マネックスメール編集部企画の特集コラムをお届けします。
みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。前回は、新年早々の荒れ相場のなかで、新興市場の銘柄の窓を事例に、下げ止まりの目途についてお話ししました。
銘柄は、そう、デイトナ(7228、ジャスダック)でした。
ではあれから一週間たったデイトナのチャートは、どのように変化したか見てみましょう。
チャートの四角い枠の中の右端の部分が、先週注目した窓あけのローソク足になります。
ただ、先週月曜日は売り気配で始まったために窓があいていましたが、一週間が経過してみると、週のどこかで一旦反発した結果、上ヒゲを形成して窓を埋めてしまっているのがわかります。
そうしたなか、株価動向を見ますと、売り気配で始まったあとに反発はしたものの、下落に向かうエネルギーを押し返すどころか、陰線の長さを見る限り、反発して窓を埋めたあとに、より売り圧力が強くなっているように感じられます。
そのため、仮に今週も下落が続くようですと、コモンギャップが発生して、狭い窓を埋めてしまったあとも、窓をあけてスタートしたときと同じように点線の丸で囲まれたところの安値748円をサポートに下げ止まるのかが注目されます。
もし、週初に窓をあけて始まったあとに一旦埋めてしまった場合でも、窓があいたままのときと同じように、ここにあげた節目で止まることになるのか要注目です。
仮にここで目途としてあげた安値で下げ止まるようですと、窓を埋めたあとでも、下げ止まりの目途として過去の安値を目安にすることができるといった仮説が成り立つかもしれませんが、一方で、下げ止まることができないようですと、一旦あいた窓を埋めたあとに反落するケースでは、売り圧力が強くなると仮説を立てることができるのではないでしょうか。
また、そうした銘柄の押し目買いは控える必要があることになると思われますので、この銘柄の値動きは引き続きチェックしたいと思います。
コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役
http://www.itrust.co.jp/recom/index.php
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