第130回 窓について(下落パターン) その107 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

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第130回 窓について(下落パターン) その107 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。今回は窓をあけたあとの下げ止まりの目途を見つけましょう。ということになりますが、これまで一緒に考えてきたことを思い出してみてください。


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大きな窓をあけて下落したとき、どこまで下がるのだろうと不安になりますが、前回解説したように、過去の安値が節目(フシメ)として意識され、売り込む動きが弱まるようなときは、買い戻しが入って下げ渋るという状況が確認できました。
また、以前に移動平均線についてもお話ししたことがありますが、窓をあけて大きく下落した週の状況を見ると、上向きの52週移動平均線を割り込んでいたことも、買い戻しが入って下ヒゲを形成する要因になったのではないかと思われます。
ただ、ここからが前回の続きになりますが、下げ止まりの目途と見られた節目(6月の安値950円)を割り込むと同時に、前述の52週移動平均線も下回る結果となってしまっているのがわかります。
このように一旦下げ止まった価格を下回った場合、考えなければならないことは何だったでしょうか。
ポイントになるのが、次の節目と株価の水準でしたね。覚えていますか? では、今回はまず次の節目から確認していきたいと思います。
もうチャート上に示しているのでみなさんもお気づきだと思いますが、6月の安値の次の節目はというと・・・。4月安値の806円ということになります。これはすごく簡単に見つけることができたのではないかと思います。
また、実際の株価を見ますと、11月の第1週につけた安値834円は、4月の安値に接近したところで下げ止まっているのがわかります。
一方で水準はどうでしょうか?

みなさん分かりますか?次回はこの水準について解説したいと思いますので、またみなさんも考えてみてください。


コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役

http://www.itrust.co.jp/recom/index.php

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