第123回 窓について(下落パターン) その100 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

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第123回 窓について(下落パターン) その100 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。前回の宿題ですが、みなさん考えてみましたか?
簡単だったと思いますが、一緒に答え合わせをしましょう。


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上記のチャートは前回のチャートをアップデートしたものになります。もちろん、アップデートしたといっても、過去のチャートが変わるわけでありませんが、最新のチャートでは、右端のローソク足が前回は陽線だったのに対して、陰線になっているのが異なる点になります。
それでは、4つの窓について確認していきたいと思いますが、まずこれらの窓を分類したいと思います。どういう分類かというと、上昇時の窓と下落時の窓に分けることです。
一般的に窓があいたといっても、上昇時の窓なのか、下落時の窓なのかをハッキリ見分けることができなければ、売買判断ができないばかりか、誤った判断を下してしまうと損失拡大につながりかねません。
なぜなら、基本的に上昇時の窓は上昇が続くことを示唆し、下落時の窓は下落が続くことを示唆しているからです。
では、この銘柄は4つ窓があいていますが、どれが上昇時の窓で、どれが下落時の窓なのでしょうか。
特に、この銘柄は上ヒゲが多いのが特徴といえますので、高値掴みになったり、売りそびれたりということが起こり易く、窓を分類することができなければ、売買判断を誤ってしまう可能性が高くなりそうですので、発生した時点で窓を2つに分類する必要があるのです。ただ、今回は値動きがはっきりしているので分かりやすかったのではないでしょうか。
正解は、左から1つ目と2つ目が上昇時の窓で、3つ目と4つ目は下落時の窓というのが直ぐに分かりますね。
1つ目と2つ目の窓は上方向にあいており、3つ目と4つ目の窓は下方向にあいているというのがその理由となりますが、実はそれ以外にも判断するポイントがあります。
さて、そのポイントとは何でしょうか。過去にも解説したことがあるかも知れませんね。
またまた宿題が出てしまいましたが、是非みなさんも一緒に考えてみてください。


コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役

http://www.itrust.co.jp/recom/index.php

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