マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
みなさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。株式会社インベストラストの福永博之です。今回も窓についてのお話です。これまで窓があいて下落するパターンを見てきましたが、大発会では一時600円を超す大幅安となる場面があるなど、下落トレンドが発生してしまいそうな状況になっており、これまで解説してきた窓の考え方や下げ止まりの目途の見つけ方が役に立つのではないかと思われます。
そうしたなか、再び週初から売り気配で始まった銘柄をチェックしてみたいと思います。銘柄はデイトナ(7228、ジャスダック)です。それではチャートをご覧ください。
四角い枠で囲んだところを見てください。この銘柄は、何と2週連続で窓をあけて始まっているようなのです。
また、一つ目の窓があいたとき、一旦反発に転じましたが、横ばいの52週移動平均線に接近したところで、戻りが止まり、上ひげを形成しているのが分かります。
続いて、今週の月曜日(1月4日)ですが、前週に続き売り気配で始まる結果となっているのです。みなさんは、この2つの窓を、どの窓だと判断しますか。
このように2週連続で週初から売り気配で始まり窓をあけていますが、過去にさかのぼってみると、昨年12月8日の高値900円と昨年8月26日の安値748円の値幅の範囲内で推移しているようです。
そのため、1つ目の窓は、コモンギャップ(=普通の窓)ということになるのではないかと思われます。また、2週連続で売り気配で始まっても、過去の値幅の範囲内にあることから、2つ目の窓はランナウェイギャップではなく、こちらもコモンギャップになるのではないかと思われます。
続いてコモンギャップが発生している下げ止まりの目途はどこになるのでしょうか。とてもわかりやすい例として考えた場合、昨年8月26日につけた安値が、このまま下落が続いた場合の下げ止まりの目途になるのではないかと思われます。
さて、今回の分析通り、株価は下げ止まるのでしょうか。次回以降もお楽しみに!
コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役
http://www.itrust.co.jp/recom/index.php
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