マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。今週も窓についてのお話です。11月9日の月曜日に売り気配で始まった銘柄をピックアップして、これまで皆さんに例として挙げた解説通りに下げ止まるのかを検証していますが、今回もその続きです。
今回検証する銘柄はバイテックホールディングスです。では、いつものようにチャートを見てみましょう。
この銘柄も週初から売り気配で始まったわけですが、その週は下ヒゲをつけて下げ渋っていました。また翌週は一旦反発する場面がありましたが、上ヒゲをつけて戻しきれず、さらに下げ幅を広げる展開となっているのがわかります。
こうした状況のなか、窓の種類を考えますと、9月15日の高値と8月25日の安値の値幅のなかでの値動きとなっていますので、コモンギャップと考えられそうです。
また、これまで解説した下げ止まりの目途として挙げたのが、過去の安値だったり、高値と安値の値幅のなかの水準だったりしましたが、今回もこれらの目途が当てはまるのでしょうか。
その前に、チャートを見て気づくことは無いでしょうか?そうです。週足の移動平均線で下げ止まっているということです。
今回のケースでは、すごく分かり易く、52週移動平均線で下げ止まっているのがわかります。このように、コモンギャップが発生したとき、株価の近くに移動平均線があるときは、その移動平均線がサポートになることも忘れてはいけないポイントです。
特に、この52週移動平均線は上向きを続けていますが、こうした上向きの移動平均線が下にあるとサポートになりやすいので、押し目買いを考えているときには参考になるのではないかと思われます。
では、水準的にはどのようになっているのでしょうか。今回は少し難しいかもしれませんが、やはり、フィボナッチの水準で下げ止まっているようです。
では、どの値幅のなかのどの水準なのでしょうか。これは次回の宿題にしたいと思いますので、みなさんも考えてみてください。
コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役
http://www.itrust.co.jp/recom/index.php
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