第133回 窓について(下落パターン) その110 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

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第133回 窓について(下落パターン) その110 【福永博之の今さら聞けないテクニカル分析講座】

みなさんこんにちは。株式会社インベストラストの福永博之です。今回も下降トレンドの窓についてお話ししたいと思います。
今回から新しい銘柄で分析していきたいと思います。なぜなら、窓をあけて始まったときの下げ止まりの目途としてきた、節目や水準とはちょっと異なる下げ止まりの目途の考え方が見つかったからです。
それではいつものようにチャートを確認してみましょう。


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上記のチャートを見ると、今週に入って大きく窓をあけて下落しているのがわかりますが、取引が成立してから値を戻して陽線を形成しています。
また、全ての移動平均線を下回って窓を開けていますので、下落が加速するかもしれないといった判断も成り立つわけですが、この銘柄の場合、取引開始時がほぼ安値になったあと値を戻しています。
こうしたところでの買いか、売りかの判断で大きく結果が分かれますので、しっかり考えておく必要があります。
ちなみに、これまでの節目や水準の考え方からすると、下降トレンドで発生している窓ですので、過去に下げ止まったところや、水準を探すのがセオリーになります。
そこでもう一度チャートをご覧ください。チャートを見ると、下げ止まりの目途となりそうな節目が目に入ってきます。
そうです。10月につけた安値1,458円です。実際に下げ止まった価格を見ると、1,473円ですから、直近の安値に近づいたところで下げ止まったと判断することができそうです。
続いてチャートから見えるところは、もうお分かりだと思いますが、高値と安値の水準になります。
では、ここでまたまた問題ですが、どの水準で下げ止まったのでしょうか。また、高値と安値はどことどこになるのでしょうか。
この答え合わせをしてから、新たな下げ止まりの目途について考えてみたいと思います。


コラム執筆:福永 博之 株式会社インベストラスト代表取締役

http://www.itrust.co.jp/recom/index.php

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