようですと、株価も一旦天井をつけるケースが考えられ注意が必要です。
週の途中、週足で大陽線を形成しているケースでも、5日移動平均線とかい離率が拡大してしまいますと、上ヒゲになったりするケースが見られますので高掴みには注意が必要です。
コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役
http://www.itrust.co.jp/recom/index.php
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